25 仮面舞踏会
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[そう言葉紡ぐ間に、狭まる距離。 伸ばされる手は、私の髪に。 撫でられれば、私の身はまた勝手に震えるのです。 触れられた箇所から、染められるような感覚が、愛おしくて。]
楽しくお話をしてくださったわ。 あと、心配してくださったの。
――……何故、私が攫われたいと、思わないといけないの? 私がいなくなったら、貴方はいけないのでしょう?
[微かに震える声で伝えられる質問の意味が判らずに、小首を傾げれば、ディーノ様の手に触れられていない髪が、まるで私も染めてというように揺れるのでした。]
(-39) 2011/02/10(Thu) 15時頃
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――、
[何かが外れる音は、自身の中でしたのかどうかは判らない。男は白い白い彼女に伸ばした手に力を入れて、自身の胸へと引き寄せた。彼女が痛いというだろうほどにも、力を篭める。男の肩が僅かに震えた。]
そうです。 私は、貴女がいないといけない。
[肩を抱く手と逆の手で、彼女の後頭部を掴むようにして自分へと押し付ける。更に、力が篭められる。折れてしまう、と思う程]
貴女は――私が一番だとおっしゃってくれるのですか。 私は酷い男だというのに。 私は貴女を利用しようと思っていました。 否、今でも、思っています。 その為には貴女に心傾ける事はならない――のに、ならないから、 私にそれを、許さないで下さい――――
[懇願のような搾り出す声。拒否して欲しい、そんな言葉を並べながら、男の腕は彼女を力いっぱいかき抱いた。]
(-40) 2011/02/10(Thu) 15時頃
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『踊れ』
『殺せ』
『貴女が、貴女が奪ったのでしょう。 侍女の分際で、影から這い出て光に成り代わろうとした。 返して。返して。返して。 わたくしの名を、姿を、居場所を、命を、――侯爵様の愛を。 何故貴女なの。何故わたくしではないの。何故――!?』
くさま、奥様、お赦し下さい、おやめ下さい、 どうかどうか――それだけ、は……やめて、やめてやめてやめて……!!
[似ても似つかぬ屍を、アイリスと錯覚する。 ふと目についたのは、厨房の巨大な石窯。半狂乱で、動かぬ女の頭部をくべた。首が引っ掛かって鉄蓋が閉まらなかったが、構わず薪に火をつける]
あたしは名も姿も居場所も命も愛も、要りませんから。 あたしから奪わないで――お願いします、奥様ああぁあ!
(*6) 2011/02/10(Thu) 15時頃
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『だから、わたくしを、見捨てたのでしょう?』
奥様……だって、奥様、あんまりです……。 助けようとしました、けれど、無理だったんです。
『貴女は、本心ではわたくしを恨んでいたのでしょう? 憎んでいたのでしょう?』
違います、違います、違います……!
[部屋に充満する焦げ臭さは、あの日を思い出させる。 滂沱の涙を流し、虚空に向かって否定と懺悔を繰り返しながら。炎に消えた幾多の命に嘖まれ続ける。 早起きの料理人が目を覚ますより前、始末もそこそこにシリィは姿を晦ました*]
(*7) 2011/02/10(Thu) 15時頃
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[折れるほど抱きしめられれば、このまま折れればいいと思います。 吐露される言葉は、私だけのものだと思えば、痛さより喜びが勝ります。]
私は私の価値がどれ程のものか知らないけれど 例えば、貴方が貴方の家の為に私を利用しても 例えば、貴方が何方か想いをよせる人の為に私を利用しても 私はそれでも構わないもの。
ただ、私は貴方が一番大事、それだけだから。
これも、ずっとお伝えしているつもりだったのだけど?
