169 きみがおとなになるまえに
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― 楽園 ―
[手押し車は、楽園に辿りついて、やがて止まった。
着いて尚進む意味は無い。 振袖をまくり、釘をうって、屋根と本棚を広げて。
布団も少しだけいいのを買って、家を作った。 家というより、本棚に屋根をつけたような。 「ふたり」がやっと腰をおちつけられるようなものだけれど。
そこに居つくことを強制はしない。 彼女が歩きたいというのなら共に歩く。 一人でいたいというのなら見届ける。
自分達は友であって、家族ではない。 生活だってずっと違えてきたのだ、今から道を完全に合わせるのは難しい。]
(39) pikeP 2015/09/29(Tue) 00時半頃
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[女にも、きっと女にしか抱いていない感情があった。
少女に抱く庇護欲とか、懐古の気持ちではなく。
本を読み重ねるたびに、廃れていったと思い、 忘れていってはいけないと思う感情。 夕顔にはその思いの先端を覗かせた事があるだろう。
夕顔ってショーにいたときは恋とかしなかったの?と。]
(40) pikeP 2015/09/29(Tue) 00時半頃
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[集めた本の中には恋愛小説も多かった。
だが、女はこの感情を理解はできても自分には一生おこらないものだとも思っていた。
愛の果てにあるのがなんなのか。 本の中では未来への希望ばかりだ。
だが、この世界で愛を向ける場所は、いったいどこだったか。
その情の赴きが既に折られている自分には関係の無い事なのかもしれない。]
[それに似た感情、なら、いくらでもみてきた。]
(41) pikeP 2015/09/29(Tue) 00時半頃
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[たとえば、そう。 夕顔と共にショーの舞台に上がっていた少女。 "世界一の女"だったか。少し違っていた気もする。
あれを見てる男の目は殆ど恋のそれに似ていた気もする。 あそこでは、きれいと、だいじと思われる 「目」が彼女の独占物だった。
自分の読み物が。 記した紅が、その男の心を奪わないだろうか。 それが、今女が抱える小さな野心だ。
夕顔には、絶対に言わないこと。]
(42) pikeP 2015/09/29(Tue) 00時半頃
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[新しく原稿をとってまた綴る。
酸いも甘いも知ったつもりでいた花の蜜はまだ熟していない。
こどもだった彼女は、楽園について何を見ただろうか。
何にしても、また、自分も「遊び」に誘ってくれるのならば、 女は情を知らず、彼女の道を作っていく。]
ユウガオ。 雨が降りそうですから、
本に紙をかぶせるのを手伝ってくれませんか。
[どこかで降り出しそうな雨の気配にも気付かず。 楽園に暮らす女は *露知らず*]
(43) pikeP 2015/09/29(Tue) 00時半頃
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/* おかしい!
クラリッサ追悼を書こうとしたら全然そんなことしてなかった!
時間軸は曖昧にしてあるので未来の話でも少しあとの話でも。
(-40) pikeP 2015/09/29(Tue) 00時半頃
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/* >>-38ミケせんせい あぁあ…ごめんなさい…! 私も昼おりますので、その時に合わせられたら、と(小声)
(-41) benico 2015/09/29(Tue) 00時半頃
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/*
先生も拾ってくれてありがとうございます…! 安堵する様子がいとしい
先生の隣でねよう…(ぶんがまとまらないけど反応したかった)
(-42) mayam 2015/09/29(Tue) 01時頃
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えへへ、がんばりました。
[こくこく、と嬉しそうに頷くのは、幾分素直になった証。 先生が目を細めるのに>>6:+20、くすりと微笑み。 けれど、小さな村はまた以前いた街とは大きく違うような]
せんせい、ここはどういう所なのですか? なんという村なのでしょう?
