154 【R18】さよなら、ばいばい、またあした
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[分からないフリがすっかり板についていた。 大事にしていた小さな「石」が、「何」かなんて、誰にも知られなかった。
やたらに綺麗なビー玉、大きくてラメ入りのスーパーボール、真っ白な小石。 そんながらくたの宝物たちに紛れて、キャラクターものの巾着に入れて。 小学校に上がれば、交通安全のお守りの中に押し入れて。
―――僕らはいつも一緒だった。]
(58) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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[その日、人生で初めての転校生を見た。 テレビや漫画のように、知らない子が教卓の前に立って、先生に促されて、自己紹介をする。 それが終わったら、拍手をして、先生が「仲良くしましょうね」と言った。
元気で人懐っこくて、良く笑う、そんな新しい男の子の登場に、クラスも学年もざわめき立って。 いつの間にか出来た人の輪の中心にいた、そんなタイプの、ちーちゃん、だった。 何重にもできたクラスメイトの輪の、一番外側に陣取って、一緒になって、笑った。]
(59) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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[―――放課後。 母親が配達に行っていた。 店先には父親が出ていて、厚揚げだとかおからだとか。 ちょっとした惣菜だとか、そんな陳列をするのを追っ掛けては眺めていて。
「これ食べたい」
そう口に出したものは、必ず夕飯に並ぶことを知っていて。
常通りの、夕方の風景だった。
「らっしゃい」
父親が声を掛けた、店の入り口。>>38 そこにはついさっきまで、クラスメイトに囲まれ、笑っていた、男の子がいた。]
(60) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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[―――あさくらくん。
人見知りの末っ子は、すぐに友好的な態度を取れなくて。 父親の影に隠れるように、自己紹介した姿と重ねて眺め。 目が合っていたのに、挨拶するタイミングを逃して。
結局、支払いが終わり、豆腐が入った袋を持った彼の去り際に。 小さくはにかんで、手を振っただけ。
ボクだって話したい。 そう思っていたクラスメイトが、お客さんになってくれたことが、嬉しかった。]
(61) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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[翌日。 登校して、ちーちゃんの席を見たら、そこにはやっぱり人だかり。 ランドセルを置いて、昨日とおんなじように、なんとなく輪に紛れたら。
「豆腐、すきなの」
なんて。当たり前の質問が飛んできた。
自分も、クラスメイトも。言葉の内容なんかよりも、呼び方に反応して。 笑う声と、怒るぞー逃げろーなんて囃し立てる声。 そして、自分の頬がむっ、と膨らむのが分かった。]
(62) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[確かこの辺だったと、時折足止め食らいつつの扉の前。 自分の教室以外は、未だにきっちりと把握出来ていない。 覚えられない、と言うよりは、覚える気がなかった所為で、移動教室の時などは一人で行動すれば辿り着けない、なんて事も時折あった。 大抵はそのまま、寝てさぼってしまっていたけれど。
軽く握り拳を作って、扉の方へと差し出す。
―――あれ程、会いたいと思ったのに、何処か足踏みするような想いを振り切って
とんとん、廊下に、扉の向こうに、響く問い掛ける音。
ふわりと、いつの間にか身体に付いて来たらしい花びらが、舞って、床に落ちた。
返事があるなら、扉を開き室内へと足を踏み入れる。 緩い笑みを浮かべて]
(+32) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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………五体満足?
[変わらず、何処か外した言葉を投げ掛けた]
(+33) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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……雪ちゃんて、呼ぶな!
[ちゃん付けなんて女の子みたいだ。 散々間違えられて、すっかりアレルギーを起こしていた呼び方は、だから、持ち前の我儘は、周囲に「くん」付けか呼び捨てを強要していた。
結論から言えば、転校生からのその呼ばれ方は、毎日の戯れ代わりに使われて、直されることもなく。 だから自分も、呼ばれるたびに追っかけては、お返しのように悔し紛れに、「ちーちゃん」なんて呼んで。
結果的に、「雪ちゃん」は、彼だけに許される、特別な呼び名になることとなった。
どうしてだか、その名前は呼ばれるたびに鮮やかな息吹を伴うようで。そのときだけは目の前の画面が取り払われるようで。
いつしか、大事な。大事な―――…]*
(63) 2015/04/05(Sun) 00時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[絵の具の跡の残る机の上、上体を預けて、突っ伏して、眠っていた。 夢を見た、見ていた気がする。
甘やかな余韻の中、脳を揺さぶる音に、重たい瞼を幾度か瞬かせ――ここが『現実』だと知る。
なんだか邪魔をされたような心持ちになったのは一瞬だけ。 まだ眠気を孕んだ唇を開いた]
(+34) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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…………蒼真?
