164 冷たい校舎村3-2
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/* 寝ます。
珍しく数年後ロルを思いついたので、もう少し練ってから出せたら出します(宣言しないとやらない)**
(-40) kazue 2015/07/16(Thu) 00時半頃
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/* >>0:-111 郁くん そこは齟齬ってすまんかった……。 送信エラーに気付かず返事を待ちわびてたっていう感じでも大丈夫だったからそのままにしてた(
>>0:-146 郁くん 健五郎はつい言っちゃうぜ! すぐ謝るけど! 出してくれてほんと嬉しかった……!
>>0:-197 律くん す、すまん!!
(-41) myu-la 2015/07/16(Thu) 01時頃
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あ……。
["手術中"のランプが、消える。 期待と不安を感じながら立ち上がり、扉へと数歩近づいた。 扉が開いて、医者と思われる男性がゆっくりと出てくる。]
あ、あの…七五三くん、は…。
[震える声で、結果を尋ねる。 医者は、「残念ながら…」と、首を横に振った。]
………っ、
[何も言えず、ただ、身体が小刻みに震える。
頭では分かっている。 多分、彼があの世界の"ホスト"だったんだろう。 こっちに戻ってこないということは、彼にとってはあの世界に残る方が幸せで…彼の選択を責めることなんか出来ないし、それを受け入れてあげるべきなんだ。 それに、彼はきっと、私たちが悲しむことなんか、望んでなくて。]
(6) はねねこ 2015/07/16(Thu) 01時半頃
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[そういうこと、一応頭では分かっていても、そう簡単に割り切ることなんて出来なかった。
だって、大好きな友達が居なくなってしまった。 彼とはもう、二度と話したり笑いあったり出来ないんだ。 もっと、私が彼にしてあげられること、なかったのかな。 あの世界で、ずっと、永遠に一人ぼっちで居るなんて、そんなの。 笑って、「おかえり」って、言いたかったのに。
そんな思いばかりが浮かんできて、どうしようもなく悲しくなってしまって。 泣きたくなんかないのに、いつも笑顔でいたいのに。
俯かせた顔に、涙が滲んだ**]
(7) はねねこ 2015/07/16(Thu) 01時半頃
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/* とかPC視点では思っちゃうけど残留選んだことは気に病まなくてええんやで…って言っておくね…!
(-42) はねねこ 2015/07/16(Thu) 01時半頃
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/* うぐぐねむむなのですよ。
>>-14葛城さん 台詞確定しちゃうからぼかしておこう…(びくびく)してたんですが、ひなこちゃんお借りして良いなら勝手に片思いさせてください!そして勝手にその自分の想いを毟り取る為、とってもアレなのですが。ひなこちゃんかわいかったです!
>>-16三星さん わぁんびびりですみませんー!(゜-Å) 一箇所に留まっていられないマンは私もですね…。
>>-19樫樹くん ある意味合ってましたね!天使だった!
>>-21日下部さん あっすみません!いやああ日下部さんがエピ後しんじゃうのいやあああって頑張りました^^
>>-41恋さん あっいえいえこちらこそすみません!僕が決め付けちゃってないかなー大丈夫かなーっておろおろしてました。 わーいっ、帆北くんかっこよくて絡みたかったのです。なんで1村に僕がいないのかと思いましたね!
