250 ─ 大病院の手紙村 ─
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14歳、じゃあ、いっこうえだ。 えへへ、おともだちとお手紙。アタシ、ずっと、あこがれてたんだ。 嬉しいな。リ・ジアン様って、なぁに?
……わ、すてき、すてき! お届け物してくれるの、すてきだね。 会えたら、アリガトって、しなきゃ。
アタシのお手紙も、届けてくれるかな? 届けてくれるよね。こうやって、届けてくれたもん。
(61) 2018/09/23(Sun) 20時半頃
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[お手紙届ける不思議な生き物 お姉さんの教えてくれた、そんなうわさ話に 年頃のアタシは、夢中になって。
お返事、どんなのがいいかなって お手紙実験と、オレンジの封筒にピッタリな とびっきり、可愛い封筒と便箋がいいなって。
アタシに届いた“お手紙”ふたつを テーブルに並べて、上機嫌。
小学校から、一つ大人になるのって 新しくした筆箱から 鉛筆と、たくさんのカラーペンを、テーブルに出して。]
(62) 2018/09/23(Sun) 20時半頃
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/* 挟むかな、と思って待機したんだけど こいつ細切れに落としすぎだろって思われてないかな…
(-25) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[ それから、僕は受け取った手紙をポケットに入れて ベッドを降り、スリッパを履いて ぺたりぺたりと部屋の外に出た。
すれ違う看護師さんは皆 『わたるくん』と笑顔で声を掛けてくれて、 その度に僕はぺこぺこと頭を下げて笑い返した。
病室を空けたところで誰も困ることはない。 今日も僕に、見舞いの客などいないから。 ]
(63) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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いちごせんせい、みてない?
[ 小児病棟にあるプレイルームに顔を覗かせて わあ、と寄ってきた子の頭を撫でながら 僕はあの人の名前を口にした。
一期崎 啓之先生。 ちょっと顔の怖いその人を 僕は昔から、『いちご先生』と呼んでいた。 どうしてそう呼び始めたかはわからない。 『いちご』は僕の好きな食べ物だったから 名前にそれが入ってることに親近感が湧いたのかも。 本人はどう思っているかはわからないし この歳にもなってかつてお世話になった先生のことを ニックネームで呼ぶのも恥ずかしいけれど それでも僕にとっていちご先生はいちご先生だから きっと、この先も変えることはない。 ……本人に怒られない限りは、だけど。 ]
(64) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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………そっか ううん、ちょっとお話ししたかっただけ 邪魔してごめんね、ほら、行っておいで
[ じゃあね、わたるにーちゃん! ぶんぶんと手を振る少年に小さく振り返して 僕はくるりと向きを変えた。
やっぱり先生は忙しそう。 外来の方にいるなら尚更邪魔はできないし ……そうだ、それなら リ・ジアンさまにお願いするのはどうだろう。 きっと僕の手紙が届いたら いちご先生もびっくりするはず。 それからきっと、先生は優しいから 悪戯みたいに届くそれに 優しく笑ってくれるんだ。 ]
(65) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[ 優しく……?うん、やさし、く ?
悪役みたいな微笑みを浮かべる先生を想像して 僕は笑いそうになるのを誤魔化すように こほん、とひとつ咳払いをした。 ]
(66) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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お父さんへ
ハジメマシテ。 書きかけのお手紙、届きました。 メイに会いに来てくれたのかな。 そうだったら、とっても、嬉しいです。
お父さんって、どんな人なんだろうって 届いたお手紙を見てね、思ったの。 また、会いに来てくれたときに お父さんを、教えてくれたら、嬉しいです。 お手紙でも、いいから。
(-26) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[ それから向かったのは、中庭にある喫茶 蜜蜂。 別に、お腹が空いていたわけじゃない。 なんなら勝手に物を食べれば怒られるかもしれない。 そんな僕がここにきたのは もちろん理由があるからで───… ]
う………やっぱやめようかな
[ ぺたり。スリッパの歩みを止めて怖気付く。 せっかくここまで来たのだから、と こっそり頭を出して覗き込んだけど あのひとの姿を確認する間もなく 僕はぴゃっとその頭を引っ込めた。
悪いことをしているわけでもないのに なんだかドキドキして、 ]
(67) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[羽を生やした、不思議な生き物を描いた、真っ白な封筒と 隅を蔦模様とお花で彩った、真っ白な便箋。 お店に並んでるみたいなイラストは でも、インクがちょっと、滲んじゃってる。
並んだまるっこいオンナノコの文字 まるで、ホントのお父さんに宛てたみたいな まるで、お父さんってのを知らないみたいな そんな、お手紙は、きっとね
ポケットじゃあ、ぎゅうぎゅう、狭いから それが入りそうな、置けそうな 貴方の近くに、 いつのまにやら!]