[先生、と紡ぎかけて、名を呼び直した。
なんだか甘く痺れの残るような身体を起こして、入り口へと向き直る。
大事な何かを なくしたような 違和感は――夢のせい、なんだと思う。
変わらずの緩い笑みを浮かべた友人へと向ける表情は、夢の残り香を纏っていたかもしれない]
ん、五体満足。 蒼真のお腹も無事みたいだな。
[首元へと当てた片手を、軽く叩くように示しながら笑ってみせた]
(+35) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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/* 雪ちゃん天使でどうしよう
(-46) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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/* >>55 泣き腫らした情けない顔
この表現がすき
(-47) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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/* >>+29 (´;ω;`)
(-48) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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―間の世界・1階空き教室―
[いつもの通りざわめき立つクラスだったら。 この世界のように、自分達が立てる音しかないのではなかったら。 本能はきっと、簡単に壊れることを許さなかったのだろう。
そんな小さなことで。 哀しいことがあっても、日々日常を過ごしていれば それだって意味があることだったって分かる
なんて、どこかで聞いたようなキレイゴトに、納得していたのだろう。]
(64) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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[この世界でのことだって。 冷静に言葉を交わせていたのだって。
教室を見渡したときに、真っ先に探し、そして。
「ちーちゃん」がいるから孤独ではないのだと。 彼がいれば何も怖くないのだと。
無意識が意識にそう、訴えていて。
加賀宮や鷹谷にそう言ったように、「大丈夫」だと。 自分自身にも話し掛けていて。
けれど、「いないこと」に慣れない身体は。 知らないうちに充分に依存に浸かっていた心は。 保健室へ行くのに連れて行って貰えなかっただけで、揺らぐのには充分で。
思えば最初からきっと、こうなることが分かっていたのかもしれない。]
(65) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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[机に突っ伏した身体は、耳は、遠くの教室の扉が、開け閉めされる音を聞いていた。>>29 どこかで壁を叩き付ける音だって、聞いていた。>>23 この周辺には足音もなく、例え違う階であっても、それが大きな音なら聞こえるほどの静寂だった。
教室にはテレビがある。スイッチを入れたら、さっき一瞬見た景色がまだ映っているのかもしれないけれど。 然程興味を惹かれなかった。一度画面へ向いた視線は、再び机の上のナイフへと注がれる。]
(66) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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[傷の部分まで捲り上げた左の袖。 手の甲とは比べものにならない惨事。
彼のナイフで、自ら刻んだ輪はガタガタの線が手首上を一周していて。 それを見ているだけで、酷く幸せで。未だ鮮血の滲むそこへ、左頬を擦り付けた。
視線の先には「ちーちゃん」のナイフ。 その先端には肉を抉った血が付着していて。 それすら嬉しげに、笑んだ。
まるで、ちーちゃんが、やってくれたみたいだ。]
(67) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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[今いる、成田の世界。―――「元」の世界。 ちーちゃんがいなかったら、自分の世界なんて、簡単に色を失う。
誰からも見えない、透明な壁の此方側に来てくれた、彼が。 俺を拒絶するのなら、ここから出ていってしまうのなら。
―――ああ、最初からない方がどんなに良かったか。
ブレスレットが繋ぎ止めていたのなら、もっと早くこうすれば良かった。
だって今がこんなにも幸せだから。
もう離れていく不安なんて感じなくていい、って、言われているみたいで。
……――廊下に、上履きを擦る音が、響く。>>47]
(68) 2015/04/05(Sun) 01時頃
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[自分は机に突っ伏しているから。>>48 この教室の扉を開けた「誰か」が、誰か。なんて見ていなくて。
ただ、この時間を。涙が止まらないくらいに幸せな、この時間を。 誰にも邪魔されたくなかったから。
上履きの音が此方に近付いてくる。 制服が擦れる、乾いた音。
すぐ近くに立ち止まる気配。>>49
聴き慣れた呼び名に、漸く視線だけが彼の方へ向いて。 最初に見たのは上着の裾。何も持たない左手。そして、ナイフを握った右手。 ゆっくりと顔を起こす。腹から胸元、肩、顎。それから、笑った口元を見て。 視線を、絡めて。]
(69) 2015/04/05(Sun) 01時半頃
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……――、あさくら…。
