169 きみがおとなになるまえに
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[白の葡萄酒と、グレープフルーツジュースが運ばれる。>>38かるく、口につけては、薫る甘さに目を細め、自分の名と共にまたその目を薄ら開く。]
…物書き自体は、アナタが消えるまえからだいたいそのきっかけは持ってたんです。
どうして、散った花がまた咲くのか。 それがずっと不思議でならなかったから。
[アルコールに酔わされることもなく、グラスだけはくらりと揺らし、言葉の頭を少しだけ考えてから、語る。 それから、原稿の数ページをめくり、手にとったそれを、彼女の前に差し出した。
文章が綴られた枠の端には、【摘まれた祝福の子】とタイトルがどのページにも書かれている。]
(64) 2015/09/19(Sat) 22時頃
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― 摘まれた祝福の子より ―
『サクヤから、祝福の花が独り旅だった後、
アタシは里一番の大樹の桜を見上げました。
春の終わりでした。 桜はこれから、萌黄色に変わり行き、 冬になるまでに葉を枯らし、次の春にはまた今年以上の花を咲かせるのでございましょう。
おおきくなって、キレイになるのです。
夕顔が誰かに選ばれたとしたら、きっと、アタシよりキレイな声をもって可愛げがあったからなのでyそう。
そうならば、アタシだってキレイになったっていいじゃあありませんか。 だというのに、大人たちは、アタシがキレイになることを許してはくれませんでした。』
(65) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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『こどものままでいろというのです。
おとなに問い詰めました。 どうしてだと。
おとなたちは何も答えちゃくれませんでした。
こどもが大切だといいながら、 こどもを同じ民として輪にいれてはくれないのです。 アタシは、大人が嫌いになりました。 里にいても、おとなはおとなの話しかしません。 こどもとしてではなく、誰も「芙蓉」の話を聞いてなんかくれはしなのです。
キレイになるには、枯れるしかありません。 アタシは頑なに子で居続ける事を拒絶しました。
祝福は、子が作るのではないと証明してやりたく思いました。読者という心を掴んで、幸福になるのは自分だけで十分だと。 アタシは、アタシの才に賭けてみたくなったのでございます。』
(66) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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『この本を手に取ったそこのアナタ。
アナタに対して、既にアタシは勝っているのでございます。』
(67) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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「いけすかない」っていわれました。 これをもっていた編集者には。 あとは「読者層が高い」と。
[原稿の内容は読んでくれただろうか。そこに、だいたい理由は詰まってるよとは告げてはいたが。 本になっていない理由を、ぽつんと落とし、
笑う声色は、どうしても自嘲めいていた。 何でも話して良い、位に言われたが。>>38 自分が思う以上に、自分は中身の無い人生だったのやもしれない。]
(68) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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[背後から追い付いた司祭は、後ろ手に持っていた封筒を、学者に押し付けた。
─此度の感謝です、と。 明らかに媚びた顔で。 この司祭はこんな顔で説教しているんだろうか、ほんの少しの呆れも有りながら。中身は見ずに、受け取った。
なんて、教育に悪いおとなたちだろう。 大人になることを祈り、其の先を見る司祭と、 こどもはこどものままで、鑑賞されよと思う修道女と、
そのどっちも認めきれない保護者であるはずの、己と。]
(69) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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…アタシたち以降、子は生まれなくて。 祭りも盛大には行われなくて。
1年を通して土しか弄れない生活ばかりで。 …ユウガオと遊んでいたときが、 一番。輝いてたような気が、しますね。
[楽しかった思い出、と言われても。 いのいちの出て来るのは目の前の彼女なのだ。 自分と同じ位の年の子がおらず、 手鞠も独りでついたって、歌う子もいない。
単純に退屈だったのかもしれませんね。 彼女と違って、喋る事全てが、吐き捨てるようなものだったかもしれない。 が、その口ぶりさえ、構わずにいた。 彼女も彼女で、口当たりそのものは、自分と同等に感じられていたから、自然と気を許していたのもあるだろう。]*
(70) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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[ 黙り込むオーレリアに、 話題を続けようとする目の前のおとなが、 ―――聖女様は、今、おいくつで?
