199 獣[せんせい]と少女 2
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/* 「おねえちゃん」はあとで拾おうかなぁっていう それまでぼくはタマになる() サブPCちょうべんり…!
閉じ用モノローグ書こうかも迷ってるけど うーん……
(-858) prin 2016/10/23(Sun) 14時半頃
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[ある日目覚めたらシルクは先に起きていて、この間までの寝こけていた分を取り戻すみたいにしたすいすい刺繍を進めていたからびっくりした!>>572]
おう、元気そうだな!
[そう言っては刺繍に夢中になる様子に尻尾を振って喜んだ。刺繍も日記も、なにかしているのは知っていても何を書いているのかは知らないまんま。ただちらりと横目に見えた日記と対照的に、刺繍の方はひどく色の数が少ないのだなという凡庸な感想を抱くだけだった。
俺は何度も刺繍の練習をする。 上手くはなってもシルクほどじゃあないから。 隣に立てるように何度も何度もやり直す。
……不意に明るい声がした>>573]
(630) ヨキ 2016/10/23(Sun) 14時半頃
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……わ! はは、やっぱり今日は元気だな、シルク。
これ、俺に?
[一緒に旅してたんだ、砂漠の街で機織りが話しているのも一緒に聞いていたさ。 鮮やかな色を重ねて、これまでの繋がりとこれからの新しい繋がりを祝して刺繍を花嫁道具にするんだって。
初めて買った銀の糸で縫い取られたのは、星空の下に輝く狼の姿。二人で夜空を見上げた景色の中に、シルクの髪の色をした俺がいる。
日記を書くと言って離れようとするなら、一瞬その手を掴んで引き止めて……腕の中にぎゅっと抱き締めるんだ。]
…………。
[こんな時、何度言ったらいいのか……せんせいは知らない。寂しい、離れたくない、だけどそんな感情を吹き飛ばすくらい、嬉しい。言葉に出来ないから、ただ抱きしめる腕に力を込める。]
(631) ヨキ 2016/10/23(Sun) 14時半頃
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[そして言葉に出来なかったから、一瞬だけ、その柔らかい唇をぺろりと舐めた。]
(-859) ヨキ 2016/10/23(Sun) 14時半頃
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[シルクが離れてしまった後も、俺は刺繍を前に、俺の気持ちを表す言葉をずっとずっと考えていた……ありがとうだけじゃ収まりきらなさそうなのだもの。
群青色の布地の中、遠吠えするみたいな銀の狼が1匹。シルクはどうして自分を描かなかったのかな、なんて、布地を撫でながら首を傾げる。
そうしてやっと気付いたんだ……布地の色に隠れるような、消墨色の強い絹糸に。 その糸は、星に、狼に、すべてに寄り添うように配置されていて、よく見ないと気付かない。]
……なあ、シルク、これさ。
[振り向いた俺は日記帳の上に伏すシルクの姿を見て、死にたくなるほど後悔するんだ、どうしてもっと早く気付けなかったんだって。]
(632) ヨキ 2016/10/23(Sun) 14時半頃
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[何度も顔を舐めても、何度近くで吼えても、シルクは起きなかった。 鼻を鳴らしてもダメ、ぷるぷる震えたってダメ。
……ならちょっとだけ噛んでみようか、なんて一瞬だけ考えてしまった時は、本当に本当に恥ずかしくて死にたくなった。
眠るシルクに寄り添って、シルクのリボンに初めて練習じゃない刺繍を施した。黒い布地はこの旅の最中でも痛むこともない。 丈夫な絹が組み合わさった、何をしても切れない布だものな。
空腹感を噛み殺しながら、黒の布にたくさんの色を重ねた。これが、シルクがくれた刺繍の返事なのだと、丁寧にひと針ひと針想いを綴って。]
だから、お前が起きなくちゃ、意味が無いんだ。
[窓の外はいつまでも明るい。シルクは目覚めない。 気が狂いそうなほど長い時間をかけて、俺の刺繍が出来上がり……シルクがようやく目を覚ましたんだ。]
(633) ヨキ 2016/10/23(Sun) 14時半頃
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/* >>-857ピッパ !!!ごめん!!夢中でロル貼ってて気付けんかった! メモに書いてたら過ごせた長くなっちゃって、区切りごとに投下してたの。あともう少しで離席になるので、それまでに全部落としてから!!本当にごめんなさい!!
