154 【R18】さよなら、ばいばい、またあした
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―201X年3月24日・PM13:00・廊下―
[麻倉を追いかけた時と同じくらいに走って、走って、辿り着いた美術準備室の扉を開いた――けれど。
室内には蒼真の姿はなかった。 並べられていた弁当も何も。 がらんとした室内はただ冷たく静まり返っていた。
膝から力が抜け落ちるような気がして、開きっぱなしの扉を両手で掴む。 縋る指は震えて、心臓が冷たく冷えきってゆくのを感じた。
待っていてくれるって、当然のように思い込んでいた自分は馬鹿だと、思った]
(+84) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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……探さなくちゃ。
[どれくらいそうしていただろう。
ぽつりと、呟きを漏らして、ポケットの中のスマホを取り出した。
躊躇いながら送信画面を開いて指を滑らせる]
(+85) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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To:蒼真 件名: --------------------------- どこにいるの?
(+86) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[一言だけを綴って送信を。
返事を待つべきなのかもしれないけれど、足は、心は急くばかりだ。 床に置かれたショルダーバッグを肩から斜めに掛けて、準備室の扉を閉めた。
立ち去る前に振り返って、古びた表札と扉を見詰める。
先生の事、蒼真の事――交わした熱の事
思い返して瞳を閉じ、そして開いた]
(+87) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[だがそれは武藤の反論により却下されてしまう訳だが。
誤解のないように言うと、武藤は極めて冗談だとばかりの口調だった。 だから結局購入しなかったのは自分の判断である。 でも注意することはなく、その後も好きにさせていた。 右隣を選ぶのなら構わなかったし、通せと言うなら紹介したこともある。
結局『彼女』の存在を蔑ろにしていたとも言われてしまえば言い返せなくて。 だって「雪ちゃん」が、なんて言い訳口癖になっていたのは、恐らくこの頃で。
「ちーちゃん」と呼ばれる声にまだ 留まっていたかったのかもしれない。]
(+88) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[今もまだ心の中、空いたままの空洞は埋まらない。 きっと誤魔化したって埋まりはしないんだ。 だから探さなくちゃ。 答えは見つからないかもしれないけれど、それでも見つけなくちゃいけない。
あんなに自分を欲してくれた彼を、もう一度真っ直ぐに見詰めたい。
向き合った麻倉の瞳と言葉を思い返す。 ――ありがとう、行ってくるよ。
心の中で告げて、足早にその場を後にした]*
(+89) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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[でも、時間は待っちゃくれない。 初まりがあるなら終わりがない筈がなくて。
いつか耳にした言葉。 “名前とは最初に与えられる呪い”だって。あれは正しいのかもしれない。 だって確かに名付けられることでその人になってしまうことは、拘束の一部だと思えたから。
でもその呪いのお陰で自分を「ちーちゃん」だと認識してくれるのならば。それは嫌ではなくて。でも、
でも、『おれ』じゃない。
俺は、間の世界にいた『おれ』じゃない。 なら、今の自分は誰なんだろうか。 そんな馬鹿げた問いを自分に投げかける。
答えは簡単だ。誰よりも知っているはずなのに。
なのに、ああ、そうだ。 きっとこんなにも恐ろしいのは、]
(+90) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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( “俺”を認めて貰えないこと” )
[胸中に浮かぶ漠然とした、でも確かにシコリを残す考え。
嫌なほど空いた隙間に埋め込めるような気がして、 それが目覚めた前に生きていた自分を否定するような錯覚を覚えて、
それくらいなら一層、 あの“夢”をなかったことにすれば また昔に戻れる気がして。]
(+91) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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[ ああ、卑怯な俺は 未だに戻りたくないと 思っているのかもしれない。 ]
(+92) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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[そうすれば傷つけることもなかった。 「ちーちゃん」としてでなくとも 「麻倉」として接することが出来ただろうに。
他で無い自分の過去を殺したくて、 仕方がない。
でも雁字搦めに捕らわれたとしても、 これ以上知らないふりで捨ててきたものを顧みず繰り返すことは、 嫌だった。]*
(+93) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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/* 吾妻サンドイッチごめんなさいいい
(-21) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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―蒼真の記憶―
[男の勲章が背中の爪痕だとするなら、“男前になった”紅葉形は何だと言うんだろうか。
本日も晴天なり。 そんなキャッチフレーズが付きそうなくらい穏やかな午後に、似つかわしくない張り手を飾らせて笑いを買った>>+71]
誰のせいだと思ってんのかなぁ〜〜…?
