89 アウトブレイク〜WerewolfSyndrome〜
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>>*15
[少女達のやり取りを、暫し物陰で眺める耳に、…いや、頭の中へと不意に耳傍で発せられたような悲痛な『声』が響いた。どこかそう、聞き覚えのある…しかしこれ程の切実な響きでは聞いた覚えのない。 思わず、軽く瞠った双眸を、何者も居る筈がない夜闇へと探るように彷徨わせ──僅かに双眸を薄め]
……、『お仲間』さんか。 ローズマリー、…こいつは、アンタの、『箍』かい?
[僅かな思考の後。囁くような思考で、叫びの主へと声を送ると。一人、天を仰いだ瞳に、…微かな痛みに似た歪みが掠めて通り過ぎた]
──参ったなァ。 …ンな声を聞いちまったら、…今夜の「餌」には、できそうにねェ。 アンタに免じて、止めておくさ。──ああ。残念、だがな。
[少女達へと、視線を戻す。微かな、何事かへの舌打ちと共に、呟きの音量でテレパシーは薄れた]
(*17) 2013/07/28(Sun) 23時頃
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―5月5日 PM11時 裏路地― >>95 [実際に、自分が襲われるのだと言うことを。目の当たりにして覚悟して、ようやく、怖さを感じられた。
しかし……マリーの様子がちょっとおかしい。……自分は、この後、噛まれるのでは、ないのか?]
……待ってマリー。……違うの?
[上着を着せようとするので、待って、そうじゃない、とばかりに片手を上げて制止し、自分のパーカーを着直して、フードを被り直す。 そうして、マリーをまっすぐ睨みつけて]
ごめん。……そうじゃないか、って思ったの。 ……でもマリー。それなら、何しに来たの。 誰が感染者か解らないのに、あなた、死にたいの!? [マリーを見据えたまま、怒っている事を隠しもせず、叫ぶ。]
(100) 2013/07/28(Sun) 23時頃
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ー5月5日14時過ぎ、第二封鎖線配給所付近ー
>>86 [少女の声で名を呼ばれ、ペダルを漕ぎ出そうとしていた足を止める]
……マドカ、ちゃん? ごめん、今急いでるんだ…、ナユタが撃たれたって…俺…行かなきゃ…
[その瞳はマドカを見ているようで何処か遠くを見ている。知ってる名前…あの家…、嫌だ、今は何も考えたくない、知らない。ナユタの所に行くんだと、視線は前を向きマドカが止めなければその場を後にした筈。若しくは、もしマドカが望めば彼女を後ろに乗せて病院へ向かっただろう]
(101) 2013/07/28(Sun) 23時半頃
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>>*17 …『仲間』なんだろうね… タガ?そんな難しい言葉は知らないよ。 その子…ローズマリーにだけは…手を出さないでほしい…
[初めて、意識して“声”を送った。 昨夜、名前を聞いていたこともあり、相手がトレイルだということはハッキリとわかった。 相手は、こちらの正体に気づいただろうか。
自分の言葉を聞くと、トレイルは彼女を“餌”にするのは止めておくという。 安堵しつつも、“残念だ”との言葉に眉をひそめる。]
…あんた…怖くないのかい…? 自分が化け物になっちまうことが… だれかを襲って、それを見られでもしたら、あんた、処刑されちまうんだよ?
(*18) 2013/07/28(Sun) 23時半頃
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―5月5日14時過ぎ、町役場前広場付近― [マドカを探している途中、号外が手渡された。 ラルフ・ブロムベルグ…どこかで聞いたことのある名前だ]
…あ、掃除の人…!
[封鎖される前、友人が彼に一目惚れした云々で名前を知った。その後振られたらしいが、今はそんな事はどうでもいい。彼が感染の可能がある、そして今日処刑されるのだ]
こ、これで…化け物が一匹、いなくなる…!
[呟くミルフィの口元は自然と笑みを浮かべていた。]**
(102) 2013/07/28(Sun) 23時半頃
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>>100
[違うのかと聞かれ、恐る恐る、「えぇ」と素直に頷く。そんなことより、微かに震えているような気がした体に早く上着をかけなければと思えば、止められる手。そして叫ばれたことに、思わず体が竦んでしまった。彼女にも拒否をされたら、自分はどうすればいい?泣きそうになりながら否定を繰り返す。思わず外套はその場に落としてしまった。]
違う、違うの。 死にたいわけじゃ…。
[本当に? コレ以上身近な人に拒絶され、人が死ぬのを見て、ずっと処刑される人を選ぶくらいならと、自分はその時『どう思った?』 心傾けた人が苦しみ、悲しみ、生きたいと願うのを見て『なんと言った?』 彼女の顔も見れず、その場に立ちつくす。1つ息を吐き、頭をゆるく振る。顔は伏せたままぽつぽつと、告げる。]
ごめん、死にたいと、思ってる。 でも死ねない、断られてしまったから。
[そう、2人ともに。思い出せば泣き笑いのような顔になる。]
クーこそ、こんなところにいたら危ないよ?
