169 きみがおとなになるまえに
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もし――もし、よ。 こどもとおとなが一緒に居られるどこか、が。 ちいさなせかいの外、何処かにあったとしても。 たとえそこが、先生がずっと、選べないで生きてきた、 そんなお家に縛られないところだったとしても。 たとえみんなが、そこを目指したとしても。 わたしの居場所は、きっと、そこじゃない。
(34) 2015/09/21(Mon) 14時半頃
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[ 窓の外、また、鳥が数羽、空へはばたきます。 影がラウンジの中、ちらちらと、先生を隠して。 ]
先生の――わたしの家が、どうであっても。 まわりの、当たり前のおとなたちが、何を言っても。 たとえわたしが、この世界の当たり前じゃなくても。
おとなになるって決めた、頑固なわたしの場所は、 いつまでも、偏屈なおとな――先生の隣よ。
……だから、先生。 今度はわたしも、一緒に行くから。 だからもう、…あんなうそつきな顔、しないでね。
[ ――やくそく。 聖女の代わり"だった"少女は、微笑みます。 ]
(35) 2015/09/21(Mon) 14時半頃
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[ 気丈な瞳をたたえて、 たったいま、世界の片隅を知った聖女は。 一息ついたかと思えば、 また、思い出したかの様に、言葉を紡ぎます。
だって、それは。そう、まさに今。 視線のかち合う碧が、わたしでない誰かを、 また、見ていたから。 ]
――……先生、わたし。 まだ、聞いてないことがあったの。 きっとすごく、大事なこと。
[ オーレリアの、灰の空。 その向こう、もっと遠くを覗き込む先生を、見て。 先生にしか聞こえないだろう、呟きを、ぽつん、と。 ]
(36) 2015/09/21(Mon) 14時半頃
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先生は ずっと――だれを見ていたの?
(-5) 2015/09/21(Mon) 14時半頃
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[ ――わたしのなかの。わたしでないもうひとり。 きっと先生の碧のなかにも、ずうっといる。
"あなた"は、だれ? ]
(37) 2015/09/21(Mon) 14時半頃
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[馬車に乗ったり、汽車に乗ったり。 たまに歩いては、そとを懐かしそうに、眩しそうに眺めては。ちらりと隣のこどもを盗み見たりして。
たしかに、ほんとうに。 街のそとにはこどもなんてひとりも見かけない。 キネーンが異質だったのだと、改めて思う。 街の外でのおとなとこどもは大層視線を集めただろう。 慣れているものとはいえ、何を考えてるのか分からないそれを、流石に気持ち悪く思った]
今日はここまでにしようか 日が暮れる前にどこか街に入らないと
[闇に攫われてしまう、と。 真面目な声音でそう言えば笑いのひとつでも取れただろうか。 さて、宿を取るために入ろうと指さしたその街が、タリンなのか、そうでないのか。 未だ、わからない *]
(+5) 2015/09/21(Mon) 16時頃
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― 夕顔との逢瀬後 ―
[今の仕事が終わったら職を辞めたいと上司に言った。 上司の顔は聊かゲンナリしていた。
この業界は、文才があれば食っていける職だ。 逆手をとれば、文才がない者ばかりだと仕事にすらならない。 子供に依存するような世間とは少々違って、 マスメディアは大人の社員ですらそこそこ手放すのが惜しいようだ。
"誰かさん"とは違って、「代わりはいくらでもいる」とは言われない。 ただまあ、新しいスタッフを探すのが面倒であって決して頼られているわけではないのだろうけど。 その証拠に、引き止める言葉は「どうせ俺達以外の会社じゃお前さんの読み物は売ってくれないよ」と、図々しい上から目線。]
(38) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[だからこそ言い返し突き放す。]
読み手は見つかったんですよ。 アタシはお金よりも読者をだいじにしたいと思います。
[売れないがために割となんでも書いてきた大人の反抗的な辞職理由に、 上司は舌打ちひとつして、煙草をかじった。
よく、自分の香水がキツいとはいわれるが。 この煙草臭い上司よりかはマシだと思っている。
比較対象者に乏しい。]
(39) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[いまのしごと。 即ちキネーンショーの取材、
一度は追い返されたテントの前で、チケットを手でひらりと舞わす。 それなりにあっさりと、コネクションはいただけた。
うたうのが義務であるというように、 ショーの自分が別人であるかというように振舞っていたのに、 それを、見に来て欲しいとまで望んで、手渡された「ご優待券」。]
というか、 取材に行けというなら普通はアタシ側が用意して当然のモノじゃないかしら。
[新聞社がその伝を持っていないのだとしたら それほどショーという舞台がトクベツであることの証明。 いったいいくらの枚数が世にでてて、 大人に対するレートがあがっているのやら。]
(40) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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― キネーン・ショー ―
[チケットを受付周りにいる制服の男に見せ付けたら、 物凄い不服そうな顔をされ、チケットを握り潰されかけたけども、
客であるという最低限の持成しはうけたきがする。
くしゃくしゃのチケットから座席を案内してもらい、 先日の侘びといってパンフレットを一冊。
手のひらを返されたような「おとなの対応」。 成る程、これならあの店のマスターとは比べられるだろうか。 最も、嫌々そうなしかめ面だけはとれないようだが。