[どうしたの。どうして謝るの。
上半身を起こして、笑う。
その笑顔はきっと、友達にするように、無防備な。 けれど、どこか距離を取ったような、形式的なもので。
いつも通りのはずだ。
だけど、俺の頬にはきっと自分の血が擦り付けられていて、 隠そうともしない左手首は、生々しい鉄の臭いを放っていて。
俺も麻倉も、ナイフを持っていて。
ただ、それだけが、今までと違っていて。]
(70) 2015/04/05(Sun) 01時半頃
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/* ここで終わりかな
(-49) 2015/04/05(Sun) 01時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[呼んで欲しかった、その声で。 消えて無くなりそうな、何かを、繋ぎ止めて欲しくて。
呼ぶ声に、微かに滲んだ甘やかさに、知ってるような、知らないような、…友人の表情に、身体が強張った。
緩い笑みのまま 眉尻を下げて
それから、一瞬だけ
途方に暮れた、迷い子の瞳を向けて
瞳を閉じた]
(+36) 2015/04/05(Sun) 01時半頃
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そう、良かった。 ………凄く、痛かったんだけどねぇ。
[扉近くの机へと、手にした紙袋を「差し入れ」とだけ告げて置いた。 中は、メールで約束した弁当。
そのまま、扉を後ろに佇み、背後に身体を預けた]
…付き合ってくれて、ありがとう。
[彼が、自分と共に戻って来てくれた理由は分からない。 それでも、二人こうしてこの場に居るのだからと、言葉を紡いだ]
(+37) 2015/04/05(Sun) 01時半頃
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―201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[一日ぶりに見る友人の表情が強張るのに、悟られたかと―― 一瞬考えたけれど。
あの『蒼真』が果たしてそれに気付くのだろうかと、すぐに思い直した。 眠かったから、なんて自分も彼も騙すように目元を擦って笑みを浮かべる。
けれど、刹那の表情には、何かを抉られたような――胸の中、冷たい風が通り抜ける感覚に囚われた。
大事な事を忘れているような気がして]
(+38) 2015/04/05(Sun) 02時頃
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……ごめん。 俺は……よく覚えてない。 あっという間だった気がするよ。
[差し入れと、置かれた紙袋へと視線を向けた。 そういえばそんな遣り取りもあったなと、削げ落ちた感情のままに思い返す。
距離を保ったままの彼には不思議そうに首が傾いで、苦笑しながら部屋の片隅に置かれた折りたたみ椅子を指し示した]
(+39) 2015/04/05(Sun) 02時頃
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一人じゃ勇気出なかったの、俺の方だと思うよ。 ……座ればいいのに。
[本当に。 なぜ彼に付き合ったのだろう。
戻りたくないと、願っていた筈なのに。
疑問は一瞬で霧散する。 『ここ』に戻って来られたのだからそれで構わないと。
片手は手探りに、置かれたままの空の灰皿へと伸びて、一瞬だけ、触れた]
(+40) 2015/04/05(Sun) 02時頃
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/* 大丈夫 痛くなかったから
(-50) 2015/04/05(Sun) 02時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/05(Sun) 02時頃
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―間の世界・1階空き教室―
[突っ伏した姿がぎこちなく俺を捉えていく>>69
臍の下、 指先、 反対側、 腹部から胸部へと、
ゆっくりと上がる視線に、 絡みつく瞳の色に。
―――――――――はじめて、『彼』を呼んだ時を思い出した。]
(71) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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―「雪ちゃん」―
[あの時は、『彼』を『彼女』だと思っていたから、雪のように柔らかそうな輪郭を見て呼んだのだ。 似合うと思ったから、賛美のつもりだった。
だが、怒気を孕む気配>>62に散り散りになるクラスメイト達。 囃し立てられても転校生の自分には何もわからなく、
ただただ、“おじさん”の後ろに隠れていた子の声を待っていた。
なのに、結果は。]
えっ……なん、で?
[困惑。 思わず瞬きを数度繰り返して、主張する唇>>63を見た。]
(72) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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[頭の中では、別れ際見たはにかんだそんな表情を想像していた自分の予想を大いにぶち破る声に、顔に、瞳に、全てが持って行かれて。
小声で告げてくれるクラスメイトに『彼女』の正体を知って。]
うるせぇなぁ……。 チビなんだから雪ちゃんでいいだろッ!
[夢が、幻想が、霧散する。 代わりに訪れた現実に負けず嫌いが顔を出せば牙を向けて。
代わりに「ちーちゃん」なんて女みたいな呼び方をされる度に「雪ちゃん」と呼んでやった。
今はあまり思い出したくない昔の残留。 でもすっかりと定着してしまった呼び方は確かに自分だけの―――……]*
(73) 2015/04/05(Sun) 02時半頃
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