233 冷たい校舎村5
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/* 考えれば考えるほど、高槻が自殺したと思うと面白い……境遇的に一番死にそうになくない?? でも、めいちゃんも死ななさそうか。 あのこ、光のオーラに溢れてる。
さて、表はどう動こう。 マネキンの第一発見者にならないことをモットーに動きます。 停滞するのだけは避けたいけどもー、もー。 進くんは日向ちゃんが見つけてくれるでしょう。おそらく。
>>#2 頭寝てた(*ノノ) チャイム鳴って人形なのはここで知るんだった。>>18 まあ、うっすらわかってたことにしてもよかろう……なんたって、創造主ですから。
(-18) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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いいわけ、ない。
[この部屋の、かつての光景を思い出す。 暗くなった校舎内に、灯台みたいにこうこうと灯る明かり。 もう下校時間だよって声をかけにいった。 何度も何度も。
繰り返されるそのやり取りを、あたしは結構楽しんでたんだ。 その部屋で、こんな景色を見たくなかった。]
(77) 2018/02/17(Sat) 13時半頃
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[黒岩君の体は、また安楽君が運んでくれた。 3-3の教室。そこは、黒岩君の幼馴染のいるクラスだ。 黒岩君の座らされる椅子が、彼女の席だったら少し嫌だな。 そんなことを思ったけれど、口を噤んだ。
手足は勘弁と安楽君は言った。 それならあたしが、と思ったけど、結局そうはしなかった。 血に塗れた手足が怖かったからじゃない。 黒岩君はきっと、あたしに触れられたくないだろうと思ったからだった。**]
(78) 2018/02/17(Sat) 14時頃
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/* >>78 そんなことはないぞ(にゅっ
(-19) 2018/02/17(Sat) 15時半頃
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/* 檀への感情の詳しい説明になる、 過去回想エピソードをひとつ没にしたから ちょっと後悔だなあ
生徒会で遅くまで残る晴良はたくさんの友人に称賛されてるけど、 それに比べて龍騎は、幼馴染を放っておいて友達と遊び呆けてる って嫌味を通りすがりのモブとか親とかに言われてた という感じ
檀に対してはいろいろ複雑なんだけど 嫌いではないかな
(-20) 2018/02/17(Sat) 15時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 15時半頃
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/* そういえば吹き飛んだ手足って描写から、 私は手足がもげて、手足に鎖が絡まってると解釈したのだけど 果たして合っているのか不安になってきた 違ったらごめんよ黒岩
(-21) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 16時頃
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―昨日:2年2組メイド喫茶―
[ メイド喫茶の中には誰もいない。 ただ、甘ったるい匂い>>1:360が漂っているだけ。 ファンシーなテーブルクロス>>1:361に丸机。 丸机にはメイド喫茶を思わせるメニューが 用意されていた。
それがどうにもきもちがわるいのは どうしてだろう。 ヒクつく喉はうまく唾液を飲み込めない。 ちららと辺りを見渡した。
だれも、いない。
だれも、いないから、だから。 ]
(79) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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[ 不意に後ろへ引いた足を 思い切り椅子目掛けてぶつけてみた。
ガタン!と大きな音を立てて倒れる椅子を見た。
それで何か起きたりする訳でもない。 ただ、何度も蹴り続けてみたわけだが、 壊れることはなかった。 ]
(80) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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……は、やっぱ、変なの。キモい。
[ 残るのは足にじんっ、とした痛みだけ。 それが夢でないことを教えてくれる。
だが何度蹴っても壊れない椅子が、 常識を逸して不気味に飾られている。
鬱憤を晴らすどころか却って居心地の悪さを得ながらも、 仄かに混ざるのは高揚感。
ここでなら何したって別に壊れやしないんだなぁ、なんていう。
ちいさな事実を手に入れた、だけ。 倒れた椅子を片づけることなく廊下へ出た。 ]
(81) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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―教室―
[ あの後、3階までぐるりと見渡したが、 守屋は見つからなかった。
だが、その他は見つかったから一先ず安心したことを覚えている。 帰ってきた十朱>>2:446に対して ]
心配したじゃん。あんま一人で勝手に動くなよ。
[ と、小言めいたことを言いながら笑っていたのはよく覚えている。 だがそこには黒岩もいたし>>2:431 少しの雑談に混じったのも覚えている。 ]