(-860) ヨキ 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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/* いやいや、ええんじゃよ 区切りだったのなら、よかった。
がんばれ!二次会まじがんばれ!(主に顔面的な意味で
(-861) prin 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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/* 【事後報告】つけま取れました【手遅れ速報】
(-862) ヨキ 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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[シルクが目を覚ました時>>577俺は尻尾も振らず、ただ漸く開いたその目を見つめてにっこりと口角を上げた。幻じゃないのは、抱き着いてきたその体温でよーく分かった。
けれどその手もいつもより弱々しくて、すぐにずるりと滑り落ちてしまう……それは何より雄弁に終わりの時を告げた。
弱々しく指先を握るその手>>578を力強く握り返して、俺は頷いてみせるんだ。]
……分かった、何処までも行こう。
[出発の前に、最後のいつもをしたい。 髪を纏める真っ黒なリボンをシルクに見せる。
黒地に咲いた、刺繍のブーゲンビリア。 あの時の花は、俺のとシルクのとで二つ並んだ押し花の栞になったけれど、この花はこの先もずっと枯れやしない。]
(634) ヨキ 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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お前と一緒で良かった
お前と一緒が良かったんだ
[上手くできるようになった蝶々結びで、シルクの髪に枯れないブーゲンビリアを咲かせながら、そっと俺は自分の気持ちを伝える。]
……病める時も、健やかなる時も、お前と共に歩もう。
(-863) ヨキ 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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[シルクは前に雪の中を転がっていた時より随分と弱々しくなってしまったから、ひょい、と横抱きにして宿を後にした。恥ずかしいなんて文句なんか言わさない。今まで大事に使ってきたリュックも刺繍の道具もジャムの瓶も全部持って、誰もいないところへ行こう。
夜にならない街を抜けて、氷の張った川を渡って……二人で夜空を見上げた場所に来た>>480
吹雪が吹くからと、街の人も滅多に近寄らないらしい。こんなに綺麗なダイアモンドダストも、澄んだ空気の下で見る星空も、寒さに凍えるヒトの前には遠く手の届かないところらしい。
そうして、いつぞや夜を明かした洞穴に辿り着いた。 俺がそばにいるんだから寒くはないかもしれないけれど、その体から体温が失われるのが怖い。
ここは白夜の街ではないから、次第に日が落ちれば夜になる……また星を見れるかどうかはわからないけれど。]**
(635) ヨキ 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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/* 。゚(゚´ω`゚)゚。 なんかもう、ずっとこんなん… ヨキさんつけまは取れないように もうアロンアルファとかで貼ろう(だめです
(-864) dix73 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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[どれほどの間、私はその泣き声を聞いていただろう。
聞こえてくるのは私の声ばかりで いつの間にかタマの鳴き声は止んでいた。>>627
私の視界は滲んでしまって 少女の胸の上で丸くなる青色が 私を見上げていることに気づけないまま 瞳から溢れる雫を止められずにいる。
握った少女の手からはもうずっと冷たくて まるで、世界に一人きりになってしまったような そんな感覚の中、
ふわりと、いのちの温かさが私の首もとに触れた。>>629]
(636) dix73 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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……たま。
[口にした音は久方ぶりに発した人語のように思え 私は私の普段の声を思い出すことができた。
先ほど(いや、きっともう随分と前だ)の鳴き声からして タマはお腹を空かせていたはず。
ピッパ、早く起きてタマにごはんを――…
ゆる、と私は小さく頭を振りとめどなく溢れる瞳の雫を拭う。
今、食事をしなければ、 ピッパを"起こさなければ"いけないのは タマではなく私なのだと、漸く、思い至って。
す、と息を吸うととも、瞳を閉じた。]
(637) dix73 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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[茜色が海へと溶けていく水平線が窓ガラスに映る。
青色と赤色をした竜の、黒い影が夕陽に照らされて 部屋の中へ長く落ちた。
竜は止めたはずの 生まれて初めての雫をぼろぼろと落としながら 生まれてきて二度目の"食事"をする。
その味は、竜のしっていたとおり 少女の宣言したとおり 葡萄よりも甘い。
少女から最後に貰ったいのちが 瞳から溢れているから それも共に余すところなく感じる味は
海の水のように塩辛い分、一層、甘かった。]
(638) dix73 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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[じわり、と竜のこころに広がる温かさ。
これは、幾度も交換した君のいのちの熱。 それから、私が気づかなかった、 気づいてやれなかった熱が 新しいいのちを迎え入れるように 優しく揺らめいている。
私のこころの中には確かにふたついのちが在る。
――…いまならそう、信じられるよ。]
(639) dix73 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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―――…おかえり、ピッパ。
(-865) dix73 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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[胸元に手を当てて、
私の少女と、預けていた私のこころに
告げる瞳は濡れているけれど、 今度こそは、笑顔で、告げることができた。*]
(640) dix73 2016/10/23(Sun) 15時半頃
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/* わたしも居ないように見えるじゃろ………?
