82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[サミュエルが何も応えないこと>>481で、逆に事態を察し、目を伏せた。 彼の視線を受ければ、ますます主への想いが募る。 病を相手になど、自分が立ち向かいようもないのだけれど。
ドリベルの言葉>>487を聞けば、思わず声を震わせた。]
ケヴィン殿の話は聞いたが……。 ホレーショー殿も、なのか――…?
[トルドヴィンがチアキを迎えに来た時に、ケヴィンのことは耳にした。 だが、ホレーショーまでもが病に伏したことは、いまだ知らず。 紫黒の瞳を僅かに揺らせるのだった。]
(490) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
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そう、か……。
[既にドリベルの身体も病に浸食されているらしく。 黒い甲を見れば、小さく息を吐く。 だが、その面に笑みが浮かんでいるのを見れば、こちらも穏やかな表情で応えた。]
……互いに、良い主に恵まれたな。
[ラーマとしては、それが一番幸せなのかもしれない、と思いながら。]
(-424) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
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[主の視線とあえば、その様子に、握る手に力を籠めた。 こんな時に、力づけることも何も出来ない自分がもどかしい。
そんな、一抹の悔しさを感じながら――…。]
(-428) 2013/05/16(Thu) 22時頃
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病が相手では、刃の振るいようもないからな……。
[ドリベルの言葉に、苦々しい声音で応える。 どうにか出来ることならば、と思いはすれど。 結局、悔しさを滲ませることしか出来そうにない。]
…………生きて、か。そうだな。 死ぬその瞬間まで、あの方の傍にいるつもりだ。
卿も、最期まで主を大事に。 ……まぁ、言うまでもないことか。
[自然と、穏やかな笑みが浮かぶのだった。]
(-432) 2013/05/16(Thu) 22時頃
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そう、か……。 わかった。ありがとう。
[ドリベルの言葉>>498に頷き、深く息を吐いた。 主の泣きそうな顔>>497を見れば、心が痛む。
トレイルとサミュエルのやりとりを眺めながら。 いつものような言葉が飛び交っていることに、より、悲しみが募る。]
(503) 2013/05/16(Thu) 22時頃
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[主の様子を気にかけながら。 その耳元で、低いながらも確と声をあげた。]
トレイル様……。
俺は、貴方を置いていくことはしません。 そして、貴方がいなくなってから、一人生きることも……。
[後者は、正確に言えば出来そうにないのだけど。]
ずっと、お側におります。貴方がいる限り。 俺が死ぬ、その瞬間まで――…。
(-436) 2013/05/16(Thu) 22時頃
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[主の言葉に、つい苦笑いが浮かぶ。 が、手を振りほどかれれば、少し寂しげな表情へと変わった。]
置いてなど、いきません。 ……俺がいないままに、貴方が生きていくことなど……。
考えたくも、ない……。
[本来ならば、こんなことは望んではいけないのだろうけど。
彼が別のラーマを使うことも。 別の人と添い遂げることも。 どちらも、考えたくなかった。]
(-446) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
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[主のいつものスキンシップも、今日はそれほど慌てもせず、穏やかな表情で見守る。 過ぎるようならば、さりげなく咳払いなどしただろうが。]
すみません、サミュエル殿。
[サミュエルの態度>>513を見れば、あぁ……と笑みが零れた。 ドリベルも大事にされているのだな、と。 こんな時なのに、心が温まるのを感じてしまった。]
(515) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
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[チアキが訪れれば>>511 その言葉――ケヴィンとホレーショーのことを、押し黙って聞いた。]
そう、か……。 卿らも、どうか、お大事に。
[それ以上は何も言えず。 チアキと攻芸の様子を、じっと見つめるのだった。]
(521) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
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えぇ……。
[自分がいないところで、貴方が他の人と幸せにしているところなど、想像すらしたくない……と。 喉元まで出かかった言葉を飲み込む。
表に出したのは、強い頷きのみ。 再び繋がれた手に表情を綻ばせ、ぎゅっと主の手を握りしめれば、]
貴方を一人になど、しません。
[そう、穏やかな声音で呟いた。]
(-458) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
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[攻芸に会釈されれば>>523、こちらからも軽く挨拶を。]
あぁ、大丈夫だ。 俺もトレイル様も、特に怪我はない。 卿らこそ、大丈夫なのか……?