いつまで此処に居られるんだろうなあ。
[ いつまで此処に居なくちゃダメなんだろう。 そう言葉にしたのに、間違えたな、なんて思ったのは一瞬だ。 鼾につられるようにむにゃむにゃ口を動かす俺は簡単に その日の意識を手放せたのだから。 ]*
(82) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2018/02/17(Sat) 16時頃
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── 朝 ──
[ 午前五時に、今日も稀好の朝が始まる。
鳥が鳴く声は聞こえなかった。 ただ静かな静寂。 誰かは鼾をかいてたかもしれないけれど。
目を覚まして、もぞりと動いた。 狭い。 寝袋の中だ。 委員長とは違って、キャンプによく行く亀森家の 息子稀好は寝慣れていた。 けれど。
教室で寝るのには慣れていなかった。 見慣れた黒板の、消されていない皆の文字と 目が合って、瞬き。 ]
(83) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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[ きっとまだその時は、全員居た。 眠っている姿をちらりと見て 健康的な睡眠を確認してから、立ち上がる。
世話を焼く人は居ないけれど もう眠れそうに、無かった。
昨日ばたばたして行けなかったシャワー室へ 行った後も、どうにも時間はありそうだ。
食事。 作るべきだろうか。 しかし、他人の手料理に拒否反応を出す人間は 思ったよりも多いし、第一購買に食糧が有る。 なら、いいかな、と稀好は思った。
また、時間が空いてしまった。 ]
(84) 2018/02/17(Sat) 16時頃
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[ ぼうとしながらシャワーを浴びて ぼうとしながら着替え終わっても 皆が起きるまで、まだまだありそう。
稀好は図書室へ行こうかな、と思う。 三階にある、図書室。
てくてくと、階段を昇って行って、正面。 図書室より先に見えたのは 演劇部の、部室だった。
稀好は、何気なしに、その戸を開く。 ]
(85) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ 四年前。 そう、四年前。 稀好は、姉の学校祭を見に行った。
姉のクラスのカフェも早々に退出し 足を運んだのは、演劇部の公演。 演じられたのは小さな箱ではあったけど この部活に自分も参加すると考えると 稀好は胸が高まって仕方がなかった。
稀好は、演劇部に入りたかった。
中学の演劇部に途中入部も考えたけれど 閉ざされた空間に踏み入るのは恥ずかしく なら、高校からはどうだろう、と考えてた。
興味本位だった。 軽い気持ちだった。 でも、確かな予感があった。 自分もこんな舞台に立つんだろうと言う、予感が。 ]
(86) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ 結局その計画も予定も、果たされなかった。
稀好は、皆が起きるまで 自分の居ない台本を、読む。** ]
(87) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ 人間観察は何のためか。 全部知りたいのは、誰のためか。
突然だけども、みんなは、 「いやなことがあったら忘れなさい」とか 言われたことがあるんじゃないかな。
別にそれに「うん」って素直に頷かなくてもいいけど、 どんな嫌なことがあったって、 そのままリアルタイムのまま、 記憶が保持される事は、ないんじゃあないかな。
それって普通の事だと思うから、 それを責めているわけじゃないんだけども。
俺の場合は違う。 俺の場合は、そのリアルタイムが今も続いている。 ]
(88) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ だから嫌いになどなりたくない。 ほんの一瞬でも脳がそう知覚したら、 俺は許せなくなってしまうだろうから。
困ったことにこれは人類の30%ではなく、 世界を巻き込んで60人しかいない。 なんとも幸運なのか、不運なのか。
少なくとも俺は、 双子の片割れであるあの子が俺に残した、 切っては切れぬ思い出で、呪いだと、 思い続けている。 ]
(89) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ それにこの呪い、誰だって理解してくれるもんじゃないことも、 ちゃんと覚えている。
言葉が操れるようになって、 最初に母親に向かって俺が言ったこと。
「ママはどこにいるの。」
俺にとっての母親は、 いつもいつも啜り泣きながら、 いやだいやだと言っていた。
でも、まだ瞼もうまく開かない時から 生まれ落ちた時に感じた温もりと匂いが 今の母親と違うと告げていたから、 持ち得る言葉の限りで説明した。
優しいその人は俺の言葉を最後まで耳にしてくれたけど、 最後は抱きしめながらこう言った。 ]
(90) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ 「カイくんのその力は、 ふつうのひとがもってない特別な力なの。 だから、秘密にしていようね。」って。
子供ながらにそれ以来、言いつけをしっかり守った。 俺には理解者などいないのだと覚えた。
まだ、母親の声も覚えているのに、 抱きしめてくれる優しいひとを、 母さんと呼んだ。 母さんは嬉しそうに喜んだ。 ]
(91) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ 海の音。青と白。いや、違う。 海の音。そこに広がる赤。