。゚(゚´ω`゚)゚。 ずっとこんなん。
せんせえ………せんせええええええ
(-866) prin 2016/10/23(Sun) 16時頃
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/* もう夕方という事実に驚きを隠せない。
ちょっと、もう、色々とごめん…! 9時には起きてたんだけど、背後がバタバタしてるん…
(-867) yosumi 2016/10/23(Sun) 16時頃
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/* ひとまず短くとも投げる。 飛び飛びで書いてて思考とっ散らかってるので、的外れなこと言ってたら蹴り飛ばして(
(-868) yosumi 2016/10/23(Sun) 16時頃
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/* ありがとう………ほんとありがたい…… いま超高速で十字切ってる……あーめん……
こんなにロールたくさんもらって ……………っはーーーーーーーーーー(解脱
アラーにも祈っとこう…… この世のあらゆる神に感謝したい
(-869) prin 2016/10/23(Sun) 16時頃
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[獣には、獣の理屈があって。 少女には、やっぱり少女の理屈がある。
不思議そうな顔が、返事を返す。>>585>>586 だから俺は一層、必死になって言い募った。 困惑させているのはわかっている。>>587 こうなった原因も…恐らくは。
生来の少女としての考えももちろんあるだろうが、 これまで俺はこの子に、何を話してきた? 食べることの是非…それが、一番多かったろう。
マリオの答えはいつでも、>>506>>507>>508 俺を受け入れてくれるものだったから。 だから…俺はそれに甘えたまま、 本当に大切なことは、きっと伝え忘れていた。]
(641) yosumi 2016/10/23(Sun) 16時頃
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/* ほれーしょーこんにちは! 背後のばたばたお疲れ様だよ。 時間てほんとあっというまでつらい…
>>-866 それな…。゚(゚´ω`゚)゚。 ロル書いてる間もずっとこんなんだし 更新するたび泣いてしまうロルおちてるし あああ…
ピッパ…とうとい…さみしいよおおお…
(-870) dix73 2016/10/23(Sun) 16時頃
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[震える声で、それでも答えを返す少女。>>589 わからないと口にしながら、父のようであると言い、 閉じた瞼を震わせながらも、その核心に触れる。>>590]
わかってんじゃねぇか… なぁ、つまり、そういうことだろ。 愛してるってのは。 おまえが俺に思うことと、 俺がおまえに思うことは、一緒だと思う。
傍にいてくれるだけで、心が温かくなる。 同じだよ。俺も、同じ気持ちなんだ。
(642) yosumi 2016/10/23(Sun) 16時頃
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/* せんせいにお返事しにくいの渡しちゃったかなと不安になって続き書きながら泣いてた…… せんせいお疲れ様。リアル大事にしてね。
(-871) かの 2016/10/23(Sun) 16時頃
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マリオ、おまえはな、 空っぽの腹を満たすだけじゃない、 隙間だらけだったこの心に咲いて、 優しく満たしてくれた、一輪の花みたいな存在だ。
おまえの笑顔で、言葉で…俺は何度救われたか!
[そういうのは、俺の何って言うんだろうか。 母の問いは、存外に難しい。]
(643) yosumi 2016/10/23(Sun) 16時頃
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毎朝、俺の名を呼んでくれるだろう。 …ごめんな、実は気付いてた。
俺のどうしようもない悩みを聞いて、 鬼なんかじゃないって言ってくれて。 頭撫でてさ、抱きしめてもくれたよな。
たくさん、笑いかけてくれたろう。 大好きだって言ってくれたろう。 おまえが俺に向けてくれる笑顔や言葉、 それがあるから、俺はもっとおまえが愛しくなるんだ。
(644) yosumi 2016/10/23(Sun) 16時頃
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全部、おまえが俺にくれたもんだよ。
こんだけたくさん貰っておいて… 逆に、愛さない方が難しいってもんよ。
[手を伸ばし、柔らかな頬をそっと撫でる。
おまえだけが俺を愛して、>>590 俺がおまえを愛さないだなんて。>>587
そんなバカな話が、あってたまるか。]
(645) yosumi 2016/10/23(Sun) 16時頃
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