人狼議事


199 獣[せんせい]と少女 2

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【独】 意匠造形 シルク

/*
ニコラスせんせ……っ
あーーーーー!!!!

(-972) belphe 2016/10/23(Sun) 22時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

―学び舎―

[時を遡るようにあの日来たのとは逆方向の空へ
海辺の街から汽車に乗り、
裾野の街を越えて砦の上、
参道を抜ければ懐かしい学び舎が見えた。

"目的地"へと行く前に懐かしいその場所を
ゆっくりと歩いて回る。

少女と契りを交わしたあの日、
祝福の白い星がかかっていた神木の枝葉は
あの日と変わらず鮮やかな緑の隙間から光を零していて。

花畑にはもう、小鳥のベッドは面影もないが
色とりどりの花々が風に揺れていた。]

(756) dix73 2016/10/23(Sun) 22時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[それから、昇る陽と沈む陽を何度も見た畑。
畦道に咲いた赤と青のサルビアの花、空へ伸びる向日葵。

林檎の木に、桃の木、ライチの木、
木の実のなる高い木に、無花果の木。

そして葡萄はやはりこの時期にはまだ青白い。

かつての少女と、君の思い出が詰まった植物に、
右手で触れることはしない。

そんなことをしなくても、
君たちは私のこころの中に生きていると
私はもう知っているから。]

(757) dix73 2016/10/23(Sun) 22時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[そうして、食堂へと足を伸ばせば
扉の前で暫し留まる。
この扉を開いたら皆の笑顔があるような
そんな気がしてしまって、微かに笑った。

当然、もうあの日の少女らはいないし
ほかの人影も中にはなかったが、
隅の棚へまっすぐ向かうと、
置かれた画帖を手にとる。

これが、私の会いにきた学び舎の皆の顔。>>731]

(758) dix73 2016/10/23(Sun) 22時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[あの日、1ページしか見ることのなかった
少女の画帖の中には私のよく知る少女のタッチで
描かれたたくさんの思い出。

一枚、一枚ページをめくるうち
こみ上げてくるものがあったけれど
私は視界を滲ませないようにそれを堪えて。

誕生日プレゼントと同じで
やはりそこにはピッパの顔はない。

最後に描かれた少女の笑みに私も思わず笑みが零れた。
これを描いたのは、その横に並ぶ同胞だろう。

私は同胞らと見た星に、思いを馳せる。
せんせいであった獣たち。
彼らがどういった経過を辿ったにしても
彼等が幸せであること、
そして選んだ少女をしあわせにしたことを
私は願い、信じている。]

(759) dix73 2016/10/23(Sun) 22時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[微笑んだまま、画帖を閉じようとすると
ばさばさと羽ばたく羽根が私の首もとを擽った。]


 ……タマ?どうし――…


[その時、声が聞こえた、気がした。>>732

私は何かに導かれるように最後のページを捲る。

そこには――……、>>733]

(760) dix73 2016/10/23(Sun) 22時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[少女の描いた少女と、私。

その下に書かれたメッセージを見た瞬間、
あの日までの記憶が逆巻きに私のこころの中に流れ込む。]


 ――…ピッパ。
 
 楽しいこと、たくさん、たくさん、あったよ。
 
 私の望んだとおり、君は私を幸せにしてくれて
 私が誓ったとおり、私は君を幸せにできたと思う。


[ぽたりと、雫が笑顔を浮かべた二人の上に落ちる。

寂しくて泣くわけじゃないんだ。

紡ぐ言の葉は涙声になってしまっているけれど
ちょっとくらい、のうちに入ると許してほしい。]

(761) dix73 2016/10/23(Sun) 22時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[溢れた愛しさが一粒落ちた画帖の
少女のサインの横、ウサギのイラストの下に
小さく短い文字を走らせる。

持ち出し厳禁の思い出を棚へと戻したら、
君と歩んだ旅路の足跡を辿って、
私は私たちの家へと帰ろう。]

(762) dix73 2016/10/23(Sun) 22時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[腕の中でなにか呟くのが聞こえ>>714目線をそちらに向ける。足音や、雪の降る音にも掻き消されそうな呟きは確かに俺の耳に届いた。

死ぬ話なんかするな、と言い返したいのに、そんな希望すら空虚なことは誰よりも俺たちが分かってる。
ただ柔らかな頬に唇を寄せて応じながら、やっと洞穴にたどり着く。

ここの景色は綺麗だ……花は咲いていなくても、空気の全てが輝いているし、シルクの体温をとっても近くに感じられる。
ぎゅっと顔を近づけて鼻をくっつけあうのが大好きだった。シルクの匂いが、とても近い。]

