94 月白結び
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[アプリからはいくつも、会話を知らせる表示があった。 僕はそれらの全てに目を通し、なんの返事も送らぬままアプリを閉じた。
『既読』
相手にはその文字だけが表示されるのだろう。 まるで痕跡を残すまいとするように。 胡麻の一粒も残らない、綺麗に食べられた胡麻団子の皿のように。]
(=22) 2013/09/01(Sun) 12時頃
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[やがてカミジャーの元に現れる影鳥。 夜風に消えるそれと、カミジャーの呟きを僕は聞く。]
またね。
[鳥居の側を離れない彼を煤けた蘇芳で見つめて、僕はその鳥居を離れた。 宿が用意されていると伝えてくれたのは道行くお節介な妖怪だ。 僕はありがとうと礼を告げて、用意されたという宿へ向かった。
夢かもしれない中で眠るのは不思議な感覚だ。 僕はお風呂や食事なんかを綺麗に済ませて、眠りについた。 眠る前に見上げた星空は、都会で見上げるものとは大違いで まるでプラネタリウムにでもいるような感覚だった。
月白に手が届きそうだと。 少し手を伸ばしてみようとして、やめた。
僕が手を伸ばしたところで、その色に手が届くはずもない。 僕の手からは何も生み出せない。 数粒の恵みも、錆びて消える錠前も*]
(66) 2013/09/01(Sun) 12時半頃
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―朝・風車の小道―
[早朝、宿にやってきた犬のような妖怪から里のことや帰る人間を選べという事を伝達された。 僕はその新しい台本をただ受け入れて、わかったと頷いた。
朝靄は少し肌寒く、寝起きの僕を包む。 朝早くに宿を出て、鳥居へ向かおうとしていた。 その中に鳥居から飛び立つ影が一つ。]
梅子さん。
[烏のようだと、彼を見上げる。]
(67) 2013/09/01(Sun) 12時半頃
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[それは風に乗り喜壱の店へと向かう途中のことだった]
……誰か俺を呼んだか?
[回る風車の端に降り、きょろりと視線を巡らせる。 その先にはみえる小さな影に、目を眇めて]
小さいの、お前か?
(68) 2013/09/01(Sun) 12時半頃
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うん、呼んだといえば呼んだかな。
[風車の傍に降り立つ姿。 鳥居の上から骨を投げつけられてぶりだろうか。 正しくは茶屋で彼が逃げ去るところを目撃しはしたが。]
おはよう。 あと、僕は雁眞唯。
[小さいけどそれは名前じゃない、と付け加えて。]
(69) 2013/09/01(Sun) 13時頃
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カリマユイ? なんだか痒くなりそうな名前だな。
[ケケケと歯を剥き出して笑うと、音もなくユイの隣へ降り立つ]
そういやなんで小さいのは俺の名前を知ってんだ? 俺、教えてないよな?
[ユイの周りを犬のようにぐるぐると回りながら、そんなことを尋ねた]
(70) 2013/09/01(Sun) 13時頃
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りとまをのければ、「痒い」になるね。 だからじゃない?
[剥き出しの歯に「妖怪です」と言わんがばかりの笑い声に対して 僕はやっぱり表情筋が死んだままに答えるのだけど。]
最初に出会った時、喜壱さんに追いかけられてたじゃないか。 シシ肉の万年食い逃げ犯なんでしょ?
[僕の周りをぐるぐると回るのを視線で追う。]
(71) 2013/09/01(Sun) 13時頃
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おおそうか。頭いいな、お前。
[りとまの説明に、納得したように頷く。 相手の表情が死んだようなのには特に気づかなかった。 そもかみじゃーのように、最初から表情と無縁のあやかしもこの里には多い。 だからそういう作りなのだろうと、ニンゲンをよく知らないあやかしはそう思っていた]
シシ肉が美味すぎるのがいけないんだ。 美味かったら食いたくなるのは、当然だろう。
[悪びれずそう言うと、ぽんっと手を打ち]
カリマユイ、お前も喜壱のシシ肉食ったか?
