162 冷たい校舎村3-1
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
/* 毎回思う事:墓落ちした際の時間軸迷子
(-18) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
[夢の狭間、意識は揺蕩う。
自分と向き合う覚悟を決めたその直後、誰かが答えをくれるように。]
(17) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
― “誰かさん”の物語 ―
[――俺は、校舎のどこかを歩いていた。 そこは長い長い廊下。文化祭の装飾に彩られ、眩しさを伴った道。
どこへ向かっているかなど分からない。それでも歩く。 気の遠くなるような長い時間。窓の外は黒く塗り潰されたように、闇に沈んでいる。
ようやく辿り着いた、曲がり角。 そこで一度立ち止まった。
「にゃあん」
――聞き覚えのあるような、無いような、猫の声が聞こえた。>>0:18]
(18) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
[曲がり角からとことこと、灰色の毛並みを自慢するように、澄ました顔で歩いてくる痩せた猫。 それは俺の目の前で立ち止まった。
思えば、俺は何故か猫と縁がある。 記憶を失った時>>3:159もだし、この校舎に登校する時>>0:17もだ。
屈んで猫の頭に手を伸ばそうとした時、――ふと、気付く。 俺たちのクラスの11人の他に、誰もいないこの世界。 それは、登校時からそうだった。通行人が誰一人いない違和感をまだ覚えている。
この猫は、どうしてあの時、用水路にいたのだろう。 それは今となっては考えるまでもない。
この空間が見せている、数々の不思議な現象。その一部だったのだろう。
正解、とでも言うように、猫は「にゃあ」と鳴き、その姿を掻き消した。]
(19) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
[そして、掻き消えた猫の代わりに、そこに立っていたのは――。]
「お久しぶりですね。」
[俺の病室にやってきて、そして自殺をした、忘れられない、あの女の姿。 携帯の待ち受け画面でいつも儚げな表情を浮かべている、灰色の髪の――俺の記憶に無い、大切な人。]
……ああ。 久しぶり。
[向こうが透けそうなほど希薄な姿を、視界から外すことはない。 もう、目を逸らすことはない。]
「実は、ひとつだけ心残りがあったんです。 あなたにかけた呪いを、そのままにしてしまったこと。」
[からかうような表情も相変わらず。 こちらの脳を直接揺さぶるような、その声色が耳に突き刺さる。
でも、もう頭痛は起きなかった。]
(20) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
「先輩。」
[あの時のように、真正面から、詰められる距離。>>4:96]
「私のこと、好きだって言ってください。」
[あの時のように、唐突な一言。 ああ、やっぱり理解に苦しむよ、“健五郎”。 お前が好きだったらしい、この女のことは。
少しの間。静寂。見つめ合ったまま、何も言わない俺と彼女。 やがて、彼女は肩を落とす。]
「……言えないでしょう。だってもう、あなたにとって――私よりも大切な人たちが、他にいる。」
そうだな。その通りだ。
[彼女の姿がふわりと消える。次に声が響いてきたのは、背後から。]
(21) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
「あなたはもう、私を好いてくれた先輩じゃない。 あなたは、物語の主人公なんかじゃない。
だから――何も背負う必要はないんですよ。」
[振り返れば、彼女の姿はもう薄く消えかかっていた。]
「言ったじゃないですか。私のことは忘れてくださいって。 忘れてくれたら、……それで、いいんです。」
[彼女は、まるで少し前までの俺の気持ちを代弁しているかのようだった。 何も思い出さずに逃げろと。向き合う必要は無いんだと。
忘れることができれば、俺は楽になる。 “健五郎”ではない別の誰かとして生きていくことができる。
ああ、そう思っていた。少し前までは。]
(22) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
俺がお前を忘れたら、お前が……ずっと、苦しいままだろ。
[彼女の表情が、変わった。からかうような視線は、戸惑いへと変わっていく。
――死者の気持ちなど分からない。だからこれは、俺が見ている彼女の姿は、俺にとって都合のいい夢かもしれない。 でも、それでも良かった。
俺が過去から逃げないこと、それを後押しする理由が、ようやくそこにあったのだから。]
(23) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
[捨てられた舞姫の心境は、未だに上手く想像できない。
でも、もう、俺は。
舞姫の存在を、忘れたりはしない。]
(24) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
[彼女の姿は再び濃くなり、影を取り戻していく。]
「……遅いですよ。」
[その声は、どことなく上擦っていたように聞こえた。]
「遅すぎます。」
……ああ。ごめんな。
「…………惨めじゃ、ないですか、こんな、の……っ。」
[泣き顔は見ない。ただ、天井を見上げる。 文化祭の装飾が、目に眩しかった。 視界が潤んで、霞んでいく。
何があっても泣くなと、兄貴は言っていた。>>3:112 帆北健五郎は絶対に泣かない。
だから、泣いているのは、別の誰か。]
(25) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
「本当に私のことを思い出すつもりなら、それなら、全部思い出して貰いますからね。 約束したことも。」
勿論。……お前の勝ち、だったか?