(763) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[シルクの言葉の一つ一つ、聞き漏らさないように黙って聞いていた。
シルクが遠くに行ってしまうのが分かっているし、それは抗えないものだと分かっているけれど……シルクの頼みはなんだって聞こう。
腹を空かせた獣の性より、せんせいとして、ヘクターとして彼女の前に有りたかった。]


……忘れるもんか。約束したろ。

なあ、シルク、ずっと一緒だ。


[柔らかな唇が重ねられて、シルクが飛び込んでくる前に俺もずっと腕の中にシルクを閉じ込めた。

重なった唇の隙間から、ふう、と息が吐き出されて……そこから、シルクが息をすることは無かった。]

(764) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時頃

【秘】 鉱滓地区 ワクラバ → 漂白工 ピッパ

 
 ピッパへ
 私と共に生きてくれてありがとう。
 これからも、よろしく。

 ごちそうさま。
         愛をこめて。ワクラバ


[少女に倣ってイラストを添えると、タマが私の頬を嘴で突いた。
すまない、と小鳥に私は苦笑する。
教わり損ねてしまったから、こっちはどうにも下手なままなんだ。



サインの横には少し不恰好な、*鳥の絵*。]

 

(-973) dix73 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[しばらくじっとまた息を吹き返して、名前を呼んでくれやしないか待ったのだけれど……いつまで経ってもその時は来なかった。
キラリと光る雫がシルクの目から転げ落ちるのを、つい、と舌で舐めとると、また新しい雫がぼたりぼたりとシルクの滑らかな頬の上を滑り落ちる。

この気持ちは、苦しいと悲しいのジャムだ。
寂しくて寂しくて、目の前からシルクがいなくなるのが嫌なのに……お腹が空いて堪らないんだ。

でもシルクはダメになることは望んじゃいない。
ならば、これが俺の、ヘクターとしての役目だ。]


お前は、俺がご馳走様するんだ。


[俺は狼へと姿を転じた。]

(765) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[愛しい子を食らって生きるしか無いことを呪っても、生きていれば腹は減る。

彼女が詰め込んだたくさんの思い出や幸せを喰らっても、罪悪感より、頭の先からつま先まで満たされる気分に突き動かされる。

そうしてまた一口食べる度に、シルクに抱きしめられてるみたいに幸せな気持ちになるんだ。

今までの誰を食べた時より、ずっと。]

(766) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[洞穴に散った血の雫の一滴まで舐め取ってやっと息をつく。
焼け付く空腹感が失せて、霧が晴れたような感じだ。

霧が晴れて見たら……この伽藍道の洞穴に一人ぼっちなことに酷く怯えて尻尾を丸めた。]


ごめん、ありがとう。
……愛してる。


[そう言って、しばらくそこで一人で泣いた。]

(767) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【独】 MI:18 エリ

/*
>>-969
わがままいわないの!(ぺそぺそ

>>-971
えっち!

23時までにはしのう
うん おまたせします

(-974) iori427 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

ー 新しい旅に ー

[どれくらいそうしてじっと過ごしていたろうか。

のろのろと身体を起こして辺りを見渡せば、目に入ったのはシルクのリュック。
手繰り寄せれば中からふわりとシルクの匂いがした。
満たされた後だからか、美味そうという感想にならなかったのが酷く物悲しかった。

中を開いてみたことは無い。
多分シルクの大事な旅の思い出が全部詰まってる。

シルクは楽しかったんだろうか……なんて今更疑うことはしない。俺と同じ気持ちなんだって信じてる。

それでも、また一緒に旅した気分になれるかなって、そんな気持ちで日記を開いたんだ。]

(768) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[最初の日記は、まなびやの別れの時に見た花吹雪と聖誕祭で初めて買ってありがとうをした犬の飴の絵……雪だるまを作った時に褒めたらたくさん喜んでくれて、この日から沢山ハグをしたんだ。

森で二人でいろんなジャムを作ったこと>>3:276銀の糸と黒いリボンを買ったこと>>3:427はちゃんと覚えている。
……けれど俺が知らなかったことも、たくさん書いてある>>3:-174>>3:-175>>3:447

全部全部、シルクの気持ち。
一緒の気持ちで知っていたものと、知らなかったことが沢山の色を使って書いてある。

火の遺跡で花を贈りあって、それから川でたくさん遊んで……楽しかった日々の裏で、たくさん悩んでいたんだ>>-303>>-304>>-305

俺の中にいる少女らに問うたら答えは返ってくるんだろうか……俺がどうしたら幸せか。]