[何を許すなというのでしょう。 心傾けないこと?それとも心傾けてくださることを? どちらにしても、一番大事と想うことが許すことなら]
(-41) 2011/02/10(Thu) 15時半頃
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でも、それが厭なら、私を殺せばいいのよ。 貴方のその手で。
[そう思います。許す為か、嗚呼それとも言葉とは裏腹咎める為でしょうか。私の指先が宙を舞って、抱きしめてくれる人の背に爪先を立てるのです――……どんな答えでも、貴方が染めるなら、貴方に汚されるなら構わないと刻み込むように。]
(-42) 2011/02/10(Thu) 15時半頃
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ヨーリャ…、
[呼ぶ名の裾は、彼女の肩口へと消える。男の口唇が埋まったから。頭をかき抱いたまま、薄い唇は彼女の耳元へと滑り、耳朶を柔らかく食んだ。熱い息が、耳孔へと滑り込む。]
殺すなどと…言ってはいけない。 貴女がいなくなると、私は――
[背を滑る手は優しく首筋をなぞる。 痛いほどの力は抜かれ、慈しむかのように優しく抱きしめて]
困る、ではなく。 かなしい、と――何時も言っているでしょう?
[耳元に囁く、睦言]
(-43) 2011/02/10(Thu) 16時頃
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[仮面を通じて、女の声が聞こえる。 恨み言を言っているようにも、懺悔をしているようにも。 男は感情を動かさず、ただ仮面の内で口端を上げたまま、寝台に座ってそれを見て聞いて感じていた。すぐ近く、隣。獣の息使いが真横に感じられる。ゆるゆると顔を上げると、びっしりと鳥の羽に覆われた仮面をつけた、義手の男の姿。その後ろ遠くに玉座を模した大きな椅子、長い足を組むのは第二皇子。 そのまた後ろに髪の長い女が、でっぷりと太った男が、干乾びた木乃伊のような老婆が、人々が森の木々のように立っている。広がっていく。自分を中心とした赤の連鎖。 仮面の呪い。
男は何時しか白いマントと白い帽子を身に付け、シャンデリアの上に立っていた。手には鳥の顔を模したステッキ。下ではくるくると回る、地面に血の華撒き散らす女――それを振り回すのも、また、女。
マントを広げ、翻すと女燃やす石窯の焔が強く1度揺らめいた。]
(*8) 2011/02/10(Thu) 16時頃
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/* それなんてオペラ座の怪人……! キャーステキー
こう、ファンタジー的な呪いと、リアリティの狭間で悩むのです。 死因を謎にしちゃアレなような。
(-44) 2011/02/10(Thu) 16時頃
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/* あー……PLに思いやりのある襲撃って難しい。本当に難しい。
(-45) 2011/02/10(Thu) 16時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/10(Thu) 16時頃
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ん、ゃぁっ……―――
[耳朶から、耳孔から、熱が私を溶かします。 唇から吐息零れて、まるで熱が産む蜃気楼のよに、かすんで行く思考。優しくなる抱擁に、けれど、逆に私が立てる爪先の力は篭るのです。]
困ると、かなしいは、違うの?
[この身体が溶ける意味を知らぬまま、幼子のように問いかけます。かすむ脳裏に過ぎるのは『かなしい』という言葉くれた、もうひとつの顔。
あの時何に私は驚いたのでしょう。 判らないまま、縋るのは、ずっとかなしいと言ってくれていた人の背。]
(-46) 2011/02/10(Thu) 16時半頃
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[磯と鉄の混ざったような血潮の香が齎す酩酊は、主の血である葡萄酒より芳醇で、甘く深く全身に染渡る。 踊り付かれた四肢を寝台に投げ出して、女は恍惚の笑みを浮かべながら、夢と現をの狭間を逍遥っていた。 屍と繰り広げた舞踏会、振り仰いだシャンデリアに、仮面を着けた白の貴公子が君臨していた。どう、上手に踊れるでしょうと、見せびらかすように、屍を抱いて回る回る]
――――ッ!!
