164 冷たい校舎村3-2
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── 回想:自宅 ──
[ 留学制度の整った大学に行って、 英語を磨いて、途上国支援について学んで、 将来的には、恵まれない子どものために、 学校を建てるような、そんな事業に携わりたい。
「ふたつ、律に言っておきたいことがある」
とうとうと、霧島に語ったのと同じ、 壮大な、でも、樫樹らしく見える夢を語った時、 父は、責めるでもない、穏やかな表情で、言った。]
(27) 2015/07/12(Sun) 02時頃
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[ 「ひとつ、 君のすぐ側にも、助けの必要な人は、きっといる」
頷く。分かってる。分かってるよ、父さん。
「ふたつ、 ありのまま、やりたいことに、突き進む。 それが、多くの人間にとって、一番幸せだ」
今度は、頷かない。 父さん、あなたは、その難しさを、知らないんだろう。]
(28) 2015/07/12(Sun) 02時頃
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――千佳子は、…千佳子だけ、じゃない。 マネキンになった子も帰って、きっと、待ってる。 …だから、ホストと皆で、帰ろう。
[ そうして、見上げたまま、言う。 慰めになってたかは、分からない。 自信なんて、無い。
それはきっと、計算なんてまるで出来ていない、 不器用で拙く、理論的なものの前じゃ、酷く脆い言葉。 だけど確かに、声となって響く** ]
(29) 2015/07/12(Sun) 02時半頃
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[ 樫樹律の掲げた夢は、 壮大で、人を愛してやまない樫樹の家に、相応しい。
そう装って、ひどく薄っぺらい。
ひとりに手を差し出し、添い遂げる勇気がないから、 薄めた愛を、広く、無差別に撒き散らそうって、 体裁だけは、取り繕うための、そういうものだ。]
(30) 2015/07/12(Sun) 02時半頃
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[ 分かってる。 こんなハリボテじゃ、他の誰を騙せても、 家族の目は、誤魔化せない。 本当の意味で、樫樹らしくない。 樫樹律は、樫樹らしくない。
分かってる。それを、自覚している。 でも、だからって、どうすればいいの。 俺、樫樹の家が好きだった。誇らしかった。 どうすれば、あなたたちの仲間に入れるの。
それは、あなたたちにとって、当たり前すぎて、 教えてくれる人なんて、いなかった。]
(31) 2015/07/12(Sun) 02時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 02時半頃
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/* 律くん、そういうことだったんだなあ。
今までの、こう、 正論だけど、もにゃん?とする感じの心情描写ってそういう意味だったのかと知って、すげえなやっぱ。
(-8) 2015/07/12(Sun) 02時半頃
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[ 帰りたい、と思ったことに、 きっと、深く、重い理由なんてなくて、
そう、例えば、 あの子に、会いたい。 借りている本が、まだ途中だ。 友人に負けっぱなしのゲームがある。 好きだったドラマ、続編をやるって聞いた。 ヤマさんのお嫁さんに会って、冷やかさなきゃ。 今年は、雪合戦も、カマクラもお預けだし、 25メートルだって、いまだに、泳げない。 それに、あの子ともっと話がしたい。
そういう、小さな積み重ねが、 きっと、あるはずなのに、 それを、押しつぶしてしまう絶望。 律の、知らない感情。]
(32) 2015/07/12(Sun) 03時頃
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── 志乃さん。
[ 人に、手を差し伸べることが、できなかった。 そうするべきではないと、思っていた。 一度、手を差し出す行為に、 どれだけの覚悟と責任が伴うのか。
ましてや、こんな世界を抱えた相手に、 俺なんかに、一体何ができるっていうんだろう。
さっき、美術室でだって、 内心、どうしよう、って、思っていた。 どうして、今、手を出してしまったんだろう。 そう、思ったのに。
手を取ってもらえる。そのことに、救われる。 その程度の、人間だ。]
(33) 2015/07/12(Sun) 03時頃
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[ 強くもない人間が、手を握っちゃいけない。 愛とは覚悟で、優しさとは、責任だ。 弱い人間が、うかつに手を差し伸べちゃいけない。
なのに、どうしよう。 俺、今、すごく、]