[思わず引き攣りそうになれば切れた唇が痛むもんだから引き結んで、 でもこれで懲りたら負けたようで気に食わなかった。
蒼真のお陰で上がる女子からの攻撃率で自分まで変な噂が付きそうだったけれども、気にすることなくこの子はこの子は、なんて紹介して。
でも自分の好みのタイプだけは絶対に教えず、ハズレに不貞腐れて。 それでもそれなりに絡んでいたのは嫌いではなかったから。
そのことに気付くにはいろいろ遅かったのかもしれない。]*
(+94) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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―あおい鳥と呪いの話―
ある日のことです 塔の窓にきれいなあおい羽の鳥がやってきました いつかの王子さまのことをおもいだして __はそっと手をのばしました けれど鳥はただ淡い色のひとみをくるりとまたたかせるばかり そしてかわいらしい声でうたうのです
そのうたごえは__のさびしい心を ずいぶんとなぐさめてくれました あおい羽をはばたかせて きょうも鳥はうたいます
ある日のことです あおい鳥は小さなくちばしでついと いちまいの風切り羽を抜きとって__に差しだしました
まるではれた空のいろみたいな羽でした __はその夜 あおい羽をだいじにだいじに 抱きしめてねむりました
(+95) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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しばらくたって__にとてもかなしいことがあったのです __は泣きました なみだの粒をたくさんこぼして泣きました ずっとだいじに握りしめていたあおい羽が すっかりとぬれそぼってしまうほどに
すると ふいに ひかりが ひろがって __のてのひらの上にあおい鳥がとまっていました
なかないで なかないで
さえずりながら鳥はなみだの粒をくちばしですいとりました __が泣きやむまで 泣きやんでも鳥はずっと__のそばをはなれませんでした
__はおもいました これでもうひとりじゃないと とてもとてもしあわせでした
(+96) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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けれどしあわせは長くはつづきませんでした いじわるな魔法使いが__と鳥に呪いをかけたのです
__の瞳には鏡のかけらをうめこみました __はもう鳥のすがたがみえません
鳥はけっして開けることのできない鳥かごにとじこめられました さえずることもできない鳥の羽はいろをうしなって どんどん透きとおってゆきます
(+97) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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__はいいます かわいそうな鳥 でもおれはきみをすてたりしないよ けれど__の瞳にうつっているのはかわいそうな自分だけです
鳥はがらすだまみたいな瞳でうったえます ずっと いっしょ ずっと いっしょ けれど声にならないさえずりは__に届くことはありません
そしてはばたく鳥の羽は その時だけはむかしのようなあおい色をとりもどすのでした
魔法使いの呪いがとけるのはいつのことなのでしょうか
(+98) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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/* 結構頑張って考えたと主張してみる
(-22) 2015/04/09(Thu) 01時頃
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―201X年3月24日・PM16:00・とうふのむとう(店頭)―
[不思議なもので、お客さんっていうのはお客さんを呼んで来る。 ひとり去ってはまたひとり、と。 暇な時間にぽつぽつ現れる、まあ、殆どは知った顔で。
物覚えの良くない頭でも、多少は買うものも覚えてる程度で。 両親や上の姉と違って、言われた通りの注文をこなすだけで。 もちろんのこと、厚揚げをゴリ押ししたりはしない。>>0:35
成田の世界に行く前の、何も知らなかった頃の、気付かないフリをしてた頃の、淡い記憶。 思い出した瞬間に笑む口元は、貼り付かせたそれよりも幾分柔かったはずで。]
(+99) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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[会計を済ませ、ビニール袋に入れた木綿豆腐を手渡して。 持参したらしいタッパーには絹豆腐を入れて、と、従来通りに手を動かす。
そうして一通りの波を済ませて、中腰を続けた身体を軽く伸ばし。 預かった小銭をレジへ仕舞う序でにポケットから出したスマホを見て。
メール着信を示すランプに気が付くと、画面を表示させた。
視線はちらりと客のいない店頭へ、それから家族が出てこないかと家の奥へ。 正当な理由なしに仕事中にスマホを弄ると叱られる、のが、嫌だったから。]
(+100) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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……、麻倉…。
