166 悪魔の揺りかご
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― それは唯一人の為に残された、小さな、 ―
…―――――。
[夜の帳も降り、静やかに平穏を保つ森の湖畔で、その音は緩やかに響き渡る。 爪弾かれる弦より奏でられる曲は、まるで子守唄のよう。 風に揺れる木々は、始めこそ合わせて唄うみたいに穏やかだったが、次第に何かを告げるかのごとく激しさを増した。
―――静寂から一変。 弦の音を遮るほどに激しく枝葉を揺らす様子に、男は奏でる指を止め、水面を見つめる。
煌々と輝く黄金の月は、波紋を作り、 蜂蜜を垂らしたように歪な形をしていたが、 やがて木々と共に落ち着きを見せ始めると、その輝きは更に色を深め、湖上に扉とも門とも呼べるものが姿を表した。
それは、今も自分を照らす月のように、光り輝く。]
(67) 2015/07/30(Thu) 07時半頃
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………行ってくるよ。 大丈夫、心配しないで。 何処にいたとしても、僕と君たちは一緒。
そうだろう…?
[緩く口許で笑みを作れば、木や花が応えるように揺れる。 それに満足したように頷いて、男は湖面へゆっくりと足を踏み出した。
――― 一歩、二歩。 足が水に振れれば、波紋を描き、広がってゆく。 けれど水面に映る月は、その形を歪ませることはなく、白亜の扉を映し出し続けた。
扉の前まで来れば、帯びる魔力の力強さに圧倒されかける。 触れる事さえ躊躇ってしまいそうになるそれは、世界を照らす黄金の月のようでもあった。
恐る恐る手で触れれば、特に抵抗もなく押し開かれて―…]
(68) 2015/07/30(Thu) 07時半頃
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― 偉大なる黄金に導かれて ―
[次に足を踏み入れたのは、どうやら庭園のようだった。 くぐり抜けた扉は、背後を振り向けどそこにはあらず、辺りを見回せば荘厳な城を双眸に収めることができる。
それから鑑みるに恐らく中庭と思しきその場所には、噴水が静穏を保ったまま、流水のカーテンに蜜を溶かしていた]
……ここが、極夜城。 満月の夜にのみ訪れる事ができるという……。
本当だったんだ……。
[感嘆の息を零しながら、再び噴水へと視線を向ける。 噴き出す水は、何処か先程までいた湖畔を思い出させて、早過ぎるホームシックに苦笑いをした。
歪む月を移すカーテンの傍には、腰掛ける事のできる椅子がいくつか。 噴水を中心にし、放射線状に広がる石畳に沿って歩きながら、目的の場所へ辿り着けば静かに腰を下ろす。 そうして手持ちの竪琴を構えれば、感謝と喜びを乗せて、新たな旋律を紡ぎ始めた]
(69) 2015/07/30(Thu) 07時半頃
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Nek Nuf ――reTTog Renohcs Eduerf
Muis Yle suA ret Hcot Nek nur Treu ef Neter tebriw
Mutgi LieH Nied, Ehcs ilm MiH.
(70) 2015/07/30(Thu) 07時半頃
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[黄金の月を、極夜城を、その主を讃える詩は、 穏やかではあるが、少しばかり軽快な曲調であった。 それは夜半に奏でる子守唄と言うよりは、緩やかに目覚めを促す、鳥の囀りに近く。
正直、自身が浮かれている事もあるだろうし、 そうでもしていなければ、肌に感じる多様で艷やかな魔力に意識を持って行かれそうでもあったから。 奮い立たせる気持ちも少しだけ混じっていただろう。
そして一節歌い終える頃、濃くなった潮香に、 何事かと眉を顰めたのと、その姿が現れたのは同じだっただろうか>>35]
(71) 2015/07/30(Thu) 07時半頃
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………っ、
[一滴より多大な質量へと変化していく姿は、月下に晒され、色を増す。 潮香は更に酷くなり、海水独特の臭気と共に現れた、己よりも歳を経た男の姿に釘付けになった。
姿もそうだが、現れ方にも驚いたし>>36 なにより、自分よりも遥かに強大な魔力の奔流を間近に感じて、気を失いかけたわけで>>41
驚きに見開かれた目と、音を奏でぬ指と竪琴。 加えて見るも明らかな硬直具合を、見咎められるかもしれないなんて、そんな考えにすら思い及ばなかった。**]
(72) 2015/07/30(Thu) 07時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2015/07/30(Thu) 08時頃
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― 城内 ―
[ 飛んで行った頭部を追いかけて行く。 頭部と男の体の影が少し伸びれば、ひょいと兜に覆われた頭部が床より上がり、男の手の中に。]
ああ、良かった。
[誰もいないが自然と言葉が出た。兜を脱ぎ、首へと接合すれば、何処から見ても人間の騎士が出来上がる。
不自由なものだ。 男は内心そう思っていた。目も口も、鼻も頭についている。手に持つか、繋げていなければそれらの感覚は封じられてしまう。 もう少し魔力があれば、もっと世界は広く見えるはず。単純な理由だった。現れた扉を開いたのは、
兜を片手に、まずは愛馬の寝床である馬小屋の場所を探そうかと現れた小さな住人>>0に頭を下げ、場所を尋ねてそちらに向かっただろう。**]
(73) 2015/07/30(Thu) 09時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/07/30(Thu) 09時頃
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/*すみません、一晩考えたけどNG追加します。 チップが見えると萎縮してしまうんです。
(-34) 2015/07/30(Thu) 09時頃
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つまりジェフからNG受けてるの僕だけじゃない?
