255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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イルマ
[もう一度、今度は静かでしっかりとした声で呼ぶ。
喉が痛い。足も薬が切れたかまた痛み出した。 腕の擦り傷はその痛みと混ざって、 気にならない程度の苦痛だったが眉だけは寄せる。
呼ぶ声音は日常より穏やかだった。 憐れだな、と、自嘲の響きを押し隠しているが、 その片鱗を知るには瞳を覗き込まねば無理だろう。 あるは一挙一動、常から己を監視し続けたなら別だが。 目に見えるものだけが真実とは限らない。 それを忘れるくらいには彼女を信頼していたのだと、 今更ながら知ったことには、そんな自嘲しかない]*
(+42) 2018/12/10(Mon) 22時頃
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[出て行けと言ったのに、声が近くに聞こえた。 だが、無視をする。 よくわからない女と関わり合いになりたくない。
この女が本当にサイラスの友人か。 それすら疑いたくなってく―――]
―――っぐ
[瞬間に、項に電流が走る。 激しい痛みで、膝から力が抜けた。 そのまま倒れ込みながら背後に視線をやる。
――女の手に、何かの機械が握られていた。]
(22) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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[視線はそのまま女を通り過ぎる。 その先は、開け放されたままの扉。>>14
時刻は夕暮れ時。 夕食の買い物客、帰宅を急ぐ学生、飲み屋に向かう勤め人―― 様々な人が行き交う、賑やかな日常の雑踏。
そこへ向かって、手を伸ばした。]
――助、け
[指先は痺れ、這う事すらままならず、店主はその場で気を失う。 店内の非日常の光景から、日常は遠く――*]
(23) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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[>>+33タオルで髪をぽんぽんと叩いて湿り気をある程度取っている間、 自分の唇はタコになっていた。 先ほどから眠たそうにしてはいたけれど、 この収まりのつかないモノで一晩居ることになると思うと億劫であった。
ただ、タオルを取ればそこにはいつもの自分を見せていて、 身体を拭くに任せてくれるのだからと楽しみながら身体を拭いていった。 お股は特に優しく丁寧に。 タオルの感触が擽ったいかもしれないけれど――]
(+43) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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ああ。 お前に罪は無いから。
[>>16矛盾であるものに聞こえたかもしれない。 しかし、その矛盾をうまく言葉で伝えられない。
家族を奪うと突きつけられた時に フローラを妹だと自覚してしまった事は 恨んでいても好きだという矛盾と>>17 似たようなものかも知れないと思ったもので。
妹が震えているのは寒さからでは無く>>19 残された日数しか共に居れない現実に>>18 怯えているのかもしれない。
今は、――消える事が外で死ぬ事が、 アポロにとっての望みとは言い難い。 自身が居なくなった後、妹の無事が保証される 確固たる約束など、結ばれていないのだから。]
(24) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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[掠れた声が名前を呼ぶ。 私はゆるりと振り向いて。 その姿を確認すれば微笑んだ。
もう一度名前を呼ばれて側に寄る。 表情が少し強張っているように見えた。 この状況のせいなのか。 それとも怪我が痛むせいなのか。
彼が内心でどう考えているなんて。 そんな事分からない。 分かっていればこんな事しているわけがない。]
(+44) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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[私はただ彼を愛しているだけ。 私はただ彼と離れたくないだけ。 私はただ彼に食べられたい。 私は彼と一つになりたい。 ずっとずっと一緒にいられるように。 父と母がそうしたように。 私は兄のようにはらない。]
(+45) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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どうしたの? 傷が痛むのなら鎮痛剤を持ってくるよ。 喉が痛いのなら水を飲んだ方がいいねぇ。
[腕は動くからグラスに水を注ごう。 私は一度立ち上がって水を持ってきて。 それからベッドに腰掛ければぎしりと音がした。]
今日は何が食べたい? 食欲がないならポタージュがいいかなぁ。 肉料理はね、まだ早いと思うんだよねぇ。 そうだ、トマトのスープにしよう。
真っ赤な、トマトのスープ*
(+46) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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[ノッカの身体を拭き終われば次に自分の身体を拭いて、 その身の胸元にタオルを巻きつけると自身は裸体のままで再びノッカを横抱きに抱き上げて仮眠室へと向かった。
仮眠室に到着すればベッドのシーツをはぎ取り、 新しいシーツを敷いてノッカをベッドの上に乗せた。 乾いた清潔なタオルをノッカに差し出して、 後ろ頭を掻く]
ノッカ、こんな愛し方だけどね 自分は愛したいって思うんだよ?
