199 獣[せんせい]と少女 2
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[その間、空腹を満たそうと喰らった肉の行方を思う。
食べても食べても虚しくて、腹が膨れることはない。
それは鳥獣であったり、植物であったり、様々だが。 どれもこれも生きていて、そのままであれば子孫を残し、 或いは他の生き物の糧となって、命を巡らせたはずの者達。
自然の理から少し外れた存在である獣は、 糧として彼らを喰らう必要などないはずだけれど。 腹が減れば、本能はそれを紛らわせようとした。
意味はなくとも、美味いものはやっぱり美味いし、 だから不要と知っていても、つい手を伸ばしてしまう。 …それに関しては獣に限らず、動植物も皆、変わりなかろうが。]
(110) 2016/10/10(Mon) 03時頃
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[あの椋鳥が死んだ日、 食べてもらえないのが可哀想だと、少女らは泣いた。
その翌日に、俺は躊躇いなく家畜を絞め、 皆の夕飯にせんと燻製小屋に吊るした。 …そして数日後、それはちゃんと食卓に並んで、 俺や、他の獣の腹にも収まった。
椋鳥が地に還り、命を巡らせたことを知る俺は思う。
獣に喰われ、栄養にもなれず、 空腹を紛らわせる嗜好品になってしまった家畜の方が もしかしたらずっと、可哀想なんじゃないかって。]
(111) 2016/10/10(Mon) 03時頃
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[…そこまで考え、俺はふるりと身を震わせたのだ。
少女は家畜と違い、喰らえばこの身の糧となる。 けれどもし、――もし。
彼らを嗜好品として、求めるようになってしまったら? 美味しくて、その味が忘れられなくて、 思い違いかもしれない、少しの空腹にも耐えきれないような。
そんな状況に今、 …俺が陥っているのだとしたら?
この身に取り込まれる少女は、望み通り喰われたとて。 “可哀想”なのではなかろうか……?]
(112) 2016/10/10(Mon) 03時頃
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/* なるほどねえーーーーーー (確かに って頷く村建てであった
(-35) 2016/10/10(Mon) 03時頃
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―― 回想:エリちゃんと砂糖水 ――
[ いつもは賑やかな食堂も おやつの時間が過ぎた後は少し、静かになる。
その日のわたしは、少しのつもりのお昼寝で すこしどころか、おやつの時間にも起きなくて 目が覚めた時には、おやつと夕ご飯の間の時間だった。
遊んだりしないで寝てただけ なのにお腹はすっかり空いていて でも、おやつを食べるにはおそいから
ヘクターせんせいに習った砂糖水を作ろうかなって わたしは一人で食堂に行ったんだ。]
(113) 2016/10/10(Mon) 03時頃
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[ メルヤせんせいにお願いして コップにお水を入れたときだったかな エリちゃんの姿が見えたから。
水の中、くるくる消える砂糖の白と 透明だけど確かに甘い、花の蜜に似たそれを 一緒に作ろうって、手招きしたんだっけ。
完成した砂糖水はわたし一人で作るより ずっと美味しいって思ったのを覚えてる。*]
(114) 2016/10/10(Mon) 03時頃
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[ 長期に渡る拒食と、その後の過食。
身体が絶食の埋め合わせをしようとしているのか、 或いは単に、空腹が癖になってしまったのか。
俺はこの100年で、もう3人も少女を喰らった。 はたしてそれが、正しいのかもわからずに。
…その全てを知る先達の視線が、俺は、怖い。>>0:201>>0:204]
(115) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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/* そんな獣が居たっていいと 村建てはおもう。
そんな獣を、殺そうとする獣がいたっていいとおもう。
結局は餌の取り合いなので 乱獲するようなやつがいる=自分のごはんがなくなる 度が過ぎるやつは淘汰される気がしますね………
