246 とある結社の手記:9
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/* いつもどーりにくっっっっっそながいやつ投下しますね…… よまなくていーいやーつだ〜〜〜じこまんぞく!
(-872) taru 2018/08/06(Mon) 03時頃
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─ 朝、 ─
[いつもの朝だ。ここ数日の当たり前の朝。 今日も結社員が彼女を運び出していくのだろう。
毎日掃除をしていた、掃除夫は、 今日も、掃除はしたんだろうか。それとも。
……今日は、いつまでも血の臭いがなくならないな、と思った。]
(13) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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─ 朝、処刑連行時 ─
[がしゃん、解錠の音が響く。足音。
票は見事にバラバラだった。 拍子抜けしたくらいだったけど、これで終わりだ。 彼が最後の人狼だといって、おわり。おわる。
今日もまた、つれていかれて行く人を見つめる。 当たり前のように受け入れるその姿を、じっと。>>0
がしゃん。施錠の音が、響いた。]
……。 はあ。
[ひとつため息をつく。これで、これで…。 終わるんだろうと思う。思って、]
(14) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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…何が?
(-873) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[ぱっと、顔をあげた。 扉を見つめる。そわ、そわそわ。落ち着かなくて。
連れていかれたラルフ。 響く馬車の音、馬の嘶きが耳に残る。
えっ、あれ。そうか、あれで。おわりだ。 おわりだ。もう、会えないんだ。
自分で殺すよりも、全然現実感がわかない。 かわりにわいてくるのは焦燥感だ。]
(15) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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えっと、 …… もう、しんだかな。 まだいきてるかな。
[心の底が、落ち着かない。 どうして、彼には私の声が届かないんだろう。]
……。
[彼が連れていかれたら嘆くと言った。 でも、いつ嘆けば良いんだろう。いつ、いつ?いま?わからなくて、だって、本当に、ほんとうにしんじゃったの?]
(16) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[ドンッ、 扉を叩く。]
ねえ、 あの、 もう、
(17) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[ドン、ドンドン、 また叩いた、もう居ないのは解ってる。]
ねえ、
[扉を叩いて、声をかけて、次に出た言葉は、]
(18) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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─── 待って…!
(19) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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まって、ねえ、おねがい、まって! まって、まだ死んでないんでしょ? だって見てないもの、ねえ、
[扉を叩く回数が増える。]
おねがい、お願いよ、まって、 待ってってば!きいてる!? きいてよ!! ねえ、 ── ねえ…!
(20) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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ラルフを、つれていかないで!!
[どうして私は。 そんな事、心にも思ってなかったじゃないか。]
つれていかないでってば!! つれて、 つれていかないで、 ころさないで、…… ころさ、……
[最初に殺したのはどんな相手だったっけ。 もう全然覚えてないけど、小さい頃だったから、 たぶん相手も小さい子だったんだと思う。
食べたいなって思って。食べた。 相手は何て言ってたっけ。
全然、覚えてない。]
(21) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[ころさないで]
(-874) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[かけられた鍵を力一杯引っ張っても、どうしようもならない。壊れない。びくともしない。早くしないと、ああでも、ダメだ。きっとだめだ、もうなんの音もしない。]
……、…
[大きく息を、吸って、はいた。]
ぁ、…
う。
(22) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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ううう、ううううううううううっっっつ!!!!
[両手で顔を覆って、膝が地面に突く。 そのまま座り込んだ。]
うああああああぁあっ、 ! いやだ!いやだ、やだ、いやだいやだ、 ラルフ! らるふ、らるふ、…ラルフ……、 うう、ああ、う、ぅううう、だ、や、 んぐっ、うう、や、ぐ、ううぅうう、ぁ、……
やだよぉ……
おいて、いかないでよ
[う、ぐ、うええ、と大声をあげて泣いた。泣いて、止まらなくて、途中咳き込んだり、鼻をすすったり、嗚咽がもれたり、とにかく泣いた。もう袖だってびしょびしょで、こんなに泣いたのなんてきっと生まれてはじめてだ。]
(23) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[嘆く。って解ってた。自分でも、そう言った。 解ってた。解ってた。わかって、
…なかったかも知れなかった。]
(*17) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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いやだ、いやだいやだいやだいやだ。 やだやだやだ、やだ、いやだ、いやだ、 やだ、…なんで、どうして、ああでも、 いやだ、こんなの、なんで、いやだ、いやで、でも、
[あの紙に名前を書いたのは私もだし、 助けるチャンスをふいにしたのも私だ。
構わないって笑って投票したのは私だ。
解ってたじゃないか、こうなることくらい。 解ってたじゃないか、彼が死ぬことくらい。
わかってたじゃないか、もう会えない事も、 もう話すらできない事も。
わかってたのに。]
(*18) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[──……
小さい頃から、私はあんまり、ダメと言われたことがない。 だから好きなことをして生きてきた。
でも、パパは急にいなくなってしまった。 どうして?
