248 冷たい校舎村6
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そそ。世界が終わる感じ、 ……愛すべきバカの世界も、 こんな風に終わっちゃった気分になったのかな
[ 静かに、否定せずに相槌を打たれれば、 ぽろりと言葉も溢れ落ちてゆく。 ]
(101) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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[ いつもと異なる呼び名で呼ばれれば、 目を見開いて、それから表情が柔らかくなる。 ]
………、……… 眼鏡が一層、それっぽいよ
[ 眼鏡のフレームを、こつんと突いた。 ]
(-21) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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[ これもまた、一夜の密会。 閉ざされた窓の向こう側から、 離れた視線は、ヨスガを捉える。 そして、にんまり顔は破顔して。 ]
夜中の密会も、任せな ……そんでもって、 アタシたちにやれることやろう
[ 差し出された拳に、>>31 こつんと拳を突き合わせる。 互いの意思を確認しあったみたいで、 この仕草は嫌いじゃないしそれっぽい。 『また』と告げれば去る背を見送ったのだ。 ]
(102) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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音楽室は、悪役の根城にしちゃ ちょっとおしゃれすぎない?
[ って。結局のところ、 踏み込む勇気はまだなかったけれど。 ]*
(103) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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─── 昨夜
[ またね、と告げた約束が、>>4:183 再び交わさることはなかった。
何処で落ち合うだとか話してなかったし、 保健室へ足を運ぶ勇気もなかったので、 すれ違いになってはいけないと思って、 結局のところ、教室で待っていた。
しかし、待てども待てども現れない姿。 不安な気持ちになりながらも、 気づけばそのまま、深い眠りについていた。 ]
(104) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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[ 鳥の鳴き声で、目を覚ます。 ]
(105) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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─── 今朝方
[ チャイムが鳴るよりも前の頃だ。 また後で、との約束を、>>4:54 思い出したのは今朝方だった。 教室の片隅に居る小鳥の餌やりを忘れていた。 鳥籠の中に手を差し入れれば、 つんつくと嘴で手の甲が突かれる。 ]
いたっ、いたいってば、さくら ……何、怒ってんの?
[ さくらが怒った時の癖だ。 籠の網を嘴でがじがじと噛むのが分かる。 でも、鳥の言葉なんて分かりやしない。 ごめんね、と桜色した頭を親指の腹で撫ぜて、 食料の調達の為に、教室を後にしていた。 ]
(106) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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[ あのまま眠ってしまったので、 軽く気付代わりにゆったりと シャワーを、浴びて汚れを落としていた。 その後で、保健室へと重たい足取りで向かう。 たくさんのパンの行方と、 昨日会えなかった人物を探す為だ。
─── コンコンコン、とノックをする。
しかし、何の反応もない。 ]
(107) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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[ チャイムの音が響く。 ]
(108) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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[ ──── 同時に、 とある確信めいた結論に辿り着く。 ]
(109) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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[ 保健室の扉の把手に触れれば、 其れは、簡単に開いた。 開け放った其処は既に無人だ。 ]
仁花、乃歌……?
[ アタシの大きな声は、 しんとした保健室の中に広がるだけ。 隠れん坊をしている様子はない。 ]
(110) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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[ 鼓動が速さを増した。 広い校舎に一人きりというのは、 どうにも心細く感じてしまうもので、 空いた掌が無性に寂しくて、 自分の掌同士を合わせて、弄る。 首回りに何もないのも、少しさみしい。
どれだけ、呆然としていたのだろうか。 決心をして廊下へと踏み出すまでに、 外から聞こえてくる声には、 気づけていなかったように思う。 保健室を出て、まず気づいたのは、 教室の扉がすべて開けられていることだ。 胸騒ぎがして、ひとつひとつを辿る。
無人、空っぽ、人気なし。 そうして、美術準備室へ辿り着いた時だった。 ]
(111) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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[ つんとしたシンナーくさい臭いに、 眉尻が持ち上がり呼吸が止まった。 視界に映る緑のジャージの下に覗く、 とあるマネキンの姿に世界が止まった。 ]
……乃歌?