(-36) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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/* 基本的には そんなお腹すかないのがふつうと思っとるけど うまいわーーー!!!! で食べ過ぎるのは人間もおなじですし そんな獣はふつうにいるだろうなあ。
あの味が、ひとりめの味が忘れられない 食べても食べても満たされない あ、地獄だな?(素敵!って顔
(-37) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[こう考えてからの一年間、 俺は“嗜好品”を口にする回数を減らしている。
必要なものを食べることに、抵抗はない。
けれど俺はもう、 これが空腹なのか、或いは別の何かなのか、 自分では、よくわからくなってしまったんだ。]
(116) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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― 食堂 ―
[食堂にはヘクターせんせいはいなくて、代わりにサンドイッチが置いてあった。 人数分があったけど、あたしは自分の分をひょいと抱えて、妖精さんへお供えにいこうと、踵を返した。
お供え、って言い方は違うのかもしれないけれど。 神樹があたしたちを見守ってくれていて、あたしたちのお母さんだもの。きっと、そう変わらないんだ]
(117) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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― 外 ―
[今日でお別れ、なんて言われても、全然実感が沸かなくって。 地面の土を蹴り上げて、茶色が舞うのをじっと見つめながら歩いた。 きちんと「お別れ」しなくちゃ、後悔する。そんなようなこと、言っていた子も居たっけ。
特別な事をすればそれだけ、それは現実味を以てあたしに迫る。 それが怖くて、見ないふり。せっかくサンドイッチを抱えたのに、まっすぐ神樹に供えにいくのもいつもと違う。
こういうとき、どんなことをしたら良いかわからない時、ヴェスパせんせいにおまじないをしてもらうの。 ゆるりと顔を上げて、せんせいを探す目線は真剣さに欠ける。見つけるまでの時間を引き伸ばしている、そんな感覚]
(118) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[なぁ、誰か。 何でもいいから、満たしてくれよ。
――……俺はどうにも、腹が減って仕方がない。]**
(119) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[きゃん!と犬の悲鳴が聞こえた。>>63 あ、ヘクターせんせいだった。なにしてるんだろ、って思ったけど、その前を行くのはシルクちゃん。>>76
あたしより早く起きていたけど、何してたのかな。 でも、いまのあたしはそれをあんまり聞きたくなかったけれど、でも、ムカムカしていそうなシルクちゃんは珍しくって。 声をかけるのをちょっと躊躇ったけど、すっごく珍しいシルクちゃんが心配で、気付けば傍観者姿勢。
お話している声は、聞こえる距離、だったかな。>>77>>78 おおかみみたいなせんせいの眼を覗き込むシルクちゃんのお顔は、すこし、こわかった。**]
(120) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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——現在、神木の下——
[成長した姿はいままでと何かが変わってきていただろうか。 眩しさに目を眇めたのも少しの間。まずは深々と頭を下げて。]
誕生日おめでとうございます。 いい天気ではありますけれど、調子はいかがです?
[もうすぐ少女も獣もがっこうを去り、別々の道を歩むことになる。 旅立ちの年になったからといえ、すぐ出て行くわけではないけれど。 何か思うところはあるのかと思いもする。]
(121) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[実のところ緊張をしているのは獣の方かもしれない。 先達の屍から目覚めて100年の、前の契りの年。
大気から成った獣は長い間意識も掴み難く、 あの頃は自我が今ほどしっかりはしていなかった。 夢のように目覚めて、夢のように眠りに戻る日々。
表情の乏しい顔で規則にだけは無駄に厳しく、 雷だけを落としていたりしたのだから、 それはもう怖がられたり避けられたりで思い返せば酷いものだ。]
(122) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[それでも最後に手を取らせてくれたあの子は、 なぜ私に選ばせてくれたのだろう。 息が止まる最後まで、薄い心に甘さを染み通らせてくれたあの子は。