(103) 2013/07/28(Sun) 23時半頃
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(>>89続き)
[組織のこと、狙撃の目的、武器の入手ルートなどを問われ口を閉ざせば容赦なく顔面に水が注がれた。 その中で、ひとつだけ機動隊員に教えた情報。
「『トレイル・トイ』は感染している。自分が彼の右肩へと噛み付き感染させた。信じられなければ、彼の右肩に噛み痕があるか確認をすればいい。自分のことはどうしてくれても構わない」
自分は感染者だ、と述べた上で伝えた情報。 彼らが、この情報を信じるかどうかはわからない。 尋問に耐えかねて嘘をついた哀れな犯罪者の戯言ととるかもしれない。
だが、感染者を探し出して処刑している今、恐らく無視をすることはないだろう。
明日、彼が処刑されたなら。 口封じも出来て、自分の大切な人たちは処刑が免れるだろう。
目の前の彼らの戸惑う表情を見て、うっすらと口元に笑みを浮かべた]
(104) 2013/07/28(Sun) 23時半頃
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-5月6日 明朝 某所-
[5月にしては少し冷たい風が体を包む。 足元の拘束だけ解かれ、銃で小突かれるように歩いて向かった先は高い塀で囲まれた広い、場所だった。恐らく、ここで処刑されるのだろう。覚悟はとうにできている。
壁際に向かい合うように立たされ、そこで待つように伝えられる。自殺防止用なのか噛みつきを防ぐためなのかはわからないが、口には布が当てられていて、歯を食いしばるようにそれに少し、歯を立てた。朝焼けが空を照らし始め、それに目を細めたところで、頭に袋が被せられる。
この街にいる、生きて欲しい人たち。 彼ら、彼女らは今、無事に生きているのだろうか?脳裏に、走馬灯のように様々なことがよぎる。自分の正体が知られてしまったことによって、この想いは一方通行になっているかもしれないけど。 それでも、願わせて欲しい。彼、彼女たちに明日が訪れることを。無事に、生き残ることを。
神様…。最期のお願い、聞いてくれますか? 彼の最後の願いすら叶えられなかったけど、そんな僕の願いだけれど…聞いてくれますか?居場所も何もかもを奪われ、人として死ぬことが許されなったのなら…せめて、最期の願いくらい。
(105) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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安全ロックを外す音が背後から聞こえ、天に願うように空を見上げる。
xxx。 ごめんなさい…。貴方の最期の願い、叶えられなくて。こんな僕を見て怒っていますか?情けないと呆れていますか?
その時、ポンポン、と頭に手を置かれた気がした。忘れることはない、大きな手の感覚。彼がいるはずがないのに。それでも、不思議と彼が答えてくれたのだと思った。
銃弾が身を貫く。
地に伏していく中、彼がそっと手を差し伸べているのが見えた気がした。
--あぁ。やっぱり彼だったんだ。
彼が来てくれたことが嬉しくて。微笑みながらゆっくりと目を閉じた]
(106) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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─5月5日 深夜2時 薬屋「三元道士」─
>>69 [果たして、扉は開いた。──手応えなく開いた扉に、しかしなぜか瞬間己の手が止まり。力が篭った自身の指を、茫と眺めた双眸を瞬かせて力を抜くと、そのままゆっくりと、夜闇よりも薄暗い闇が満たした店内へと入り込んだ。
先ず目についたのは、蝋燭の揺れる微かな光。手探りで進むしかない闇の中、その小さな光は朧ながらも確かな道標のように、己の視線を、彼の闇を切り取るような姿へ導いた。思わず、唇が小さな音のない動きを乗せて、…彼の言葉に、知らず常よりも硬さを滲ませ、色を白くさせていた面を小さく緩めた。顔色までは、恐らく己が紛れた薄闇の中、すぐには彼には判別できなかっただろうが]
……露蝶。 [咽喉で掠れた声。…暫く振りで、声を出したような気がした。唾を飲み、乾いて張り付くような咽喉を僅かでも潤し。口端には、常と同じ──どこか皮肉気でもある笑みを刻んで見せた]
面、見に来てやった…だけだったんだがな。もうおっ死んでんじゃねーかと思ってよ。 ──生きてた、みてェだな。…。…無用心だぜ、露蝶さんよ。
[囁くように足した声。己は薄闇の中、彼から距離を保った位置から動かず]
(107) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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/* 拙いRPにお付き合いいただきありがとうございました!! お目汚しマジすいませんでした!!! 墓下で楽しませていただきます!! */
(-22) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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−5/5夜 広場前− [店だった場所、にいることが辛くて、今だけでもどこか遠くへと広場までやってきた。人気のない其処はひどく静まり返っている。 ふと顔を上げたところに見えた掲示板、"パルチザンを処刑する"旨が書かれている。その名前に、目を見開いた。]
ラルフ……?
[最後の日、少女と親しげに話していた掃除夫の青年と同じ名前だ。だが、見るからに大人しげだった彼とパルチザンという言葉が自分の中でうまく結びついてくれない。同じ名の他人だろうか。 ぼんやりと考える、その間だけは生まれたばかりの憎悪を忘れる事ができた。]
(@4) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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/* トレイルPL様 すみません。噛み先COしました。 彼の性格上、他の人たちを残すために、噛み先COすると思いました。 もんにゃりされたらごめんなさい! */
(-23) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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―5月5日 PM11時 裏路地― >>103 [マリーが怯えてしまったことに気づく。 ……あたしは焦っているのかもしれない。] ……解ってるよ。マリーは死にたいわけじゃない。 でも、近しい人を死なせるくらいなら自分が居なくなったほうがいい……そうだよね。
[そこまで言って。 それならばもう。自分の考えを、全て教えることに決めた。] あたしも、一緒だよ。 マドカやマリー、それに、他の大切な人に居なくなって欲しくないから。
あたしがしたい事は、2つ。 1つは、あたしがこういう時間に目立ちそうな場所にいれば、きっと、他の人は襲われない。あたしの大切な人を襲われないように、守ることが出来る。 もう1つは、そうやって、あたしが誰に襲われるか確認する。そうしたら、あたしと、その人、両方を処刑してもらえばいい…… ……マリーが感染してなくて、良かった。あたしの計画は、あたしが大事に思ってる人が感染してると、破綻するから。
……わかったなら、行って。あたし1人ならともかく、2人いたら、感染者はあたしを狙ってこない。 [早く行って、と態度で示す。私はテコでも動かない、と。]
(108) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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