171 獣[せんせい]と少女
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 22時頃
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[ 旅立つ背中>>67を押すように 鳴り響いた鐘は>>68 遥か高い秋澄みの空へ、風乙女の祈りを乗せて ]
ぴい、 ヒョロロロロ……
ピィーーー ヒョロロロロ、
[ 鳶の啼く合間を響いて抜けてゆく。
それぞれが結んだ絆を、より一層固いものに それぞれの選んだ道を、より一層明るいものに 照らし、導く先は 楽しい事ばかりではないかもしれないけれど 「きしさま」が居れば、きっと大丈夫だから。
高い塔から旅立つ影>>78へは、 吹き上げるような上昇気流をプレゼントだ。*]
(81) 2015/10/14(Wed) 22時頃
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/* あ、首に掛けられるほどの長さはなかったかしら組み紐( もう…急いでロル書くのやめよ…?
いや時間が時間だから翌日のこと考えると焦ったりするんだけど、確認はちゃんとしないと、読まれてない…ってなるよね…
(-44) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
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[自分だけの答え。 数ある分岐点の中から自分は一体何を選ぶのだろうか。
それはきっと、まだ自分にも予想は出来ないのだけど。 蒼い眼が、まるで水溜りの底にあったようだと思った瞳が、澄んだ水面のように映って。
いつか教えてくれたその声に耳を傾けた。 友であり、ひとりの“せんせい”のような……彼のことを覚えておくように。]*
(-45) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
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[時間は待っちゃくれない。 けれどもあまりに急ぎ過ぎてどこかの誰かは>>30は怪我をしそうにはなってないだろうか。 なんて。せっかくの門出にもこっそり思う。
集まりつつあるせんせいと少女の姿。 目につくものから口角を上げてのご挨拶。 大して口なんかうまくない。それくらいで勘弁して欲しいものだ。
ミツボシの視線>>10に対してミッシェルはどのように応えただろう。
“旅の幸せを願って” 獣だけにしか聞こえぬ声で確かに拾い上げてはいたけれど、ミツボシには伝えていなかったから。
ただ、彼ら>>15が上へと向かってしまう時、思い出したように渇かしてしまう獣>>2:573にそっと囁こう。]
(82) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
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………一寸干からびさすには十分なくらい湿らせてたのさ。
いつかまた、何処かへ。
思い出はきっと風化しない。 また君と会えた時は、葡萄酒と、レーズンの入ったクッキーを差し入れに、来ようか。*
(-46) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
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[それ以降は野暮だと、閉ざした矢先。 空から響く声と少女を乗せて駆ける麒麟>>34を垣間見る。
自分も腕を振ろうとして指の隙間から覗く花弁>>60はふわりと、溶け入るように消えていく。]*
(83) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
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/* ブローリンもヴェラもオズワルドも本当に丁寧に拾ってくれるので申し訳なくなる中の人…。 私は彼らのロルを、彼らほど丁寧に拾えているのだろうか…?(多分拾いきれていない) ミッシェルの視線>>12も、ちょっと拾い損じてるしな…。 気づいた時には拾えなくなっているあれやこれ…。
ところでモスっていくつくらいなんでしょうね…?! ざっくり計算3000歳と思ったんですが。 他の人の印象的に、まさかそれ以上行っていたりするのか…?
(-47) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
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[ 幼狼の呟きに、にんまりと口元を曲げて 味見だ、美味いだと言っていた頃>>0:59が蘇る。 自由に生きていた狼が 初めての少女に傅き、従う気持ちは ]
……どうだ。 「恋」とは違うだろう?
