228 吸血鬼の宴
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─ 庭園 ─ [伝う滴はあたたかい。] [生きるものの証。] [鉄の香。] [熱を逃がしてしまう様に。] [ぽたり] [と、落ちる。]
[男は実験動物でも眺めるが如く落ち着いた眸で、血液が失われる様を見ていた。
薄い目蓋に覆われた瞳は、軈て夜風へと触れる。 湖底から空を眺めた淡い色が、男へと向いた。]
……おはよう? 良い夢でも見てたかよ。
[男は一度、何方の口で話すべきか言い淀んでは、破落戸として葉を吐いた。]
(62) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[拘束の役立たぬ事を危懼していたが、如何やら杞憂に終わったよう。 冷えた感覚を唯与える筈の銀は、其の肌を溶かし腐らせる。 明らか、ひとの様では無い。]
生憎死体とヤる気も 死体を殺る気も起き無いモンでね。 寝坊助を起こしただけに過ぎねェが。
[小首を傾げ、片眉を上げて。 掌の刃を道化師染みた動作で弄ぶ。 拍子、吸血鬼が目を覚まし疾うに離していた腕から、赤い一筋が流れた。 破れど白を保っていたシャツは、滲み、霞み、染められて往く。]
(63) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[だが痛みなど、今の男には過ぎたことでしか無い。 瞬きひとつ、男は刻む。 ゆると、濁った藤鼠を女へと流し。]
さて、起こした意味についてだが。
──オレに攫われる気は無いか? ご令嬢。
[男の唇は弧を描く。 逃げ惑う贄として浮かべたものとは、違う形の。 其れは鏡の国へ迷い込んだ、少女を誘う、猫の笑み。]
(64) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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─ 二階・廊下 ─
[歩き出そうとした所に向けられた呼びかけ。>>34 ふう、と吐息を落として振り返る。 謝罪を紡ぐ様子と、その向こうの警戒心の見えぬ笑み。>>35]
……ぁー……。
[無意識、声が落ちた。 滅多に在り様を崩さぬ花硝子にとって、それがどれだけ珍しい事かは旧知には察しもつくだろう]
ええ、そーよ。 『あの子』が……リッサが、アタシの所に捧げられたばっかりの頃の事、思い出しちゃってねぇ。
[視線はどちらとも合わせぬようにしつつ、紡ぐ口調は軽いもの]
(65) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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どこに行くにも着いてきたがったし、置いてくと泣きそうになるし。 で、手を出すと仔猫みたいにきゃっきゃっするし。 ……ま、その頃はまだ眷属でもなんでもない、十にもならないこどもだったから、仕方なかったのかもしれないケド。 結構、手を焼いたのよねぇ。
[さらりと言って、肩竦め。 改めてそこに立つ二者に視線を向け]
……その子だいぶ、頼りなく見えるし。 うっかり、他の御仁に抉られないよう、気を付けてあげなさいな。
[軽い口調で紡いだ後、花硝子はひらりと手を振り歩き出す。 緩やかな手の動きは近くの花瓶の中に新たな花を一輪、生み出した。 花弁開いたのは、清き真白のユーチャリス、一輪。*]
(66) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[実に古い依頼では在った。 然し、確かに払われる確信が在った。
男は値の魅力に負け慥かさを棄てることはしない。 諦観と、想望と。見たのだからこそ受け取ったのだ。]
その実アンタは死んじゃいねえ。 ひととしてのアンタは、生きてる。
まだ会いたがってる人間が居る。 帰りを待ってる人間が居る。
[刃を振り銀を煌かせては、蕩ける様な笑みを浮かべる。 其れは、血よりも甘い誘惑か。 或いは、銀よりも強い束縛か。
死体であろうと、生かしてみせよう。 そう、謳う様に。*]
(67) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[――…薔薇が、好きな人だった。
色とりどりの薔薇が咲く自身の庭を、 “彼女”はこよなく愛していた。 時に手ずから土を弄って花たちの世話をする、 その屈託のない笑みを、風にそよぐ艷やかな銀の髪を 神に捧げる、敬虔な信徒としての美しい祈りを、 私たちは皆、愛していた。
…いつから、だったか。 彼女の笑みを見ることができなくなったのは。 …いつから、だったろう。 庭に立つ、彼女の姿を見れなくなってしまったのは。
……最後に、陽の下で彼女の姿を見たのはいつだったか。 ――思い、出せない。]
(68) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
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[あの頃、沢山いたはずの私たち。 “彼女”に見守られて、共に育ってきたはずの兄弟姉妹たち。
それがひとり、ふたりと 次第に数を減らしていったのはいつだったろう。 「大人になったから独り立ちしたんだ」と、 旦那様はそう仰っていたけれど……本当は違っていて。
日に三度の食事の度に、旦那様が私たちに飲ませていた薬。 それが、なんであるかを知らないまま、 私たちは雛のように与えられた餌をただ口にしていた。]
(69) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
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『 』
