181 アイスソード伝記
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[判りづらい言葉の抑揚の代わりにか 見せられる顔にやや虚を突かれて瞬いた]
……、
[答えが重ねられる度に落ちた視線。 冷たいグラスを両手で握りこむ]
ん、
そっか。
[横目に見たどうしようもない笑みごと頷きで受け取った。 すと、オーレリアの眼前に伸ばした腕はグラスを持つまま]
ミツボシに。
[ほんの少しだけ、重ねず掲げた**]
(*39) 2016/01/28(Thu) 16時半頃
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…はい。
[ガラスはかちんと合わされまではしないまま あわせて浮かせた酒の向こうに、 名を口にする男の姿が静かに透けた。]
(*40) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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[向き合う二人の中ほど、 杯は幼馴染に、 同室の友人へと捧げられる*。]
(*41) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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■宇宙世紀 365年
火星圏での戦闘により、共和軍は機体の生産に追われていた。 この年、シュバリエの技術を応用して作られた新型歩兵機は エアの力こそないものの躍進的な戦力向上に貢献した。
しかしながらエクスマキナもこの機体を鹵獲。 類似機が戦場で見られるようになる。
(70) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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[ミツボシの居ない年が明けてしばらくのこと。 整備士のライジが開発部の召集に応じて 後方部隊へと異動することになった。
新型量産機の配備に回るのだと言う。 色々考えた結果なのだと、言う。
小隊の仲間へ言葉少なに告げたライジの腰には マフラーというには短すぎる布が 工具ベルトに結ばれていた。
またひとり、小隊から去るものを見送る。 アンタレスとラッシードのささいな口論が増えた]
(71) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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■宇宙世紀365年
戦況は一進一退を繰り返す。
かねてより、その戦略的部隊編成を見るに、 エクスマキナが知性を持つと論じられていたが、 エスペラント博士によりその一端が紐解かれることになる。
彼らが電子ネットワークを構築していることを発表。 自動展開型ファンネルの運用により確信に変わったと 後のインタビューには答えている。
(72) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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前時代的な説明をすると、 超すごいBluetoothだと言えば判るかね。
エクスマキナの部隊は 親機と子機で編成されていたわけだ。 親機をシャッフリングしたり 周到に周波数をホッピングさせていたから 長きに渡り規則性を見出すことができなかったわけだけれど。
判ってしまえばとても単純なことだったのだよ。
(73) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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親機のシャッフリングをするということはだね。 さらにそれを制御できるものがあると言う訳だ。
つまり、大元の母艦を叩けば終わるという見込みであるね。
…待ちたまえ 待ちたまえ。 見込みで総力戦は上げられないだろう?
さて、これから実地調査を重ねるのだから、 忙しくなるのだよ。
[カショカショカショ。多足を忙しなく動かして 忙しい忙しいと瓶詰め脳みそが研究室を縦横する*]
(74) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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■宇宙世紀 365年
エスペラント博士の度重なる調査の末、 エクスマキナの特性の解明と、 母艦の位置をネットワークを辿ることにより特定。
地平共和軍は最終決戦を前に、 希望者の地球帰還を許可する人的措置を取った。
多くの兵は前線に残ることを望んだが、 その中には戦線を離脱し自ら船を降りるものも少なからずいた。
(75) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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「俺の役割はなんだ?」
[船を降りると言ったラッシードが アンタレスの胸倉を掴んでいた]
「ハロー、スターマン行ってらっしゃい。 ハロー、スターマンおかえりなさい。
違わないだろ?」
[問われた役割にアンタレスは言葉を詰まらせた。
ラッシードの言うことは正しかった。 オーレリアの思考機関は彼よりも正確で遥かに速い。 カルディアのクルーは一般オペレーターですらエリートだ。 回収作戦の時ですら、司令室の端に押しやられていたのを知っている]