ママにきいてみたら、さあ。としか答えてくれなかった。 ママと私の共通点。私は人狼だけど、ママは違うから、 きっと問題はそこじゃない。
女の子だったのが、いけなかったのかな。 男の子だったら、つれてってもらえたのかな。
私はどうしたらいいの?って、ママに聞いたら、 すきにしたら。って言われたから、うん。って答えた。 私は、早く走る練習をはじめた。男の子みたいに。]
(-875) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[おいていかれた。おいていかれた…。 改めて思うと、とても悲しくなって、大声で泣いた。 でもやっぱり、パパはかえってきてくれなかった。]
(-876) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[大声で泣いた。 そうしたら、聞こえる声が慰めてくれた。]
(*19) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[成長して思い返してみる。 あのとき、パパに、連れていってって言えばよかったのよ。 だから置いていかれたんだわ。 そうも思うようになっていた。
好きなことをしなくちゃ損をする。 言いたいことを言わなくちゃ損をする。 それはそういうところからだ。
スージーの根底は、決してポジティブなんかではない。 正直者なんかでもない。でも素直ではある。 いや、素直にしか”なれない”。]
(-877) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[スージーはどんな誰かとも、深く関わらない。 内面を覗かれるのなんてぜったいに嫌だ。
そう思っていたし、 幸か不幸か、そこに深く深く関わろうとした人は、 誰もいない。パパの話はヤバかったけど。
人狼の仲間ですらも、 大事な友人であったリンダですらも、 パパも、ママも、お客さんも、誰もかれも。
だからこそ人生の底が浅く、人格の底が浅く、 とても正直者に”みえる”。
表面を見られているわけじゃなくて、動いているものが表面しかないというのが正しい。 表面しかないから、その時に本気で”そう”思っていても、つるりとすべってゆき、その感情は終わるのだ。]
(-878) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[じゃあその内面とは。
ずっとずっと、変わっていない。 ただ、置いていかれたくないだけの子供だった。 それしかないのだ。それしか。 それはもうずっとずっと、表面から離れた遥か内側で凝り固まってしまって、もうどうにもできない小さな塊。根底からすべてに影響を及ぼすくせに何からも影響を受けない厄介な小石だ。
考えは浅くて、仲間の顔色を窺って。 誰かの良い友人でありたくて。 いつも楽しくすごしていたくて。 いろんな誰かに楔を打って、 皆においていかれないように、気を張っている。
──ただの孤独な臆病者だ。]
(-879) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[人狼が人間に嫌われるのも知っていた。
たぶん最初は悲しかった。 でもすぐに、つるっとしていった。
くりかえして、くりかえして。 表面にすら出なくなっていく。]
(-880) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[仲間が大事なのは、声が聞こえるからなのも大きい。 人間には聞こえない声。いつもきこえる。
話しかけたら答えてくれる。 そこにはただただ、安心感があった。 苛々してても、誰かを殺したいってもれてしまっても、 皆人狼だから。仲間だから。平気だった。
人間を食べても殺しても、嫌われない。 それどころか時々ほめてくれる。 楽しい。嬉しい。大好き。
皆がこの声で話せたらいいのに。 ずっとそう思っているし、だからこそ、 仲間には嫌われたくなかった。 置いていかれたくなかった。
皆が皆、好きにできれば良い。 とても自由なように見えて、それは同時に自衛でもある。]
(-881) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[誰も、深く関わってくれなかった。 人間は、人狼が嫌いなんだと思ってた。 だから必死に隠してた。 だってそれは、殺されるよりも怖かった。]
(-882) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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「スージーがたとえ人狼でも、 好き だよ。」(>>5:-179)
(-883) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[寂しかったんだ? 食べて欲しいと思ってる。 大丈夫。仲間だよ。]
(-885) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[そんな人間が、いるんだろうか。 いたんだろうか。ピスティオは別、だって声が聞こえるし。だから。
信じられなくて、信じられなくて、信じられなくて、られなくて、られなくて…、
でも、聞き間違いなんてありえない。 だって、彼は紙に書いてくれたんだから。
あの文字を見た瞬間、私は確かに強い感情を覚えた。 きっと今まで生きてきた中で、はじめての感情だ。]
(-884) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[ あれが、私の初恋だ。 ]
(-886) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[仲間を失っただけじゃなかった。 好きな人が死んでしまった。
だからかな、だからかも、こんなに悲しくて辛くてしんどくて、ああ、もう死んでしまいたいって思うのは。はじめてだ。こんな気持ちははじめてだ。もう、どうしたらいいかわからない。 いやだ、いやだ。いやだいやだいやだいやだいやだ。
どうして。]
(*20) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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