いつもそばにいたあの子。 俺の片割れ。 いつもそばにいないあの子。 俺の片割れ。
胸の中に痛みが走るたびに、 あの子を思い出して、嫌になる。
嬉しそうに笑う母さんが、嫌になる。 あの時から、ずっと。 ]
(92) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ だから俺の場合、知っておきたかった。 全部、全部、知っていたら、失敗しない。 嫌いになんかならない。
他人に興味を抱くのは、 俺の中のその人達に対する 肯定的な感情が揺らぎそうな時。
そんな時、注意深く観察する。 理解できなくともその人を知れたら 俺は知覚せずに済める道を探せる。
首を傾げて覗き込んだ瞳の奥の人を。 好きなままで、楽しい記憶のままで、 愛せるから、 だからどうか、失望しない為にも、 幸福で安らかであれる為にも、 みんなが素晴らしい人だって、 夢を見続けさせて欲しかった。 ]*
(93) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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[ でもそれがもう無理だって、限界だって。 そう、薄々気づき始めていたから。
俺の世界を守る為に俺は、――……。
先、越されちゃったな、って、思う。 ]*
(94) 2018/02/17(Sat) 16時半頃
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―昨日―
[ 就寝時間に入る前に、亀森と古守には 放って行っちゃってごめんって 頭を下げたことかと思う。 待っていてくれた人>>64がいたから ただいま、なんて言えたんだけども。 ]
遅くなってごめん。 心配、かけたかも。
[ なんて言葉とは裏腹に軽い音で教室で 待っている二人へ。
[ シャワーはその後に済ませてしまったから 就寝の際、気にする事は黒岩の鼾しかなく。 ]*
(95) 2018/02/17(Sat) 17時頃
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―教室―
[ そうして目を覚ましたのは8時半過ぎ。 唯一まともな寝床がある場所は女子に譲った為に、 快適な眠りとはいえずとも、 寝袋の恩恵に呑気に感動していた。
良い環境とはいえない場所で過ごした朝を迎えるが、そこに姿のない者はいて。 黒板の隅に書き置きを残す>>28 ]
あんまり眠れなかったのか。
[ さて、そいつは誰だろうと探そうとしたが、 不思議なことに男子は、俺以外の姿は既になかった。 ]
(96) 2018/02/17(Sat) 17時頃
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…………え。 誰か起こしてくれてもよくない……?
[ 思わぬ展開に呆気に取られながらも起き上がった。
女子は保健室だったか。 特に守屋以外で騒ぎはなかったからこれ以上、 誰か居なくなったとかいう騒ぎはなかったんだろう、と。 それならわざわざ向かう必要はないか、と 考えながらふと思い出す。 ]
(97) 2018/02/17(Sat) 17時頃
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…………あ、椅子。
[ 2年2組のメイド喫茶。 蹴り続けた椅子は一つだが、 何個か倒してしまっていたにも関わらず 片付けていなかったもので。
一応、「ちょっと上の階行ってくる。」 と、永谷海琉の筆跡で黒板に残して。 教室を抜き足差し足で出て、 それから二階へ続く階段を目指した。 ]
(98) 2018/02/17(Sat) 17時頃
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―二階:メイド喫茶付近―
[ 保健室のある側を避け、ない側の階段へ。 そうして一段、一段、登りたどり着いたのは、二階。 そうしてメイド喫茶が用意された教室に 入ろうとした時だった。
チャイムの音>>#0が聞こえた。 同時に階上から何が倒れる音>>2:454が響く。 それが椅子の類に思えたのは、 昨日の俺に心当たりがあったからに他ならない。
一体、誰がこんな事をしているのか、と。 片付けも結局せず、階段を登り、 三階へと向かった。 ]
(99) 2018/02/17(Sat) 17時頃
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―三階:おばけ屋敷前―
[ 音の出所はどこだったが。 思い出しながら進んだ先、立ち止まったのは 昨日、俺が素通りしたおばけ屋敷の前>>1:501
こんな所から何故? 疑問に思いながらも手をかける。
何の躊躇いもなく開いた奥の光景>>2:455 異様な気配に背筋がぶるりと震えた。
恐る恐ると行った具合に中へと進む。 扉を閉める音がやけに大きく響いた。 ]*
(100) 2018/02/17(Sat) 17時頃
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/* 探偵役は日向ちゃん最適な気がしてしまうワイ。 海琉は双子の演劇の話を知らないから、なぁ。 そこ気づくのは日向ちゃん良いかと思ってしまう。
(-22) 2018/02/17(Sat) 17時半頃
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/* でも今日おられない……のよね? なら申し訳ないけど海琉が見つけてしまおう。
(-23) 2018/02/17(Sat) 17時半頃
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