(769) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【独】 漂白工 ピッパ

/* 全私が泣いた

(-975) prin 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【独】 意匠造形 シルク

/*
ヘクターせんせええええええ
[なでなでぎゅむり]

(-976) belphe 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[だけれど俺の幸せは、魔よけの祭りの陰で来る終焉の時に怯えた日も、この銀世界にたどり着いた日も……お前が一番考えてくれているじゃないか。

だんだん絵がかけなくなったって、日記の文章が途切れたって、その間もずっとずっと、お前が、俺の幸せを考えてくれている……。


日記の最後に、一文字、俺の名前が記されているのを見て……俺はそっと日記を閉じた。]

(770) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【秘】 墓荒らし ヘクター → 意匠造形 シルク



心配しなくても、俺は幸せだよ。

たくさん旅をして、幸せの粒を二人で沢山集めて……漸く素晴らしいジャムになった。

そんなジャムを一番喜んでくれる人は隣にいないけれど……今こうして誰より俺の傍で繋がってるじゃないか。

(-977) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター


でも、まだ終わりじゃないぞ。


[この日記を見返して、とても大事な事を思い出したから。

俺の手元には、シルクの日記帳と、これまで二人で買い集めた、たくさんの色を束ねた刺繍糸の山がある。

さあ、これから旅が始まる……俺が喰らった4人の生命が全て尽きるまでの間、たくさんの糸を繋げる旅に、また一緒に来てくれよ>>3:274]

(771) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

ー ある男の手記 ー

[獣と少女の巣が近いっつっても、親を亡くした子もいればたまたま生まれた先の親が屑だった奴もいる。
そんなヤツらに天候が多少他より良いからって何になる、食えなきゃ終いだ。

俺はそう思って、ガキの頃からずーーーーっと生きてきた。物取りが俺の物心ついてからの家業だった。

ある日のことさ、俺がいつもみたいに大通りで財布を失敬していた時……突然物凄い顔した男が突っかかってきてよ……俺はそいつに路地裏まで引きずり込まれちまったんだ。

そいつは俺の顔1発ぶん殴ると、懐から針と糸とを出しやがる。綺麗な糸だったよ……ありゃあ砂漠の街のものだな。
そいつは俺に針と糸とを差し出すと「これはお前のだ」ってんだ。何かって話聞いてみりゃあよ、なんてことはねえ、スリなんかやめてこれで刺繍を覚えろってんだって。]

(-978) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

[ばっかじゃねえの、って思ったさ。
でもそいつは大真面目なんだ……基本的な針と糸との使い方、縫い取りの仕方、馬鹿でも分かるように説明してくれてよ。

俺だけじゃねえ、路上で暮らしてた行く宛のねえ奴ら集めて、全員に教えてやがる。どんなお大尽だよって思ったね。

そいつが言うには「人と人との繋がりのねえ、1本だけになっちまった奴らは繋げてやらなくちゃあならねえ」んだとさ。

……結局は食い扶持も無くて困ってた連中の集まりだ、一人また一人と、真面目に刺繍を練習してよ。

気が付きゃ此処の刺繍がひどく腕が良いって評判になりだした、俺達は今や乞食でもスリこそ泥じゃあなくなった。儲けでいい糸買い付けて、もっと良いもの作れるようになった。]

(-979) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

[最初にいた奴?それが途中でいなくなっちまってよ。

神様だったんじゃねえかなんて言い出す奴らもいたけど、俺は違うと思うぜ。

だって……一度俺が刺繍糸の玉っコロ落として転がしちまった時、そいつときたら叫びながら口で玉っコロ咥えやがったんだぜ?

ありゃあ神様っていうより犬っコロだろ。]*

(-980) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【独】 意匠造形 シルク

/*あああああああああ

(-981) belphe 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
ちなみにある男ってこいつ>>3:211のつもりです。
一旦区切ります*

(-982) ヨキ 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【独】 鉱滓地区 ワクラバ

/*
やりきった……。
ので、私は皆のログを拝みながらゆるゆるいるよ。

(-983) dix73 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【人】 青い鳥 デメテル


[約束を破ったことのないあなただから、破ってしまってもいいんじゃないかしら。
今日はとくべつな日。
きっと誰でもみんな祝ってもらえるのだから。

砂時計の砂がやがていつかすっにり空っぽになってしまうように。
時間は有限。限られている。
うまく笑えなかった顔>>741も、もう、見られなくなる。
あなたの震えに触れられなくなる>>-957
分かりきっていたことなのにね]

(772) 24kisouth 2016/10/23(Sun) 22時半頃

【独】 青い鳥 デメテル

[あなたのいない時間に涙することが増えた]

(-984) 24kisouth 2016/10/23(Sun) 22時半頃

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