35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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[こちらに気付いたおみつに静かに視線を向けて、 会釈を送った時――]
ぅ、わあっ。
団十郎さん――?!
[あっというまに人々に取り囲まれる、団十郎。] …団十郎さんが、役員に…??
[そんな光景を、呆気にとられて眺めていた。]
(34) 2011/08/20(Sat) 10時半頃
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………明にいさん。 [そして、団十郎の役員を押し付けられた(?)騒動の後に。
明之進へ、短く声をかけた。 以前に使っていた親しげな呼称となったのは何故だろうか。]
わたしね。 祭りの夜に、星降る海岸へ行くつもりなの。
(35) 2011/08/20(Sat) 10時半頃
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[みらいじん そのひとらの個人名は知らないけれど。 この村の中におり、明之進が同情を寄せる相手ではあるのだろう。 だとしたら、自分にとって馴染みのある人物である可能性は高い。]
……もしも、この村を去って海岸から「かえる」ひとがいるなら、 ちゃんと、最後まで見送りたいから。
[うすく、笑ってみせた。**]
(36) 2011/08/20(Sat) 10時半頃
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船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/20(Sat) 12時半頃
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――鳩渓堂――
[渡された、見かけだけは立派な立文>>19を、不安そうに見下ろして。]
でも、中身は勝っちゃんの字でしょ? 大丈夫かな……。
[大丈夫なはずがない。 長その人に確認されれば、すぐにばれるに違いないのに。 なぜか自信ありげな勝丸をじっと見て。 ふと微笑む。]
うん。 やってみるね。 ありがと。
要るもの、見つかるといいね。
[それ以上のことは言わずに、書斎を抜け出した。]
(+5) 2011/08/20(Sat) 13時頃
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朝顔は、仁右衛門を三三七拍子のリズムで応援中
2011/08/20(Sat) 13時頃
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――寄合場――
[そこにいた大人に渡した書状は、何の疑問も持たれずに受け入れられたようで。 そのまま中に入ることを許された。]
朝ちゃん、いるかな……。 あっ。
[仁右衛門の横にいた朝顔に駆け寄った。]
(+6) 2011/08/20(Sat) 13時頃
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夕顔は、朝顔を抱きしめた。
2011/08/20(Sat) 13時頃
双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/20(Sat) 13時頃
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し し なべ し し なべ し し な べ う ひょ ひょい
[扇子でぱたぱた、応援中 正直邪魔であろうが、文句は言われないのでいいかと思う]
皆で食べるんだから、いっぱいね いっぱい、作ってね
[応援するだけなのだから、案外楽なものなのだ]
(+7) 2011/08/20(Sat) 13時半頃
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朝顔は、ぽふっと言う音と一緒に、何かが抱きつく感覚を感じた
2011/08/20(Sat) 13時半頃
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ん…――――?
あ、夕ちゃんだ
[抱きついてきた、私と同じ大きさの女の子 私の、一番大好きな家族 もう、会えないかもしれないと、想っていたのに]
夕ちゃん、会いたかったよ…――――?
[ぎゅぅ、っと抱き返した たった一日、いや、半日かな 顔を合せなかっただけなのに こんなにも、寂しいものなのかと思ったんだ]
(+8) 2011/08/20(Sat) 13時半頃
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墓ログ出てこないなあ少ないのかなあと思ってたら ログインしてなかった件
(-5) 2011/08/20(Sat) 17時半頃
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―寄合所―
ああ!?櫓がまだできてねえだあ? 今頃んなって何言ってんだ、祭りまでもう時間がねえだろうが。
[周囲の男衆に、呆れた調子で詰め寄る船大工]
はー……それで俺が呼ばれたってわけかい。 ああ、もう、ごちゃごちゃ言ってねえで手え動かせ。 とっとと仕上げるぞ。
[たすき掛けをしながら歩き出しかけるが、一度足を止める]
あーっと、いっぺん家に戻らしちゃくれねえか。 道具持ってきたいんだが。
何、ここに一通り揃ってる?時間がもったいねえ? 仕方ねえな……おら、取りかかるぞ!
[数人を連れて、櫓へ向かって行った]
(+9) 2011/08/20(Sat) 18時頃
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ったく、しょうがねえなあ、あいつら。
[しばらくして、汗を拭き拭き戻ってくると、鼻をうごめかせ]
ん。 何だ、いい匂いすんな。肉?鍋か?
[匂いに誘われて歩いて行き、目を見開き、立ち止まり、瞼をこすった]
……何やってんだ、仁右衛門。 おめえが、料理? ん?頼まれたから仕方ねえって?
[仁右衛門が示す方を見れば、仲睦まじげな双子の姿]
あれ……役員に選ばれたのは、朝顔だけかと思ってたが。 夕顔も、来ることになったんだな。 よかった……のかねえ?