(-43) 襟 2015/07/16(Thu) 02時半頃
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/*表は僕もまた明日回しますね…ぱたり
(-44) 襟 2015/07/16(Thu) 02時半頃
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/* 女装願望のあるトヨタがめちゃくちゃ気になる……
(-45) nabe 2015/07/16(Thu) 09時頃
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―病院裏口―
[ 月すら見えなくなる物陰は、すぐ見つかった。 見回して誰もいないことを確認すれば、 病院の壁に背を預けて、俯く。 声をかけたことが、駄目だったのだろうか。 過去ではかけなかったことに、後悔していたというのに。 それを克服できて、今はかけることが出来て。 そうして、救えるかもしれないと。 そう、思っていた、筈だったのに。 ]
―――、
[ とうとうしゃがみこんで、膝に顔を埋める。 冬の風が髪を揺らして、あたたかさを奪っていく。 ぼろ、と。零れるものが、服を濡らしていって。 だけど、大泣きなんてしたくないから、 唇を噛んで嗚咽を殺す――痛かろうと、知らない。 ]
(8) mayam 2015/07/16(Thu) 12時頃
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[ …お母さん、兄さん。 やっぱり私、貴方達の様には、なれない。 それがどうにもならないことだったとしても、 いつだって道を、間違えている。 自分のことも、だれかのことも。
それは受け入れたつもりだったのに、 やっぱりどうしようもなく、悲しく私を突き刺して。 零れるものを止めることを、 きっと暫く、赦してくれない* ]
(9) mayam 2015/07/16(Thu) 12時頃
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/* 逃げた(にげた)
>>-43 東彩 フリー素材なので!!!どうぞ!! むしろありがとうございます…! ひなこかわいいだってうれしい
(-46) mayam 2015/07/16(Thu) 12時頃
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[灯りが不意に消える。 こちらの世界とあちらの世界を繋ぎとめていた、小さな灯り。>>+6 扉が開く音と来夏の震える声、そして返される結果を、どこか他人事のように聞いていた。
私、自分が弱いってことをよく知っている。 一度折れてしまった分、それに対して、私はとても自覚的だ。
だから、ここにいたら、七五三のために皆が集まってきてしまうんだろうことも。 その中で、私が一番、弱くて折れやすいって、少なくともそういう認識だろうということも。 弱い人は、弱いからこそ周りが気遣ってくれてしまうんだってことも。]
(10) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 19時半頃
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[きちんと、皆、泣けた方がいいでしょう。 差し伸べられた手や、頭を撫でてくれた手。いくつかの優しさを思い返す。 もしも、私のせいで誰かが上手く泣けないなんてことがあったら、それはきっと不幸なことだ。 だって彼は、私たちの友人なんだから。
ソファから、ゆるりと音もなく立って、出口の方へ歩きはじめる。 どこへ行くのと問われたなら、少しだけ微笑んで「大丈夫」と返しただろう。 表情も声音も、たぶん、ただただ落ち着いていた。*]
(11) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 19時半頃
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──病院 → 外へ──
[病院から外へ出た途端に、冷気を感じる。 その感覚を随分懐かしく感じたのは、あの世界にいたからだろうか。 あそこは扉がすべて閉ざされていたし、校舎に足を踏み入れた時から空調も整えられていた。 帰ってきてからは車に乗せてもらってここまで来たし、それどころではなかった。
どこへ行こうか。 漠然と思ってみて、愚問だなと苦笑する。 家からここまで来たんだから、家に帰るぐらいしかない。 生憎と、それ以外に場所を見つけられるほど、私の世界は広くない。家と学校、それだけ。 いくら広大な物語だって、さすがに夜露をしのいではくれない。 役に立たないな、と、薄らと思った。
兄の「連絡するように」という声も、コートのポケットに沈んでいる携帯の存在も、忘れたわけではなかったけど。 肌を刺す冷気が今は有り難いような気がしたから、連絡はせずにそのまま足を踏み出す。 たぶん、こっちの方でいいでしょう。 方向が合っているのかは知らない。きっと、どうでもいい。]
(12) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
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[少し歩いて、歩道橋が目に入ったので、なんとなくそちらへ進む。 この時間に車なんてほとんど通りっこない。 だから、堂々と道路を横切っていっても良かったのだけれど、見晴らしのきく場所を選ぶ。 蹲ってしまった時のあの狭い視界の真逆を、せめて選びたかったのかもしれない。
折れないための悪あがき。 階段を一段一段、あがってゆく。]
(13) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
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[最後の一段をあがって、そこから見える街並みを眺める。 信号や夜間照明の光が点々と煌めいていた。 そういえば、──文化祭の時も、色とりどりのライトがチカチカと瞬いていた。
それを思い出した瞬間、今まで立っていたのが嘘のように足が崩れた。 ずるずるとへたり込みながら、やっぱり、ぼんやりと思う。 ああ、また、足掻いてみたって意味がない。 私、本当に弱いなぁ。 だけど、今度はあの校舎で感じたような悲壮感はなかった。
代わりに、視界が一気にぼやけてゆく。 光が歪んで滲んで、混ざり合っていった。]
(14) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
