人狼議事


181 アイスソード伝記

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【人】 截拳道 カイル


*
 

(87) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【人】 截拳道 カイル


そういや今日も本を貸してもらったんだって?

[わいわい喋りながら、帰路についているのはオレとオーレリアちゃんと幼馴染のピッパ。
家が隣なので、ピッパとは時間があえばこうして一緒に帰ることが多い。]

ピッパ、いつもサンキュ。
おまえがオーレリアちゃんの友達になってくれて
やっぱ良かったわ。


じゃあなー。またあした!


[いつものように手を振って見送ってから、
いつものようにオーレリアちゃんを伴って、自宅の玄関扉を開ける。]

(88) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【人】 截拳道 カイル

[突然息子がつれてきた美少女を、
両親は意外とすんなり――というより、大歓迎で受け入れた。
なんでも「娘が欲しかったのよ〜!」らしい。

そんじゃオレはどうでもいいのか、コノヤロウ。

と、ちょっぴり悪態をつきたくなるくらいのおもてなしぶりだった。
拒絶されるよりかは、そりゃあナンボもましなんだけどな!!]

(89) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【人】 截拳道 カイル

[自宅に帰り、夕飯を食べたあと。
オレが宿題でうんうん唸っている間が、
オーレリアちゃんの読書タイムだ。

「食べるときと宿題をする時くらいだものね、おまえが静かなのは」

うるせーオフクロ!
オレのおしゃべりはきっとオフクロに似たんだぜ、ったく。]

(90) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【人】 截拳道 カイル

[やああっと終わった…、オレは数学の教科書をぱたんと閉じる。

と、見計らっていたのだろう。
オーレリアちゃんが、手元を本を示しながら質問してきた。]


恋??


[えっ。 一瞬どきっとしちまった。
オーレリアちゃんの口から紡がれると、なんか、こう……]

(91) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【赤】 截拳道 カイル


興味、あるのかな…



[と、少しどきどきした心臓は、
「お話の内容が、」――続いた理由に、

ダヨナー と、ちょっぴり残念がっていた。


だよなーーーー。]

(*43) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【人】 截拳道 カイル

人形に恋、かあ…。


[あらすじを説明されると、それは、よくある恋物語のカタチのように思えた。

童話やら小説やら漫画やらで、
小さい頃からそういうお話が周りに溢れていたオレたちにとって
それは疑問にも思わないアタリマエのことで――…

そりゃまあ“常識”とまでは言い切れないだろうけれど、
受け入れる土壌は、ごくごく普通にあった。]

(92) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【赤】 截拳道 カイル

踊り娘の操り人形に、恋した人間の話。

(*44) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【赤】 截拳道 カイル


どうしてか、

…ちくっと

胸が

うずいた。
 

(*45) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【人】 截拳道 カイル


……

そーだなあ、―――…


  そいつには、その人形の“こころ”が
  見えていたんじゃねーかな。


[少女の視線は本のページに落ちたままだ。
こちらに向かない湖面色の瞳の先を、追うように。
オレも本へと眼差しをずらす。]

(93) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【人】 截拳道 カイル


そいつにとってはさ、人形は人形じゃなかったんだよ。
すっげーーー、だいじなものでさ。

そう…、特別。

ずっと一緒にいたいくらい
決して離れたくないくらい


相手を、大切に想うのが、


   たぶん、“恋”ってものなんじゃねーかな…
 

(94) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【人】 截拳道 カイル

まあオレもあんましよくわかんねーけど!!!

[我ながら恥ずかしいことを口にした気がして、
オレはちょっと赤面した。
こんなの男友達の誰かには、絶対みせらんねえ…!]

そういうことはピッパとか
女の子の方が詳しいかもしれねーしっ

なんなら本を返す時にピッパに聞いてみたらいいんじゃね?

[と、最後は幼馴染に丸投げした。**]

(95) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【赤】 截拳道 カイル

意図的にオレが答えなかったものがある。

(*46) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【赤】 截拳道 カイル


 ………、人形の彼女に、
 もし心があったなら


あったなら………
 

(*47) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【赤】 截拳道 カイル


どう、思ってくれるんだろうか。
 

(*48) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【赤】 截拳道 カイル


それはむしろ、



           オレが、……………知りたい。**
 

(*49) 2016/01/26(Tue) 11時半頃

【人】 截拳道 カイル


*

*

*
 

(96) 2016/01/26(Tue) 12時半頃

【人】 截拳道 カイル

[ある日、

ガリ勉ロビンが歴史の教科書を手に、
鼻息荒く近づいてきたことがあった。]