[ぐるぐると回るのをやめて正面に立つと、煤けた蘇芳の瞳を覗き込んだ]
(72) 2013/09/01(Sun) 13時半頃
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うん、悪くはないと思ってる。
[頭が悪いと言われた事はない。 僕は梅子を見上げたまま変わらない表情で答えた。]
食べたいものだけを食べていると栄養が片寄る。 それとも妖怪って、栄養とかそういうの関係ないの?
[当然、と言われると僕と言えばどうだろう。 これと言った好物もないし、かと言って嫌いなものもない。]
僕が食べたのは胡麻団子だけだ。 シシ肉は食べたことないよ?
[ぐるぐるがやがて止まり、彼は僕の前に立つ。 覗き込んでくる瞳はいったい何色だろう。 虹彩が小さくて僕にはよくわからなかった。]
(73) 2013/09/01(Sun) 13時半頃
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[じぃっと覗き込んだまま、にたりと笑って]
じゃあ、食いに行くぞ。 あんな美味いものを食わないとか、勿体無い。
[食べたことがないという言葉に、一人頷くとユイの手を取ろうと伸ばす]
栄養ってなんだ? 食べたいものを食べるといけないのか?
ニンゲンというものは不思議なことを言うもんだな。
(74) 2013/09/01(Sun) 13時半頃
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いいけど、お金あるの? 僕は食い逃げに加担するつもりはないんだけど。
[笑う顔を見上げて、至極真面目に答えてから一歩足を進めた。 伸ばされた手は煤けた蘇芳で一瞥して、やはりその手をとる事はない。]
僕たち人間は食料でエネルギーを摂取する。 必要なエネルギーが色々と複雑で、色んなものをバランスよく食べなくちゃいけないんだ。 同じものばかりだと、それが片寄ってしまう。 栄養っていうのは、食料から取れるエネルギーのことだ。
[僕は小道を歩き出す、お喜の茶屋の方に向かって。]
(75) 2013/09/01(Sun) 13時半頃
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大丈夫だ。 ニンゲンにいい思い出をつくってやるために、しし肉が必要だといえば、喜壱は納得する!
[はず、とは口の中だけでごにょり]
えねるぎー? ばらんす?
なんだそれは? シシ肉よりうまいものか?
[きょとりと首を傾ぐと、歩き出すユイの周りをピョンピョン跳ねた]
(76) 2013/09/01(Sun) 14時頃
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[結局夜空は上手く撮れぬまま、再び身体を横たえた。 開いたままの窓から見える夜空の色は相変わらずの闇色だったけれど]
――…… 、 斎、サン?
[目を瞑る前に見たその蝶は>>59 星の瞬きではなく、確かに陽の元に見たその羽ばたきだった**]
(77) 2013/09/01(Sun) 14時頃
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それってつまりは僕をダシにして、梅子さんがシシ肉を食べたいんだよね?
[はず、が聞こえたか聞こえなかったか以前の問題だ。]
シシ肉に含まれている栄養が、エネルギー。 だからシシ肉より美味いかといわれるとNOかな。 バランスっていうのは、
[なんと説明すればいいだろう。 普段使い慣れている言葉、それも意味を教えるのは中々難しいものがある。]
弥次郎兵衛って玩具はしってる? あれが分かれば説明しやすいんだけど。
[跳ねる姿もまるで鳥類のようだ。 鳥が地面を跳んで移動するのに似ていると、僕は思った。]
(78) 2013/09/01(Sun) 14時頃
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/* うああああああ >>59
拾いわすれていただとおおおおおおおおおお!!? うおおおおおおおおああああああ!!!!
どっかで絡められるといいな、うん。
(-18) 2013/09/01(Sun) 14時頃
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/* ぴょんぴょん跳ぶ鳥かわいいよね。
あと、カミジャーの面(もういいから
(-19) 2013/09/01(Sun) 14時頃
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[都合の悪いツッコミは聞こえないふりを口笛を一つ]
まあ、なんだ。 うまいものが食えれば良いじゃないか。
……カリマユイは美味いもの嫌いか?