[言葉にするのは難しい。 ノッカを離したくないと思ったのだけれど、 どうやってそれを伝えるのかが分からない。 結局は、口をへの字にされることしかできないのだけれど――]
(+47) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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寝るときは、どんな服を着ます? 持ってきますよ
[その話は起きた後にしよう。 と――寝間着のリクエストを問いかけた*]
(+48) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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[だから、今の望みは。 生きたいなんて薄い望みではなくとも。
妹がこの街で幸せに過ごす希望を得たい。
この偽善がどこかしこに潜み、 生贄を探し続けるこの街に そんな希望があるのか、知れないけれど。]
(25) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/10(Mon) 22時半頃
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―街中―
[キープアウト、キープアウト。 塞がれた道。提示された迂回路。]
あの、パンを買いに行きたいのですが……
[何処に行けば問うも、検索してくれとあしらわれる。 調べても出てこない事なんて、多いにあるのに。]
OK、近くのパン屋さんを教えて。
[首を振る。あの店には、もう行けないのに。 更新をされない情報。]
(26) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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[ポストを見付けた。 少しだけ迷って、結局手紙を出すことにした。
更新をされない筈の情報。宛先。 孤児院に戻されても、無事に配達されるかは分からない。]
……そうだわ。区役所に行かなければ。
(27) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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[紙袋を被らされていたもので、 此処が何処であるかは見当がつかない。>>20
あちこちにデッサンのアテを求め出向いているが ゲートに近い外れた区画なのかも知れない。 オズワルドの私有地のような紹介は受けたが それ以上の詮索をしてもあまり意味は無いのだろう。]
旦那様? [義母方の親戚だろうか。 一体、どんな益を求めにやって来るのか解らないが…。 後からの買い足しは出来るようなので>>21 一先ずは家の内装設備を見てみない事には解らない。 車椅子を動かし、その家へと向かおうか。]**
(28) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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[>>+47くぁ、とあくびを噛み殺す努力をする。
でも、あたしを抱えるそーさんの顔はすぐ傍だし、 あくびをしたことなんて、 すぐに気づかれてしまいそうだ。
綺麗になったベッドの上。 タオルを差し出されれば、 あたしはそれを受け取って、肩にかける]
…… そーさんは、たぶん。 わからないだけなんですね。
[器用なようで、不器用な。 何でもできる人だと思っていたけれど、 気持ちを伝えるのは―― 、 彼自身の気持ちを理解するのは、へたくそな人]
(+49) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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[だから、あのように>>+19 迷子の子供のような、顔をする>>+27
あの日、 公園で泣いていたあたしを慰めてくれたのは、 そーさんだった。
たとえそれが、偽りの面だったとしても。 あたしは、あの時救われた。 そーさんのおかげで、あたしは元気になれた。
なら、今度は―― ]
(+50) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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寝やすい服なら、なんでもいいです。
[>>+48でも、今は眠いから。 話をするなら、 もっと頭が回ってるときが良いと思ったから。
問いかけには、 あくびを噛み殺しながらそう答えた。
寝るときにジャージを着るような女に、 可愛いパジャマをリクエストするなんて発想は、 あるはずもない*]
(+51) 2018/12/10(Mon) 22時半頃
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[…――アベル・サキヤマの、死亡届を出しに。]**
(29) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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突貫で付けたのか。
[階段の端に取り付けられたスロープは 簡易的なものであり、渡れば振動がある。 健常な男性が居住する為の家であれば そんなものだろうと察しは付くけれど。
一応は机の高さも調整されているようだが 椅子の高さは合っていないようで 妹が日常的に使用するには不便そうではあるが 数日の話であれば許容の範囲だろう。]
(-20) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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ああ……風呂やトイレ。 まあ使う時に多少手を借りれたら。
手すりもだが…トイレに見てきてくれないか?
移乗台があれば一人で何とかなるだろうが 無いならポータブルトイレが必要だろう。
[日用品の買い足しは出来ると言っていたし、 介護用品として買い求めるのは難しくも無かろうと。 アポロは、風呂の方を見ておく事にする。 確かに手すりは取り付けられているが 介助は必要だろうと判断する。 家や治療院の風呂と勝手が違うだけに。]
(-21) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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ん、わかりました。 下着はつけて寝ます?