薄情なことだ、獣はまだそのことを夢のように思っているのだから。 だからこうしてのこのこと、罪の意識も薄く食事を取りに来ている。 前と変わったのは、良いか悪いか今回はとても豊かな時間を過ごしたことだ。
あの子の残した終わりが、今は世界に色をしっかりとつけてくれている。 あの少女も、この少女も。鮮やかに記憶に刻まれている。]
(123) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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― 思い出 ―
[ 夏の水入り紙風船合戦には、わたしは最終兵器って顔をしながらへくたーせんせいを連れてって、とびきりつめたい氷水のBOMを作ったり。
べすぱせんせのところへは、時折こっそり遊びにいって「さみしくない?」なんて聞いては逃げるを繰り返したり。
誕生日の晩餐は、へくたーせんせいが超必死>>0:914な思いをして作ってくれた晩御飯を「また大きくなっちゃう…」ってうなだれながらもばくばく食べた。( ワクラバせんせいとまりおにも、ちゃあんと御礼を言って )
シルクがデメテルをぎゅっとしてる>>0:959なら、空気も読まずに「まぜてー!」とサンドイッチしにいったし。
誕生日が終わってしまう夜。>>0:937 デメテルと星を見に行った屋上で。とびきりの誕生日にあったことをたくさん話して……ちょっと泣きそうな顔で 「来年もまた」星を見ようって約束した。]
(124) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[ 9歳。ここに居る最期の年。 もっと前からその日を実感していたシルクと違って わたしはずいぶんお気楽に日常を過ごしていたから この全員で、これから過ごす季節はもう無いのだと 実感できたのはここ3ヶ月になってから。
ふと、その事に気付いたのも あの”ししねこ”に「いつまでいるの?」と問うたとき ” わたしたちがここから居なくなる日まで ”
と、答えられたからだった。
昨夜、9歳最後の夜。 全員が必ず居るって決まっている 最後の夜。
わたしは途端に、また別れが信じられなくなって 寝ることも、泣くことも、寂しがることすらできず ぽけっとしたまま、ベッドに居た。 ]
(125) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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― はじまった感じがしない はじまりの日 ―
…………ぉはょぅ………
[ 隣のベッドのデメテル>>53に、全然起動してない顔で おはようの挨拶。
鳴り響いた鐘楼>>#1もぼんやりするほどに わたしのねぶそく顔はひどかった。
デメテルは3cmおおきくなった>>81けれど いっぽうわたしは2cm伸びてしまって 結局縮まった差は1cmなんだけれど…… それでも、ちょっとでも近くなった距離は嬉しい。
ベッドに座ったまま、髪を結って、と頭を差し出すけど それでもまだ顔はぼんやりしたまんまで 晴れ晴れしい門出の日って感じは まだ。 ]
(126) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[ デメテルは畑に行くっていうから わたしはあくびをしながら手を振って。
「 ぴい 」
と、もうすっかり馴染みになったはずの小鳥も わたしの頭の上に鎮座して いっちょうまえに、デメテルをみおくった。* ]
(127) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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― 小鳥 ―
[ わたしの頭の上に居る小鳥は… わたしが孵した。
ほーせんせのくれたたまごを温めて あれは何日目のことだったっけ。
ピキ、ってちいさな罅が入って わたしが目をまんまるくしたのは 多分お昼に月がひとっつ出る頃あたり。
今はもうすっかり餌も自分で取るし わたしが呼べば、 みたこともない色とりどりの羽根を広げて 頭の上にやってくるけれど
雛のときは、ほんっとおおおおに大変だったんだ。 めるやセンセや、ワクラバせんせいに聞きながら 夜なべして見守った日もあった。 ]
(128) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[ たまごから生まれたから「タマ」
鳥は卵から生まれるものだよって言われても わたしは「タマ」って名前を譲らなかった。 ]
…………たまぁーーー。
[ ねぼけ声で、頭の上へと話しかければ タマの方が今日が何の日かわかっているようで]
いったあああああい!
