131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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……ええ、気になるわね。 さっきの轟音の正体とか、どうして暗黒神の気配がするのかも。
[静かな声で返すと、アマトのすぐ傍まで歩み寄った。 先ほどの自分のように青白い顔をしているのを確認すると、僅かに眉を寄せ]
…随分顔が青いけど、大丈夫なの?
[それは昔の母を想起させるもので。少し瞳を揺らして大丈夫かと問う**]
(17) 2014/08/22(Fri) 15時半頃
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―――…悪いがその気は無いな。
俺の思う願いは、ヘクターを必要とする理想と重ならない。 ルンフィア中の。いや。 世界中の光を妄信する狂信者を皆殺しにするまで……。
[そう、こういう時は。こういう言葉だ。死んでも死に切れない。 だからその求めの声を、今度のアマトは弾いた]
(=4) 2014/08/22(Fri) 17時頃
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これは呪いだ。 正当なる怨嗟の叫び、拭う者無き涙。
[無機質な赤い瞳が、少年を心配する様に揺れていたのを見た]
ルーベリオン、フラウティア。その他大勢の滅んだ国々。 光の狂信者共に滅ぼされた、闇の民100万、1000万の慟哭の宴。 全てを光の輝きに奪われ絶望しながら死んでいった者達の怒りと憎しみ。
もう、光を断罪し、彼らの怨嗟と悲しみをその代わりに晴らす者はいない。 例え希望が、強く闇の中を走り抜けても。 光を消し去る事でしか、和らげる事のできない痛みが溢れている。
それが、「オスカー」の最期の願い。俺の望み。
(18) 2014/08/22(Fri) 17時頃
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――…呪われろ。
光の名の下に闇を異端とする教団も、それを許す光の国も。 正義を嘯く天使も、それに喝采を浴びせる者達も。
裁きは等しく下る。 罪なき人々の血により呪われ、報いを受けろ。
[そうしてアマトは瞳を閉じながら、あの時最期に聴いた呪詛を諳んじる。 断罪者の。友達が最期に残した願いは。この呪いだから>>2:416。 もう、胸に染み付き心に焼き付く程に刻まれた願い。 それを代わりに執行する事こそ、正義の断罪]
(19) 2014/08/22(Fri) 17時頃
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俺はルゥ=カタストロスと契約した。光の民を皆殺しにする為に。
[その時滲み出る混沌とした闇は、暗黒神と恐れられる彼の者の気配ではなく。 怨嗟と呪詛に身を浸して光の殺戮を強く望む、そんな光を無くした瞳の奥で濁るアマトの狂気]
家族も消えた。友達も死んだ。 止める事も、護る事もできないで、俺の目の前で死んだ。
誰にもわからないよ。まだ失くしてない奴に。この痛さは。
生きる「希望」が無くても、人間は生きてしまえる図太さがあると。 そう知った時の、この滑稽さは。
(20) 2014/08/22(Fri) 17時頃
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――…シーパル。お前は間に合え。
[少年がその時だけ、狂気を薄めて微かに唇を綻ばせていた]
親友を助けたいといったな。 なら。間に合わせろ。
例え最期には離れ離れになる結末でも。 せめて後腐れない、最期の別れを互いにすませてからスッパリ別れろ。
「二人目」の「僕」には、頼むからなってくれるな。
[家族を亡くした。助けたい友達がいる。まるで混沌とした運命が引き合わせた様に、アマトは少女の境遇に、自分と良く似ていた絆を見出していた。随分親切に手を貸したのは絆されたか。 少女が助けたい親友を助けられずに奪われた後の未来。その行き先のひとつが、アマトの様な呪いの復讐者であるのかも知れないから*]
(21) 2014/08/22(Fri) 17時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/22(Fri) 17時頃
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/* ……………………………………………………。
解ァったよアマト、其れがテメェの正義なら。 最後まで貫き通せ。もう帰ってこいなんて言わねェ。
(-4) 2014/08/22(Fri) 19時頃
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/* ……………………身勝手だろ。
>>2:327>>2:328>>2:329 テメェが頼んだから俺ァ戦ってんだぞ…………
>>3:357>>3:359 それがどうだ。 俺を突き放して、お前は悲劇の復讐者気取りかよ。 ふざけんなよアマト、俺は、テメェが望んだから………
知るか。こんな世界、俺には関係ねェ。 親は死んだ、友は未来に置いてきた。 俺だって、もう親しい奴に二度と会えねェんだぞ………
たかが数日過ごして知り合った程度の人間を救え? ハッ、知らねェよ、勝手にしろ!!! こんな世界、滅んじまえばいいんだ…………!!!
