15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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フィリップは、木の葉の浮かぶ波紋を、ゆるりと目で追った**
2010/07/22(Thu) 02時半頃
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>>49 [音のする方向を探して紺の瞳が虚ろに彷徨う。 ぼやけた輪郭線、それが人の形だとわかると 肩が震えて見る見ると表情は泣き出しそうなものに歪み]
……………ぃ
[音がする、違う――…これは、声。 聞こえるのはガストンの語るような口調ではなく]
(51) 2010/07/22(Thu) 02時半頃
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ガストンは、マーゴに大きい外傷・出血があれば、動かすつもりはなかった。**
2010/07/22(Thu) 02時半頃
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め な さい…
…ごめ な…さい… ごめんな さい…
[責める声、幻の声、露になった耳に届くのはその声だけ]
……ごめんなさい、
ごめんなさい… ごめんなさい…
[何を問われても震えて掠れた声で。 何かの幻影に囚われてしまったかのように、 壊れたテープのように同じ謝罪の言葉を繰り返すだけ。 或いは―――…心が、壊されてしまったのか。
今にも泣き出しそうなその瞳から涙が落ちることはなかった。**]
(52) 2010/07/22(Thu) 02時半頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/22(Thu) 02時半頃
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ええ、痛いでしょうね。 残念ながら、私は貴方の傷みの全てを判ることはできない。 それでも、今、貴方に生きて欲しいと願うことをお許しください。
[握られた手。紅が鉱石の手を穢す。 けれど、それでも儚くならないことに、感謝の意を想う。]
嗚呼、ガストンさん、どうかマーゴさんを……――
[そして見えた人に、ベネットの願いを重ねて頼む。 叶うならば、チャールズはそのまま 手を取った人が落ちつくか、己を拒否するまでは傍に*在ろうと*]
(53) 2010/07/22(Thu) 03時頃
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/* 見る見るて。ひどい誤字だな。
(-18) 2010/07/22(Thu) 03時頃
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/* 絆間違ってないよね…? 私が死んだらベネットも道連れよね…? よくわからない 置いていくのかしら…
初日落ちは免れたのであとはどうにでもなぁれなのだけれども。
(-19) 2010/07/22(Thu) 03時頃
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/* セシル襲撃じゃなかったのが残念なのでした( ノノ)
(-20) 2010/07/22(Thu) 03時頃
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反応が無い…。 余程怖い目にあったのだろうか。
[>>52マーゴにその後も話しかけてみるが、謝罪の言葉を繰り返すだけで反応が無い。
君にはすまないが、此方で移動させてもらう。 急を要する外傷は…無いな?
[>>53チャールズにも重ねて請われ、致し方なしと、彼女を抱き上げ城内の部屋に運ぶことにした。]
―そちらはよろしく頼む。
(54) 2010/07/22(Thu) 03時頃
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[その手を流れ落ちる紅。その穢れへとそっと唇を寄せて舐めとる。 代わりに背負うことは出来ずとも、ただ一時でも和らげてあげられたらと。
生きて欲しいとの願いには、答えを返すことが出来なかった。*]
(55) 2010/07/22(Thu) 03時頃
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/* ああん、全スルーはちょっと流石に淋しい!いいけど! くまーはいるのかな… いるのならちょっとお話したいな…
(-21) 2010/07/22(Thu) 03時頃
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[謝罪の声はガストンに運ばれ、 何処かの部屋に入るころには掠れて途絶えた。 ―――代わりに乾いた咳が、零れる。 震えていた指先がぎゅう、と縋るように ガストンが被る熊の毛皮を握り締めた。]
――――… ……
[言葉が、言葉にならない。 代わりに熊を握って 離さない。]
(56) 2010/07/22(Thu) 03時頃
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―城内―
[新たな部屋を見つける時間はないと判断し、自分の使っていた小部屋へと足を向けた。
途中、>>55彼女から謝罪の言葉が消え、変わりに咳が出ただろうか。毛皮を握る彼女がとても苦しそうで。]
咳が出るのか? すまんがもう少し我慢してくれ。
(57) 2010/07/22(Thu) 03時半頃
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―城内・小部屋―
[小部屋に残っていた、ベッドの上にマーゴをおろす。彼女の縋る手を振り払わないよう注意しながら、真横で泉の水を取り出し、差し出した。]
飲めるか?