「アイスソードって、もしかしてもしかして…」

(97) 2016/01/26(Tue) 12時半頃

【人】 截拳道 カイル

「これ、ですか!!!」

[ロビンが開いたのは第一次世界戦争のページだった。
『凍土作戦』――歴史の授業で誰もが覚えることになるその陰惨な作戦の説明項には、「アイスソード」なるエアが使われたとの記述がある。]

…………。

[オレはとりあず、
無言で、ばこっ。とロビンを殴った。もちろん拳はグーだ。]

(98) 2016/01/26(Tue) 12時半頃

【人】 截拳道 カイル

[フンと鼻息荒くロビンを睨んで、]

ばっか、すこしはオーレリアちゃんの気持ちも考えろよ!!
誰だって、思い出したくないことくらいあるだろ!

[オーレリアちゃんは、訊ねれば、過去の持ち主についてぽつぽつ喋ってくれた。
だからこの『凍土作戦』のことだって、そりゃあ聞けば話してくれるかもしれない。

でも、この作戦が――エアを酷い扱いするものだってことは、知っている。
それを彼女に思い出させるなんて、嫌だった。

オーレリアちゃんの顔を雲らすのは、いやだった。]

(99) 2016/01/26(Tue) 12時半頃

【人】 截拳道 カイル

「す、すみません…! なら――…えーと、そうこれ!
 このアルビオン史にある巨大寒波は…」

[歴史上の、氷に関する出来事を片っ端から質問していくロビン。
歴史の生き証人が傍にいる――という、この貴重な体験を、最大限に活用しようとしているらしい。


オーレリアちゃんが、今までどういう生き方をしてきたのか。
どういう持ち主が――いたのか。


…気にならないといったら、嘘になる。]

(100) 2016/01/26(Tue) 12時半頃

【人】 截拳道 カイル

[だから、オーレリアちゃんの顔が曇りそうにない歴史の場合は、
その数奇なる人生――ならぬエア生に、オレも、一緒に耳を傾けた。


オレはまだたったの15年だというのに、

オーレリアちゃんは、見た目はちっこいのに、
最初に発掘されてから1200年以上も存在しているという。


いろんな持ち主がいた。

一瞬しか持たなかった奴も、
長いこと大事にしていた奴も、

さらに人間以外が持ち主だったことも、あるという。]

(101) 2016/01/26(Tue) 12時半頃

【赤】 截拳道 カイル


オレの知らないオーレリアちゃんを知っているやつが、

たくさん、たくさん――…


いるんだ
 

(*50) 2016/01/26(Tue) 12時半頃

【赤】 截拳道 カイル


改めて実感する その事実は、


オレのこころをもやもやと黒く侵食した。
 

(*51) 2016/01/26(Tue) 12時半頃

【赤】 截拳道 カイル

嫉妬するなんて、
男らしくねえなって、

自分でもいやなのに

(*52) 2016/01/26(Tue) 12時半頃

【赤】 截拳道 カイル

でも、




……、悔しい。


オレも、1200年以上とか生きてさ
ずっとずっと傍に

いられたら良かったのに…
 

(*53) 2016/01/26(Tue) 12時半頃

【人】 截拳道 カイル

[そういう過去の話を聞いた日の夜は、

何かを考え込むように――…

いつもより口数が少なくなることが、
次第に、多くなった。**]

(102) 2016/01/26(Tue) 12時半頃

【墓】 薬屋 サイラス

■西暦2000年

 俺、晴れて就職する。
 待望の教員生活のスタートだ。
 

(+0) 2016/01/26(Tue) 14時頃

【墓】 薬屋 サイラス

─ in学園。at職員室。 ─


 ひみつの社会見学ねえ…。

[はあ。と、ひとつ間の抜けたような返事をして、
サイラスは職員室の椅子の背に凭れた。

新任教師のサイラスの目には、
この学園が時折とんでもなく突拍子もなく映ることがある。
今回もそうだった。

まあ仕方ないだろう。
エアが人間じゃないことくらい知っているし、
サイラスが通っていた学校にもエアの同級生なんてものはいなかった。]

(+1) 2016/01/26(Tue) 14時頃

【墓】 薬屋 サイラス


 へえ。そりゃあ面白い。
 まああのクラス、元々もう一人いましたっけ……ね


 …って、いたた!

[サイラスの視線は会話の間もずっと下を向いている。
正確には自分の手元だ。
机の上には絆創膏の箱が置かれ、
指にはとんでもなく不器用に絆創膏が巻かれつつあった。]

(+2) 2016/01/26(Tue) 14時頃

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