人狼議事


267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】

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【人】 複眼レフ パラチーノ



   [ この男に名前は 無い。 ]

 

(73) 2019/06/07(Fri) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ




  ( 世界が死にはじめて ほんのすこし。
    浸食され行く国に産み落とされたと同時、
    144を数えた彼等とは 別の線路を歩む。 )

    与えられるものが もう、亡く。
    144孤児を集めた施設で数字で管理されていた。

 

(74) 2019/06/07(Fri) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ




     一応は そう 不便だから、
     書類上の 名称 は 無くはない。

     学名みたいなもんだ。
     にんげんが勝手につけた 名称そのいち。


         Tredici=Palatino
      "13ばんめの パラティーノの丘出身者" 

 

(75) 2019/06/07(Fri) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



       あの施設のEnglish gardenは、
         ──── そりゃあもう 美しかった。 

 

(76) 2019/06/07(Fri) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ そゆ意味じゃあ、 のろいも いわいも持たず、
  大切なものひとつも無いのだから、

  この白亜の城砦には 適した人材だったのかもしれない。


  しょくぶつの伝染病ばかりを研究していたわかいおとこは
  sanatoriumからのしょうたいじょうを見下ろして

  ──── もう 歯車が足りないんだろう。
  と 溢したと言う。*]
 

(77) 2019/06/07(Fri) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  外行ってきたよ。
  冬桜がもう少しでほころびそう。


[ 定期の検査です、 って 手持ちの器具をテキトウに扱い、
  一日おきの其れの データを取りつ、そとを語る。

  ─── あたらしい からなのか、
      単に 学んでこなかった部分か、
  この男は誰に対しても言葉遣いが変わらなかった。

  舌足らずにも聞こえる 叩くよな音で、
  花について語るときだけは 饒舌多弁である。]
 

(78) 2019/06/07(Fri) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ ──── 寧ろめちゃめちゃ消毒された。 なんて。
            ・・・
  花を持ち帰ろうなどと何度もやらかしているせいで
  手折られたしゃくなげは疾うに灰も残らないし、
  外用の防護服の外套も、 もしかしたら。
  …香りくらい持って帰ってきているのかもしれないが、
  laurelのせいで鼻が変だ。 わからない。

  譬え検査がさっ くりと終わったとして、
  空のコップを受け取った後も、

  この男はきっと簡単には追い返されず
  そんなににおう? とか 白衣の臭いを 嗅いでいる。

  この部屋の 開かない窓の向こうには
  寒空に映える暗緑の、 針葉樹がいきるので **] 
 

(79) 2019/06/07(Fri) 01時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2019/06/07(Fri) 01時頃


【人】 白菊会 ミサ



     血をとられても、
     心音を届かせても、

     わたしの養分が得体の知れない何かであることに、
     きっと、変わりは無いのでしょう。

 

(80) 2019/06/07(Fri) 15時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ いっぱいぶん。
  手渡してしまって、わたしは、
  分かりやすく興味なさげに 真白に落ちた。

  体重が何処かへ行ったよう あまりにもかるいおと。
  こんなところで、旧いわたしは、
  "病人"らしいことを自覚する。

  おきまりごとの御食事は今日は過ぎたようだし
  お腹もあまり空いていないし、
  だったらしょくぶつは眠りましょう。

  "しょくぶつ"が歩き回るのも、可笑しな話 だし。 ]
 

(81) 2019/06/07(Fri) 15時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ 枕にかおはんぶん、埋めてしまって、
  つまらない顔したまんま、もうはんぶんの瞳。
  窓の向こうを見詰めた。

  また明日ね とは
  どうにも言えなさそうだったので。
  溜息をひとつ
  ……嗚呼、やっぱりわかりやすく零して。

  香りも苗床の其れに書き換わったから、
  なにが正しいものなのかも、なにを感じたのかも、
  さっぱり忘れてしまった。 ]
 

(82) 2019/06/07(Fri) 15時頃

【人】 白菊会 ミサ




       きっと 植物たるわたしは、
       苗床の香に包まれて逝くのでしょう。

       つちの奥底へ。


 

(83) 2019/06/07(Fri) 15時半頃

【人】 白菊会 ミサ


  ……それこそ 外とか、
  "せんせい"の部屋の方が良い景色でしょうに。
  知らないけど。

  毎日変わらないわよ、いっそ十年見てみる?

 [ さて、好きも嫌いも縁遠いわたしのことなので、
  実際何年だったかも曖昧だったでしょう。
  旧いって一言できっと充分、そんな風。

  桜なんて言われたところで、想像すら及ばない。
  そんな おんなでしたから、
  饒舌とも多弁とも、また 縁遠い。 ]**
 

(84) 2019/06/07(Fri) 15時半頃

少女 Aがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(少女 Aは村を出ました)


代執筆 レックスは、メモを貼った。

2019/06/07(Fri) 18時頃


【人】 複眼レフ パラチーノ



  花びら一枚くらい、見逃してくれたッて良いのにねぇ。


[ さくら、 の はなし。
  凡てのいのちのかけらは この城砦には持ち込めないから

  しろいろのさくらのかけらも、
  不運にも、外套に張り付くことを選んでしまった
  透明の羽虫も、 仲良く燃されている。

  可哀相 とは 思わない。
  早いしゃくなげは手向けにもなろう。

       ──── 白菊ほど 向いてはいないが…… ]
 