俺、誰がホストでも、 一緒に帰りたい。 救われてほしい。 ここがいい、って言われても、 俺が、一緒に、帰りたい。
[ どうしよう、俺。 ゆるゆると首を横に振る。 声は、少し、震えた。**]
(34) 2015/07/12(Sun) 03時頃
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― 回想・解けない魔法と絡み付く恋の根 ―
[地獄のような日々は、唐突に終わった。
文化祭が終わってから間も無い頃。 捜査令状を持った警察がドアを叩いて、それを開けた瞬間に。]
「生咲 冬華さんかな?」
[聞かれた問いに、ぱちくり、目を丸くして。 昔のあたしの名前を呼ぶ人に、久しぶりに会った。 迷いながらも、はい、と返事をして――その瞬間、警察の人は目の色を変える。
次にまた警察の人がやって来た時、その手にあったのは逮捕状。 先生の身柄は瞬く間に拘束され、そして連れて行かれた。
それからの出来事は、ニュースになった。>>0:143]
(35) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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[警察の人から、全ての事情を聞かされる。
事故車の中から、本来あるはずのあたしの死体が発見されなかったこと、 遠くの地方に住む生咲家の親戚があたしの存在を覚えていて、捜索願を出したこと、 先生はあたしを拾ったことを、警察や病院にすら言っていなかったこと。
それら全てがあったおかげで。 先生には、女児誘拐の罪が成立するという。
さらに、アパートの部屋の捜査の結果、あたしが性的暴行を受けていた証拠も発見されたらしく。 先生の罪は厚みを増していき、それと共に、あたしが何をされていたかを知られてしまう。
――あたし、誘拐されてたんだ?
駅の掲示板などに張り出されていた、尋ね人の掲示板に、幼いあたしの写真があったなんて、気付かなかった。>>0:4
今までが幸せだった。 高校に上がって、性的暴行を受けるようになっても、地獄の中でまだ生きていられた。 だから、そんな実感は無かった。あたしが被害者だったなんて。]
(36) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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[幼い女の子を誘拐した変態准教授と、13年間その犠牲になっていた少女。 実名報道されたのは先生だけで、あたしの“今の”名前と顔は伏せられた。
――そんなニュースが世間に広まれば、様々な反応が飛び交う。
冬華ちゃんが可哀想、とか。 館石の野郎は許せない、とか。 幼い女の子の人生を壊した罪は重い、とか。 警察はどうして今まで気付かなかったんだ、とか。 性犯罪者の取り締まりがどうのこうの、とか。
むしろ館石が少女の犠牲になった、とか。 被害者面してる少女のほうにも責任があるのでは、とか。 大学の教授に取り入れば将来安泰だから体を売ってたんだ、とか。
色とりどりの、有象無象の感想たちが、どこにでも。]
(37) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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[真実がどうあれ、世間から見たあたしたちの認識はそんなもの。 どういう13年間だったのかなんて、大した意味がないのだ。
先生があたしの命を救ってくれたことも。 あたしが生きていく上での全てをくれたことも。 誰も、知らない。
あたしは地獄の中でもまだ前向きに生きようとしていた。受け止めようとしていた。 それを“被害者”“可哀想”の一言でまとめられた時――ようやく、気付いてしまった。
あたしは、もう、“おかしい”んだってことに。]
(38) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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[世間から見て、普通じゃない。 とっくに人生は壊されていて、ギリギリの危うさで繋ぎ止められているだけ。 ただの哀れな犠牲者。それどころか、穢されることを拒まなかった、異常者。
――それが、あたしの本当の姿。
その現実から目を逸らして逃げるしか、自分を保つ方法は無かった。
館石、という名字が大々的に報道されたことで、感付くクラスメイトもいた。 でもあたしは誤魔化し続ける。ただの偶然だよ、と。>>0:144
いつも明るくポジティブに過ごしていれば、誰も想像なんかできないでしょ? あたしが“可哀想な被害者”だなんて。
先生はもういない。 でも、教えられた魔法は残り続けている。 あたし自身を保つために、縋り続けている。 良いことや楽しいことだけを考えて、辛いことや悲しいことから目を逸らし、見えなくなるまで塗り潰すんだ。全部。]