[ ”呪い” かどうかは、遠くない未来 身を以て知ることになるだろうけれど]
……呼び名のことは考えておく。 またな。
[ その時狼>>75は何を想うのか。何を知るのか。 「呼び名」を改めるのは、その後だと 微笑む己は ”呪い” に最も近い位置に居た。*]
(84) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
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/* ごめ、ごめん。思わず書いてしまったんだ…。 今を生きよう。
(-48) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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──たびだちのとき──
[最後の一組にも歌を贈り終えれば、空を見上げる。 銀色の獣は、まだ、あの樹の元で誰かを待っているのだろうか。 何も残すことはなく、ただ。]
会えるといいな。 とは結局、口にすることは出来なかったのだけど。
[こっそりと。 胸の内で零す言葉は、獣にも聞こえないように奥へと押し込む。
そしてようやっと傍の少女へと視線を向ければ今更のように笑って。]
(85) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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……………。
あんな風に空は、飛べないんだ。
[それは、あまりにも情けない言葉だっただろうけど。 至って真面目な素振りで口にしては諦めたように肩を竦める。]
だから、歩いてになるが、…行こうか。
[歯切れが悪いのは最初だけ。 終わる頃には片眉だけ上げて、一歩を踏み出す瞬間────鐘の音を>>68
毎朝聞いていたその音を思い出せば、笑ってしまう。 もう寝坊が来ても耳元で起こしてくれるような少女は、空を駆けてしまったけれど、その対策案は後で考えればいい。
そう決めればまた控えめに腕を引いては促すのだった。]*
(86) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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― まなびやの入口 ―
[ 聞こえてくる歌は高い音と低い音が重なって、 この世界にたった一つだけの旋律を奏でる。>>2:598>>5 柔らかな風に乗り、その素敵な音たちは街の方まで流れて、 人々の心に優しい気持ちを生むのだろう。
強くて、優しくて格好良いパティせんせいと>>2:586 かくれんぼ大好きなアヤワスカが見えると>>2:592 オッサン?とオズウェルが出した声に首を傾げる。>>1
早く行こう、とはしゃぐクリスマスが見えて、>>29 転ばないかしら、と過った不安は少し後に的中して。>>30
歌が聞こえている間にも、足元には秋桜が広がり、>>11 さわさわと揺れる姿は歌へ拍手してるみたいにも見える。 ]
(87) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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[パティせんせいと手をつないでまなびやの入り口まで向かえば、ミツボシが歌っている声>>2が聞こえてきたの。
とても楽しそうにブローリンせんせいと二重奏を奏でている>>2:597の。 ずっと、この曲は、ひとりきりをなぐさめるうただとおもっていたの。 でも、ぶとうかいでうたってくれたうた>>456と、そして今とでイメージはかわったの。 うたは旅の中でもぽっと灯って温めてくれるような、やさしい門出のうたにもなるってことを、やっとわかったの。 すてきなうたをありがとうなの、ミツボシ、プロ―リンせんせい]
[そうして目の前には、一年前にさよならをした、だいすきなひとがいたの]
(88) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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[旅立つヒナコの背を後押ししてくれるのは、 モスキュートの手だけではありませんでした。
抜けるような蒼穹へ向けて鐘の音が三度響き、>>68 ヒナコはようやく、今日はまだ鐘楼の鐘の音を聞いていなかったことに思い至ります。
誰が鳴らしているのかは、言うまでもありませんね? ああでも、彼女を――コリンをのせた四足の獣もいっしょに、 鐘楼に至ったというのなら、 ふたりで鳴らした、と考えるのが、いっとう素敵でしょう]
まるで、本で読んだことあるあれ、みたいだねー……。
お互いに大好きなふたりの、 はじめての、「きょうどうさぎょう」。
(89) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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[これをコリンに直接伝えていたらどうなったかは、 無論、ヒナコのあずかり知らぬことです。
たぶん、一から説明しないといけない気がしますが。
“わたしたち”と“せんせい”との間に結ばれた絆は、 「きょうどうさぎょう」をするふたりのそれとは、 厳密にいっしょじゃない、ことも知っています。
それでも連想せずにはいられないのは、 ひとりと一頭の姿が、かなりのお似合い、に見えたから]
(90) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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[お外の街まで続く道は、長い下り坂をしていました。>>79 眼下には街並みが見えて、うずうずしてくるヒナコです。 駆けだそうとする前に声がかかり、 振り返れば、手に持ったおまもりの紐も揺れました。
持ったままなのはなかなか不便です。 何かを手に取ろうとした瞬間に落としてしまうかも!]
………そうだねー、じゃあ鞄に結んでからいくよ。
[そうして最初は、鞄を地面に置いて、 しゃがみ込んで結ぼうと思ったのだけれど]
(91) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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……ちょっとだけ、鞄もっててくれるー? せんせ、 じゃなくて、……。
[「きしさま」以外にどうやって呼ぼうか、 決めてはいるのだけれどなかなか口に出せずに数秒、 モスキュートのお顔から視線を外して]
―― モス、 えっと、すぐ終わるはずだからおねがいねっ
[何とか言えました。大いなる一歩を踏み出した瞬間です]
(92) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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/* これがすっっっごくうれしい >>87最終行
(-49) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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ミッシェルおねえちゃん!オズワルドせんせい! もう、会えないかと思ってたの。うれしいのー!
[駆け寄って、繋いでないほうの手をハイタッチするように前に出せばおねえちゃんは合わせてくれたかな?]
パティせんせいが言ってた「いいこと」ってこのことなの?すっごくうれしいの。でもどうしてわかったの?
