89 アウトブレイク〜WerewolfSyndrome〜
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−回想・5月4日 昼過ぎ マドカの家 2F−
[久しぶり見た兄の部屋は様変わりしていた。部屋の奥の壁一面に杭が打ち込まれており、杭から伸びた鎖が全て兄に絡みついていて、兄の動きを制限していた。兄はマドカに気づいたのか、虚ろな目で立ち上がり、歩み寄ってくる。2、3歩ほどあるいたところで、鎖に阻まれガクリと、動きを止めた。兄はマドカに触れようと手を力なく手を伸ばす。マドカをギラついた目でみやり、口からよだれを垂らしている。ようやく会えた家族は、すでに病に侵され、理性を手放してしまっているようだ。人狼病。兄は人の姿を模した怪物へ変わり果てていた。]
お兄ちゃん、何日ご飯食べてないの?
[兄は答えない。マドカに手が届かないとわかると、自由のきく範囲をうろうろと歩きまわっている。兄が動くたび、金属の触れあう音が小さく聞こえる。マドカは兄を刺激しないよう、そっと部屋のドアを閉める。ドアの左右には、奥のスペースを確保するためか、家具がすべて押し寄せられていた。ベッドの上に学習机と椅子が載せられている光景はなんとも間抜けに見える。マドカはため息をついて、ドアにもたれかかった。]
(36) 2013/07/27(Sat) 11時頃
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―5月5日10時過ぎ 役場から少し離れた建物・3F―
[役場の見える廃墟寸前の建物で見張ること約一時間。町役場前に現れた彼の姿(>>21)に、ゴクリと唾を飲む。やっとこの時がきた。彼が死んでから殺したくて殺したくてたまらなかった相手。気持ちを落ち着かせるため、スカーフを掴んで深呼吸をする。
僅かに、震える手で銃弾を詰めると立て膝に座り直し僅かに脚を開き、バッドを右肩へ。肩の窪みにズシリとした重さを感じた。 左肘を右膝につけるタイミングで、コッキングレバーを引く。 頬に無機質で冷たいストックを一体化させ、スコープを覗き込むと制服姿の彼に照準を合わせる。
そして、祈るように引き金を引いた]
(37) 2013/07/27(Sat) 12時頃
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─5月5日 深夜 ─
[脳内に突如響くトレイルの声。今まで、聞こえなかった、いや、聞こえないと自分に言い聞かせてたはずの声が次々と入ってくる。感染者の声、死者が無念を訴える声。どうせ、自分も化け物なのだ。使えるものは使わせてもらおう]
えぇ。聞こえていますよ。貴方を襲ったのは僕です。 貴方を食い殺して口を封じてしまいたかったのですが、 感染者になるとは…予定が狂ってしまいました。
愉しむ、ですか。 貴方の切り替えの早さには恐れ入ります。
貴方のその心意気がどこまで持つか…愉しみにしています。
[思念が途切れた以上、余計なことは言うまいと沈黙する。他の感染者や死者に反応を示すかもしれないが**]
(*7) 2013/07/27(Sat) 13時頃
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ー5月5日 午前5時 ミルフィ自室ー [3日連続でローズマリーに世話ぬなるのは気が引けたので、一度自宅に戻る。その道中自分が投票した人物が処刑されたときいた。 知らない人間とはいえ、その人の死に自分が関わっている事実が重くのしかかる。 だがいつまでも悩んではいられない。今日もまた投票しなければならないのだ。]
(マドカとマリーは…どうするんだろう…)
[二人の考えを聞きたいと思った。ローズマリーは酒場に行けば会えるだろうがマドカはどうだろう。 身支度をしてミルフィはマドカの姿を探しつつ酒場へと向かった。**]
(38) 2013/07/27(Sat) 13時頃
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>>27 …ずいぶんと…勝手なんだね… あたしは…化けもんのまま生きて…自分は人間のまま死にたいって…そういうことだろ…?
[部屋を出て行こうとすると、腕を掴まれた。 ローズマリーの言葉は、自分がまだ穢れていないからこそ言える、とても無責任で、身勝手なものに思えた。]
じゃあ…あたしが頼めば…あんたは殺してくれるの…?