(39) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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[あたしの捜索願を出した親戚の家は遠く、卒業までは北洋にいたかったから、そのまま一人暮らしを希望した。 先生が逮捕される前に貰っていた、某薬科大学への特別推薦は消えないと聞いた。 進路に変更は無し。このまま生きていくことはできた。
――だけど、学校に通うたびに、もうひとつの地獄があたしを苛む。
涼介くんへの、恋心。 一度抱いてしまったそれを、どうすることもできなかった。]
(40) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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[相手は有名人。実るはずが無いと思いながらも、純粋な恋だと思っていた。 あたしには恋をする資格があると思っていた。 好きになってしまったんだもの、しょうがないと思っていた。 恋に立場なんか関係ないって、友達もそう言ってた。
涼介くんと文化祭の準備で触れ合って、話をして、素の笑顔にときめいて。 ――楽しかった。とっても。
でも、あたしが穢れている事実を隠しながら、これ以上を望むことはできない。
世間から見た“異常者”であるらしいあたしは、相手が有名人であるとか、それ以前に。 ――誰かを好きになる資格は、もう、無いんだ。]
(41) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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[ずっと、羨ましいと思っていた。 “恋”という名前を貰ってから、恋をすることに焦がれ続けた。
あの文化祭以降も―― 隣のクラスのひなちゃんが、隣のクラスの委員長の徹くんと放課後一緒にいるところを見た時。
男口調になっためいちゃんが、体の大きな健五郎くんと並んで歩いているのを見た時。
男性に怯えがちに見えてたしずくちゃんが、ゲーム男子の桂一くんに寄り添っているのを見た時。
ああ、いいなあ。 あたしもこういう、普通でいいから素敵な恋がしたいなって、憧れたんだ。 いつでもぬくもりを分かち合える相手がいたらなあって。
憧れてしまったんだ。手が届かないものに。]
(42) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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[本当のあたしの姿を知られれば、誰にも受け入れられるはずがない。
仮に受け入れてくれたとしても、その相手に迷惑がかかるだけ。
あたしが誰かを好きになることは、許されない。
先生についてのニュースや、それに関する話を聞くたびに、そう突きつけられて。
胸が、苦しい。]
(43) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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[先生。
あなたがあたしを助けて、育ててくれたことには感謝してる。
それと同時に、ちょっとだけ――いや、やっぱり死ぬほど恨んでる。
玩具みたいに穢されたことも、恋ができなくなったことも。
こんなに苦しい気持ちを抱き続けるぐらいなら。 あの冬の日に、独りきりで凍えて死んでいたほうがマシだった。
辛いことや悲しいことと向き合わずに逃げ続けてきたあたしは。 どうすればいいのかなんて分からなくて、心はまだ子供のまま。
恋に焦がれる気持ちが大きくなりすぎたことも。 初めての恋をする機会が遅すぎたことも。――分かってる。あたし自身の問題だってことは。**]
(44) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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/* >>42 ※ひとつだけ誤解が混ざってます
(-9) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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/* 墓下からつくよちゃんととーさいくんの伝わらない叫びがw
(-10) 2015/07/12(Sun) 08時半頃
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――食堂→教室――
[返事>>3に頷く。 ……正直な所、話さなくてもいいじゃないかとの思いもある。静かに、黙っていたっていいじゃないか、という思いもある。 努力が無いだとか、人にもっと興味を持て、とか。そんなことを言われてしまうんじゃないだろうか。 なにより、症例の存在を否定されてしまうことが怖い。
これまでも苦労してきた。 これから社会に飛び込んだら、もっと苦労するのだろう。 逃げたくなる時が来るのだろう。 ここにずっと閉じこもればよかったと思う日は、必ず来る。