(-35) 2015/07/30(Thu) 10時半頃
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まー、僕もほもしかしませんみたいな事言ってるから仕方ないね。
(-36) 2015/07/30(Thu) 10時半頃
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/* ワンコ撫でたい 私もジェフの頭でサッカーしたい 猫ぐりぐりしたい ちっちゃいこ膝の上にのせたい
中身なんて誰が誰かわかんないけど きっと私はもう透けていることだろう
(-37) 2015/07/30(Thu) 13時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/07/30(Thu) 14時頃
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[どうやら先程空から見ていたのはこの悪魔の様で>>53。 ちぃ、と露骨な舌打ちと共に皮肉を一つでも投げてやらないと、気が済まない。]
何とかと煙は高い所が好き、というが本当だな。 何だったら、お代貰ってやって良いんだぞ。
[何のお代かは言わないが、尊大な態度を取り、先程の醜態を見られた事にうんざりしつつ。 どうやら極夜城は初めて来たらしいこの悪魔は此方と仲良くしたい様だ。 朗らかな笑顔を向け、彼から手を差し伸べているものの。 彼から放たれる、濃厚で芳醇で熟成された魔力の匂いが鼻を突く。]
――……っ。
[惜しげも無く、力を見せ付ける様に流れる強い魔力の香りに、尻尾はぶわっと大きくなり、先端だけゆるりと震わせ。 匂いと畏怖に当てられ、一歩後ず去り、顎を引き、目の前の悪魔に視線を向けたまま。]
垂れ流してるんじゃねェよ、くそっ。
[目の前に、力の源が垂れ流れているのに、食い付けない。 湧き上がる唾液を飲み込みながら、食えぬ苛立ちに悪態を突くぐらいしか出来ておらず**]
(74) 2015/07/30(Thu) 14時頃
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/* >下着はつけていない >下着はつけていない >下着はつけていない
良いね!はいてないはエロい(尻尾パタパタ)
(-38) 2015/07/30(Thu) 14時半頃
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はっはっは! それは俺を『馬鹿』と言いたいのかな?随分と大きく出たものだ
お代、と言うからには君が好みそうな物でもあげたら尻尾を振って喜ぶかな? …そうだな、例えば骨とか
[彼から見ればまだまだ未熟な悪魔の放った皮肉>>74を一笑の内に躱すだけでなく更に投げ返す。暗に貶されたかもしれないと言うのに彼はとても楽しそうであった]
(75) 2015/07/30(Thu) 17時半頃
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……ほう
[己の強大な魔力にたじろぎながらも、その鋭い眼差しを失う事のない目の前の男に彼は感嘆するように声を漏らした]
(度胸と意地の強さは及第点だな 少なくとも屑共よりかはずっと良い。それに……)
[やや思案顔でいた彼はやがて牙を隠す事なく不敵にニィと笑いかけた]
…面白い ――――お前、”名”は何だ?