「ええ。そうじゃなきゃ、許しません。」
[>>4:95あの日、彼女が言ったこと。それの意味も、きっと思い出す。 昔の俺が、ロクでもない約束を受けていないことを祈ろう。>>3:273]
「……そろそろ、時間みたいです。」
[彼女がそう言った。 俺もなんとなく感じていた。
今、こうして彼女と出会っていることは、ホストとかは一切関係がない、俺の夢。 そして、この夢は何を示しているのかも。]
(26) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
「この世界の主は、あなたではない。もう、分かっていますね?」
ああ。
「――あなたは、外に出る前にやるべきことがある。それも分かっていますね?」
そうだ。
[彼女の語る言葉は、俺の思考そのもの。再確認。 できるかどうかは分からない。 だが、全ての迷いは無くなった。]
「期待しないで待ってますよ、先輩。」
[彼女が笑顔を浮かべる。その表情を二度と忘れない。 あの日、目に焼きついた死に顔を上書きするように。絶対に忘れない。
――視界が白い光に飲み込まれ、>>#0チャイムの音が聞こえた。*]
(27) 2015/06/28(Sun) 02時半頃
|
|
― 朝・教室 ―
[夢の世界からゆっくりと体を起こし、人数を確認する。 神楽と水瀬がいない。先に帰ったのだろう。分かっていたこと。動揺はしない。
残るのは4人。俺はホストではない。 ――その時、>>8秋野のあっけらかんとした告白を聞いた。]
そうか。
[俺の反応は、七尾に似ていただろう。>>15 織部が先に驚いてくれたおかげかもしれない。>>9
意外、というわけでもなかった。 誰にでも可能性はあると思っていたから。
お前だったのか!なんて、驚くような声を上げることもない。]
(28) 2015/06/28(Sun) 03時頃
|
|
[ホストだということが分かって、秋野はどうしたいのか。 聞きたかったことは七尾と同じ>>15だったから、俺は黙っている。
その次の提案にも。>>16]
……行ってみるか? 見に。 気が進まなければ無理にとは言わないが。
嫌なことがあったら、すぐに俺を壁にしてくれればいい。
[秋野が抱えているもの――その正体には、できれば、踏み込まない。 だが、辛い現実から守るための壁になることは、俺の役目だ。**]
(29) 2015/06/28(Sun) 03時頃
|
|
/* 擬似落ちロル。
書いてるうちに筆が乗ってきて、書く予定の無いことまで書いちゃったよ? エリスにキャラチップをつけたくて仕方がなかった
(-19) 2015/06/28(Sun) 03時頃
|
|
/* まあ、なんだろう。
不思議な現象に頼ることができるのは校舎の中だけだし、和解するならこの形しかなかった。 エピロルは、雨宮への墓参りシーンかなって。
ホストとは関係のない、ただの夢ということでひとつ。
(-20) 2015/06/28(Sun) 03時頃
|
|
/* 実は、エリスのことを忘れることを選んで、 エリスが完全に消滅して解決、でもいいかなって思ってたんだけど。
ハルの言葉もあったし、流れ的に思い出すほうを選びそうだから、 こういう形になったという裏事情。 最初は伏線のつもりじゃなかった台詞とかシーンが伏線になっちゃったよ?(約束とか舞姫とか 実は予定外なんだよ?