と、先生が外に出る時に浮かべる様な、 きっと上手な、おとなの笑みをオーレリアに向けて、 そうして、声をかけた時でした。 ]
(71) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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"オーレリア"
[ と。 おとなの声に被さって、"わたし"の名前を呼ばれれば。 其方に反応してしまうのは、仕方のないことです。
こども、にとっては。 ]
(72) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[ 揺れる灰が、ようやく定まります。 立ち上がる勢いで、ぐん、と、顔ごと向けて。 何時の間に、力がこもっていたのか。 膝の上に添えた両の手が、緩みました。 ]
――せん、せい
[ 見上げた灰と、表情と、そして声には。 緊張の糸がぷつんと切れた、 安堵の色が、あったことでしょう。 新しく、封筒を持っていることに気付いても。 それが何なのか、問うことはせず。 修道女が先生に挨拶をし、去っていく足音も拾わず。
ただ、ただ、暫く見上げて。 こどもらしく、ねえもう帰ろう、なんて、 居心地の悪いままの言葉よりも、先に出たのは。 ]
(73) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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………、どうしたの?
[ だって。 外行きとも、あのお屋敷の中とも。 そのどちらとも違う表情が映っていたものだから。 何か、あったのだろうか、と。
仕事用と、そう分かる訳も無い。 オーレリアにとって思い当たるものもない。 ちいさな、でも確かな、疑問でした。 ]
(74) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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―翌日―
[昨晩の酒盛りは、大いに盛り上がった。 いつもより騒がしく、大きな声で笑い。 昔のことも、出会ってからのことも、沢山話した。 それでも、未来のことには、触れられなくて。
だから、目が覚めて。 告げられた言葉>>44に、首を傾げて。 つづいた歌に、大きく目を見開く。 ――それはむかしのやくそく 忘れようとして、忘れていた、大切なうた
震える声に、覗き込まれる瞳に 唾を、ごくり、のんで ほそく、息をすって ]
(75) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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/*
時間軸すすめすぎてないかな大丈夫かな… 区切り自体は無いみたいだから、 このまま話すのも大丈夫なんだろうけど、も
(-8) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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―――それで、 どうするんだよ
[ぐしゃり、 悲痛に割かれるようで、苦痛に耐えかねるようで いたみをおさえきれず、顔が歪む。 本当は怒鳴ってやりたいくらいだというのに、 なんでだろう、言葉は震えて、情けなく ゆれる。]
俺とお前で、いつかの楽園に 逃げたってさ、
何も、ないよ
だって俺は大人になれない『こども』で 大人ももう、こどもには戻れない
[きっとそれは大切なやくそくだった。 でも、もう二人は純粋なこどもであることを捨てていた。 だから、あの約束だって無効なはずだ。 それなのに、どうして今も、お前は ]
(76) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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いまでさえ、もう100年もむだにしてきたっていうのに それでもまだ、俺の手を、とって
―――それで、おまえの人生は どうするの
[殆ど泣き出しそうな声、滲むのは隠しきれない罪悪感。
目の前の男は、過去の後悔の為にどれ程を捨てて来たのか。
自分を買おうなどと思わなければ、仕事だった選べただろう。 素敵な女性に出会って、家庭を持つことも難しくなかったはずだ。 こんな偏屈な偽物ではなく、もっと明るい仲間に囲まれて 多くの人が歩むような、しあわせを手にして 笑っていたはずなのだ。
その未来を、自分の存在が奪ったというのならば。 けじめを、つけるべきなんだと。 唇を噛んで、それでも決意を込めて、目の前の男を見た。**]
(77) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[ ───聖女様は、今、おいくつで?