(76) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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「 …ほら、みろよ。 そうだと思ったよ。
いつだってそうだ。昔 っ からそうだ。 お前は俺たちのことなんかおかまいなしで、 好き放題やっていつだって置いていくんだ。
いつまでも仲良しこよしみたいな面してんじゃねえよ!!」
(77) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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ああそうだよ、違わねえよ。 お前こそいつまで俺にへばりついてくる気なんだよ。
[語気を荒げたアンタレスがラッシードの胸倉を掴み返す]
行かないでハンバーガーファットマン〜 ってか。 仲良しこよしでいてえのはお前の方だろ。
ああそうだよ、そうだよ。
お前から言わなきゃ俺が言ってたよ。 いい機会じゃねえか。 適材適所だ、とっとと船降りろよ。清々すんぜ。
[ラッシードの胸元をどんと押しやった]
(78) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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[365年、決戦に参加せず通信士ラッシードは戦艦を降りる。
エスペラント博士を除けば、かつての小隊のメンバーはアンタレスとオーレリアだけとなった]
(79) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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[取っ組み合いの名残はよれた隊員服とぼさぼさ頭に]
…お前はどう思ってんだよ。
[ラッシードの居なくなった小隊室。 への字口のむっとした顔でオーレリアへと言葉を投げた*]
(*42) 2016/01/28(Thu) 17時頃
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[操縦手と通信士が大喧嘩した後。 小隊室には二人だけが残る。]
ラッシード通信士の見方には 共感できるところが多くありますね。
アンタレス大尉が、 置いていかれる人間のことを すっぱり忘れ去っているのでは、と 思える点は、機体の扱いにしても、 多々散見されます。
[幸か不幸か、私が置いていかれる状況は予防策、事後策を含めて潰しましたし、もうそうそうはありませんが。と、"同乗者"は常の淡々とした口調で続け、どうぞ。とぼさぼさ頭にブラシを差し出した。]
(*43) 2016/01/28(Thu) 18時頃
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[ブラシを持たせた相手の前へ、 少女は鏡を持って椅子に座る。]
──、いってらっしゃい、と おかえりなさいを、 心から言ってくれる相手というのは、 得がたいものだと思いますが。
死地に送り出した相手を、 待つしかできない身のつらさは、 相手が大事であるほど、 苦痛このうえない時間でしょうね。
[実体験ですが、意思はあるのに動けない、何もできない。というのは、地獄ですよ。と、海溝に沈んだ氷塊から掘り出された剣は言った。]
(*44) 2016/01/28(Thu) 18時頃
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[ただ、カジノで士官と周囲を巻き込む大喧嘩を繰り広げたときに苦言を呈した少女は、今回の件については何も言わなかった。医務室から救急セットを持ち出してお互いの顔に痕が残りにくくする間も無言で通した。]
…あなたが言うとおりに、 彼についてはこれがいい機会だった、 と、思います。
[それは、たとえラッシードに、必要とされたい、という思いが残っていたとしてもだ。]
なにも、 掴みかかるほどの喧嘩をしなくても。とは 思いますが。
[その点については、勢いづけ、というのもあるでしょうけれど。と、ブラシを受け取って持っていた鏡を膝に倒した*。]
(*45) 2016/01/28(Thu) 18時頃
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[手当てをされていた時と同じへの字の口は、 ブラシを持たされ鏡を向けられ渋々といった感じで 髪を解かしてとつとつと諭される間に、 いささか聞き疲れて毒気が抜けた]
……………
……………
[反芻の間、口を右へ左へ寄せて]
……………………。
はい。
[折れた。 ブラシを持ち手を向けて返し、わしわしと頭を掻いた*]
(*46) 2016/01/28(Thu) 18時頃
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[あちらにこちらにと動く口を青い目が見て]
はい。 [折れた少尉から、ブラシを受け取り、 少女は雑具を席をたつと、 馴れた動きで元通りの位置に戻しにいった**]
(*47) 2016/01/28(Thu) 18時半頃
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■宇宙世紀 365年
地平共和軍が決戦準備を進める頃、 宇宙にひととき爆光の止む静かな期間があった。
決戦配備の整った地平共和軍が 大隊連を引き連れたエクスマキナ母艦の進軍を確認。
