82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[最期に願ったのは、この村の幸せ]
[だけど、最期に想ったのは―――…]
(*0) 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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[兄さん、大好き]
(*1) 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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[死の向こうで、会える―――…兄のこと、だった]
(*2) 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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言っておくけど、私が恋しくなったからといって、わざと早く帰ってくるような真似だけはしてくれるな?
[からかうように笑いながら、弟と手を取り合って外に出てみれば、ドリベルとサミュエルの姿はもうなかった。]
……ん。 あとから謝りに行かないと。
[申し訳なさそうに肩を竦め]
どこへ……。 なら、どこか風の気持ちよさそうなところ?
(+133) 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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[教えてもらった、の言葉に身体は反応した。 それは抱擁していたジェームスには伝わってしまうだろう。 聞かなかったことにしてもらうのも、できなくて。 躊躇ってから――おずおずと尋ねる。]
……色々と、何を? 嫌なことなら、というか…… 概要、だけ、もしジェームスがいい、なら。
[口ごもってから、そう続けた。 聞きたい話ではないかもしれない。 例えば――と考えて、それは嫌な想像でしなかった。
しかしそれも、続けられた彼の声で払拭される。 心が揺らいだところに言われた言葉に、 今まで必死に堪えていた涙が瞬きと共に落ちた。]
(326) 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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俺も、一緒にいる。 これからずっと――死ぬまで、いる。
[たとえそれが今日でも、明日でも。 それとも遠い未来でも。
力強く響く彼の声を背中からも感じながら、誓った。]
(-512) 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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[見つけたチアキの行く先は、当然自分達と同じ方向で。 けれど自宅ではなく入っていくのはこちらの家。]
…………。
[机の上に置かれたお弁当箱に、目を細める。 聞こえた言葉>>317に、約束だったねと呟いて。 分からないという呟きと首まで広がった包帯の白に、 暗い予感が胸を占めた。
ただ、現実にならないことを祈る。 チアキには攻芸と一緒に元気に頑張っていってほしいから。]
……ありがとう…チアキ。いただきます。
[実際に口にすることはできないけれど。 大切に作られた、料理に込められた想いは必ず。]
(+134) 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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……そんな事するくらいなら、 最初から戻るなんて言い出さない。
[からかわれて、苦笑する。>>+133 実際寂しくなりそうだから、良い返しが思いつかなかった。]
…ああ、いいな。行こう。
[先程の会話のせいか、外だというのに手は、離せなかった。]
(+135) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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[抱きしめた腕に主の動揺が伝わってきて、思わずその肩を撫でる。]
……嫌なことというか……。 いや、自分の死んだ時の話なので、元より明るい話ではありませんが。 トレイル様が望まれるならば、ゆっくりと。
あとは、師のことなどを。
[3年前に亡くなった攻芸の父のことは、トレイルも知っていることだろう。 今の今まで、師という想いすら抱けなかったが。 そうとわかった今となれば、なるほど確かに他のラーマを見る時とは様子が違っていたと。]
(327) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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[主の瞳から涙が零れたのを見れば、それを拭うかのように、そっと唇を寄せた。]
(328) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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……一緒に生きてください。 そして、死ぬ時も一緒に――、
トレイル様――……。
[主の言葉に頷き。 自らも、そっと耳元で囁いた。]
(-513) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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― 自宅 ―
あ。ひよこ豆。
[チアキが食卓に置いた弁当箱には 美味そうな料理が詰まっていた。 目ざとく豆料理を見つけて目を瞬かせた。
よく見れば、やはり増えている包帯。 包帯で覆われた下に何があるのか、 悪い想像が膨らみかけたが 首をゆるく振ってそれを払って。
頑張っている様子のチアキを見つめる。]
(+136) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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美味そう。 チィ。ありがとう。
[珍しく素直な礼の言葉をかけて、 去りゆくチアキを、見送っただろう。]
(+137) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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……お前、が……
[ラーマなのだから当たり前だった。 ライマーであったころの生があるなら、その終わりもあったはず。 けれどそんなの考えたこともなくて 目を丸くしてから小さく頷いた。]
ジェームスがいいなら。 家に帰って……ゆっくり、聞く。
[師、というのは攻芸と共通の師のことだろうか。 だとすれば――それは、]
(329) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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一緒にいる。約束する。 俺が死んだら……ちゃんと、おいでね、ジェームス。
[病にかからなくとも、この心臓は長く持たないかもしれない。 戦うことが難しくなった身体は、いつか魔物に襲われるかもしれない。
それでも。彼を置いて行きたくはない。]
(-514) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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[繋がれたままの手に、嬉しそうにくすりと笑う。 一部の村民にはもう勘付かれているだろうし、折角の時間を、あまり無駄にしたくもない。]