[飛び跳ねると足を止めて、もう一度首を傾ぐ]
おお。知ってるぞ。 両手に団栗をつけた玩具だ。 俺も昔作ったことがある。あれは面白い。
(79) 2013/09/01(Sun) 14時頃
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[見事に鳴る口笛に視線を向けて、足を進める。]
興味ないね。
[好きか嫌いか、嫌いなわけはないしだからと言って好物があるわけでもない。 しいて言うなら缶珈琲は好きだと思うけど。]
此処には珈琲なんてないでしょ?
[ぽつりと、呟いた。]
あれが「バランス」だよ。 左右に揺れずに真っ直ぐ弥次郎兵衛が立ってる事を 「バランスがとれてる」っていうんだ。
この里も「バランス」がおかしくなってるんでしょ?
[早朝、犬の妖怪に告げられた事を思い出して僕は告げた。]
(80) 2013/09/01(Sun) 14時半頃
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美味いものには興味ないのか? じゃあ、なんになら興味あるんだ?
[やはりまたぴょんぴょんとユイの周りを飛び跳ねながら]
こーひーというのも初めて聞いた。 ああ、でも喜壱なら作れるかもしれんぞ。そしたら俺にも分けてくれ。
[シシ肉よりも美味いものなのだろうかと、じゅるりとよだれを腕で拭う]
弥次郎兵衛がばらんすなのか。カリマユイは賢いな。
[ケケケと何故か楽しそうに笑って]
おお。だから明日には誰か一人帰らないといけないらしいぞ。 呼ばれてきてさっさと帰れなんて、ひどい話だな。
(81) 2013/09/01(Sun) 14時半頃
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―お喜の茶屋・前―
興味、興味か。 なんにも興味がないと、おもってる。
[飛び跳ねる烏を横目に、僕はゆっくりと通りを歩く。 暫くすれば鳥居と同じ色が見えた。]
豆をひいて淹れる、お茶みたいなものなんだけど。 店にもついたし聞いてみるよ。
[よだれを垂らすほど美味しいかどうかもわからないが、 食べ物じゃない事を一応梅子に話しておいた。]
(82) 2013/09/01(Sun) 14時半頃
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―― 翌朝・宿 → ――
[目が覚めたのは、木葉町の安アパートでは起きたこともないような早い時間だった。宿に居ても何をすることもなく、ふらふらと当て所もなく歩き出した。]
――……おおっと、 あれ、オレに用事?
[呼びかけられたのは、突然。 もう妖に対しても驚かなくなりつつある。 犬のような尾を持つ>>#4名も知らぬ妖の話しを立ち止まって聞いた。]
帰せなくなる……か。
[妖の話す間に、ぽつと零す独り言。]
了解、伝達ゴクローさま。 ……ああ、転ばないように気をつけなよ!
[恐らく決定事項なのだろう、遣いの妖には質問をすることなく、再び去っていく背中>>#7にそう声を掛けた。]
(83) 2013/09/01(Sun) 14時半頃
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弥次郎兵衛の片方をつつくとバランスが崩れて揺れる。 そのつつく力が小さければ、やがてまた真っ直ぐに立ってくれるけど。 大きければ弥次郎兵衛が傾いて、やがて倒れる。
人間の世界から来たのが六人。 複数の人間が此処に来るのは珍しいんでしょ? なら、バランスを崩したのは此処にきた「人間」のせいだ。
まあ、さっさと帰れってのが通りなんじゃない?
[自分の世界がおかしくなるかもしれないのなら、歓迎観光の話でもないだろう。]
(84) 2013/09/01(Sun) 14時半頃
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なんにもないのか? なんにもか? ひとつもか?
[淡々とした声音に、あやかしは尋ねる言葉を重ねていく。 まるで小さな子供が親にどうして?と尋ねるかのように、何度も何度も]
お茶か。 茶は腹の足しにならんが……。
[こーひーとは想像していたご馳走とは少し違うらしいようだ。 それでも腹は空いているし、今だったらなんでも美味く飲めるだろうと一人納得して]
おお、聞いてみろ。 そしたら俺にも一口な。絶対だぞ。
[がらっと引き戸を開けて、茶屋の暖簾をくぐった]
(85) 2013/09/01(Sun) 15時頃
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元々そのばらんすとやらが崩れてたから、 ニンゲンがいっぱい来たんじゃないかって俺は思うけどな。
[少しだけ斜に構えたように吐き捨てる]
でも、まあそんなことはお前らには関係ねぇことだ。 お前らはいい思い出とやらを作ってくれ。 いい思い出が出来たら、ちったァよくなるらしいからな。
[ケケケと笑うと、 まずはこーひーだ、と指を立てて]
喜壱。こーひーを作れ!