(85) 2019/06/07(Fri) 21時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ …似付かないくろいろの後頭部を見下ろしている。
  何故、 白菊と言ったのだったっけ。
  思い付きに理由なぞあったのかも覚えちゃいない。

  しろいふくだからか。
     ……己も含めて、 みんなしろいが。

  勿論、遠つ国の葬式の景色なんて見たこともないし。
  仏壇からイメージされたものではなかったろう。
  ほんのすこし 首をかしげていた。 自然と。 ]
 

(86) 2019/06/07(Fri) 21時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  ──── 十年も有れば、さくらが咲くよ。

 

(87) 2019/06/07(Fri) 21時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 数度傾いた視界で 暗緑を眺め、 不意、
  取り落としたよに 言葉が零れる。
  苗を手にいれるとか そんなことは出来ないが
  接ぎ木なら 出来るかも。

  十年か、そのくらい。
  ふるい かんじゃさまにとっては
  かわらなかった景色であれ。

  いろんな意味で あたらしい この男は、
  変えることを なんとも思っちゃいなかった。 ]
 

(88) 2019/06/07(Fri) 21時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 幾つかの検体を ポケットポーチに収め、
  消毒しつつキットを仕舞ってしまったなら
  用事 は おしまい。
  薬はべつのせんせいが持ってくるはず。

  根付いてしまうだろう 白菊の貴女に
  ──── 試しに、 こんなこと。 ]
 

(89) 2019/06/07(Fri) 21時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  ね、 中庭も随分きれいになったよ。


[ English gardenには程遠いが
  …中庭に手をいれはじめてから 本業がどちらだったか 
           ・・・
    ( 紛れもなくこちらが本職だったが… )
  分からなくなるような仕事様。

  人工の太陽光に照らされ、花たちは かんぜん 品種。
  sanatoriumの社交場。
  ……なんて 何時だって面々はおんなじだけれど。

     行かない? とまで 云わずとも
     扉だけは開けたまま、 白衣を翻す。** ]
 

(90) 2019/06/07(Fri) 21時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2019/06/07(Fri) 21時頃


【人】 白菊会 ミサ




      [ 十年後、を、想像してみましょう。 ]


 

(91) 2019/06/07(Fri) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



          [ ……おしまい。 ]

 

(92) 2019/06/07(Fri) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ 根付くまで、直ぐだった。
  窓を見上げる片目はもう、ねむりにつきそうで、

  想像できない さくらの話も、
  想像できない 十年後の話も、
  ねむりに落ちてしまうまでの時間潰しにもならない。

  片付けの物音の方が、よっぽど子守歌になり得た。



            ─── だから、 ]
 

(93) 2019/06/07(Fri) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ 別に、中庭の話に惹かれたとか、
  ……わたしのことだから、そんな話じゃあ無かった。

  ─── 植物も、お花も、
         他の患者に話なさいな。

  綺麗になったのなら、褒める誰かも居るでしょう。
  彼ら彼女らだって貴方にとっては、
  中庭を彩るしょくぶつさんなのでしょうけれど。

  此処のしらぎくさん が好むのは 日陰の一室。
  ほんとの"しらぎく"がどうだか、
  そんなことはどうでも良くて。
 
  だから、何時も閉めるじゃ無い、って、
  其れが人任せな植物の、起き上がる理由。 ]
 

(94) 2019/06/07(Fri) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ


   ─── せんせい、ドア 閉めて頂戴。

 [ 素足のまんま、する、と、苗床から抜け出し、
  廊下に一歩踏み出して、白衣を掴んだ。

  すり抜けそうなよわい其れだと、わたしですら思う。
  幼い子の方が よっぽど。

  つめたい地面に、蒼白い"根"が止まって、
  ……廊下ですら最低限しか出ないから、こうなる。

  勝手にやってきて、開いたのは貴方でしょう。
  だから閉めていきなさい って、
  傲慢すら滲む不満しか顔に出さないで、やっぱり。 ]
 

(95) 2019/06/07(Fri) 22時頃

白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/08(Sat) 00時半頃


優等生 ヨリックは、メモを貼った。

2019/06/08(Sat) 00時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ



  「 今度は さくらを 手折ろう。 」

   ( あかない窓の向こう、
     だれかのいのちをさくらの其れに塗り替えて 
     薄く脆いしろいろを 撒き濡れてもらうよに )
 

(96) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



   にんげん ごときの たのしみのため 

 

(97) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 白衣の裾を、 挟んだのかと。
  碧は布を辿ってゆびさきに留まる。

  ……大概、 振り向こうともしないので、
  扉が閉まっていくのか も、
  かんじゃさまが出てくるのか も、
  もしかしたら、 文句ひとつ投げられるか も、

  そんな、あとのこと には 全く無頓着で、無責任だった。
  呼び止められるなんて思ってもなかった、と
  碧は雄弁に。]
 

(98) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



   ──── ねえ、  

 

(99) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



        「 貴女はしょくぶつでいいの? 」

 

(100) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


 [ はじめて、 あなたをしらぎくさんって呼ぶ、と
   そう、 一方的に告げたとき。

   …… 強引だったわりには そんなことを聞いたのだ。

   みんなを しょくぶつと思えば、
   すこしは ちがいがわかる かもしれない。
   そんな 思惑は 在れ ──── しょくぶつにんげん なんて
   しょくぶつにとっちゃあ 不本意だろう言葉だって
   すこぅし前までは普通に使われていたのだから。

   おれのおもう しょくぶつと、
   ほかのにんげんのおもう しょくぶつは違うらしい。]
 

(101) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

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