(58) 2010/07/22(Thu) 03時半頃
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― 城内・小部屋 ― [何処に運び込まれたのか、 おろされた身体も、熊を握る指先も震えていた。 不安と怯えの入り混じった紺の瞳がガストンを見上げる。]
―――…
[何か言おうとして、また咳き込んだ。]
… ……の?
[水を受け取って、けれども直ぐには口をつけない。 ラメトリーに辿り着いたばかりの時のように、 飲んでいいのか窺うように不安げに瞳が揺れた。]
(59) 2010/07/22(Thu) 03時半頃
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[飲むことを許されたのならこくり、こくりと。 喉の渇きを潤すように与えられた水をゆっくり飲み干した。]
―――… …
[謝礼の言葉は零れない。 それに勝る不安に今は囚われていて]
―――…あなたは…わたしをころさないの…?
[ベネットが刃を振るった理由がわからない。 ターリャの名を思い出すことは今はとてもできなくて。 だから、ラメトリーに居る皆が決めたことなのだと、 今のマーゴはそう思っていて。]
[そう思っているのに、 ガストンの熊を握る手は彼がここからいなくなることに、 独りになることに怯えて握ったものを離そうとしなかった。**]
(60) 2010/07/22(Thu) 03時半頃
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―小倉庫―
[ソフィアに連れられ、一度来たことがある場所に出れば。
知らないヒトが、ゆらり出て来て。 彼女と話すのを見ていたか]
…あれは、大丈夫なのか。
[中からはまだ、銀の歌声。 近寄れば歌うことを止めるだろう。
迷子とこそ言わなかったものの、察されてしまったか。 落ちる白、彼女の様子には、首をかしげるばかり。 …きっと、触れてはいけないことなのだろう]
(61) 2010/07/22(Thu) 05時頃
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―回想―
[Lalala]
[小さく歌を紡ぐ。 自室へと向かっていた足は。
途中で聞こえた悲鳴>>4に。 迷うようにとまり]
なにか……あった?
[呟き。
色のない瞳がさまようように周囲を見て。 ゆっくりと、歩き出す。
向かった先に居るのは――<<コリーン>>だろうか]
(62) 2010/07/22(Thu) 07時頃
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/* 自分に会いにいってどうする……
あれか、自室にもどれと。 そういうことか。
(-22) 2010/07/22(Thu) 07時頃
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―回想中・城内― [声が聞こえたほうへと歩いたつもりで。
たどり着いたのは自分の荷物を置いた部屋]
あら……
[不思議そうに、ひとつ瞬く。 身に巣くう異形は、歌を歌うことを望み。
小さく、歌を歌いながら。
城内がざわめいている気配を感じている]
(63) 2010/07/22(Thu) 07時頃
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哀れな人形。 哀しい人形。
糸が切れても。
回る道化はとまらない。
[歌を口遊む。
荷物を見やり。
その中から、小ぶりのナイフをひとつ。 外套のポケットに滑り込ませる。
ここの所寝てない体は。 それでも、動いて]
(64) 2010/07/22(Thu) 07時頃
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―回想― [ゆっくりと廊下へと戻り。
悲鳴は聞こえないけれど。 ざわめくような気配を感じる場所へと]
[Lalala] [Lulala]
[古城の中。 歌が響き。
そうして行き着いたのは―― フィルとヨーランダ>>39 そして――誰かだった、名残]
ああ……誰か、壊れたのね……
[小さな呟き。 それはセシル>>33に聞こえただろうか]
(65) 2010/07/22(Thu) 07時頃
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[ここからなら、泉に戻れるだろうと 倉庫を後にしようとすれば。
はらりと落ちる、紅白の羽]
…紅?