[――嗚呼。 彼女の名前も、その顔も、月に映える銀の髪も、 その微笑みがどんなに綺麗だったかだって、 思い起こすことができるのに。]
『 』
[“彼女”が、どんな声で“私の名前”を呼んでいたのか、 それだけは、思い出すことができない。]
(70) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
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[――思い出したのは、ただ、]
…――。
[“彼女”を殺したのは、私の中に流れる血だったということ。]*
(71) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
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― 二階・客室 ―
[――水の跳ねる、音がした>>7
それと同時、此方の背を摩ってくれていた手が、 微かに強ばるのを背中で感じる。]
…。
[痛みは、未だ頭蓋を苛むようにしてそこにあった。 気がつけば呼吸も荒く、顔色もすでに無い。 彼に覗き込まれたならば、きっと 酷い顔をしているだろうけれど。
そんなことを気にしている余裕は、既になかった>>58]
[立てるか、という少年の問いかけに>>50 小さく首を横に振ると、少し増した痛みに眉を寄せる。]
(72) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
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…。
[逃げて、と無言で目で訴えるが、 それが果たして少年に伝わったかどうか。
朗々と語る声と、人懐こい笑み>>58 銀のナイフをくるりと指先で回す仕草は この状況でなければ随分と器用なものだと 感心もできただろう。
荒く熱を帯びた息を肩で吐きながら、 じっと様子を伺っていれば、 それまで独り言を呟いていた男が、 人ならざる笑みを浮かべて、少年に語りかけた>>61]
……。
[なんだろう、酷く、嫌な予感がする。 頭蓋に響く痛みと荒い呼吸で指先を震わせながら、 ちら、と少年のほうを垣間見た。]*
(73) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
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[ 人懐っこさの浮かぶ其の笑みは、>>58 ひとよりも幾らも強靭な姿を、 鮮やかに彩るように見えた。
ぴちゃん、…… と響く音は、 最弱と綴る言葉を、嘘のように感じさせる。 ]
お前は、何を、……
[ ぽつぽつと零される独り言。>>61 何を、言っているのか。 すぐに理解に追い付くのは難しい。 首を振るシーシャを庇いだてするように、>>72 奴との間に立ちふさがる。 ]
(74) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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[ 此方に向けられる視線を感じるが、>>73 拒絶するように、自らも首を横に振る。 そして、動ける様子のない彼を見れば、 ]
…… 俺に、似た……? お前は、知っているのか? 俺の、母さんのことを。
[ 金の髪。そんな女は星の数ほど居る。 汗ばむ額に張り付く金糸を気にも止めず、 シーシャから自分だけへと、 男の興味が向くように。 彼をこのまま、逃がせるように。 じり、と男との距離を図る。 ]
(75) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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[ シーシャから完全に 離れることができたなら、 ひとつ、深く息を吐き出して。 ]
─── リリィ、 それが母の名前だ。
[ 空気を震わすのは、 自分が思うより幾分にも小さな声で。 奴の手が届くか届かないかの距離を保ちながら、 ちら、とシーシャに逃げてと目配せをして、 じと、と男を見詰めた。 ]*
(76) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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[>>73の様子に、困った表情で銀のナイフで指す]
そんな怖い顔しなくてもいい 今の所は殺そうとか、思ってない 場合によっては殺され……、いいや死んだ方がましという状態にしてしまうかもしれないが そうそう、君達は若いから分からないかもしれないけど、この世には死んだ方がいいと思う生もあるんだよ
[笑顔は崩さない。だが赤黒い瞳は笑っていない……、冷たい双眸]
(77) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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─ 庭園 ─
[ふらりとした歩みは屋外へと向く。 辿りついたのは、彩とりどりに花弁開く庭の花園。 他の場所で繰り広げられるやり取りには、気付く事もなく]
……ん、ここの子たちはいつも元気ねぇ。
[そう言えば、温室が合わぬものは地植えにと。 そんな注文を付けて、ここにも数種を置いて行ったはず。 さすがにというか、手入れは万全らしい、と思いながらふわり、その場に膝を突いて。
違和感]
(78) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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……んー?