[ …………思いっきり脳天をつつかれた。]
(129) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[ さすがにちょっと目の醒めたわたしは とりあえず顔を洗おうとおもって のーーんびりと、お風呂についてる洗面台へ。
目の下にくまをつくって あたまにタマをのっけて 歯ブラシをしゃこしゃこしている……
そんな”可愛くない” ピッパを 選んでくれる獣は、いるのでしょうかねえ。** ]
(130) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[この一年でたくさんの糧を取り込んで 3cm大きくなったデメテルは、 少女らの中で一番大きなピッパよりまだまだ小さいけれど 少し縮んだ私との距離を誇らしげな笑顔の中に感じたから 視線を合わせるために屈まなくても おねえさんに見えると私は微笑みを返す。>>81]
今日の朝陽は、特別に綺麗な色に見えたよ。
特別の始まりだからかな。 たくさんのお別れの分、たくさんの素敵な色が 外の世界では見ることができるはずだから。
[外の世界でたくさんの色を知り、吸収していけば 少女はより素敵なおはなしを作るのだろうと思いながら、 此処で過ごす最後の日に彼女がどんなおはなしを思いついたのか問いかけた。]
(131) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[それはまだ、完成はしていなかったようだけれど、>>82 私はそれを聞けるのを楽しみに思う。 完成したら、きっと聞かせて欲しいと私は言って。 おはなしを聞かせてもらう前払い、ではないけれど 少女のご馳走のための宝探しに協力しよう。
デメテルが目指したのは林檎の木。 一年前、重ねた約束のひとつ。
いつか一緒に食べようと言った焼き林檎。 少女はそのことを覚えてくれていた。
私も勿論、忘れてはいない。
私は、林檎の実を取ってあげようと声をかけようとした。 けれど、腕を伸ばす姿を一度見守ることにして。
少し足りない距離を跳んで埋めようとした指先が 赤い果実に触れるのを近い距離で見つめ、自分ひとりで取れたことを褒めようと左手を伸ばしかけた刹那、視界からデメテルが、ふ、と消えた。]
(132) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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―前日の夜―
うぅぅ……、 お、落ち着かねぇ…。
[明日が契りの日と思えば、流石の俺も安眠といかず。 星明かりの美しい外へ、ふらっと散歩に出ることにした。
同じようにして過ごしていた者は、いただろうか。 もし見かけたなら、何とは無しに声をかけよう。
誰が、誰を選ぶのか。 皆の心は、決まっているのだろうか。
…10年間、共に過ごした少女と獣の顔が、脳裏に過った。]**
(*0) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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ッ…、デメテル…!!
[普段あまりださない大きな声を出して、 常の緩慢気味な動きより速く、 私の想定では着地したデメテルの頭を撫でるはずの位置にいた左手を身体ごと低く落として、バランスを崩した少女を支えようと。
――…ズシン
地に響いた音は私が地に膝をつけた音。
左腕で小さな体を前から抱えるようにして デメテルが地面に衝突することはなかったけれど その時、私は反射的に右の腕で少女の背中に触れてしまっていた。
私の左手の出力は私の意志で制御できるけれど 私の右手は力の加減が制限できるくらいで 何も意志を乗せないまま触れれば僅かは相手の力を吸ってしまう。
だから、私は右手で少女に触れることはなかった。]
(133) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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[慌てて右手を離したから、 鱗が落ちるほどの力は出なかったが それでも少しだけ右腕に痛みが走ったから、 例えば全力で走った後くらいには、疲弊させてしまったかもしれない。]
怪我は……いや、それ以外も、
――すまない、デメテル。
[私は眉を下げて謝ると、大丈夫だったろうかと、 不安な面持ちでデメテルの顔を覗き込んだ。**]
(134) 2016/10/10(Mon) 03時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2016/10/10(Mon) 03時半頃
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——鐘の鳴る、少し前——
[去年、ニコラスが食堂で描いたスケッチはどこかに飾ってあったか、 あるいは中身を見た少女から話を聞いたりしたのだろうか。 あれから一年もう過ぎたとはとても信じがたいことだけれど。
年を経るごとに一年が早く過ぎると学術書に乗っていたから、 こうしてがっこうに訪れるたび、一年が短くなっていくのかと淡々と思う。 もしもあの場にピッパがいてたならば>99
今日のホレーショー先生は、 ねぼすけさんからランクアップしておサボリさんですから。
とでも、呆れたような物言いでありつつ、 口元は緩くあげて答えるような一幕もあったのかもしれない。 あの日は、珍しくホレーショーが早起きをしていたから、 エネルギーが途中で切れてしまったのだろう。
今日も特別な日だから、きっと早起きをしているに違いない。>>92 鐘の鳴るのを滑空して待ちながら、そんなこともちらと考えていたりした。]
(135) 2016/10/10(Mon) 04時頃
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