(-21) 2015/06/28(Sun) 03時頃
|
|
/* 盾役を引き受けて、踏み込みは織部に任せたい、そんなスタンス。
(-22) 2015/06/28(Sun) 03時頃
|
|
あ、……ううん。 それは、もういーんだ。ありがと。
[この2人は驚かないんだなぁ、と思いながら、朱美と健五郎の言葉に首を振る。>>16>>29 申し訳なさでも強がりでも何でもなく、本心だった。 それは、秋野の穏やかな声から、きちんと伝わっただろうか。]
昨日も、文化祭の話出来て嬉しかったし。 ……むしろ、なんか。 いっぱい怖がらせちゃって、ごめんね。
[苦笑しながらそう返す。 その謝罪も、やっぱりまた本心だった。]
(30) 2015/06/28(Sun) 05時半頃
|
|
[ここまでは、全部、嘘じゃない。]
(31) 2015/06/28(Sun) 05時半頃
|
|
……で、さ。 俺、ちょっと、トイレ行ってくんね。 精神世界でも、生理現象って起こるんだねぇ。
[そういや、椅子ぶつけた時も手首痛かったしなぁ、とぼやきながら立ち上がる。 「はぁ!?」と、また素っ頓狂な声があがったとしたって、構うことなく。有無を言わせずに。 いってきまぁす、間延びした声で言いながら、教室の戸を、しっかりと、閉めた。*]
(32) 2015/06/28(Sun) 05時半頃
|
|
──3-1 教室→上階へ──
[後ろ手に扉を閉めて、秋野は小さく息を吸う。 昨日、ホームルームに足を踏み入れた時のように、きちんと前を向く。>>4:72 さて、──走ろう。
もし、如何にも運動の出来そうな、健五郎と朱美あたりに気付かれてしまったら、分が悪いかな。 秋野の足じゃ、きっと追いつかれてしまうだろう。 那由多は運動は出来たっけ。そういえば、バドミントン部だったような気もする。 だけど、俺の精神世界なんでしょう? だったら、空間だの時間だの、何でもいいから、多少歪めるぐらいの協力とか、してくんないかなぁ。 お願い、頼むね。正真正銘、これが最後のお願いだ。
そんなことを思いながら、たん、と床を蹴った。 廊下の隅の相馬風子のマネキンを横目に、秋野は、2階へ続く階段へ走り出す。]
(33) 2015/06/28(Sun) 06時頃
|
|
[階段を一気に駆け上がって、2階へたどり着く。 ここじゃ、"まだ足りない"。もっと、上へ。
あの時、相馬風子を探しながら秋野が那由多に告げた言葉に、本当に、嘘はひとつもない。>>2:247 この世界は、夜を超えられなかったひとりぼっちの幽霊のパーティだ。
──最後のページは、通い慣れた校舎の中での楽しげなお祭りの様子。
色とりどりの照明が照らす、あちらこちらが飾り付けられた校舎内はとても華やかだ。 各教室には、たくさんのお菓子や料理、企画が用意されている。 その中で、楽しいねって笑い合う。
せめて、そんな優しい物語で幕を閉じてみたかった。]
(34) 2015/06/28(Sun) 06時頃
|
|
[3階へ続く階段をあがる。 少し、息があがってしまっていた。
8時50分。始業を知らせるチャイムが鳴るたびに人が消えてゆく、この世界の法則。
あれは、朝の始まりを、優しい昼間の世界の開幕を知らせる音。 昼と夜を行き来して進むことのない、時の凍った寂しい世界からの解放を意味する音だ。 さよなら、と、帰りゆく彼らに、"ホスト"は手を振る。
ありがとう。それから、ごめんね。 あの眩しい世界で、どうか、君たちは生きて。]
(35) 2015/06/28(Sun) 06時頃
|
|
[階段を駆け上る。 さて、ここは3階。目の前には、4階へ続く階段。 立ち止まることなく、迷いなく駆け上がる。