[+51寝やすい服を思い浮かべて、下着の必要性を問うて一度仮眠室を後にする。 別段ノッカを一人にしても問題はないだろう。 逃げられる場所はどこにもないし、裸だからだ。
向かった先は大部屋の、シャワールームの反対側。 そちらに唯一ある扉を開けて中に入り、 少ししてから扉から出てきてまた閉じた。
その時には自分はシャツとハーフパンツを履いていて、 手にはふわもこしている着る毛布を持っていた]
(+52) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/10(Mon) 23時頃
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[自然と携帯を確かめる。 丸一日充電出来ず、ひっきり無しに着信があっただけに 電池がもう切れてしまいそうだ。
―――パピヨンからの着信は未だ無く。]
もしもの為に、充電残しておくか。
[電源をオフにして、上着のポケットへ終い込む。 そうしてからバスルームを出ようと。]*
(-22) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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[それはうさぎさんを模したようなもので、 着ると温かいし抱きしめても温かい。
一石二鳥な代物であった。 なんでもいいらしいのでそれを選んだわけだけれど、 仮眠室に戻ってそれを手渡したらどういうだろうか。
少しだけ楽しみであった。 もちろん、今夜は一緒に寝るつもりで、 ノッカを抱きしめて寝たいか選んだわけでーー**]
(+53) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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[『好き』になったことに対して、後付けの理由は必要だ。 理由というよりも、切欠の方が話やすいのかも知れない。
ロイエの場合は、手紙の誤送だった。
恐らく、その一件がなければ、彼の事を知らぬまま、今日という日を迎えた事だろう。]
(*0) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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[彼の動きを止めると、彼が最後に手を伸ばした開け放されたままの扉へと向かう。 看板をcloseに変えると、静かに扉を閉めた。 その場に崩れ落ちた彼の方へと向かい、しゃがみ込んで様子を見る。 彼は少なくとも今は気を失っているようだ。]
これで、人間って気絶するものだなあ。 でも、もう少し時間がかかるから、ちょっと待っててね。
[さて、ある意味突発的に彼をこうしてしまったからには、追加の道具を家から持ってこなければ。]
まあ、突発も何も、こんなもの持って来てる時点で、っていう話だよね。
[ある程度、こうなることは予見していた。 微笑むと、ナップサックから結束バンドを取り出し、彼の手首を後ろ手に回し2本程巻き付ける。 同じことを足首にもやった。]
(-24) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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/* あ、赤ログ見えた
(-23) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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大丈夫、少しずつ、眠くなるだけだって聞いているから。
[最後に、白く薄い布に少し甘い香りのする液体を垂らすと、それをマスクの内側に挟み、彼の口元に掛ける。 万が一にも窒息しないように、鼻には掛けないようにしてあるが、それでも口元の液体は気化して鼻へも届くだろう。]
最近、毎日忙しいなあ
[呟くと立ち上がり、カウンター付近で店の扉の鍵を探す。 見つかれば、店の電気は消し、外の様子を窺いながら扉を開け、外に出ると鍵を閉めて、大通りへと出て行った。]
(-25) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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/* もう一回確認しに行ったのに、ふつうに5d見落としていただけだった とてもはずかしい
(-26) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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[暫くののち、とにかく大きなスーツケースを引く、というより押して道を行くワカナの姿があるだろう。 本屋の大口の配達や、什器の入れ替えで自宅と本屋の荷物を行き来する時にたまに見られる光景だ。 スーツケースは大分年季が入っているが、固くしっかりしたものだ。 両親の時代、もしくはその前から利用されていたものだろうか。 この大きさで、以前は一体何を運んでいたのだろう。]
なんでも運べて便利だよね。 でも、さすがに重いわ。
[今日は大分重い荷物をかなりぎゅうぎゅう詰めで入れているが、それでもスーツケースはたわむこともなく、なんとかころころも転がっていく。 しんどい。 しかし普段通りを装わなければ。
また家に着いたら大の字に寝転がることになりそうだ。 大きなため息をつきつつ苦笑した。]
(-27) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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夜までかかると逆に怪しい。 ごろごろと、道路を引く音も、夕暮れの雑踏の中の方が響かない。 いつもの姿を知っている人たちには、また大きな箪笥か本を百冊近くも無理矢理入れているのかと思われているだろうか。 たまに知り合いとすれ違ったら会釈をしつつ、自宅へとスーツケースを引いていった。
(-28) 2018/12/10(Mon) 23時頃
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