248 冷たい校舎村6
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[冷たい廊下を、てく、てく、と歩いていたら。
ひらり
ひらり——
どこからともなく、白く美しい蝶が現れて、 廊下の向こうへと羽撃いて行くのが見えた。]
(785) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[考えるよりも先に、その蝶を追いかけていた。 何故か? 分からない。 その姿があまりに美しかったかもしれないし、 まるで、ぼくをどこかへ導いているみたいだと、そう目に映ったからか。
朝の日の光、降りしきる雪の白い色を受けて、 蝶の羽が凛と輝いているように見えた。
ぼくは追う。走って追いかける。 そして、辿り着いたのは3階の端にある、空き教室。
蝶は、その扉をすり抜けていったのだ。]
(786) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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— 3階:空き教室 —
[白い蝶を追いかけて、教室の中へ。 そこは休憩所として解放されていた場所で、 椅子とテーブルが整然と並べられていた。
蝶はひらひらと、輝きながら飛んでいる。 それに触れようと手を伸ばすけど、届かない。
やがて、蝶は窓ガラスをもすり抜けて、外の吹雪に隠れて見えなくなった。]
(787) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[——今、生きている黄楊 靖利は、蝶の見ている夢なのか。
この夢を終わりにして、蝶に戻り、 そして次は別の誰かの夢を見れたなら。
ぼくは、その機会を逃すことは、したくない。]
(788) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[気付けば、休憩所のテーブルの上に、 錠剤の入った瓶が置かれていた。
ラベルは無い。 白い粒がたくさん詰まっていて、どんな薬なのかは分からない。
だけど、躊躇うことは何もない。 導かれた先にこれがあったなら、ぼくがやることはひとつ。そう思った。]
(789) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[瓶の蓋を開けて、その中身を掴み取って、口に含む。
ごくり。一息で、飲み込んだ。]
(790) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[その直後、ぼくの意識を急激な睡魔が襲う。 立っていられなくて、膝をつき、そしてすぐに倒れる。
目も開けられない。 四肢から力が抜けて行くのを感じる。
……でも、やっぱり怖くはない。]
(791) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[——この世界の主が誰だかは、わからない。 そいつが何を望んで、死を選ぼうとしたのかも。 黄楊 靖利には、何もわからないままだ。
……だけど、もし、 また会えたなら、その時は、
ぼくじゃない“ぼく”は、お前のことを分かってやれるだろうか。]
(792) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ああ、あと、……そうだ。
ノート、ちゃんと返してくれよな。]
(793) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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— 8:50 —
[朝のチャイムが鳴る。
3階の端、ドアが開け放された空き教室。 中は休憩所になっていて、 並べられた机と椅子の奥の向こう、窓ガラスの脇に、 男子の制服を着たマネキンが倒れている。
そのマネキンには色がない。 髪も肌も制服も、全ての色が抜けてしまったかのように、 モノクロの状態になっている。
そのマネキンに触れれば、たちまちヒビが入り、 もしも運ぼうとしたならば、砂のようにさらりと崩れて、 人間の形は失われ、白い粉と化してしまうだろう。]
(794) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[そんな儚い状態のマネキンの腕の中、 そこには1冊の、茶色い、蝶のワンポイントマークが入った手帳が抱えられている。
それは、黄楊 靖利が、 級友との繋がりを失わないように足掻いた、 貸し借りのスケジュールが書き綴られていただろう。]
(795) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[——また、夢が覚めた後の世界で。**]
(796) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/08/26(Sun) 00時頃
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