181 アイスソード伝記
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"それは交換条件ってことかい?" "まあ別にそれはいいけど"
[引き留めるような念にも押されたのか、 三匹の鼠はぴたりとゆさぶりを止める。 剣の提案を二つ返事で受け入れれば]
"それよりきみ、今言ったからなー!"
"言質言質ー!" "たっぷり話してもらうからなー!"
[緊張したような念とは打って変わって、 返す鼠は興奮したような賑やかな声だ。]
[こんなとこじゃ話はできない、と 「丁寧」に抜けるまで、やいのやいのと 賑やかな音なき声が、氷の籠の中で続いた。]
(64) 2016/01/23(Sat) 20時半頃
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[―――やがて時間はかかったが、 剣はなんとか抜くことが出来た。]
[氷剣の手も借りた、分厚い氷の割れる前。 鼠たちは先程と変わらぬ高い声で言う]
"外の事、といっても僕らがここに来るのは 久しぶりだけど"
"しばらく僕らも離れていたからねー"
(65) 2016/01/23(Sat) 20時半頃
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[割れた氷の壁の先、鼠と氷剣の前には]
"そうだなあ ざっと、400年くらい?"
"何せ生き物がすめる場所じゃなくなったからね"
[緑とは程遠い、真っ白な凍てついた平野が広がっていた]
(66) 2016/01/23(Sat) 21時頃
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[丁寧に。との言葉は文句を言われながらではあれど、どうやらそれなりに剣を左右に揺らす幅や、引き抜くときの慎重さに、ねずみたちは反映してくれたようだった。]
ありがとう、ございます。
[引き抜かれた剣は、ねずみに人の姿にしてもらい、ぺこりと膝上に手をそろえて頭を下げた。]
(67) 2016/01/23(Sat) 23時半頃
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[氷剣が抜けた後には、胸に穴を開けたかつて緑の園であった地の領主が眠るような表情で、そこにいた。]
……私。皆さんのこと。 探してきますね。
[そう、言葉を口にして、ぽっかりと胸に開いてしまった穴を、そっと少女の手がふさぐ。]
(68) 2016/01/23(Sat) 23時半頃
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[氷室の中でそうするしかなかったように、思念での言葉を選ばなかったのは。 或いは無自覚に、もしくは自覚的に、 見ないふりをしながらも、
"所持者"が移ったことを、私が誰より理解していたからだったでしょうか。]
(*44) 2016/01/23(Sat) 23時半頃
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[なにしてるのー。と急かす声にいまいきます。と曲げていた膝を伸ばして、なにしてたの?との答えには、お話していました。と剣は答えた。]
もう動かないことがわかっていても、
「大切にしていただいた方であること」は、 壊れてはいないのです。
[それは、私が覚えていることですから、とそういって娘はねずみを肩に乗せた。]
(69) 2016/01/23(Sat) 23時半頃
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[そうして暫しして、少女姿の氷剣の手のひらに乗れるほどのちいさなねずみらと、人を模す剣の共同作業で、長く永く閉じていた氷壁が崩される。]
── 離れて?
[崩れる直前に語られるねずみの説明に、 赤いちいさな目に青い瞳が向き]
(70) 2016/01/23(Sat) 23時半頃
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[がらり と崩れた一角、氷室の出口の外。 そこには、真っ白な世界が広がっていて、]
───。
[離れていた。というねずみの言葉の意味を理解する。離れざるを得なかったのだ、と。そう。 なぜならかつての緑の平原は、 今、まるで跡形もなかったからだ。]
(71) 2016/01/23(Sat) 23時半頃
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[400年。
ねずみの言った年数を頭の中で反復する。それはウィリデで過ごした時間の2倍を超えいて、娘の目が見開き、ただ同時に冷える心地が体の芯を通っていった。]
(72) 2016/01/23(Sat) 23時半頃
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・・・ ・・・・・・・・ [ これは、私が起こしたことだ。と、
ごくごく単純なその理解に、 剣は暫しその場に立ち尽くした。]
(73) 2016/01/23(Sat) 23時半頃
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"ひゅうううううう〜〜〜!" "あいたあいた〜” "行きはつらつら、帰りはよいよい〜"
[音を立てて出来た氷室の出口を 鼠達は軽快な足取りで超えていく。
凍てついた平原から、氷室の中で立ち尽くす少女に気付くと 六つの赤い目が瞬いた]
(74) 2016/01/24(Sun) 00時半頃
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"おーい はやくいこうよー" "はーやーく!" "はーやーく!"
"…なにしてんのかな" "寒いとか?" "凍っちゃったとか?" "いやー さっきの部屋のが寒かったよね"
(75) 2016/01/24(Sun) 00時半頃
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"…あ、なるほど 外のこと?"
"あーそんな話もあったね"
"ここで話しするの? 寒くない?" "そもそも聞いてるのかな?あれ"
"いいよいいよ 既成事実が大事"
(76) 2016/01/24(Sun) 00時半頃
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"えーと、城がある頃には居たんだっけ?"