文化祭、楽しかったね。 眠りにつく前、みんなでそう言い合った。 だから、パーティはもう幕を閉じていいはずなのに、この世界は閉じようとしない。
いくつかのマネキンを思い出す。 死体のように血を流したものや、身投げでもしたように横たわっていたもの。 本当に、楽しいお祭りがしたかっただけなんだ、って言ってみたって。 もしかすると秋野の中に、引き留めたい思いも、羨望も嫉妬も、ずっと存在していたのかもしれない。 もし、あのマネキンたちが、その証拠だというのなら。
それなら、まだ、この世界は閉じられない。 秋野は、彼らを、全員返す気が、きっとない。
だけど、もし、俺がホストだとしたら。>>4:50 秋野は言った。ちゃんと、みんなのことを、元の世界に帰す。]
(36) 2015/06/28(Sun) 06時頃
|
|
[──だから、秋野は、今度こそ終わらせるべきだ。]
(37) 2015/06/28(Sun) 06時頃
|
|
──時の止まった校舎 4F──
[お化け屋敷を象った大きな迷路は、そこにはもうなかった。
なんの変哲も無い廊下に、教室が並んでいる。 よく見れば、本来各階にあるはずのすべての教室が、まるで校舎の縮図のようにごちゃ混ぜに配置されていた。 そこに、鮮やか過ぎる文化祭の色は一切、ない。
その代わり、教室の、廊下の、全ての窓ガラスが破壊されていた。 ガラスの欠片は、片付けられることなく床に散らばっている。 教室を覗き込めば、椅子も机も、何もかもが乱雑に床に倒されているのが目に入るだろう。 荒廃した風景。まるでいつかの光景のよう。>>2 ガラスのない窓から吹き込む風は、少し冷たく、夏から秋への季節の移ろいを思わせる。]
(38) 2015/06/28(Sun) 06時頃
|
|
[荒れ果てた景色の中を進めば、ひとつだけ、窓の破壊されていない教室がある。 教室の入り口にかかっているプレートは、『3-1』。
その教室だけは、椅子も机も、全てがきちんと保たれていた。 何もかも壊れたその階で、そこだけが、整然と、美しく。
そして、その横を抜けて、廊下の突き当たり。 そこに、屋上へ通じる階段が、ある。]
(39) 2015/06/28(Sun) 06時頃
|
|
[荒れ果てた4階を目にしてもひるむことなく、そこも一気に走り抜けた。 息が荒い。あともう少しだ。
"ホスト"の条件。精神的に衰弱した者。思いつめている者。 ──生死の境を、彷徨っている者。>>1:232 ならば、生死の世界を彷徨っている人間が、その境界を越えて死に至ったなら、どうなるだろう。 肉体の方の秋野智広は、きっと現実世界にいる。 ならば、精神世界の、今ここにいる秋野智広をも殺してしまえば、どうなるんだろう。 秋野は死んで、この世界は閉じて、みんな帰れるんじゃないか。 秋野以外の、みんなが。
可能性でしかないけれど、賭けるしかなかった。 だって、秋野の悩みは解決しない。 帰ったところで、またきっと同じことを繰り返すんだろう。
だから、華やかなお祭りを終えたら、待っているのは後片付け。そうでしょう?]
(40) 2015/06/28(Sun) 06時頃
|
|
「──あんたには、生きる力がないよ」>>4:122
[ああ、もう。うるさい。 こんな時なのに、未だに頭に響く声。 舌打ちをひとつ。本当に、うるさいな。 生きる力なんかなくても、大事なものを守る力ぐらい、守りたい意志ぐらい、秋野にだってある。
3-1。 1階にも存在するはずの、秋野たちのホームルームを模した教室。 その横を抜ける時、一瞬唇を噛みしめる。 だけど、視線は向けない。立ち止まりもしない。 一直線に目指すのは、屋上の階段だ。]
(41) 2015/06/28(Sun) 06時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る