[と、店内へ叫んだ**]
(86) 2013/09/01(Sun) 15時頃
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屍漁り 梅子は、メモを貼った。
2013/09/01(Sun) 15時頃
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うん。 たぶん、ね。
[尋問が重なっていく。 質問期の子供のようなそれこそ、知的好奇心の塊とでも言おうか。 僕とは真逆のそれに、僕は曖昧な答えを返した。]
空腹を満たす為のものじゃなく、嗜好品だからね。 ごはんやなんかとは別物だ。 まあ、出してくれたら一口でも二口でも飲めばいい。
[絶対、という約束をしたつもりはないけれど くぐっていく梅子さんの後を追って、僕は店の中へと入った。]
(87) 2013/09/01(Sun) 15時頃
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―― → 村はずれ ――
[通りを抜け、長屋の並ぶ場所から少し歩いた先、 ぶつかったのは里の終わりであろう。 ――「この先は何もない」、静かに佇む木々の先はぼんやりと見えず、そう言われているような気さえした。]
別に、好きで来たわけでもねぇんだけどさ。
[零すのは、先ほど村長の遣いに聞いたばかりの話しへの感想。 行くか、行かぬか。イエスかノーかの選択肢があれば、雪は“ノー”と選択していたかもしれない。 ――けれど、選択肢がなくて、正解だった。今はそう、思う。]
……イイとこすぎんだろ、ココ。
[気のいい妖、美味しい食事、過ぎていく穏やかな時間。 こうしてゆっくりと過ごすのは、久しぶりと言っても過言ではない。]
(88) 2013/09/01(Sun) 15時頃
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[一息ついて、空を仰ぐ。 綺麗な青空は、雪の瞳の色に近いけれど どこまでも澄んでいるそれと自分の色が、似ているわけがない。
誰に対してもいないのに、相変わらずその貌には笑みが張り付いたまま**]
(89) 2013/09/01(Sun) 15時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/09/01(Sun) 15時頃
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/* うん、Lost in Blueはあながち間違った選択でもなかった。
(-20) 2013/09/01(Sun) 15時頃
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確かに。 鶏が先か、卵が先か。
[因果性ジレンマの有名な一節である。 僕はそれを口にして、茶屋の一番端の席。 昨日とまったく同じ場所に腰掛けた。]
いい思い出。
[梅子はいい思い出を作れという。 いい、とはなんだろう。 思い出、とはなんだろう。 店主へと指を立てて注文――というよりも恐喝かなにかにさえ思える――している梅子。 喜壱はどう反応しただろうか、僕は煤けた蘇芳を二人へと向け。 それから、机の木目にその視線を移した。]
(90) 2013/09/01(Sun) 15時半頃
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[思い出、即ち記憶。 それは薄れ、褪せ、朽ち、書き換えられたりする情報のひとつ。 けれど消す事は適わない。 叙情性を帯びたものを思い出と謳うのならば 十三年間の僕の人生の中に思い出というものはきっとない。
例えば月明かりの窓辺に佇む蝶の羽ばたきも。 例えばぱらぱらと降り注ぐ恵みの粒も。 例えば泡沫のように錆びゆく錠前も。 例えば烏のように悠然と風に乗る影も。 例えば夕暮れに凛として咲く花も。 例えば弾かれた弦の柔らかな音も。 例えば変わらぬ表情で空を見上げる狛犬も。
それらの記憶は僕にとって「思い出」になるのだろうか。
瞳に映る机の木目の色は煤けた蘇芳に近いけれど 色々な妖怪に愛されているだろう茶屋のそれと僕の色が、似ているわけがない。
僕は誰かとはまるで逆の、動かない表情を下に向けている。]
(91) 2013/09/01(Sun) 15時半頃
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