総力を上げてこれを迎え撃つこととする。
(80) 2016/01/28(Thu) 19時頃
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つきあえよ。
[決戦前夜。 酒瓶を手に、オーレリアを誘うのは電源の落ちた艦内カジノへ。
かつての喧騒が嘘のように寝静まるそこは、 鮮やかな色彩もホログラムのディーラーも浮かばない。 遊戯台の角角に大窓から差し込む月光が影を作っていた。 切れ目ひとつない窓には月とその向こうに地球が見える]
ちと持っててくれ。 [ふわりと投げ渡す酒瓶は、 以前、士官相手にイカサマポーカーで巻き上げた時の一本だ]
(81) 2016/01/28(Thu) 19時頃
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[遊戯台の下部に屈みこんでしばらく。 巨大なテーブルを思わせるデバイス上、 垂直に浮き出た多面体がふっと四方八方に広がった]
はいよ。
[スツールのひとつに腰掛けて、デバイスの上にグラスを置いた。 足元の絨毯はホログラムの若草で覆われる。 毛足の長い草がゆらゆらと揺れ、 眠っていたカジノは湖畔の古城の景色に変わる]
ラッドがな、 押し付けていったんだが。
まあ、せっかくだから。 見とこうと思ってよ。
[ラッシードからの置き土産を今更引っ張り出した男は ファンファーレの音を聞きながら、酒の封を切った]
(82) 2016/01/28(Thu) 19時頃
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[戦艦カルディア内に用意された兵士たちの娯楽施設、 艦内カジノでは半年に一度大きな競馬レースがあった。 日毎行われるレースを勝ち上がったホログラムの馬たちが 時に草原を、時に荒野を。時に古びた都市を舞台に繰り広る集大成だ。
楽しみにしていた364年のレースは、 回収作戦のこともあり見ずじまいだった。
ゲートの中で馬が嘶き蹄を鳴らす。 ふわっと作り物の風がオーレリアの髪と草を舞わせた。 草と土の匂いもする。深呼吸をひとつして]
なあ。この戦いが終わったらよ。
明日 何するよ。
[笑って問いかけた*]
(83) 2016/01/28(Thu) 19時頃
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[明日に決戦を控えた夜、 普段兵士らが集まる際の喧騒はなく、 二名貸切のカジノは静かだった。]
[つきあえ。とアンタレスから呼び出されたオーレリアは 投げ渡された酒瓶を両手で抱えながら、 窓の外に近く見える月と地球を見つめていた。]
(84) 2016/01/28(Thu) 20時頃
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[緑の草原が映し出され、周囲の景色が変わる。 丸椅子に座っていれば古い城が見えた。]
… こういう景色、懐かしいです。
[とつ。とした声は、映像の何に過ぎた面影を重ねたか。 郷愁じみた苦さに笑っていた。]
(85) 2016/01/28(Thu) 20時頃
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[ありがとうございます。と、置かれた酒のグラスを両手で持ち、 少女は映像の照り返しを受ける男の横顔へと視線を動かした。]
──はい。
[ここを降りていった通信士の名に、映像へと視線を戻す。 ファンファーレが高らかに鳴らされる中、 とくとくと静かに酒がグラスに満ちる音がした。]
(86) 2016/01/28(Thu) 20時頃
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[ふわりと、土と草と風の匂いが肌を撫でていく。揺れる髪を耳にかけなおして、ふと、隣からの問いに顔を横へ向けた。]
明日、ですか。
[笑った顔を見上げると、 白金の髪が肩をすべった。]
(87) 2016/01/28(Thu) 20時頃
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[そうですねえ。と、遠くを見るような、そんな間があって、]
自分の足で、旅がしたいですかね。
空と、海と、丘と、 麦畑を見に行きたいです。
[それから、森でどんぐりをひろって、好きなところに植えるんです。と、悪戯をしかけるのだと語るように言って、]
(88) 2016/01/28(Thu) 20時頃
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アンタレス少尉は、どうですか。
[黒いリボンをかしがせて、 同じ問いを口にする。]
明日。
何をしますか?
[青い瞳は、明日に控える決戦の、 その向こう側についてを尋ね返した*。]
(89) 2016/01/28(Thu) 20時頃
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子供の悪戯か。
[どんぐりの話に小さく笑ってから 空と海と丘と麦畑を旅する様子を思い描いてみる。 以前聞いたものよりも夢があるように思えた]
俺は、そうだなあ。
[返る問いに、中空を見上げ明日を思い描いてみる]
ああ、馬に乗りてえな。 そんで、こういうとこ走ってみてえな。
[映し出される古城と湖畔に目を細める]
あとは草原で飯食って、酒飲んで、昼寝して。 ハンバーガーでも食いてえな。
[うん、とひとつ頷いた]
(90) 2016/01/28(Thu) 21時頃
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