[違和感を感じたのは、花が根を張る土の上]
なぁに、コレ。
[そこにある、土に還り切れぬ何かの気配>>1:126に眉が寄った]
……肥料になれない灰を撒くのは、ちょっと問題じゃなくてぇ?
[そこにあるのが何、と明言は出来ない。 というか、できればしたくない。 ただ、感じる気配は、ここに来ている同胞のそれに近いから]
まったく……ホント、いろいろと斜め上行ってくれる御仁ねぇ。
[斜め上云々は、きっと他者を言えた義理ではないが。 ふと、口をついたのはこんな呟き、ひとつ。*]
(79) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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─2F廊下─ [>>65 花の主人、花の騎士。その華やかな様子が色をほんの少し変える。 まるで、大輪の花にひととき、影が落ちたような。決して色を失わせるわけではないが、それでも。エドアルドにとってはひどく驚きだった]
……、……捧げられたとき、 貴殿のお気に入りの君とは、……そのような出会いであったのか。
[>>66 聞くに、何やらトレイルと重なるところも多いような気がして、 瞬きを、1度、2度。]
……可愛らしいものだな。それは。 貴殿が手を焼くとは、なかなか、…………。
[さらりと告げられた過去のひとひら。 エドアルドに案ずるような、親しいものに向けるような、やわい表情が浮かぶ。]
(80) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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…………む
[頼りなく、でトレイルを見やる。 言い返す言葉もないというか、危なっかしいにも、程がある。 彼はまだ無防備な笑みを浮かべているのだろうか。]
……おれは、……その
[口をついて出たのは、私、ではなくおれ、という私的な一人称。 されどすでに花硝子をしゃらりと鳴らし、麗人は歩き出していた。 今度は呼び止めることはなく、改めてトレイルを見ていたのだった。 ]
(81) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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そうだね、月が魔物を酔わす夜だ
[それが良い夢であったかどうか、私はとうに忘れていた。 私の眼に映るのは赤、朱、赫]
……
[臥して居たカウチから上体を起こし、笑む男を見上げる。 手首を灼く銀は苦痛であったけれど不快ではなかった。しかし美しさが損なわれたことには、エンバーマーの自尊心が不平を抱く。 月光を浴びた影、ベンチの足元に蟠る闇]
(82) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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面白いことを言うのだね
[待っている人間がいる── 強い言霊が魂へ触れてこようとするのを、私は拒みはしなかった]
(83) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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[切なげな表情を浮かべている。 胸が苦しくなる。揺らぎ、一歩前へ 踏み出しそうになる。]
……
[トレイル、と吐息だけで呼んで。 伸ばしかけた指先を握り締めた]
(-13) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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ああ、そんな名前だったけ?