(-27) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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( ………心臓にわるい )
[ ジョークにも聞こえないそれを心の中で呟いて 結局僕はそのまま踵を返すことにした。 もう秋のはずなのに、ちょっと暑い気がする。
帰りがけに、売店でレターセットを買った。 海のような綺麗な青のそれを手に これから何を書こうと思案しながら 僕はまた、ひとりぼっちのあの部屋へ帰るのだ。 ]
(68) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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メルちゃんへ
お手紙じゃあ、ハジメマシテ! ハジメマシテじゃないみたいなのに、ハジメマシテって書くの、ちょっとおもしろいね。
リ・ジアン様はね、いたみたい。 メルちゃんのお手紙、ちゃんと、メイに届きました。 お手紙あってね、嬉しかった。 お友達、忘れたことないのにって思ったけど メルちゃんと会ったら、思い出すかな?
アタシも自己紹介した方がいいかな、って、思ったけど。メルちゃんは、メイのこと、どれくらい知ってるのかな? お手紙書いてても、思い出せないけど お手紙読んでたら、なんだか、懐かしいみたいな。フシギな気持ちになるの。
アタシのお返事も、ちゃんと、届けてくれるかって アタシも、検証したくなったので これも、届けてくれたらいいな。
メイ
(-28) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[おんなじくらいのオンナノコに 初めて送るみたいな、ぶきっちょな文章は お店に並んでるみたいなお花模様の便箋に書かれて 羽を生やした生き物の絵の封筒に入ってる。
ちょっぴり滲んじゃったイラストは 学生の女の子には大人気の、カラーペンで描いたもの。
そんな、丸っこい字のお手紙が あなたのとこに、コンニチハ!]
(-29) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[もらったお手紙は、置いてあった宝箱に入れちゃおう。 書いたお手紙は、引き出しの中にしまっちゃおう。 フシギなフシギなリ・ジアン様 いるならこれも、届けてください! って
引き出しにあったものを、見るの、わすれたまんま 両手で押して、しめちゃった。]
(69) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[いつかのボクのお手紙が ポケットからなくなったって、トーゼン、知らないの。 お洗濯の度に、取り出して、戻してくれてたことも 覚えてるのは、白い服のお姉さんだけなの。
だからね しまいっぱなしで、リ・ジアン様が持って行かなかった いつかの、私のお手紙も一緒に まるっと、なくなっちゃうことを。
明日のメイは、知らないの。 宝箱のお手紙だって きっかけがなかったら、きっと。]
(70) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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/* やば、やっぱりお手紙送ってたよね。 挟んで申し訳ない。 僕はお手紙を書いてくる、ぞ!
(-30) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[病室にいる時だけが落ち着くなんて 健康体の癖におかしな話だ。
ああ、でも。兄がここにいる限り 私の帰る場所であることは確かなのだろう。 家にはあまり戻りたくない。
私たちを生んだ彼女は、何も分かってやしない。 あの人は昔からそうだった。 もうすぐ一年になる入院の費用と、高い個室の使用料を 払い続けてくれていることには感謝するが。
あるべき形を裂こうとするのは、大罪だ。]
(71) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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やっぱり変だよね、兄さん。
[宙を眺める彼の隣、見舞い客用のパイプ椅子の上 二枚の紙を交互に眺め、数度目の呟きを落とす。
子供たちにぶつかられ、それを許し 女の子の挨拶に会釈を返し、習慣として喫茶店に寄った。 つい昨日この病院での出来事の続きとなる話。
帰宅後、あの人が帰って来る前にさっさと部屋に戻り 上着を脱いだその時、ポケットからこの二枚が落ちてきた。 奇怪な出来事に一晩で納得することも出来ず、 こうして持って来てしまったのだ。]
(72) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[可能性としてはやはりあの子供たちが一番に浮かんだ。 あの時わざとぶつかり、悪戯をしたのではと────
だが、こんなものをよく来る見舞い客程度の私相手に わざわざこっそりと捩じ込んで何になるだろうか? どちらも誰かに宛てたものですら無い。 悪戯なら、おどかすような言葉でも綴ることだろう。 昔の兄さんならきっとそうする。 筆跡と紙の状態が違うのも妙な話だ。
まだ慣れない茶髪を弄り、ため息をつく。 ああ、兄さんが染めたいと言っていたから染めたのに。 彼はこんな態度を取ることはないのに。]
(73) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[でも、そう。兄さんだったのならば きっと御伽めいた話にも食い付くに違いない。 目を輝かせて、子供みたいに試してしまうんだ。]
リ・ジアン様ねぇ……。
[その言葉を浮かばせてしまった理由はもう一つ ────紙の上にその名前が確かに綴られていたから。
二枚の内一枚、どこか寄せ書きに似た構図の思考の羅列 中央を陣取る謎の生き物をなぞり、一度視線を上げる。]