[一つ一つは小さな蝋燭の灯が、さざめき、集い、溶け合い、膨れ上がる。気付けば周囲は天へと突き上がる炎の壁に囲まれて、その奥から悲鳴が迸る。伸ばされる手。揺らめく赤に照り映える顔。今まではアイリスだけだったそこに、ローズマリーの顔が重なった。翳を帯びた憂い顔でもなく、無理に浮かべた苦笑でもなく、カッと目を刮目いた死際のそれ]
(*9) 2011/02/10(Thu) 16時半頃
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違います。
[きっぱりと告げて、困ったように、眉を下げて彼女を見詰める。 優しく背を抱く手は、彼女が別な所へと思考を飛ばして居ても、自身の背に彼女の爪がたとえ服に皺残してもそれを更に押して赤を滲ませても、強くなる事は無い。]
ヨーリャ、
[手はそのまま彼女の顎へとかかり、そっと上を向かせた。 キメ細かい白い頬をそっと撫ぜる。金の髪が、はらはらと落ちる。]
私が貴女を利用しようとしていても 私が貴女の他に誰かに心奪われていても 私が… ――もし、呪われていても? [最後の堰の問い。彼女の頬に触れる手は震えていた。]
(-47) 2011/02/10(Thu) 16時半頃
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―別館・自室― [しかし、と一頻りディーノとのやり取りを回想したところで、今度は早朝の一件に思考が飛ぶ。]
全く朝からとんでもないものを見てしまった。 あれでますます事態は予断を許さぬと分かった。 首までどっぷり泥沼に嵌まり込んでいるのに、証拠は皆無、果たしてこの道筋で正しいのか知る手立てもないときている。
[声音に皮肉の色滲ませ、傍らの腹心の侍女に話し掛け、茶のお替りを所望した。 差し出したカップに並々と熱い茶を注いで貰い、立ち上る仄かに甘い香りを楽しむ。 こうして何でもない日常会話のように話しているが、繊細な人間なら食事も喉に通らぬような惨状を見てきた後だ。]
(18) 2011/02/10(Thu) 16時半頃
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― 朝のこと ―
[私が常より早く目覚めた理由は、今は伏せておきましょう。 いいえ、その内の1つの理由は明らかにしないといけません。
常にはない香り、いえ、ここ数日は幾度か香ったかもしれません。鉄錆の匂いを微かに部屋で拾ったのです。それは私自身からのものでなく、どこからか風に乗ってくるような気がいたしました。]
――……此処から、かしら?
[香りは壁の隙間より。そしてふっと思い出すこと。 私の離宮にも、1つだけ抜け道というものがありました。 命狙われたときに、逃げ出せるようにと。 血の香り薫る壁は、その抜け道が在る壁に、よく似ていました。
昔教えられたとおり、壁の溝に指を這わせていけば開かれる道。 それは、もしかすれば見取り図からは抜け落ちていたものかもしれません。 私は躊躇いながらも、その道を行きました。 はたして、そこにあったのは……―――]
(19) 2011/02/10(Thu) 17時頃
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銀の、皇女様?
[一見、ただ寝ていらっしゃるように見えました。 けれど、むせ返るような血の匂いが、それを否定します。 私は確信を得る為に、かけられたシーツを剥ぎました。 そして見るのは、明らかな死の色(紅)。]
ディーン様に、皆様に、お知らせしない、と……―――
[私は暫く紅を見詰めておりましたが、ふっと我に返ってきた道を戻ろうとして―――再度、紅混じりの銀を覗き込み……。
暫く後、知らせを聞いた皆様が、お亡くなりになった銀の皇女様を拝見なさるのならば、そこには乳房以外に欠損している箇所があることに気がつかれるでしょう。 それは魅惑の紫――左の目が一つ*]
(20) 2011/02/10(Thu) 17時頃
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[違うといわれれば、傾ぐ首。 見詰められれば、極薄い青は碧を見詰め返します。 爪先は、未だディーン様の肩に立てたまま、紅滲むまでは行かずとも、爪あと残るほどの強さで。]
……今までと、何一つ変わらないわ。 産まれてからずっと呪われている私が
今更新たな呪いを、どうして厭うというの?