[>>76のリリィの名を聞いて、如何にも演技がかった台詞の言い回しを返した]
美しい女で久し振りに、こう血だけを頂くのが勿体なくてね 年甲斐もなく抱いてしまったよ 実に楽しかった。最初は家族の名を呼んで助けを呼んでいたのに最後は自らが腰を振る程に求めて来る程に堕ちんだが 正気に返ると操を立てるとかで命を絶とうと面白い事をするから思わず血族にしてしまってね 決して死ねない我が一族の一員に
無論、大切にしているよ ここの見張り塔の隠し部屋の一つに杭を打って動かないように隠してあるから たまに餌を与えるの忘れるが
[頭を掻いて笑った]
(84) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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─ 月満ちる時 ─
[大広間にたたひとり実体あるものとして寛ぐ城主は、天窓より光投げかける月を見上げた。 決して動かぬ凍えた満月は、宴の始まりよりもなお皓く輝きを増している。 狩りの熱と、供物が満ちた月をなお満たしているのだ。]
そろそろか。
[人間たちは、満月は気狂いをもたらすという。 真に満ちた月がなにをもたらすのか。 城は、その答えを知っている。]
(85) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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☆イベント:Lunatic
満月の光が白く輝き、城の各所に異変が起きる。
望むなら、あるいは運悪く、以下からランダム/任意の異変に遭遇するだろう。
1.生ける影
歪な人型をしたこの影は、召使いと異なり、動くものに害を為す。この影に触れられれば筋力や体力を奪われて、最悪の場合は動けなくなる。
2.吸血蔦
急速に繁茂するこの蔦は、動くものに絡みつき、鋭い棘で血を吸おうとする。
3.黒き触手
軟体生物を思わせるこの触手は、床や壁から不意に生え出し、通りかかった者に絡みつく。非力で不幸な犠牲者は絞め殺されることもある。
4.操魔の霧
白く淀んでいる子の霧に中に入ると、人間は一時的に吸血鬼化し、吸血衝動に襲われる。吸血鬼はひどく喉が渇く。
5.悪夢の香
薄く漂う紫の煙を吸い込むと、たちまち眠りについてしまう。眠っている間は最も嫌な悪夢を見続けることになる。
(#0) 2017/10/06(Fri) 23時頃
6.揺らぎ満たすもの
この蛍光色の軟体生物《スライム》はアメーバのように不定形で、動くものを体内に取り込み、溶かそうとする。特に好むのは衣服。浴室などで遭遇した場合は、湯船がこれで満ちている。
7.震え集うもの
この半透明な灰黒色のスライムは、固めのゼリーかタピオカを大きくしたような質感をしている。基本的に群れで犠牲者に襲い掛かり纏わりつく。斬ると増える。
8.覆い塞ぐもの
この透明なスライムは、通路一杯に広がって犠牲者が飛び込むのを待つことを好む。感触は寒天のようである。好物は衣服と、特に金属。
9.赤い靴の踊り手
城に囚われた亡霊であり、城主を日々楽しませているものたち。月の光満ちた夜には、他のものを踊りに誘い込み、自分たちの仲間にしようとする。
10.魔鏡
城の各所に散らばる鏡もまた、魔力を帯びる。問いかければ望むものを映し出すが、代償に血か若さを奪い取る。
(#1) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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遺体がなければ、愛した者たちは喪失を受け入れられない 永遠に帰らぬ者の──墓を作れない人間は哀れだ
だけど、時にはそれよりもっと酷な仕打ちもあるだろう 彼らの心を引き裂くほどの
["飾り"の絡みつく両手を持ち上げ、差し伸べるようにして男の汚れたシャツへ手を伸ばした]
残念だけれど私は"ひととしての私"を知らない。生ける者
だから、攫われる気があるかどうか? ……考えておこう
[是とも非とも、まだ定めず]
(86) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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─食堂 2F─
[>>60 少し遅れて食堂へと足を踏み入れる。
広く、豪奢なそこには、真鍮細工の燭台や、 薔薇のレリーフ、純白のテーブルクロスに繊細なレース編みを重ねた装飾などが素晴らしい輝きを放っている。
感嘆の息を漏らすトレイルは、 まさに迷い込んだ者、といった風情。]
…………おい
[と、呼ぶは磨り硝子色の召使い。 水差しの場所をと指示する様は、命令し慣れたものである。 もう一度、トレイルを見て。 花の主人の言葉を、胸の中で反芻した*]
(87) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2017/10/06(Fri) 23時頃
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[食堂に向かう前。 無意識に落ちた声>>65に意識が向く。 紡がれる『あの子』との思い出の欠片>>66に 吸血鬼と人と在り方のひとつを見て、 ちら、とエドアルドの方を見る。
自分は彼に一目惚れして一方的に追いかけてるだけ。 分かっていても言葉にするのは痛いから言わず。]
…………。
[頼りなく見える、の評に地味にショックを受けもして。 その言葉と共に向けられた視線>>81 笑みにも少しだけ困ったような色が混じっていた。*]
(88) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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