(+10) 2011/08/20(Sat) 18時頃
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おう、朝顔。 甚六に菓子をことづけたんだが、ん、そうか。届いたんなら、よかった。 なあに、スイカの礼だ。 夕顔も、一緒に食ってくれな。
で……と。 源蔵先生が来てる筈なんだが、見かけたかい。
……横んなってる? やっぱ無理だよなあ、からくり作りで忙しかったのに、役員まで。 ちょっと様子見てくらあ。どこにいる?
[源蔵の居場所を尋ねると、そちらに向かった**]
(+11) 2011/08/20(Sat) 18時頃
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おいっ、待てよ一平太ッ! (あいつ…やっぱり)
どっちを選んでも、俺は責めねぞぉ!
[この叫びは駆け出した一平太に聞こえただろうか]
(37) 2011/08/20(Sat) 18時頃
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船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/20(Sat) 18時頃
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はぁ…、なんでこんなに…。
周りは残りたいってやつばっかりなんだか。
[ごめんなさいを自身へのものと取ったようだ]
俺一人馬鹿みてえじゃねーか。
(*2) 2011/08/20(Sat) 18時頃
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俺も…いや俺は違う。
俺は…
(-6) 2011/08/20(Sat) 18時半頃
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ったく。
どっちに行ったんだか。
[...は朧のほうをちらりと見てから一平太を追って駆け出した**]
(38) 2011/08/20(Sat) 18時半頃
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餓鬼大将 勝丸は、メモを貼った。
2011/08/20(Sat) 18時半頃
女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/20(Sat) 19時頃
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[遠くから、鍋の煮えるいい匂いが漂ってくる。 賑やかな声を遠く感じながら、布団に横になったまま、目を閉じて思い巡らす]
……行くな、と。ここに居てほしい、と。
[素直に言えばいいと、朝顔の言った言葉を思い出す>>4:+53]
言えない。僕は怖い。 僕の勝手を、ぺーたに背負わすのが。
(+12) 2011/08/20(Sat) 19時頃
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─ 神社 ─
[どこまでも続く平行線。 そんな言葉が不意に浮かんだ]
……あの時の君も、こんな気分だったのかな……。
[消え入りそうな呟きと共に、ほんの短い時間苦笑が滲む。 けれど、それはすぐにとけて]
そう、です、ね。 ……わかれと言うのが身勝手なのは、承知しているのですから。 見苦しく、言葉を重ねるべきではありませんでした。
何より……結末を選び取るのは、私ではなく、『彼ら』なのですから。
[自分にできるのは、ただ願うだけ。 ただ、穏やかな時が巡る事を]
(39) 2011/08/20(Sat) 19時頃
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[あの英吉利語で書かれた手記は、未来からきた祖母が書き残したものだった。
祖母は、かつてこの村に降り立った未来人だった。技術者であった若き日の祖母は、この時代の文化や、物の少ない中での創意工夫に満ちた生活を学んだ。人の温かさに触れ、ひとりの青年と恋をした。
そして、祭の夜。掟に従い、星降る海岸から、元の時代へと帰ろうとして。その場に駆けつけた青年に、引き留められた]
行くな、と。自分とともに、居てほしいと。
[青年は「記憶を手繰れる人」であった。記憶操作を自力で外し、祖母の秘密に勘付いて。祖母を抱きしめて離さずに、必死になって訴えた。祖母は青年を振り払うことができずに。結局この時代に、留まってしまった]
(+13) 2011/08/20(Sat) 19時半頃
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[優しくなくてごめん、という伊綱。 『本当に優しくないひとは、それを謝ったりしませんよ』と。 言おうとしたけれど、やめた。 多分、今の自分の言葉は刃にしかならない。 傷つけるのは、元より本意ではないのだから、と。 そんなことを考えていたら、軽く、視界がぶれた]
(……あれ?)
[数回、瞬いて、近くの木にもたれかかる。 直後に、忙しない足音と共に訪れた者たちが団十郎を連れて行き]
…………。
[何か言おうとしたものの、何も言えなかった。 珍しく、動き回ったせいか、などとぼんやりと思っていたら]
(40) 2011/08/20(Sat) 19時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/08/20(Sat) 19時半頃
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―寄合所の一室―
[薄暗い部屋の中に、人の形に膨らんだ布団]
……先生、具合どうだい。
[眠っているのかと、部屋の入り口から控えめに呼びかける]
(+14) 2011/08/20(Sat) 19時半頃
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……ひぃちゃん?