[夢の話を、いや、現実を夢に見立てた話をしていたメールの返事だった。>>+78 吾妻と蒼真の、「心中する夢」という文章を見て、落ち着きかけていた心臓がまた、跳ねる。 意識にありありと浮かび上がる、テレビの画面。>>3:4
ああ、それよりも。―――それよりも。]
(+101) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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To:麻倉 千旭 件名:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re: ---------------------------
待ってる。
(+102) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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[止まりそうになった呼吸を意識的に継いで、たった4文字の返信を送った。
麻倉は、俺が覚えていない、左手の傷のことを知っているのだろうか。 もしかして、もしかしたら。
俺が自分で刻んだ傷のことを、更に「ちーちゃん」が、突き立てた刃のことを、覚えているのだろうか。
……何処にも行かないで、なんて。 待ってて、なんて…。 ]
そんなこと、言わないで…。
[画面へ落とす目線が、何度も何度もその文章を追った。
俺が気持ちをぶつけたことも?>>2:286 あんなに無様に縋り付いたことも?>>3:7 ]
(+103) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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[「ちーちゃん」が、俺に「すき」なんて言ったことも?>>3:113
廊下に滴る血液。 滑る感触と、鉄の香り。 紅に覆われる視界。 皮膚に沈むナイフの切っ先。
ぐらりと身体が揺らいで、何も持たない左手が己の目元を覆った。
痛い記憶、苦しい記憶、辛い記憶。 そして確かに幸せだ、なんて感じた記憶。
ああ、だけど。 それよりもなによりも、彼に成田の世界の記憶があるとしたら、それは。]
(+104) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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……―――恥ずか…しい…。
(+105) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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[麻倉はこれからこっちへ来ると言う。 俺が店番なのは前のメールで言ったから、きっと店に来るのだろう。
顔を合わせる前から、恐怖とは別に跳ねる鼓動があった。 引き結んで噛む下唇は、何かに耐えているように見えるかもしれないけれど。
これはひとえに、ひとえに。 ただただ羞恥めく、気持ちだった。]
(+106) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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[麻倉がどこからここに向かっているのかは知らないが、待っててと言うからには待っていられる時間内に来るのだろう。
己のメールを彼が受け取って、間も無く姿を現したのならば、店の左奥、レジ付近で、カウンター台に置いたスマホの画面を表示させたまま、なにやら耐える姿でも目に入ったかもしれない。
―――もっとも、そんな姿は長くてもモノの5分程度。]
(+107) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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[どちらにしても幼馴染の姿が視界に入れば、初めて中学の制服を身に纏った朝のような、修学旅行から家へ帰ったときのような。
気まずいというよりは、どこか気恥ずかしげな淡笑みを浮かべ、ひらりと片手でも挙げて、迎えるのだろう。]
…―――久しぶり?
[なんて、すぐの再会にも関わらず、懐かしがるような挨拶と共に。]
(+108) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/09(Thu) 01時半頃
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/* …なんかこう、嬉しい。 大切にしてもらってるんだな、と思った。
蒼真は王子様にはなれないかもしれないけど、迎えに行くので待ってて下さい。
(-23) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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/* ひいいいいいいゆきちゃんかわいいちいいいいいい あああああ▼眠気
(-24) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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/* 姿を招くって何だ 寝惚けすぎくそう
(-25) 2015/04/09(Thu) 01時半頃
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