"えっとーここは 平原だよー" "昔よりぼこぼこしちゃってるけど" "霜がすごかったからね"
[鼻先が向いたのは白い平野から、遠くの岩のような影へ]
"で、あっちが 村かな" "昔はよく食べ物一杯手に入ったよね〜〜"
[氷室の中と変わらぬ声色で赤い目が もうどこにも面影もない緑の国を次々に指し示していく。]
(77) 2016/01/24(Sun) 00時半頃
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"…と、まあ見えるとこはこんだけかな"
"ねー もーこれでいいー?"
[呆然とする青い目の意を、赤い目が解することもなく 早く行こうと、まるでせかすようにねずみは首を傾げた]
(78) 2016/01/24(Sun) 00時半頃
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/* あっ しまったな。 外のはなし数秒で忘れちゃい過ぎだろう。
くっそおおおおミスったくやしい! イワン写植ミスですよ。とかそういうわけにもいかないところで イワンめ!ともいえない!
wwwくっそお!
ないない。 ないないしよう。
(-9) 2016/01/24(Sun) 00時半頃
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/* 相変わらずみせきさんは拾いが上手だよなああ… すげえええきれいなまとめだ
最期のターンにつかわせてもらおうっと メモメモ
(-10) 2016/01/24(Sun) 01時頃
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声が届いてしまったのは多分、
「彼女」が、今もこの身と共にあったからなのだろう───
(-11) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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"レリィ"
[けれど、彼女に呼びかけるこの声は]
" オーレリア "
[逆方向に響くことはない。]
(-12) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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[かつて自分は夢を語った。そうして彼女に夢を聞いた。 海を見てみたいと語ったあの時、 共にと交わした約束に、自分はまたひとつ夢を増やした。]
" 一緒に "
" …─── 行こう "
[無垢な瞳を持つ、この剣の少女と共に。 広い広い見知らぬ海を見に行こう。 それは夢となり、いつしか消えぬ憧れとなって己の胸に焼きついた。]
(-13) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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[だから半分叶っていたのは、
多分一緒の話で。]
(-14) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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[かつて自分は彼女を家族と呼んだ。 一族も彼女を家族と呼んだ。 それを疑問に思ったことはなかった。
けれど、思う。 それは少し違っていたのではなかったか、と。
家族のような、相棒でもあるような。 伴侶のような、…───もっと近しい特別な絆のような。 そんなものとして、自分は彼女を見てはいなかったか。
……或いはひょっとしたら父も、その父もかも知れないけど。]
(-15) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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[マスター、と。自分を呼ぶ声がする。 それは迷い子のように、どこか途方にくれたようにも響いて、 何故だか彼女が落とさぬはずの涙を見たような気がした。]
" 泣くんじゃないよ "
" ここにいるから "
[心臓が二つに裂けて、彼女の氷が鼓動を止めても。 凍った身体は、彼女の刃を抱き続ける。 これまでと変わることなく、…これまでよりも一層近く。]
(-16) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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[ふわりと気配が動いた。 形なき腕が──腕と思うだけの何かであったかも知れないけど、 それが幻のような白金の髪を優しく撫でる。
己の名を呼ぶ剣の娘を愛しむように。 心に涙を零す彼女を慰めるかのように。]
"レリィ、"
[聞こえずとも響かずとも、彼女の名前を再び呼んで。]
(-17) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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[冷気が凝って、やがて弾ける。 自分や祖先や愛しい者らが愛した土地が、 見る間に生命の気配のない白き死の地へと変貌していく。
けれど現世を離れたサイラスの目に映るのはその景色ではなく、 白く冷えた地の中心で、嘆き叫ぶ剣の少女の姿であった。 狂ったように叫ぶ彼女を形なき腕で抱きしめて、 その音が消えるまで、彼女の声が枯れるまでもそうしていた。
その姿は丁度、剣を抱いて凍った己が姿にも似ている。 人の目にも生物の目にも、剣の目にも映らぬ存在は、 そうしてどれだけかの時を過ごした。]
(-18) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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(-19) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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[うとうとと眠りにつくようにして消えかけていた意識が、 微かに揺り動かされたのは、それからどれだけ後のことだったか。 指を落とされても目覚めることのなかった淡い意識は、 剣の娘の目覚めによって漸く少し目を開けた。]
" …────、あ 、あ "
[ただ。何かが違う。 何が違うのだろうと、少し、首を捻るようにして考えて、 意識は大切な何かがぽっかりと胸から抜け落ちていることに気づいた。]
(-20) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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" おーレ リ あ "
(-21) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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[ふつりと、糸が途切れている。 意識にはそれが、ねずみが氷剣の柄に乗ったことによって、 己と剣との繋がりが断たれたのだとまで気付くことはなかった。 ただ、ぽかりとした空白がある。 手を伸ばそうとして、その先もまた空白であることを意識は知った。]
(-22) 2016/01/24(Sun) 03時頃
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