[現れて以降何とも評しがたい視線をこちらへと向けていた日向に、懐かしい呼び方をされて。 半ば無意識にか、自分も古い呼び名を口にしていた。 その後に向けられた言葉と笑みと。 大きく息を吐いたのは、傍目には嘆息と見えたかも知れない。
実際には、少し息苦しさを感じていたから、なのだが]
……そう、です、か。
[止めた所で無駄だろう事は、先に垣間見えた表情からも伺える。 理屈ではなく、感覚なのだ、と。 その事を、改めて感じた気がした]
(41) 2011/08/20(Sat) 19時半頃
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ふう……十年程度では、変わりきれぬもの……ですか。
[理論優先の思考は捨てた心算で、でも、やはり縛られたままなのだな、とそんな事を考えて。 苦い笑みを浮かべつつ、もたれていた木からゆっくりと身を離す]
……さて。 それでは、いつまでもここにいても仕方ありませんし。 行くとしましょうか。
[どこへ、と宛はないが、今のやり取りの結果は勝丸に伝えるべきだろう、と。 そう考えて歩き出した。
足元が宜しくない事には、気が回っていないわけだが]
(42) 2011/08/20(Sat) 19時半頃
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>>41 ひぃちゃんて可愛いなあ
(-7) 2011/08/20(Sat) 19時半頃
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[呼ぶ声が聞こえて、布団から顔だけ出して振り返る]
……団十郎。君まで呼ばれてしまったのか。
[そう言ってかすかに笑って、こいこいと手招きする]
なに、ちょっとした貧血だ。もうだいぶ良い。 倒れるのは久しぶりなもんで、少々びっくりしたがな。
(+15) 2011/08/20(Sat) 19時半頃
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/* うむ。 お二方とも、見事です。
ここで説得通っちゃったら、逆に、背後がおろりらしましたからね……! 明之進の提案は、蹴るのが正解。 故に、私にメモで謝る必要は全くないのですがっ! (※ここで言っても見えませんから)
さて、後は見守りモード入れてよいかしら。ら。 やる事は多分、やりきったと思うんですが。
(-8) 2011/08/20(Sat) 19時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/08/20(Sat) 19時半頃
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ああ、起きてたのか。
[手招きされれば、畳の上を膝で這うように近づいた]
ああ、櫓が間に合わねえってんで、呼ばれてよ。 ったく、困ったもんだ。
[苦笑しつつ、掛け布団を整えてやり]
……久しぶり、か。そうだな。 一平太が来てから、貧血だの悪酔いだのも、ほとんど無くなって……。
[ほっと、小さく息をつく]
……なあ。 先生は、どこまで知ってんだ?
(+16) 2011/08/20(Sat) 19時半頃
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そうか。大工仕事にかけて、村で団十郎にかなうものはおらんからな。
[彼が「普通に呼ばれた」側であることに、少しホッとしつつ。 いつになく神妙な様子の団十郎が、小さく問いかけた言葉。眼鏡のない目をまたたいて、じっと見詰める]
そうか。やっぱり気付いてしまったか。 ……知ってるよ、たぶんだいたいのことは。僕は未来人でもなければ、記憶の操作に抗える人間でもないけれど。
僕の祖母はね、未来人だったんだ。 彼女の書き残した手記で、僕は、もうずっと前から、この村の伝承の正体を知っていた。
(+17) 2011/08/20(Sat) 20時頃
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[祖母が村に留まった後。 二人は夫婦となり、他の未来人の目を避けるように、都へ移った。二人はつましくも、幸せな生活を送っていた。けれど、
可愛いひとり娘が生まれて、二人の中に迷いが生じた。 いるべき時代の違う二人の間に生まれた娘。時の流れの中で、異分子に他ならぬ存在。二人は次第に恐ろしくなった。特に気に病んだのは祖父であった。「自分がわがままを押し付けたせいで、大切な人を、大変なことに巻き込んだのではないか」と。 日に日にやつれゆく祖父を見かね、祖母はこう言った。「一度未来へ戻って、なんとかする方法を探してくる」と]
……、
[手記はそこで終わっている。この時代に残っているのだから当然ではあるが。祖母は、それから静かに村へと戻り、星降る海岸から未来へと帰って行ったらしい。
そして、この時代へは戻ってこなかった]
(+18) 2011/08/20(Sat) 20時頃
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ああ、凄かった。 僕初めて見たよ…役員の押し付け現場。 あれじゃあ、断れないよねぇ。
[実行委員の面々と寄合場に行く団十郎の後ろ姿を見送りつつ、彼らの恐ろしさ、その恐怖に身体を震わせていると、日向が明之進に声を掛けていた。]
明にいさん…?
[随分親しげな呼称で呼び合う二人に小首を傾げる。]
(43) 2011/08/20(Sat) 20時頃
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あの時の君――――…?
[明之進の苦笑を滲ませた小さな呟きが耳にはいるが、それを今深く聞く気はない。彼にとって今の自分はその立場ではないことは重々承知している。]
そうそう。妙な説得は諦めてくれて何より。
[明之進の心情など全く介していない――そんな口振りで言葉を投げて、目の端で動こうとする明之進を見る。 足元がおぼついていない。]
――――…
[つい休むように声を掛けようとして、抑えた。]
……僕はもう行くからさ。 日向様は神楽さんと一緒に居たらいいよ。
[居てあげて。]
じゃあ。
(44) 2011/08/20(Sat) 20時頃
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