(-5) 2014/08/22(Fri) 19時頃
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/* い、いかん………素直に感情ぶちまけたらこうなるw
アマトがいなくなった今、戦う義理が俺にあンのか? だが、メインキャラが世界滅べとか言ったらマズイよなw
マジでどう動機付けすりゃいいんだ、コレ……
(-6) 2014/08/22(Fri) 19時頃
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/* 共有ログが見えてるからもうこれしか言えない
ティソがんばれ
と…
(+26) 2014/08/22(Fri) 19時半頃
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/* そんなに説得難航しているんですか……。
がんばれティソさん 面識ないけどがんばれ
(+27) 2014/08/22(Fri) 19時半頃
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/* クソ、マジで涙が出てきやがった…… いったいなんの為に戦ってンだよ、俺。 この世界で知り合って一番親しい仲だったのに。
もちろん、アマト抜きで戦うこともできるぜ? 王としての責任だの正義だの大義名分付けてよォ。 だが、それで勝った所で、全く嬉かねェよ……
あ、そうだ。 アマトが折れないんなら、交換条件に未来に返して貰おう。 強い強い暗黒神がいるんだろ?お前一人でやれるよな? 俺は、元の世界で論文でも書いて、友人に見せて…… 俺にとっちゃ、所詮は他人事だろう?
(-7) 2014/08/22(Fri) 19時半頃
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/* ダメだ俺……、毒吐いたら村の空気が悪くなるだろ。
考えろ……縁故がねェなら、今から作りゃいい。 「こいつの世界を救ってやろう」と思える奴を作ればいい。 やっぱりティソかな、必死で頑張ってくれてるしな。
よォし、ポジティブに行こうぜ!ポジティブに!
(-8) 2014/08/22(Fri) 19時半頃
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/* うん、あってる。
(*1) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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そうね“今の”戦いには参加させないわ。
[含みを持たせたような言い方をしてから。 補足するように。]
神聖十字軍に入りたいと言う子も居るんだけれど。 流石に訓練もしないうちだと、戦いに出してもねえ。
[父と秘宝を奪われたと語る彼。 そこの部分には触れずに居た。
光の正義によって行われた行動だが。 それをいくら語っても、奪われた者にとっては慰めにならないのだから。]
孤児院もそうね。 此処が一番安全だとは思うけれど。
貴方が結界で防御したなら大丈夫でしょうね。
(22) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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さて、セカイは今は混乱しているわね。
[分かりやすく、目の前に光と闇の球体を浮かべて。 それぞれがぶつかっているような光景を作り出す。]
これをどうすればいいか――
[闇の球体が消えて行き、残るのは光の球体のみ。]
平和になった世の中ならば、神聖十字軍に子供達が志願しても大丈夫でしょうね。 遺跡を探検したり、盗賊団が出たら討伐したり。
少なくとも、貴方が恐れている事態にはならないわ。
[そう言うと、子供達の頭に手を載せて。 その子供達がいつかクロス・オブ・メサイアの担い手となる未来を思い描くように。]
(23) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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頼もしいわね、私の騎士なんて。
こちらこそ、よろしく頼むわ。
[治癒の魔術が終わったのか。 それとも、彼が同意するまでは動けなくしていたのか。
ドナルドの身体も動くようにはなるだろう。 ヒロから渡された銃剣を手渡して。]
貴方の武器でしょう? もしも火力不足ならば、強化してあげてもいいけれど。
(24) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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では、私の騎士様。 最初の任務をお願いするわ。
[そう言うと、一人の男の名を告げる。]
(25) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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「亀吉」……アマト・カザミヤの捕獲と聖遺物の奪還。
アマト・カザミヤの生死は問わないわ。
[クラウディアが持つ情報と、この前からの大規模魔力の行使。 ほぼ、彼が「王の錫」の持ち主で間違い無いだろう。]
(26) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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聖遺物が全て集まればそれだけ早く平和なセカイが作り出せる。
一緒に頑張りましょう、クロス・オブ・メサイアと子供達の為に。
[そう言って笑みを浮かべると右手を差し出した。 そして、ドナルドが出発前に準備が必要ならば回復薬や消耗品は教団が用意するとも告げて。]
(27) 2014/08/22(Fri) 20時頃
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光を盲信させてる奴等が悪いのは俺も知ってるけどさ、 だまされてる奴を皆殺しにしてもしょうがないだろうよ!!