おっさん?幼狼?パティせんせいもじぶんで言ってたけど、オズワルドせんせいたちにくらべてパティせんせいってそんなに小さいの?
[無粋だというパティせんせいににやりと笑ったオズワルドせんせいを見比べて。]
(93) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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/*
(メモを更新しようと思ったものの照れてできないでいる)
(-50) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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[足元で、コスモスの花が揺れた>>11 こんなにたくさんのコスモスは、はじめて。 歌いながら、わたしは目を細めた。
ほんとうは、すごい、って言いたかったけど、 歌を歌っていたから、我慢したの。
一陣の風>>53がわたしの髪の毛を、 コスモスの花を巻き上げて。 コリンの声>>34と共に、去って行く。]
…… えへへ。ほんとう? ありがとう、オズワルドせんせい。
[>>80手渡された白いコスモス。 それは、風がとまったそのときに、 わたしの手の中に、溶けるようにして消えた>>60]
(94) 2015/10/14(Wed) 23時頃
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/*ブッフォ………………_(┐「ε:)_かわいい…………
かわいい……ひなちゃん…!!!ごろんごろん
よくみんな生きてんな…! 喀血でフラフラだよおじさん……オッサンか。
(-51) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
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/* アッ、消えるところまで回収ありがとうございます!
_(┐「ε:)_
(-52) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
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[ 近付いて来た順に、用意したお守りを手渡そうと布袋を探り おいでおいで、とアヤワスカに手招きをする。>>88
駆け寄ってきた彼女が手を前に出して来たから、>>93 叩きやすい位置に掌を置いて、ハイタッチの音が響いた。 ]
わたしから見ても、パティせんせいはせんせいだし、 幼いだなんて一度も思ったことはないけれど。
[ 小さいかおっさんかはどうなんだろう、と首を傾げながら。 彼女に渡すお守りは、いつかの旅で見た幻想的な紫の空と、 それに寄り添う真っ白な月を思い出す一品。>>1:474
中腰になって視線を合わせて、人懐こい彼女の頭を撫でよう。 ]
いいものはね、これよ。 アヤワスカちゃんの旅が素敵な物になる、おまじない。
[ 片手でそれを渡して、乱した髪を撫で付けて微笑んだ。* ]
(95) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 23時半頃
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[ミッシェルおねえちゃんとは、 ほんとうはたくさん、お話したかったけれど。
わたしにブローリン先生がいるように、 おねえちゃんには、オズワルド先生がいるから。 独り占めはだめね、ってがまんした。]
おねえちゃん、わたしの歌、どうだった?
[そういって問いかけたのは、 おねえちゃんがアヤワスカになにかを渡した>>95 あとのことだったかしら?]
(96) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
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[背後から鳴り響く、鐘の音…に。>>68 ヒナコと共に、振り返り。 飛び立つ獣の、姿を見送った。]
…………間違っては、いない…が…。
[初めての共同作業…。 それは…、少し、意味が違うのでは…ないかと…。 訂正…するべきか…。 少しの間、悩んだが…。二人を見送る、ヒナコの顔を見て…。
その必要は、なさそうだと…>>90]
(97) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
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[早く、街へ降りてみたい…のだろう…。 待ちきれず、うずうずしている様子が、背中を見ているだけで…伝わって来る。
ただ、その前に…。 引き止めれば、少し、考えた後…。 “お守り”は、鞄に結ぶ…ことにした…らしい。>>91
地面に鞄を置いて、しゃがみこむ、ヒナコのつむじを…見下ろしていると…。]
………うん?
[「せんせ」、と… いつものように、呼んだはず…なのに…。>>92 くちごもる、ヒナコに、首をかしげて…。]
………あぁ。分かった。
[くすり…と、漏れた小さな…、笑み。]
(98) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
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[なにか、大きなことを無しとげた…後のように…。 やりきった、という顔を、するヒナコの足元、から。 鞄を手に取り。 “お守り”を、結びやすい高さまで、持ち上げる。
まなびやで知り合い、付き合いの長くなった獣に、そう呼ばれることはあっても…。
少女たちに、モス…と。呼ばれることは…。 滅多になかった…から。]
大切な物…だから…。 落とさないように…、しっかり、結びなさい…。
[真剣なヒナコの、顔を、見下ろして…。 表情の乏しい顔に、僅かに笑みを…浮かべた…。*]
(99) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
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/* 時系列ソートが死んでいてごめんなさいの巻。 (ミツボシの方が先だった)
(-53) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
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[そうして、おねえちゃんとのお話の後。 オズワルド先生の、ないしょのおはなし>>2:573 えへへってわらって、一度大きく頷いた。]
(100) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
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