[そう言いながら、目に付いた刃物を手に取り、彼女に持たせる。 両腕を広げた。]
自分を殺せってんなら、本気であたしを殺しにきなよ。 そうすれば、あたしもあんたを殺してあげる。
(39) 2013/07/27(Sat) 14時頃
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─回想/3年前 酒場─
[「最後の何年かは、一滴だって飲みもせずによぅ」眼前、酔った中年の男が言いながら机に肘つき、力が入っていない掌で赤ら顔を拭う。彼が語る言葉を、己は椅子の背凭れに腕と背を預けてただ黙して聞いていた。傍を通った店員に、追加の酒と己の水だけを頼み。
「あいつ、あんな糞野郎だが、後悔してたんだ。…トレイル、お前さんが出ていっちまってから、ずっと」 ──反吐が出そうだった。運ばれてきた酒瓶と水のコップを、直に店員の盆からとって、酒瓶を男の顔横に置いた。酒精で濁った目で、礼を呟き男が新たな酒に溺れていく姿を、頭の芯が冷えた己が眺めており]
……後悔したら。許されるってか?
[言っても詮無い事とは知りながら…自己嫌悪を増させるだけの言葉だと知りながらも、何かを、嘲笑うように言わずには居れず。 「そうじゃねえよ。そうじゃねえけどよぅ──」──切ないじゃないか。呟いた男の声を、…聞かぬ振りで、味のない水を乾いた唇に含んだ。
あの雨の日>>2:49、人目を避けて密やかに『戻った』己の顔を見るなり、──父と呼んでいた男は、瞠った双眸を歪めてみっともなく泣き出した]
(40) 2013/07/27(Sat) 14時頃
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[見栄も外聞もなく、変わった見た目からでも一目で息子だと理解した己の腰に取り縋り、大声を上げて泣いたのだ。 …体が、強張り震えるのを隠す事すらできなかったのを覚えている。
まだ無力だった頃。父は強かに酔うその度、怒鳴り散らして幼い己を殴りつけ、引きずり回して腕にまだ燃えた煙草を押し付け、床の上に押さえ込んだ。暴れさせた脚など、何の抵抗にもならなかった。
──父から離れ、町を出て。逃げ出したその先で、自身の瞳が男ばかりを追っている事を自覚した最初は正直怖気立ったものだった。男達を、時に殴りつけて壊してしまいたくなる衝動にも。 『俺は、あの糞野郎とは、違う』 15より下の、子供には萎えた。ある年代層の年上の男にも。女を試した事もあったが、子を産む存在を抱く気にはどうしてもなれなかった。]
…、 [語る内に、いつの間にか男は眠ってしまったらしい。色を無くした瞳で、暫しぼんやりと、机に突っ伏した男の頭を眺めて。…『父』の死の真相が、この男にも未だ知られてはいない事実にどこかで安堵し、同時に益々重い鉛を呑まされたような感覚が晴れることはなかった]
─回想終了─
(41) 2013/07/27(Sat) 14時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2013/07/27(Sat) 14時半頃
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>>39
私にとって、貴方は貴方。 “化け物”だと思っているなら、こんなに苦しまない。
[首を緩く振る。心から思うのは『皆生きてほしい』、それで自分が死ぬなら、構わない。そう、どう伝えればいいのかとその場に座り込み、項垂れていれば渡される刃物。とっさに握るが、静かにそれを膝に置く。]
パティちゃんは、殺してほしいの? そうすれば楽になる…?
[流行り病にかかれば、治る手立てはない。そんな中、自分の意志とは関係なく人を襲ってしまう苦しさは如何許りだろう。死んでほしくない、殺したくないと思うのは自分のエゴ。じゃあ、相手が望んだら…?今だ手の名にある刃物を見つめながら、虚ろに相手に尋ねた。]
(42) 2013/07/27(Sat) 15時半頃
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─5月5日 午後4時半 市街地─
[沈み出した夕陽が、人間達を見下ろす空を、街をゆっくりと血の色に染め上げていく。
とある一人の男が死んだ。貧しい、身寄りのない男だ。酒だけが趣味で、知人も少なく、…少年だった『トレイル』の過去をよく知る数少ない一人の、男>>40>>41。彼は最早死体すら見つかる事はないだろう。男がかつて住まった部屋の中、骨の欠片と、血の跡ぐらいならば残っていたかもしれないが。拭いきれなかった血痕が少し裏に跳ねたテーブルの上には、半ばまで減った酒入りのコップと、水が一杯入った侭のグラスがひとつ載っていた。
夕陽を浴びた全身を、顔面を染めあげる血の色。目立ちはしない横道、脇の石壁に肩から凭れかかって、鼻を鳴らして顔を微かに歪めた。…汚れは既に落としている。服は、大きさが合わないながら男のものを拝借してきて。それでも、染み付いたような鉄錆のにおいが落ちる気がしない。