もういい、お前がその道を行くならばお前は俺が討つ……。 だからもう少し考えてくれよ。
できることなら討ちたくなんてねーから
[最後のほうは消え入るような声だった。]
(=5) 2014/08/22(Fri) 20時半頃
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ヘクター、余りよろしくない状況。 目の前の教皇さんと遊んでる場合じゃないぜ。
さっさとアマトを見つけていっぱつなぐってやらねーと駄目だ。アイツ我を忘れてるよ、俺達と来る気なんかまったくないって感じだ。
[自体が差し迫っていることを伝える。]
(28) 2014/08/22(Fri) 20時半頃
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「無知は罪なり」だ。ティソ。 奴らは自分達が何をしているのかを考える事すらしない。 そしてだまされた奴がまた新しいだまされた奴をだましていく。
もうこの大地の上は全て腐り切っている。手遅れなんだよ。
だから俺は、それを曲げるつもりはもうない。
(=6) 2014/08/22(Fri) 20時半頃
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ティソこそ。道を間違えるなよ、敵は俺じゃない。
俺達の敵はどこまで行っても光に生きる奴ら。 あの白鴉や枢機卿、腐敗の根源を殺さない限り、いつか俺達闇の者は逆に皆殺しにされるんだ。 そこに協調や和解なんて幻想が入り込む余地はない。
だまされているだけ。妄信しているだけ。 そんな奴らをついでに皆殺しにする程度の、「些細」な事だけに心を奪われるなよ?
(=7) 2014/08/22(Fri) 20時半頃
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すべて殺して すべて沈めて すべて呪って すべて裁いて
……俺にしか出来ない事をすべて終わらせたその後なら。 君やヘクターが俺を赦せないで、討たれるとしても……
………………それなら……
(=8) 2014/08/22(Fri) 20時半頃
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――… それで 全部 俺の勝ちだ 。
[懇願にも聞こえた消え入りそうな声。だけどそれでも、止まらない。 光を呪い滅ぼす。唯それだけがアマトを動かす原動力だから]
(=9) 2014/08/22(Fri) 20時半頃
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………呪、い?
[いきなり何を言い出すのかと、呟きは呆然としたものだった。 ルーベリオン。フラウティア。
それらは滅ぼされた国々。 "異端"とされ身勝手に歴史からも消失し、罪無き人々の魂が眠る亡国。
ただ静かに聞いていた、といえば聞こえはいいが。 その実呆然としているのだ。彼が背負っているものが、あまりにも大きい気がして。]
…………。
[その「オスカー」という人物が以前自分が助けた少年とは知らず、思いを巡らせた。 友人の願いが自分の望み。…それを叶える為に、彼は。]
(29) 2014/08/22(Fri) 21時頃
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…――ルゥ・カタストロスと……!?
……あれは暗黒神なの、よ。 そんな存在と契約するなんて……。
[規格外だ。クラウディアといいアマトといい、人間の枠を超えている。 彼自身の狂気を感じればぶるりと一度だけ肩を震わせ。
人間は堕ちるところまで堕ちた時どうなるのか。 この少年がまだ深い深い闇を落ちている途中だとしたら。最期にはどうなってしまうのだろう。]
[――想像も出来ない。 頼れる人物がいるのならまだ良いのに、恐らくこの様子では独りで抱え込んでいて。]
(30) 2014/08/22(Fri) 21時頃
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[考えるのはそこまでにして、気付かれないよう首を横へ振る。]
――……勿論。
そうなるように最善を尽くす……ううん、違うわね。
[不意に薄まる狂気と僅かに綻んだ唇。 アマトの言葉にふっと笑みを零し]
(31) 2014/08/22(Fri) 21時頃
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絶対に後悔しない終わりにしてみせるわ。
[あの子を命に代えてでも取り戻すのだ。 刻むのは新たな誓い。
正直この部屋は心地良すぎていつまでも居たいくらいだが、時間も寿命も有限だ。 ――終わらないものなど、どこにもない。]
……色々と世話になったわね。 ありがとう、………後。これはただの独り言だけど。
……貴方が独りで抱えようとするのは。友達もきっと、辛いんじゃないかしら。
[自分は何も知らないが故に独り言だと前置きして。 何もなければそのまま研究所を立ち去るだろう]
(32) 2014/08/22(Fri) 21時頃
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