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[七五三くん。あなたは、何を望んでいたんだろう。 校舎を模した世界に、あのメンバーを集めて、豪奢な食事さえ用意して。 あなたが、望んでいた者は、何。
本好きの心得。物語に浸ることを糾弾されないための、不文律。>>1:183 空想は、あくまで空想。現実と空想を混同してはいけない。 私はそれを、どこまで守れていたんだろう。
物語の真っただ中にいるように不可思議なあの世界で、本当に、心の底から喪失を恐れていたんだろうか。 ここにいる誰かの世界なら、きっと、最後には優しい物語で幕を閉じる。 どこかでそんなことを思っていたから、あっさりと帰れてしまったんじゃ、ないの。 私は、帰るべきじゃ、なかったんじゃないの。
頬に当たる冬の夜風が、あんまり痛いからなのか、 足をつけたコンクリートが、どんどん熱を奪ってしまうからなのか。]
(15) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
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[声すらあげ損ねたまま、ぼろぼろと零れる涙を拭いもせずに、思う。
──現実をきちんと見ろよ、馬鹿。 物語は、現実に匹敵するほどの力なんて、持ってやしない。]
(16) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
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[泣きながら、柵を支えに立とうと試みる。 錆びた感触が手のひらにざらついて、少しだけ痛い。
幾度か手に力を込めて立ち上がろうとして、失敗して。 数回繰り返した後に、本当に唐突に、もういいや、と思った。
またそんなものばかり読んで、って、何度言われただろう。 ──そんなもの、いつまでも、読んでいるから。
大きく、息を吐き出した。 白いそれが、あっという間に黒に溶けていく。
だったら、もう、いい。私、もう読まない。 読みたく、ない。*]
(17) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
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── 現在 ──
「リツ、」
[ がばっと体を起こす。 顔を覗き込んでいたらしい姉が、慌てて退いた。]
「そんなとこで寝てたら風邪引くよ」
……え?
[ 瞬きを繰り返しながら、ゆっくりと体を起こす。 自宅にいた。ソファで眠りこけていたのだという。 マグカップと、読みかけの小説。 あれ?そうだっけ。奇妙な違和感。
寝るならベッドで寝ろと言う姉の声を受け流し、 置きっ放しになっていた携帯を開く。]
(18) nabe 2015/07/16(Thu) 20時頃
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[ メール、と、着信。 メールの内容に目を通して、勢いよく立ち上がる。]
── ちょっと、出てくる。
[ いってらっしゃーいと、送り出す姉の声は軽い。 慌ただしく部屋着を着替え、防寒具を身につける。 ほとんど手ぶらで家を飛び出す律に、 姉はそれ以上、何も言わなかった。*]
(19) nabe 2015/07/16(Thu) 20時頃
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―夜:柏原家自室―
[あぁ、夢じゃなかったのか。 画面に表示された、メールの文言。 それを見て思い出すのは、先程の夢の結末。
本当に、助けられなかったのか。 まだ、何か、出来る事はあったんじゃないのか、と。 責める声が聞こえて来るような気がして、耳を塞ぐ。
スマートフォンを枕元に放り投げて、再びベッドに突っ伏した。毛布を頭から被った小さな塊は、震えて、ただ、嗚咽を漏らすだけ。
きっと、メールの通りなら、皆は病院に居るのだろう。けれど、足を運ぶ気にもなれない。
どんな顔をして、皆に会えって言うんだ。*]
(20) ふゆのひと 2015/07/16(Thu) 20時頃
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/* 引きこもるしかない…… アレなら数日後に吹っ飛ばして動き出すかもです。
(-47) ふゆのひと 2015/07/16(Thu) 20時頃
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/* >>15者→もの また誤字った……何故投下する前に気づかない……
病院を出てみたものの、ここで先走って帰りましたってなると、何かあった時に駆けつけられないと気付いたので、ほど近い歩道橋の上に避難しました 一応携帯は持っています
(-48) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
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/* (歩道橋の上って逆に死角になるかなって思ってのぼったので、病院向かう人はスルーしても大丈夫だからね……!)
(-49) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時半頃
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/* 延長ありがとうございます。
千佳子と柏原の打たれ方がなんかもう…(なきそう)
(-50) mayam 2015/07/16(Thu) 21時頃
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/*延長ありがとうございます! 葛城さんだって打たれてるじゃないですか…
どうしよーってなりますねえ
(-51) 襟 2015/07/16(Thu) 21時頃
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[ 学校から遠くはないその病院は、 つまり、樫樹の家からも、そう遠くはない。
メールの文面を、あの世界の意味を、 恐らく、正しく理解している。
今こうして、走る意味は、分からない。
ただひとつ、反芻するのは。
愛とは、優しさとは、覚悟であり、責任。 最後まで、我が身を以て、背負うこと。
今日も、樫樹律の背中は、空っぽだった。]
(21) nabe 2015/07/16(Thu) 21時半頃
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