[きっとソフィアが落としたもの。 何となく、一つ拾いあげて、泉へ向かった。
きっと騒ぎがあるのとは違う場所を通っただろう。 ざわめく気配を感ぜども、 足は泉へ、導かれるように]
(66) 2010/07/22(Thu) 07時頃
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―回想―
[部屋の中に入ることはなく。 アリーシャ>>@5はすでにその場を立ち去った後で。
フィル>>43がヨーランダを寝かし。 壊れた誰かを運ぶのを見る]
(67) 2010/07/22(Thu) 07時半頃
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[手伝いを申し出ることもなく。 フィル>>44が立ち去るのを見送って]
こうやって、壊れて行くのね。
[呟き。
セシルがそれを拾ったなら―― 怒り狂っただろうか。
怒り狂って、気を失ったセシルを。 運ぶだけの力のないコリーンは。
困ったように。 歌を口遊みながら。 その傍らに、居るだろう**]
(68) 2010/07/22(Thu) 07時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/22(Thu) 07時半頃
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― ヨナの塒 ―
…壊れた?
[死んだ、というように直接的な響きではないけれど。 何故か。歌う彼女が言う壊れた、は、死んだ、と同義であるように聞こえて]
それ、ヨナの前で言ったら許さない。 わたしにも言わないで。
わたし"たち"はまだ――… 生きているの。 機械みたいに言わないで!
[静かに、しかし詰るように。 コリーンに一歩一歩近づく]
『そうよ、生きているんだわ』
[妄想の果てに生まれた"いもうと"のほうも目を覚ます]
(69) 2010/07/22(Thu) 07時半頃
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[結局は最初へ戻り。 何故泉へ向かったかはわからずのまま]
戻って来て、どうするつもりだったのだろうな…
[ひとりごちて、暗い空を見る。 誰かがそこにいるような気がして]
…誰だ?
[臭いを嗅げどもわからない。 あるのはただ、その気配のみ。
霊体の類の異形か何かだろうと、 かける声はヒトに対するものより優しかった]
(70) 2010/07/22(Thu) 07時半頃
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フィリップは、気を取り直して、泉から水を汲む。
2010/07/22(Thu) 08時頃
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―ヨーランダの塒―
[詰め寄るセシル>>69に。 色のない瞳が、きょとり、瞬く]
壊れてるのに、生きてるの?
あなたは、だれ? セシルじゃないの?
[不思議そうに首がかしぎ。 白に近い銀が揺らぐ**]
(71) 2010/07/22(Thu) 08時頃
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[虚ろな目はコリーンを強く睨む]
[それ以上コリーンが反論を口にしたり、 自身の存在を否定するようなことを言えば 更に怒るだろう]
[いずれにせよ、眠っていない身体はどこかで限界を訴えて。 やがてくらりと*倒れた*]
(72) 2010/07/22(Thu) 08時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/22(Thu) 08時頃
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/* 「壊れた」では怒り狂うには少し足りなかった…。 ついでにそれ、ヨナが聞いてないしね。たぶんだけど。
疲労で気絶しておこう。 そういえば、こいつプロから一度も睡眠取ってないし。
(-23) 2010/07/22(Thu) 08時頃
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/* コリーン返信はえええええええええええ(前々から速いと思ってたけど)
ご、ごめんね。返す時間がない**
(-24) 2010/07/22(Thu) 08時頃
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─回廊─
[部屋へと向けてかける途中で、誰かの悲鳴を聞いた気がした。 足を止め、胸元の翡翠色をぎゅう、と握り締める]
……誰か、欠けた、の?
[小さな呟きに答えるように、背がざわめく]
……だめ、だよ。 あのとき、とは、違うんだから。
[言い聞かせるような呟きは、どこへ向いているのか]
……しってるよ……でも。 『私』たちの『時間』は、もう、終わりなの。 だから……。
[小さな声で呟いたところで、力が抜けて。 ぺたり、とその場に座り込んだ**]
(73) 2010/07/22(Thu) 08時頃
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