[もう聞いても大丈夫な頃合いかと、顔を見上げる。 風に乗って、歌声>>6:+14が聞こえた気がした]
(44) benico 2015/09/29(Tue) 17時頃
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― ある、晴れた日 ―
[ その日の朝は、小鳥の鳴き声と共に。 電話と同じく、滅多に鳴らない、 ちいさなせかいの呼び鈴が鳴らされました。 応対するのは、当たり前の様に先生。 お仕事の人だろうか、なんて、そんな予想をして。 オーレリアは自室の窓から、小鳥を眺めていて。
だけど。 ――オーレリア、と、玄関の方、先生の声がしたのなら。 直ぐにぱっと顔を上げて、ぱた、ぱたと。 淑女として怒られない程度に、小走りで向かいます。
何やら大きな箱を持っている先生を見て、 どうしたの?と、聞けば。
――洋裁店からの、お届け物。 ]
(45) mayam 2015/09/29(Tue) 20時頃
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[ 両手で抱えて、やっとの大きさのそれを受け取った時。 オーレリアは、それはもう。 顔を、ぱあと明るくしていました。
自室に取って返して。 届けられた箱を、珍しくベッドの上に開け放しにして、 きっと、今までで一番の早着替え。
自室の姿見の前で、ふわ、ふわ。 まるで花嫁衣装の様な、真っ白なワンピースの裾を、 ただ楽しむがままに揺らして、るらら。 歌詞の無い歌を口ずさんで、満足すれば、また直ぐ。 ]
(46) mayam 2015/09/29(Tue) 20時頃
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――先生!
[ 扉を開いて。 きっと部屋の前、待っていたであろう先生に、お披露目。 いつか星を閉じ込めた灰色を、真っ直ぐ、碧に合わせ。 照れくさそうに――どう?なんて。 聞いてみました。 ]
(47) mayam 2015/09/29(Tue) 20時頃
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[ そう。 今日はオーレリア、十二歳の誕生日。 ――"おとな"へとなる、日だったのです。 ]
(48) mayam 2015/09/29(Tue) 20時半頃
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/*
>先生 すみません 明日も夜コアな可能性なので 先に誕生日 投げ ました…!
(-43) mayam 2015/09/29(Tue) 20時半頃
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――楽園にて――
[止まった手押しの、屋根の下。 家を作ろうというのに、はじめは露骨に嫌な顔をした。 せっかく目的地についたのだから、雨風は宿で凌いで、仕事を見つけてお金を工面すれば、せめて人並の暮らしは出来るじゃないかと抗議した。 その発想が、もう随分といい暮らしが染み付いている証拠であったのだけど。
幼いこどもは働き口がない。ここではこどもの歌も拙い手仕事も当たり前のことで、希少価値がない。改めてここがタリンなのだと思い知らされながら、女ふたりあばら屋より粗末な本棚暮らしをしていた。]
(49) mmsk 2015/09/29(Tue) 20時半頃
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[理想郷とはいえ、おとながおとなとして、こどもがこどもとして暮らしているだけの、普通の街。 見かねた木工職人やら、石工なんかが手を貸してくれたのは助かった。定住の意を汲んでくれたのか、多少は工面をしてくれたのもあって、移動図書館、ならぬ貸本屋らしくもなっていたか。
芙蓉は家族ではない。ただの友だけれど、かといって友の傍を離れる理由なんて、どこにも見つからない。 貸本屋の顔として、こどもたちに手あそびやわらべうたを教えているうちに、だんだんとタリンの生活に、馴染みつつあった。]
(50) mmsk 2015/09/29(Tue) 20時半頃
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ねえ、マリオ。 あなた、ここでどうやって過ごすつもり?
[この街のこどもはいつか、おとなになって仕事をするだろう。 それまではこどもとして、健やかに、のびやかに人生を謳歌する。 それなら――養殖の、わたしたちは。 タリンに辿り着いてからと言うもの、養殖は彼しか知らずに、自然と会話が多くなっていた。 それから、今日の話題はもう一つ。]
(51) mmsk 2015/09/29(Tue) 20時半頃
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あと、マリオって、今まで恋をしたことある?