[それまで漂わせていた魔力を抑え――それでもまだ残り香があったが――彼は相手の有無を言わさずにそう尋ねたか]
(76) 2015/07/30(Thu) 18時頃
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/* ヤニクが興味寄せる対象=圧倒的力差でも食いついてやる!がるる!みたいな反骨精神高い奴 そういうのを叩きのめしつつ見守りたいタイプ
(-39) 2015/07/30(Thu) 18時頃
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/*二人のお話どうなるのかしら、楽しみです そして、乗り遅れている気がするけどまあいいや。
(-40) 2015/07/30(Thu) 18時頃
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―幾らも幾らも前のこと―
平穏を取り戻す、何をもってしても。
[村の男達、皆でそう誓った。 親がいた、妻がいた、息子が、娘が、自分にはいた。皆にもいた。 だからこそ戦おうとした。村へ厄災をもたらした、何かと。 この目で確かに見たのだが、思い出せない、何かと。]
(77) 2015/07/30(Thu) 19時頃
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[大切だった。彼らが。だから、守りたかった。戦った。 でも、けど、だけど。 雄叫びと共に数十人で突撃する中、固めた決意は、一人また一人と倒れるにつれ揺らいでゆく。 ああそうか。何より、何より可愛かったのは――]
(78) 2015/07/30(Thu) 19時頃
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自分。だ。
(79) 2015/07/30(Thu) 19時頃
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[守りたい。負けたくない。守りたい。守りたい。負けたくない。死にたくない。守りたい。守りたい。負けたくない。死にたくない。守りたい。死にたくない。負けたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
気丈だった筈の自分が崩れていく。 死にたくない。何よりもそう思っていた。恐怖が何もかもを家族の顔さえも掻き消していた。]
(80) 2015/07/30(Thu) 19時頃
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―最期、の後― [其処彼処に村の男達が転がる中、一人だけ目を覚ましていた。]
生き、てるのか?
[手を握り、開いて、深い溜息が出た。 真っ先に安堵していた。後悔絶望罪悪感、そのどれが訪れるより先に、生きている事実に安堵していた。
暫くして、頭が冷えてから漸く]
でも、これじゃあ…な。
[微かな後悔が湧かないでも無かった。 それでも、生への安堵にはほど遠かったが。]
(81) 2015/07/30(Thu) 19時頃
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―それから― [村へ戻った。誰一人として生きていなかった。一度は崩れ落ちた。ただその分割り切る事ができた。諦めがついたと言うべきだろうか。
自分がヒトではなくなった、とは容易に理解できた。体温も心音も無い上に、丁度心臓がある位置に綺麗に風穴が開いていたから。日の光が酷く痛かったから。よくよく解った。 不思議と驚きは無く、不便だが仕方ないかと思うだけ。それもまた、理解を助けた。
そんな不便も、栄えた街の暗い貧民区を数年毎に転々とする間で、気にならなくなっていった。 自分と似た匂いのする者を捕らえ食えば、力が幾らか湧く事も覚えた。その匂いや力こそ魔力である事も覚えた。 それと、ある程度は人でも凌げる、とも。 そうやって、少しずつ朽ちゆく身体に目を塞いだまま過ごしてきて、これからもそのつもりでいた。けれど最近は少し違って。]
(82) 2015/07/30(Thu) 19時頃
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[満月の夜だけに入れる城、其処で師を得られたなら…。 自分より少し弱そうで、でも頭のありそうな奴が見逃す代わりにと喋った話だ。 どうせ住む場を移ろうとしていた所だったから、半信半疑、探し歩く事にした。 いい加減末端の感覚が失せてきている事が無視できなくなってもいたから。
そうして森の中を歩く内、惹き寄せられる何かが感じられて。惹かれるままに、歩いて、歩いて、歩いた。]
(83) 2015/07/30(Thu) 19時頃
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―極夜城―
はー…これが、なあ。
[月明かりに照らされた門、その奥に構える城。後はまあ何だ、そう、魔力。圧倒されそうになる程強く濃い力の気配。 ぶんぶんと頭を振って気合いを入れるべく頬を振る。]
此処で気圧されちゃぁ世話ない、ない。 ……よし、お邪魔しますよっと。
[案外容易に開いた門を抜けて]
とって食われやしない、よな…無いよな?
[幼い頃絵本の中に見た怪物が浮かんで苦笑いしつつ、極夜城へと足を踏み入れた。]
(84) 2015/07/30(Thu) 19時頃
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/* 享年:45+5 遅くなりました…よろしくお願いします。
(-41) 2015/07/30(Thu) 19時半頃
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[転がした首を見失ってキョロキョロしていたけど、じきに気が変わって地面に座り込む。]
楽しいオモチャであった。 アレはなんという名前かな。
[呟きながら自分の手をペロペロ。 猫体じゃないと毛がなくて舌がザリザリ痛いのだけど、気分転換にはグルーミングがもってこいだ。]
(85) 2015/07/30(Thu) 19時半頃
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…名前といえば、ワンコがなんか言ってたような。 名前を聞いたら噛んで、魔力を食らってやる! とか。
教わった名前を呼びながら噛むのか? 執着っぽくてエロスエロス。
魔力やる代わりにお手、って命令したらするかな。な。 わくわく。
[どこかに面白そうなことはないかと立ち上がる。**]
(86) 2015/07/30(Thu) 19時半頃
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