[そう応えながらも。 手合わせの話を聞けば、笑みが零れた。]
俺も、いつでも構わぬよ。 卿との手稽古ならば、楽しみだ。
[少々、腕の鈍りを感じていた頃合いでもあり。 浮かぶは、久々の武人の顔。]
(529) 2013/05/16(Thu) 23時頃
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[トレイルの合図>>530を見れば、こちらも頷く。]
サミュエル殿、ドリベル殿、お邪魔した。 チアキ殿、攻芸殿も……――また、いずれ。
[一同に軽く頭を下げ、サミュエルの家を後にした。]
(534) 2013/05/16(Thu) 23時頃
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―サミュエル邸→ ―
[いまだ不安そうな主の様子に、つい表情が綻ぶ。 そんなこと、ある訳がないのに……と思いながら。]
……大丈夫ですよ。 嫌がられても、離れませんから。
[そんな時が来ないことを祈りつつ。 先ほど見たドリベルの様子を思い出せば、主と共に死ねる彼が少し羨ましくもあった。]
(-463) 2013/05/16(Thu) 23時頃
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[拗ねたような口調に、思わず笑みが零れる。
足を止め、そっと主の身体を抱き寄せ。 途切れた言葉の続きとでも言うかのように、そっと唇を重ねた。]
俺は、俺のものでない貴方など見たくはない。 だか、ら――――……、
[そこから先は、声が掠れて言葉にはならなかった。
ラーマとしての分を超えた欲だと、自分でもわかっていた。 それでも、一度自覚してしまった想いは、大きく膨れあがるばかりで。
主の言葉の続きを促すように、じっと蔦色の瞳を覗き込んだ。]
(-470) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
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/* あ、お出かけ時間潰してしまってたら申し訳ない(汗)
(-472) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
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[主の言葉に応えようとしたところで、唇を重ねられ。 トレイルの背に両手を回し、その身体を強く抱く。
深く合わさる唇をゆっくりと味わった後、穏やかな表情を浮かべ、唇を開いた。]
ずっと、俺だけのものであって欲しいと……、 俺以外の奴になんて、渡したくない――……。
[言葉にすれば、もう、想いを止めることなど出来なくて。 狂おしく求めるままに、再び、主を抱く腕に力を籠めた。]
(-479) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
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[トレイルの言葉>>557に、ゆっくりと頷く。]
えぇ。色々と聞きたいこともありますし……。
[話を聞くだけではない。 年長者として、やはりキリシマは一目置く存在でもあり。 有事の際には、何かと彼の話を聞いておきたかった。]
俺のことでしたら、大丈夫です。 お供します。
[そう主に笑顔を向け、むしろトレイルが疲れてはいないだろうかと、その表情を窺った。]
(561) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
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…………………………。
[自分の言葉に躊躇いの表情を浮かべながらも。 もういっかい、と言われれば、目に見えて顔を赤らめた。]
……俺のもの、に……、 俺だけのものに、なって欲しい……と……。
[そうまで言えば、赤くなった顔を隠すように、主の身体をかき抱いた。 その肩口に顔を埋め、頬をすり寄せる。
不安と恥ずかしさとで、まともに主の顔が見れない状態だった。]
(-491) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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/* ヘタレすぎだ……。
(-492) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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―→キリシマ邸―
[主と並び、歩を合わせながら。 時折足を止めれば、その度にそっとトレイルの背を撫でた。
ドリベルもまた病に冒されていたことは、既に知っている。 だが、自ら選んだ主と共に死ねる彼を、どこか羨ましくも思っていた。
……無論、そんなことはおくびにも出さないが。]
トレイル様、どうか無理をなさらず……。
[そう声をかけながら。 キリシマ邸まで着けば、じっと主が扉を叩く様を見つめていた。]
(576) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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