それでも、ここを出た人たちに会えなくなる事が寂しい、という思いも本物だった。
食堂へと入っていく二人を見送り、教室に戻った。*]
(45) 2015/07/12(Sun) 09時半頃
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――回想・小学生――
[これ、返却しておいてね。
担任から渡されたのは、この前見た映像の感想を書いた紙。上に書いてある名前を頼りに、返せばいいのだろう。 けれど、]
…………
[一番上の紙に書いてある名前は、何度も話して、一緒に遊んだことがある男子だった。 教室を見渡す。 名前に目を落とす。 教室を見渡す。 名前に目を落とす。
話した内容は覚えているのに、どんな遊びをしたか覚えているのに。その人がどんな顔だったか、表情だったかがわからない。思い出せない。
もう一度、教室を見渡した。 一緒に遊んだ人を見つけることは出来なかった。**]
(46) 2015/07/12(Sun) 09時半頃
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/* うわー〆ロルに誤字を見つけた。誤字無しということはできないのかお前は。 そして小さな私小さな私って言ってるんですけど、そうは言っても中学3年なので実際そこまで差はなさそう。比喩表現込みというか。はたからみたら千佳子が2人!って感じ
(-11) 2015/07/12(Sun) 10時頃
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[ 逸らさない。 本当は、どう言葉をかけたらいいか分からない。 そんな自分はやっぱりいるから、 震えそうになって、でも、駄目。逃げたくない。 ]
――それで、いいんだよ。
[ 弱かろうと、それを否定しないって。 まず出た声は、言葉は、それで。 ]
(47) 2015/07/12(Sun) 11時頃
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[ 震える声を、潰さない様に。 ゆっくり、ゆっくり、話しかける。 ]
…あのさ。 手を伸ばすこと、怖いかもしれないけど。 手を取ることだって、…きっと怖いよ。
だけど、取ってもらえて、差し出されて。 きっとお互い、それで、救われるんだよ。
[ だって、自分がそうだ。 手を誰かに伸ばされたとしても、 どうしようもないプライドは、いつだって拒絶して。 だけど、同時に、どうしようもなく。 あたたかい手>>2:213に、救われている。 ]
(48) 2015/07/12(Sun) 11時頃
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[ あの子もそうなのかは、分からない。 あくまで、自分の話だ。 それでも、いつだってちゃんと立とうとしたあの子は、 一度折れて、きっとそこから、立てないと手を取って。 そうして助けられて、また、歩き出した。 ]
あの手、取ってもらえたんじゃ、ないの? …助けられたんじゃ、ないの?
[ 美術室で、自分が出来なかったこと。 手を、差し伸べられなかったこと。
逃げてしまったから、あの先は知らないけれど、 迷路で見つけ出された時、隣にあの子はいなかった。 ]
(49) 2015/07/12(Sun) 11時頃
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[ 手を、拒絶されたのかもしれない。 逃げられてしまったのかもしれない。 喧嘩、したのかもしれない。 別の人が来て、その人の手を取ったのかもしれない。
でも、だとしたら。 マネキンだろうと、あの子はこんな表情をしないって。 図書室で、どこか嬉しそうに報告する彼は、いないって。 そんな、確信があった。
きっと、人はそれを、カンっていう。 ]
(50) 2015/07/12(Sun) 11時頃
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[ 息を吸う音すらも、きっと。凛と響く。 瞳を逸らさないままで、 辛いことを何も知らない、こどもみたいなことを、 真面目な顔で、真っ直ぐ、告げる。 ]
――だから、できる。 救えたし、救えるし、一緒に帰れる。
律なら、出来る。
[ 信じて疑わない、って。 きっと、そう、言いたげに* ]
(51) 2015/07/12(Sun) 11時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 11時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 11時頃
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/* 求:説得スキル
(-12) 2015/07/12(Sun) 11時頃
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