[告げられた言葉の意味、もしかすればその時は完全には理解していなかったかもしれません。けれどどちらにしても、私にとっては瑣末なこと。
傾いでいた顔は、今は囚われて上を向いていました。 私の唇は自然に弧を描き、背を抱いていた手が一つ、伸びる先を変えます。触れるのはサラリ揺れる金の糸。次に私の頬に震える手に重ねて。]
私は 貴方が 一番 大事
(-48) 2011/02/10(Thu) 17時頃
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―回想/早朝― [それはセシルが修練を終え、部屋に戻ろうとした時のことだ。 剣を下げ、中庭に面した出入り口から別館に入ると、何やら召使達の動きが慌しく、しかも遠くから切れ切れに叫び声のようなものまで聞こえてきた。 丁度目の前を侍従がばたばたと大慌てで本館に向かって駆けて行くのを、捉まえて話を聞き出し、現場に案内させた。
騒ぎの中心は、厨房だった。 下働きの者達が入り口に遠巻きになって、恐怖と好奇の入り混じった囁きを交わしながら中を眺めている。 それを掻き分け退かせて厨房に入ると、廊下まで漂っていた異臭がいっそう強く鼻孔に飛び込んできた。]
(21) 2011/02/10(Thu) 17時頃
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/* >>20 それ、やりたくなるよね……!
(-49) 2011/02/10(Thu) 17時頃
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[触れられた手が冷たい。絡まれた金はゆっくりと下へと降り、そっと口唇で彼女のそれを塞ぐ。啄ばむように、それから深く。舌を彼女の咥内へ差し込んで絡め歯列をなぞる間にその体を抱き寄せた。]
…ヨーリャ、
[息継ぎの間 名を呼ぶ。 髪を、腰を、背を、肩を、抱き寄せる腕が二本しかないのがもどかしい。1度腕を解いて腰を落として彼女の前に膝まづき、両方の手首を取ってそこにも口接けを落とした後に彼女を真っ直ぐに、見上げた。]
貴女を抱いても、 …――良い、です、か?
[幽閉され、世間と切り離された彼女は、自分に何が行われようとしているのか、わかるだろうか。流石に家庭教師は教えていなかったから、問うけれど、判らない状態ならなんと酷い男だろう、と、脳裏で自分で自分を笑う]
(-50) 2011/02/10(Thu) 17時頃
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『お気持ちだけでも、とても嬉しゅうございます』
[夜の暗がりに乗じた殺人者、仮面も相俟ってローズマリーは最後まで誰に殺されたか知る由もなかっただろう。 目蓋を剥いた凄絶な表情、けれど炎から響く声は、シリィを責めるそれではない。――だからこそ、余計に、嘖まれる。アイリスとは異なり、憎む余地もない。ただそこに居合わせただけの娘を、血が恋しい余り殺めてしまった]
『やはり、アイリスさまでしたのね。 ありがとう……ありがとう、ございます』
[血の、炎の、赤に包まれながら。感謝を繰り返す]
『……良かった……』
嗚呼、ローズマリー様、貴女は呪われてなどいませんでした。 呪いに選ばれたのは、呪わしきは、あたしの方。
(*10) 2011/02/10(Thu) 17時頃
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[セシルはこの臭いを、これまでに何度か嗅いだことがある。 髪の毛の焼ける臭い、或いは。
人体の焼ける臭い。
果たせるかな、石窯の前の石床に、頭部を真っ黒に焼け焦げさせた女性の遺体が横たわっていた。]
(22) 2011/02/10(Thu) 17時頃
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[朝。 いつもと同じように湯を使い、朝食を部屋で取る。ノートにさらさらと走り書き三つ書いた。それから僅かに間をあけて、もうひとつ付け加える。 ノートを閉じるにはペンにつけたインクが乾いてから。男は背筋伸ばした侭、白いシャツの上に渋いブルーグレーのジャケットを羽織った。ふと、眼の端、糸。寄る眉間の皺にローザが直ぐに気が付いて裁縫道具を出し、手際よく解れを直した。]
ん。
[胸元に閉まった封筒を確かめる。計ったかのように真っ直ぐに押された印璽。そこまでは何時もと同じ朝――だった*]
(23) 2011/02/10(Thu) 17時半頃
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[ノートにかかれたメモは
・見取り図を皇子に返す。 ・モンタランベール様との話 ・隠し部屋の調査。
・ヨーランダ様の様子を見る。
の 4つ。]
(-51) 2011/02/10(Thu) 17時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/02/10(Thu) 17時半頃