[ 足跡の残る赤い飛沫の合間を縫って、 アタシはマネキンへと近づいた。 確認しようと、緑のジャージを取り払う。 ]
(112) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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………
[ 乃歌が、男嫌いになってから、 自分から近づいたのは今回が初めてだった。 丁寧に寝かされたマネキンと、 周囲の惨状との歪さに、親指を噛む。
顔なんてないのに、 前髪をさらりと靡かせるように、 指先でマネキンを優しく撫でた。 ]
(113) 2018/08/30(Thu) 19時頃
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[ 王子様対決は、やっぱりアタシの負けかも。 帰れたことを喜ぶべきだけれど、 肝心なときに駆けつけることのできない、 チャーミング王子になりきれなければ、 やっぱりあの衣装は必要ないし。 似合うべき人がいるんだろうと 緑のジャージを、一瞥して悔しい気持ちになる。 ]
はー……ほんと悔しい
[ ぐしゃり、と自分の前髪を鷲掴む。 ぐしゃぐしゃと髪を乱したあと、 ぶさいくな顔で、乃歌を見下ろしていた。 ]
(114) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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………これくらいは、 ゆるされるでしょ。思い出にする為だし
[ 夜子の言葉を思い出したら、 なんだか余計にむしゃくしゃして、 その場へ跪いて、額に軽く口付けを落とした。
アタシは王子様じゃないから、 乃歌がキスで目覚めることはない。 ]
(115) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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[ 気づけば、制服はペンキ塗れだった。 名残惜しさを感じながらも、 アタシはその場を後にすることとなる。 ]
(116) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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[ 美術準備室を離れた後も、そうだ。 どこの扉も開きっぱなしだった。 階段を登った後も、変わらない。 まるでなにかを探すように歩いて回る。
そして、開いた教室に踏み込もうとして、 アタシの声は、思わず上がる。 ]
わっ───── ! ………こんなとこにいたの、
[ ぱちぱちと瞬いた後、 足元に転がるマネキンに触れようと、 アタシはその場にしゃがみ込んだ。 ]
(117) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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仁花、先に帰るならいってよね
[ マネキンの頭に掌をあてて、ごろごろと動かす。 教室で待ち惚け出たんだから、 ちゃんと言ってくれなきゃ困る。 波風立たせたくないって言ってた時より、 今の方が不快だし、怒るけど。 それと同じくして、仁花じゃなくて、 よかったって安心感に包まれていた。 ]
(118) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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[ マネキンと言えど、裸のままはと、思い。 マネキンの身体を引っ張っていって、 赤いジャージを着せてやる。 仁花のトレードマークみたいなものだ。 そして、改めて椅子に座らせようとする。
アタシは女にしては力持ちなので、 仁花ぐらいなら軽々持ち上げられる。 お姫様だっこだって、できた。 ]
(119) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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─── ほんとうの教室
[ そして、ゆっくりと足は進んだ。 自分たちの教室へと再び帰ってくれば、 黒板に増えている文字を見つけるし、 教室の後ろにいる さくら の姿を見て、 納得いったような顔をしてみせる。
開きかけの扉の鳥籠の中、 アタシはもう一度、指を伸ばすのだ。 ]
………さくら お前、なんでこんなところにいるの
[ 確信めいた口調で、 溜息混じりに問うていた。 ]
(120) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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[ 探しびと、未だ見つからず ]**
(121) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/30(Thu) 19時半頃
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[少し、あたりを見渡して 桜ヶ台あかねがいないかと探すけれど その姿は、いまだ見つからず
既にマネキンになってしまったのなら 怖い目にあっていなければいい ……そう、思ったし
まだこの校舎にいるなら、 どこにいるのだろう――とは、思った。 けれど、その思考は一旦打ち切り ヨスガは眼前の2人を見る。]
(122) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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[ひょうひょうと、 という感触が 一番しっくりくると感じた。 空木の様子。こちらに向ける笑みは。
それを見て怒り出す隣の阿蘇とは違って ヨスガは少し、怖くなった。
また、何にも届かないのではないかと。 諦めているようにも見えて、 背筋が寒くなる。
けれど
……だから逃げるだとか 伝えないという理由には、何一つならない。]
(123) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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時間がない って お前、俺がお前の指示に従って帰ると思ってんの
[苦笑を零した。>>90]
俺はお前が帰るまで校舎からでねぇし ……時間切れで出て行かされるんなら 追いかけて死んでやるよ。
[阿蘇がノートを空木にたたき返す。 その様子を見ながら、>>99ヨスガは、問いかける。]
何で死にたいと思った? ……もしくは生きていたくなかった? どっちだ?
それくらい、教えたっていいだろ。 よこせ。抱えてるもん全部。
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(124) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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/* 頭の中でヨスガがくっっっっっっそ煩くて仕事が手につかねぇよ! ってなったので、PLはPCにおこです。仕事させろ。
(-22) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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/* ちょっとまってww叩き返してはいないwww そこまで怒ってはないwwww
(-23) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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/* 芝生やしたものの、 そんなに怖い印象になってるなら もうちょいマイルドな怒り方にしよ……方針転換、方針転換
(-24) 2018/08/30(Thu) 19時半頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/30(Thu) 20時半頃
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/* 制服着てますけどぉ! しつつ、うん…、ジャージで誤認したか… ごめんなややこしくてな…流石に全裸じゃないわ…
(-25) 2018/08/30(Thu) 20時半頃
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[母と手を繋いだ記憶なんてありません。 ぎゅっと握られると、>>+0 繋いだ手だけでなく、心臓のあたりがふわんと 暖かくなるような気がしました。]
封都さん、買いかぶりすぎ。 でも、ありがとう。
[私は、看護師を目指すつもりで、看護大学を受験する つもりでいました。 でも、それは封都さんが言ってくれた理由とは 全然別の理由でした。 人の気持ちを救うのが上手だという封都さんのその言葉に、 私が救われる気がしました。]
(+7) 2018/08/30(Thu) 20時半頃
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