修道女の言葉。恐らくは話題接ぎであったのだろう、けれど。 其に丁度良く被せたのは、けして偶然ではなかった。 立ち上がり、顔を向ける聖女は、安堵したような、そんな表情。 昨日の、こどものおしゃべりには、無かった、緊張の糸。
何時か、知らなければいけない─かも、しれない。教会のこと。 血筋のこと。──過去の、聖女のこと。 彼女には、矢張、未だ、─もう時間も無いと言うのに、未だ。早い気がしてしまって。 少しでも触れさせようと連れてきた、意思が揺れる。]
(78) 2015/09/19(Sat) 23時頃
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[仕事用に貼り付けた笑み、それでいて他を蔑む瞳に、僅かに映ったろう其。まるで気づいたかの様に問う聖女に。]
──改めて、貴女も大きくなったのだな、と、思いまして。
[仕事用の、外向きともまた違う感情の乗らない口調で、そうして嘘をつく。 また、遥か遠く空の向こうの、聖女からの叱咤がきこえる。]
行きましょうか、オーレリア。 何処かで休憩するのも、良いですね。
[封筒と荷物を持たない手、右手は一度手を取ろうと伸ばしかけ、何故か急に、触れてはいけないような、そんな予感のもと、結局手持ち無沙汰に揺らしたまま、教会を、出ようと。
恐らく近くには、エスペラル──勧めたホテルがある。 手の内の封筒、この重さに。 ホテルにこのままおいてこようか、と。 新しい友人へのおもてなしなのか、それとも金の厄介払いの思い付きの様な思考を、して。]
(79) 2015/09/19(Sat) 23時半頃
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/* なんか思ったより疲れてて何も浮かばない……
(-9) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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/* ゆきたそとの出会い回想拾ってないから拾いたいんだけど……うーんうーん。
(-10) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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―――………
[ 灰が、見開かれました。
安堵なんて、何処かに消えて行って。 今聞いた言葉も、見えた表情も、信じられないと。
そう思ってしまえば、もう。 反射的に身体が動いていました。
弛んだ手が、再び握りしめられれば、 先生を見ていた瞳を逸らして、 微かに動いた手なんて、 取ってたまるかと言わんばかりに、背を向けて。 扉に真っ直ぐ、背を伸ばして。 何時もよりも早足で、歩んでいきます。 ]
(80) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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[ …そうして、先生を置いて。 ――それでも、約束は守って、 ある程度近くにはいたのだけど―― 教会の大きな扉を、力を込めてひとりで開けば。
たん、と。 昨日と同じく、軽いステップで街に出て、 プラチナブラウンと、黒のスカートを躍らせて。 続いて出てきただろう先生と、向き合いました。
でも。 碧を捉える灰は、いつになく気丈で、 浮かべる表情は微笑でも無くて、真面目なそれで。 紡ぐ言葉は讃美歌でも、祈りでも、なんでもない。 ]
(81) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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…先生って、
[ 咎める様な、それでいて悲しさ混じりの言葉が、 思った以上にするりと出たのは。 きっと思ったことを真っ直ぐ言う、 あのおんなのこに会った故か。
あるいは、オーレリアが、聖女に 似たのか。 ]
(82) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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―――結構、うそつきなのね
(83) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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[ 遥か、遠く遠くの空から。 真白な鳩が羽ばたく音が、します。 ]
(84) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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/* ヴェスマリもレオレもいいなあ
クッソおはなしつなぐのへたくそですまぬ すまぬ…
(-11) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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クラリッサ[[who]]
(*0) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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ジェフ[[who]]
(*1) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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[ おとなが並べる様な、まともな理由なんて、 きっとオーレリアには、ありません。 ただ、ただ。 外向きの先生よりも、あのお屋敷の先生よりも、 もっと別の"誰か"に対する、嫌悪感が強かっただけです。 言い切れば、くしゃり、 泣き出しそうな表情に変わるでしょう。 ここまで感情が荒れることなんて無かったから、 なんだかもう、いっぱいいっぱいだったし。 ――ああ、怒られるのかな、と、 今朝の光景がちらと過れば、思ってしまったけれど。 ]
(85) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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――オーレリア、は。 そんな先生、…嫌。
[ でも、絶対に目を逸らす事は、ありませんでした。 ]
(86) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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[ ぱちん。まばたき。瞬く星のように。]
もしも、
[ ゆっくりと言葉を選ぶおとなも、少女は知らなかった。 悩ましげに吐き出される言葉を、 小さな耳は、よく拾って、まばたき。]
わたしが、そうだとおもった場所が、タリンなら わたしが、ずっといたいとおもう場所が、タリンなら
[ 身体を起こす。 ベッドの上に膝立ちになって、椅子の上のおとなに近付く。 また、少し、ベッドが沈んだ。]
(87) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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