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あっ……ぁ、ん……―――
[私の口腔も、きっと他人のそれよりは冷たいと思うのです。 啄ばまれたその先、口腔に感じる熱に、私は熱いといいかけて、その言葉を全て奪われてしまいました。 手と手、重ねていたのを解いて、ディーン様の頬に添える間に、抱き寄せられる身体――触れればそれも熱くて、溶けそうで心地よくて。 もっと溶かしてと擦り寄れば、一度とかれるぬくもりに、きっと私は寒そうな表情をしていたと思うのです。]
……貴方が、望むなら。
[両の手取られて接吻けを受ければ、小さく震える身体は、恐怖や不安からでなくて。抱くという意味、全く知らないわけではないけれど、きっと正しく理解してないことに、頷くのです。
たった一度だけ、アンナに男女の営みについて学びました。 けれど私はその内容よりも、殿方にあるという器官を模し作られた翡翠の碧の方をよく覚えているくらいなのでした。確かそれも、私の宝箱の奥底にしまってあるはずなのですけれども。それは、今は関係のない話でしょうか。]
(-52) 2011/02/10(Thu) 17時半頃
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[ディーノ・ディンディアは言葉を聞くと1度笑みを見せてから。彼女を抱き上げて運び、柔らかい寝台へと押し付け顔を覗き込んだ。頬を、額を撫ぜる。彼女の表情に不安が無いかと見詰める。 そっと頬に触れた後首筋を降りる口唇は鎖骨に赤い花を散らし、二の腕へと筋をつけて肘の裏を通り、彼女の手を伸ばして爪の先へと口接けを落とした。柔らかい寝台は、音すら立てない。]
気分が悪くなったら、すぐに言って下さい。 私は――貴女を傷つけたくないから。
[境目わからぬ白のドレスの釦を開く。自分の鼓動の音をうるさく感じる。眼を眇めて輪郭をなぞり、細く骨ばった手指は彼女の肌の上を踊る――舞踏会のように円を描いて。]
(-53) 2011/02/10(Thu) 17時半頃
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[聞けば、発見時、女性は石窯に凭れるようにして頭を中に突っ込んでいたと言う。 朝食の準備のためにやってきた料理人たちが、驚きながらも慌てて窯から引き出したが、既に女性は死んでいた。
女性の顔だけでなく髪も焼け焦げているので、人相も髪色も分からない。体つきで判断するしかないと思われた。 身に着けていたドレスから見て、宿泊していた招待客の一人であるのは間違いない。 死体の傍らに膝をつき、慎重に身体を改めると、背中に深い刺し傷があった。 これが致命傷かどうかは定かではないが、ドレスの背はぐっしょりと血で濡れていた。 辺りに凶器らしきものが見当たらないのは、犯人が持ち去ったのだろうか?]
(24) 2011/02/10(Thu) 17時半頃
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[セシルは顔を顰め、長い溜息を吐いた。 背を見るために抱き起こした遺体を元通りに寝かし、白麻のハンカチを顔にかける。 戸口にたむろする召使達に涼しい場所に安置するように命じたところで、ふと気付いて片目眇めた。
……石窯から戸口まで血痕が点々と落ちている。]
(25) 2011/02/10(Thu) 18時頃
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― 朝/別館自室 ―
[浅い微睡みは、激しいノックの音で破られた。血相を変えた侍女が飛び込んできて、アイリスの無事を確認すると、へなへなその場で腰を抜かし踞る]
……またどなたかが……?
[起き抜けに聞かされるには憂鬱な報告だが、自分は目覚められただけまだよしとしよう。 寝台の上で身を起こす。傍らには寝る前に残りを空けてしまったらしい、セシルと杯を交わしたクラレットのボトル。室内は暖炉の残り火でそこそこ暖かい。煉瓦で囲まれたマントルピースの奥を見詰める瞳に、揺らめく炎]
(26) 2011/02/10(Thu) 18時頃
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[侍従に指示を出し、厨房を後にする。 血痕は厨房の戸口から更に廊下の先に続いていた。 間隔を開けて、ともすれば紛れそうになるほど少量の零れた血の軌跡を、セシルは猟犬のように追った。 時に敷き詰められた絨毯の上に跪き、時に四つん這いになって床に顔を近づけ。 とうとうセシルは別館に辿り着いた。
客室の並ぶ別館の廊下。 血痕はそこでふつりと途切れていた。*]
(27) 2011/02/10(Thu) 18時頃
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