(74) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[花開いたばかりのアイビーが活けられた花瓶 その横に虚しく置かれた一冊。
喋ることが出来ないならせめてもと、 どんなものでも意思を示してほしいと、 私が持ち込んだ新品のスケッチブック。 未だにインクの染み一滴すらそれを汚してはいない。 だって、ペンを握らせることすら出来なかったのだから。
少しの罪悪感を覚えながら、一枚を丁寧に破り取った。]
(75) 2018/09/23(Sun) 21時頃
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[不思議な不思議なリ・ジアン様。 引き出しの中の一枚を どうやら、もっていっちゃったみたい。
貴女のとこに届くのは ちょっとだけ折れたみたいにでこぼこした そんな、しわしわの汚い紙。 何かを願うみたいな丸っこい文字を並べて、日記帳から破り取っちゃったみたいな。そんな、可愛くないお手紙。]
(-31) 2018/09/23(Sun) 21時半頃
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[ 思いのほか長居をしていたらしい。
ちょうど、仕事を終えた女が、 入れ替わりでやってくるというので、 院内の喫茶店で待ち合わせをすることにした。
コーヒーをひとつ頼み、 加賀は依頼人がやってくるのを待った。
やってきた女に会釈をし、 少年と交わした会話について報告をする。
女は蜂蜜入りの紅茶を頼んだ。 「 おいしいんですよ 」と彼女は笑った。 「 ここに来るとつい頼みたくなるんです 」とも。
……そういや、この店の名は。 加賀は思い出し、名物みたいなものか。と思う。]
(76) 2018/09/23(Sun) 21時半頃
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[ 温かい紅茶にティースプーンを差し込み、 女がくるくると混ぜるのを見ながら、 加賀は、少年と過ごした時間を語った。]
……その中で、嘘をつきました。 一緒に泥団子を作ったことがあったと。
もちろん、嘘ですから、 彼に何か聞かれることがあれば、 適当に話を合わせていただければ。
[ 女はしきりに礼を言った。
なぜ礼を言われているかもわからなくなり、 加賀はなんだか、眩暈がするようだった。 ……誤魔化すように、コーヒーを口に含む。]
(77) 2018/09/23(Sun) 21時半頃
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[ 女は、紅茶を飲み終えたら、 顔を見に、息子の部屋に行くと言った。
加賀は一つ頷き、 それから、ふと思い出したように尋ねる。]
──そういえば、 彼の本当の父親と、私と。 似ている声をしているんですかね。
[ 女は首を傾げ、「 ……ええ、それなりに 」と、 曖昧な答え方をしたので、加賀は思わず笑った。 寒気がしたのは、思い出した話があったからだ。]
(78) 2018/09/23(Sun) 21時半頃
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[ 最後の一口を飲み干し、女は席を立つ。 加賀はそれを座ったまま見上げた。 加賀のカップにはまだ少し、濃色の液体が残っていた。
ほんの戯れのように、肩頬で笑って加賀は言う。 ……寒いな。と、加賀は掌をこすり合わせた。 じとりと汗でもかいたかのように湿り、滑りが悪い。]
(79) 2018/09/23(Sun) 21時半頃
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……人の保てる記憶の中で、 最後に残るのは、声らしいですよ。
[ ご存知でしたか。と言った加賀に、 女は怪訝そうな顔をして、「 いえ 」と短く答える。 加賀は小さく笑い、依頼人たる女の背を見送った。]
(80) 2018/09/23(Sun) 21時半頃
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ハジメマシテ、こんにちは。 私、八国メイっていいます。 私からお手紙届いたらびっくりするかな? メイは、毎日、昨日を忘れちゃうみたいなの。 だからね、また、知らなくなっちゃうかもしれない私にね 今日知った、良いこと教えたくって、お手紙書きました。
これを見るあなたが、メイじゃなくっても 蜜蜂っていう喫茶店の、はちみつ入りの紅茶が美味しいんだよって教えたいから。いいかなって、思ってます。
おすすめはね、季節のケーキと紅茶のセット。 おねーさんはニコニコ、美人さんで、おばーさんも、とっても優しいから。一度、行ってみてください。
私は、お手紙書いて、きっと 届けるのも、引き出し開けるのも忘れちゃうから。 リ・ジアン様が、このお手紙を どうか、届けてくれますように。
八国 メイ
(-32) 2018/09/23(Sun) 21時半頃
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/* 今日のお手紙だけでめちゃくちゃ行数!!!!って怒られてる 削れほるむ
(-33) 2018/09/23(Sun) 21時半頃
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[ 啓之は、おやと言わんばかりに片眉を上げた。 出勤してデスクに向かったら、見覚えのない紙が、 ペン立てを重しにして置いてあったからだ。
看護師からの伝言だろうか。 大事な要件だとしたら、直接口頭でと、 考えている啓之は納得がいかないと不満を覚える。 憮然としつつも真顔で折りたたまれた紙を開く。 珈琲の香りがしたのは気のせいだろう。 見知った文字が文字の持ち主を想起させたのだ。 みゃおの文字だ、と啓之は心の中で唱える。 ]
(81) 2018/09/23(Sun) 21時半頃
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