席について、新聞の手毬を膝に置いた。]
(41) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[始まりの序章を飾るのは、看板娘のクラリッサだった。
『世界一かわいい子』の動きは、 かわいいよりというより「愛されるのだろう」という印象だった。 可憐に振舞う愛らしさだけでなく、演技とは思えないおどけた表情も素の子供のままでいて。 「完璧」なまでに、惹きこみ方である、動き。それを「知っている」と思わせないのもいいのだろう。
心の拠り所の無い客の心は鷲掴みにされても仕方ない。
どうしても達観した目でみているのは、心そこに在らずで見ていたせいもあるだろう。]
(42) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[クラリッサの舞台の幕引きとともに、拍手があがる。
ほんの少しの間を挟んで、クラリッサとは別の色で、 同様に拍手で迎え入れられた紅を見た。>>17
――、一番の大きな拍手を最初からしていたのはこの女である。
謡い出される、クラリッサの警戒な歌声とは違って、 静かで、穏やかで、透き通る歌声。
女には、寂しさや嬉しさの違いというものに疎い。
彼女に女は見つけることができただろうか。 どんな歌であっても、無意識で、小さな手毬を、 袖の上で、コロリと転がして、終始歌を聞き入っていた。]
(43) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[それから、ショーが終われば。 ロビーに出て、チケット完売を掲げた受付をノックする。
顔を出すスタッフに、明日のチケットをよこすようにと押しかけて、 戸惑う姿があるなら、こっそり多めのチップを渡すだろう。 「明日も来るから」、チケットを取り置いておくれ、と。
そんなふうに受付にこそこそと朱が立ち寄る姿が、何日かみかけられただろう。 制服の男は「キャストに」指し止めをされているため、見てみぬふりをして。
夕顔が、答えを出すまで、毎日、見に続ける。 未だ出られない鳥かごから訴える声だけは聞き逃すまいと。 歌ではなく、自分に向けて声がかかるまで、取材という名目で、ショーの様子を書き綴る。]**
(44) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[一息、学者もまた、カップを上げて。 温くなった乳白色、香りが広がる。
あんな顔、が、何れのことか。学者には明確では、ないけれど。 "かわりもの"に向けられる奇異の眼には、覚えがある。 乙女心にも、違和感があったのだろうか。 その道に、今日まで、歩ませていたのは、己だった。 教えず、知らせず。
少しの沈黙、同じ様に乳白色の湖面を見詰めて。]
(45) 2015/09/21(Mon) 19時頃
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[揺れるブロンド、顔を上げる聖女を追った。 真っ直ぐな、灰色。
数瞬の前、いつまでも、と、聖女は願い祈った。 私の目が黒い内は、何て、心の中では思いながら、学者もまた、祈る。神へのものではない、"何処か"へ向けた形の無い祈り。 "主よ、その人を守り、命を得させ、この地で幸せにしてください"。 祈る言葉を、文面でしか知らない。
歩む、と聖女は言う>>33。素直じゃない、続いた言葉には──腕が鳴るね、だなんて買い言葉。]
(46) 2015/09/21(Mon) 19時頃
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[本来、この学者は。 何処までもファミリーネームを与える気は、無かった。それは10年の間温め続けていた勝手な計画からも、知れる事。
何故、こうもあっさり理解し、頷き、世の中難しいだろう願いにも、立ち向かって見せられたか。
其れはきっと、此処数日。外からの客人の。 こどもに向ける別種の感情──此はきっと、愛だなんてものではない──を目の当たりにして。もう少し、こどもを信じても良いのかも知れない、という小さな後押しを、感じたから。 こどもだって人なのだから、と陳腐に、そう、思ったから。
続いた聖女の言葉は、確りとした個を持っていて、嗚呼、確かに頑固で、──それでも、真っ直ぐだった。]
…嗚呼、本当に、頑固な子だ。 一体、誰に似たのかね。
今度は、君も、一緒か。──彼等も聖女の前では下手は言えないだろうな、
[──やくそく。 もう一度、繰り返して。]
(47) 2015/09/21(Mon) 19時半頃
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──約束、 もう、破らないよ。
[と、其の時ばかりは皮肉な笑みもなく、碧は聖女と、其の奥を見詰めて。]
(48) 2015/09/21(Mon) 19時半頃
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[机の上の懐中時計。手を伸ばして暫く考えて、未だ、良いかと首に掛け直す。 少し、こどもの身体には重いだろう。
鈍色は定位置に戻る。 何か他に、家紋のあるものなんてあったかな、なんて別の思考。 わりと形に拘る学者だった。 指環とか、普段使うようなものではない物は、"実家"に置いてきていて、手元にはそう言う物は少なくて。
どちらにせよ、まだおんなのこには早いし、大きい。 ゆぅるり、首さえ傾げてカップに口をつける。]
(49) 2015/09/21(Mon) 19時半頃
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[学者にとって、聖女の成長に過去を重ねて一喜一憂、なんて日常茶飯事。 矛盾を思い出したり、約束を思い出したり、そんなのはちょっと、久しぶりだったけれど。
まだ、こどもであるオーレリアが、何処か遠く、遥か向こうを透かし見る碧に何度、違和感を覚えていたか、学者は全く、気にかけていなかった。 押し隠すことに慣れすぎて、隠せていないものに、疎く。
思い出したようにまた話し出す彼女に、なんだい、と余裕振って。]
(50) 2015/09/21(Mon) 19時半頃
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[届いた呟き、暫く其の意味も分からず、珍しくも目を丸くして、数秒。 取り敢えず、カップを置いた。僅かな震えがあるようで、かちり、硬質にソーサーに当たる。