[芙蓉に言われて、はたと気づいたこと。 幼い頃は、同世代は芙蓉しかいなかったし、ショーに出てしまえばこどもだらけでも歳はばらばらだ。 ちやほやされていた若い頃はそんな余裕はなかったし、歳をとる度感情は冷めていった。 どれだけ経っても自身はこどものままだから、未来がないようなものだったのも、ある。 自分より若く手術を受けた彼はどうだろうかと、戯れに聞いた。]
(52) mmsk 2015/09/29(Tue) 20時半頃
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[彼の答えはどうだったろうか。いずれにせよ、今も尚わたしは、タリンにいる。 遠くの涙雨の気配とは、知らず。曇り空を見上げて、駆けて戻る。]
はぁい、すぐ行く。
[傍らにいたこどもたちも、合わせて駆けてくるだろう。 みんなで一斉に油紙を被せれば、突然の雨だって怖くない*]
(53) mmsk 2015/09/29(Tue) 20時半頃
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/* タリンにいる養殖仲間のマリオに触れたかった一心で絡んでみる! けど、返答はなくても大丈夫な感じにしているので無理せず。 というより本当にふたりはタリンに残るのかなという不安はありつつ……
(-44) mmsk 2015/09/29(Tue) 20時半頃
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/* 夕顔尊い…
レスポンスでキレイな〆できちゃってるので他に何かなければこのままそっと静かに幕を降ろすつもりです。
ので、ご挨拶を。 pikeと言います。楽しそうな村があれば、放浪しております。 開催時から村建ての鍋さんには沢山ご配慮いただきましてありがとうございました。 夕顔もありがとう。いい大人になることを祈って。
またどこかでお会い致しましたら何卒。
(-45) pikeP 2015/09/29(Tue) 21時半頃
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[馬車を下りれば、頬にかかった髪を払って、 視線の先、小さな村へと視線を向ける。 街のような煩雑さも、煌びやかさもない。 ただただ、穏やかさがそこにはあった。
それは、物語のような、まるで夢のような場所。 成程、確かに、“あの記述”も頷ける。]
タリン、という村だそうです。 どうも、今までにいた場所とは、“違う”ようですよ。
[>>44尋ねられれば、少々含みを持たせた答えを返す。 さて、少女は、あの場所を求めるのか、或いは。
差し出した手が、握り返されれば、小さく笑みをこぼして。 そうして、一歩、踏み出しただろうか。*]
(54) ふゆのひと 2015/09/29(Tue) 21時半頃
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/* 遅くなってすみません……orz 〆はちょっと未来のお話しにしますねショコラ。
今日は0時くらいまでゆるゆるいられると思いますし、できれば〆も、と。
(-46) ふゆのひと 2015/09/29(Tue) 22時頃
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/* うにいいいわたしのせいじょがこんなにも
ありがとうござますでしたおへんじしますすみませ…
(-47) is0716 2015/09/29(Tue) 22時頃
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/* >>-46せんせい 了解です! 少し先の話というのも。先生から回していただけるのかな?
(-48) benico 2015/09/29(Tue) 22時頃
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/* >>-48ショコラ はい、そのつもりです。 ぶっちゃけ指輪を渡すだけというかゴニョゴニョ
(-49) ふゆのひと 2015/09/29(Tue) 22時頃
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/* >>-49 ヒューヒュー!(発言打ちながらひやかす)
(-50) Maki_hinata 2015/09/29(Tue) 22時頃
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/* せんせいのせいじょがこんなにも!
ひゅーひゅーとひやかし追従しつつゆるっとおります。
(-51) mayam 2015/09/29(Tue) 22時頃
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[──タリンで過ごす日々にも慣れてきた頃、だっただろうか。
若い夫婦の営むこぢんまりとしたパン屋で、幾つかのパンを買って代金を手渡したその時だった。 「雨だな」と、店の主人がぽつりと零す。 え、小さく声を零し、視線を追う。 確かに、窓に水滴が幾つか。その向こう、ぱたり、ぱたりと雨粒が勢いを増してゆく。 見回せば、一緒にいたはずのゆきの姿は、店内にはない。 ふくよかで優しい、けれど食いしん坊と長話がたまにキズなパン屋の奥さんの話に飽きて、いつの間にか外へと出てしまっていたのだろうか。
生憎と、傘の持ち合わせはない。 困ったな、と気持ちが表情に滲んでしまったか。 主人が、いつの間にやら此方へ傘を差し出してくれていた。 礼を言って、有り難く受け取る。 店の戸を押し開けて、黒く大きな傘を開いた。この大きさなら、子どもと大人の2人分ぐらいは余裕だろう。]
(55) Maki_hinata 2015/09/29(Tue) 22時頃
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[ゆきの姿を探す。 白い姿は、降る雨の中でも容易く見つかった。 歌声が、耳に届く。]
──ゆき、
[その身体が、冷たい雨に濡れているのを見れば、僅かに眉を寄せて。>>10 店の軒先等、雨をしのぐ場所はないわけではなかっただろうに。 ゆきのことだ、濡れることよりもうたうことに夢中になってしまったのだろうか、と。 藤乃が思うのは、そんな軽い心地のこと。 遮ることを少しばかり申し訳なく思いながらも、後ろからそっと傘を差しかけた*]
風邪を、ひくよ。
(56) Maki_hinata 2015/09/29(Tue) 22時頃
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