どこがいいかな……。
[見上げた空は青い。]
草原か、河原あたりなんてどうかな。
(+138) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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えぇ……。 トレイル様に聞いていただけるならば。
[そう呟いて、抱きしめる力に手を籠める。 彼が自分に興味を持ってくれているならば、それもまた幸せで。
過去の断片は手に入れたが、既に過去の記憶に対しての興味が自分の中で薄れているのは感じていた。 今は何より、主との生活が大事だった。]
(330) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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はい。 でも、俺が生きている限りは、お守りします。
[自分が鍛えていたのは、きっとこの為なのだろうと。 かつての自分の意図など、知るべくもないが。
今は、その力を大事な人の為に使うつもりでいた。]
(-515) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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―自宅― [少しずつ、重くなりつつある身体を引きずって 自宅へと帰れば、まず寝室へ行って着替えた。
包帯もすべて解いて、 母が、自分を想って作ってくれた白い道着に袖を通す。 内側にあるお守りは、病には効力がなかったらしい。
それでも、良い。 猛反対して、ライマーになるなら縁を切る。 それくらいの事を言われて、言い返した。
だけど、最後には許してくれた。 許してくれたのに……、]
(331) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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っ、……ちゃんと、報告できなくてごめんな
[ライマーになったと報告したかった。 それも、もう叶わない。
だけど、幸せなんだと伝えたかった。 この村の人が、きっと伝えてくれると信じてる。]
俺は、ここで精一杯生きて、幸せだったよ
[誰もいない部屋で呟いて、]
(332) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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[約束をした。 攻芸と夕食を縁側で食べると、
そこにちゃんと帰ってくるから、待っていろと だから、約束を守ろうと引きつり、痛む身体を動かして 台所に立った。手の込んだものは作れない。
だから、いつもと同じ。 野菜スープと師匠のパン。
それを用意していたら、既に日が傾いて 夜の闇が迫ってきていた。
ゆっくりとした足取りで、縁側に行く。 盆を置いたまま、中庭を眺めて待っていた。
愛しい人が、帰るのを―――…]
(333) 2013/05/18(Sat) 22時頃
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[そして―――帰ってきた>>294
その姿に目を見張り、どうしたのか問いたかったけれど 腕が落ちて砕ける様を見て、泣いて、……笑った。
だって、攻芸が笑うから>>295 笑顔をくれるなら、笑顔を返したい。]
……おかえり、
[駆け寄って、抱きしめたいけど
足が動かないから、それも叶わない。 腕が上がらないから、それも叶わない。
だけど、一緒に居られるから―――…幸せ、だった、]
(334) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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――空き地→自宅――
[それから、二人で家へ戻る。 短い道のりだったけれど、なぜか長く感じた。
彼の死んだ時の話。 自分はほとんど知らないけれど。]
……言いたくないことは、言わなくていいからね。
[家について、彼の隣りに腰かけて。 少し身体をもたらせかけて、片手を彼の手にからめた。]
(335) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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あぁ、綺麗だな
[>>296共に月を見上げて、同じ言葉を重ねる。 それから、あの栞のことを思い出して、]
なぁ、攻芸……あの栞、持ってるか? あれは、お守り……だったん、だ
ちゃんと、……効いただろ?
[酷く話しにくいから、途切れ途切れで 右側だけで、緩く微笑する。
そして、ギシギシと身体を軋ませながら、なんとか手を重ね]
(336) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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お前がいれば、俺はどこでも―――…幸せ、だよ
[君ありて、幸福]
(-516) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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[優しく何かを囁いた。 それから、他愛もない言葉をぽつぽつと交わしていれば、
ふいに、攻芸の音が聞こえなくなる。 声が、脈が、呼吸が、―――…命の音が、
そう感じられた瞬間、意識が薄れて行った。 身体の至る所から、ひび割れる音がする。
攻芸の身体が残ればいいなと願いながら、 そのまま、砕け散った。
月夜の下で、風が舞い上がる。 黒い欠片と白いソケイの花弁が、まるで踊るように**]
(337) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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/* くっ、死亡ロルが羨ましくなど……!
(-517) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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/* チアキ様と攻芸殿もお疲れ様でした。
(-518) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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[二つ提示されて、少し考えて。>>+138]
ん……じゃあ、河原、行ってみるか?
[河原の方が、草原より少し遠く。 村の中をゆっくり歩くために。]
(+139) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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/* NG集www ちょうやりたいねwww ボクもやりたいwwww
NGシーンすれすれのとこどっかあったかな。
トルドヴィンさんに竹筒つっこまれるとかかな。 森で籠が大量に落ちているという怪奇現象発見とかかな。
(-519) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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