何をと言われれば、オーレリアだった。若し、逸らかす気があったならば。 然し、頑固な彼女が求める答えは、きっと、そんなものではなくて。]
──灰色の瞳に、プラチナブロンド。…君のものよりも少し燻んだ色をしていた。 病弱な癖に強気で、気丈な、
[一度詰まり、]
(51) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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[ 懸命にステージを見つめていた視界は、 ちか、ちか、またたくようで。
あのとき話したすきとおった男の子も、 いつかは、あそこに、立っていたのだ。
いつかは、あの場所に。 ちいさな身体に、視線を受けて。]
でも、あの子たちだって、 ともだちが欲しいかもしれないわ
[ くちびるをとがらせて、 自信と楽観と、ふてくされた気持ちが言葉を作る。 地面をつまさきで蹴りながら、 低い、低いこどもの視線より、スタッフの姿を探す。]
(52) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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聞いてみたっていいでしょ 最初からだめなんて言わないで
[ そう言った頃合いに、さまよう視線は、 客と会話をする、制服を着たスタッフ>>44に、 ぴたり、と、止まって。]
── いた、
[ 言うなり、ひらりと男の手をはなして、 少女は、また、人混みを縫うように。]
(53) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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[ と、たたた、たん。軽い足音が響く。] .
(54) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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──偏屈なおとなにも、一度は、 妻が居たことがあるんだよ、オーレリア。 [ 漸くの言葉は、一応は笑みの形をした口から紡がれたが、 自嘲と、少しの諦観。寂寥とか、悲観とか、 同時に何か楽しいことを思い出したような、
学者自身にも、決して言い表せない何か遠い感情が、ある。]
(55) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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── ねえ!
[ スタッフと、着物の女>>44の間に、 割り込むようにして、口を挟む。
鼻を掠める、甘い香り。]
さっきの、ショーに出てた子に会いたいの
[ こどもは、こどものやり方で。 胸を張って、堂々と、高らかに、 "頼む"という言葉の意味さえ、知らないみたいに、 まっすぐ、おとなを見上げる。]
(56) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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[ 何を言うのか、と制服のおとなは笑って、 呆れたように、こどもから、顔を上げて、 視線は人混みの中、保護者を探す。
きっと、男もじきにたどり着く頃合いだろうけど、 少女は、]
いいでしょ、少しだけ 話してみたいの あとは、歌を──、歌を教えてもらうだけよ
[ おねがい、と制服の袖を引く。 とはいえ、正面から頼み込んで、 そう簡単に"はい、どうぞ"だなんて言われるわけもなく、]
── ケチ!
[ 不満気な表情で、べえ、と舌を出す。 それも、男がやって来るまで。*]
(57) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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/* >>ふじのん<<
(-6) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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/* 中の人は藤乃におまえゆき以外にもちゃんとともだちつくれっていいたい
(-7) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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アンタ、アタシがいくらでも金出すからって、 最近調子にのってないですか? 前より悪い席じゃないですか。同じ時間にとりに来たって言うのに
[事情が変わってようと女の図々しい要求は大差なかった。
夕顔が凋むまで、様子を間近でみていてあげたいというのに、 受付のスタッフは、知らん顔。
ロビーの男よりかはかわすのが巧い男だった。 さてこういう人物はどうやって口説いてやろうか。
いっそのこと、ショーの裏事情でもでっちあげて脅してみようか。
そんな物騒な事を考える事を抑制する、 こどもの、甲高い声が、ふっと割り込んでくる。>>56]
(58) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 20時半頃
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! っと、と。 …あらあら。
[ずずい、と前に出て、がっつくように。
誰とも構わず、強請り、せがむ姿は、実に、 実に御転婆で、明朗な少女だった。
少し出来た隙間で足を崩しかけ、 カラリ、と下駄が鳴ったけれど、倒れるわけではない。
クラリッサや、夕顔を見たあとだからだろうか。 大人しさ、というものが感じられず、 純粋に喜怒哀楽を浮かばせる>>57様、は。]
(59) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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