──とある一人の男が死んだ。 今日のこの日。いや、……恐らくはもう、4年前のあの日に]
……なにを…、…考えてんだか、なァ、…… [独白は、薄く、震えた呼吸となって地へと零れた]
(43) 2013/07/27(Sat) 15時半頃
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―5月5日午前7時頃、酒場内―
[酒場奥の隅のテーブルに毛布をかぶった少女が一人。彼女は結局、自分の部屋にも帰れず、まんじりともせず椅子の上で膝を抱え朝を迎えた。何が正しくて、どうすれば皆が助かるのだろう。分からない。もう消えてなくなりたい。いっそ自分が病にかかったのだったら、こんなに悩むことはなかった。さっさと殺してもらって、残った皆が生き残れる道を模索してもらえればいい。]
もうやだ…。
[最後に。誰かと関わりたいと思ってしまったのがいけなかったのか。最初から1人でいれば、きっとこんなことにはならなかった。苦しさに尚一層身体を引き寄せ、小さくなった。病気にかかってしまった2人を告白することは出来ない。でも、そうしたら他の大事な人の命を危険にさらしてしまう。どちらも切り捨てることが、出来なかった。]
(44) 2013/07/27(Sat) 16時頃
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―回想・5月4日深夜、ミナカミ家―
[眠れないままにただ思い巡らせる中、突然の訪問者>>35には些か驚いたのが真実。来訪するならばもっと早い時間――もしくは明日だと思っていたから。 身に纏う服には特に意表を突かれたという訳でもなく――これもある意味失礼な事ではあるが――此方も用意していたのは女性物ではあったし。
大柄な花模様のスカートはナユタの母の遺品だった。着る者もいないからと、けれどその事実は伝えて露蝶に渡す。だから必ず返して欲しいとも。敏い彼の事だ、言外の意は察してくれるだろう。
渡されたメモの意味には暫し首を傾げた。言葉通りの意味なのか、それともその時冷蔵庫には別の何かがあるのか――今はまだ知る事もないけれど、その日が来たのなら望みは叶えるつもりだ。けれど願わくばそんな日が来ないようにと、祈るにも似た気持ちで思った]
―回想終了―
(45) 2013/07/27(Sat) 16時頃
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─回想/5月5日 夕方よりも前 とある男の家─
[齧り付いた血肉は、病に侵された舌には酷く甘美なものであった。動かぬ肉塊に跨り、はらわたに鼻先を埋めて恍惚と双眸を閉ざしかけ、──鼻につく酒精の匂いにふと顔を顰めた。 とても嫌なにおいであるように思った。頭の隅、僅かに残った理性が苦い唸り声を漏らす。──このにおいは嫌いだ。ああ、臭い、臭くてくさくて頭にくる、折角の『ご馳走』が台無しではないか──]
──…、
[──俺は、何をしているのだろう。 理性は、消えていない。ただ、そうだ、己は確かに『知っていてこの男を選別した』。 何をしている。敢えて、…そう、敢えて己の過去を貪り、『また』一つの肉塊を増やした。この手で、飢餓衝動の為だけとは言い切れぬ、己の確かな意思の元で]
[僅か動きが止まった空間は、再度眼下の内臓に激しく喰らい付いた勢いに破られた。咽喉から、鼻先から漏れ出すこの声は、決して嗚咽等ではなかった筈だと、遠く目蓋を伏せた理性が独白を漏らした]
─回想終了─
(*8) 2013/07/27(Sat) 16時半頃
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>>42 …殺してほしいわけ…ないだろ…
[膝をつく。]
親に捨てられて…奉公先には都合よく扱われて… それでも必死に生きてきたってのに、こんなことで死ぬなんて、あんまりだ…
…でも、このまま生きてても、もう人間ではいられない。 ならいっそ今のうちに死んでしまった方がいいのかもしれない…
わかんない…わかんないよ…
[顔を覆い、泣きじゃくる。 もう、強がることもできなかった。
病気についての知識はないに等しいが、治らないことだけは、なぜか確信していた。 どうせ死ぬなら、今死んだ方がいいのかもしれない。 しかし、自分の本能は、まだ死にたくないと叫んでいる。 どうしていいのか、わからない。]
(46) 2013/07/27(Sat) 17時頃
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―回想・5月4日深夜、本屋内(>>20、>>26続き)―
『ローズマリーへ これを読んでいるということは、私はもう死んだんだろうね。 今まで頑なにこの部屋へ来ることはなかったマリーがどうしてこれを読んでいるか気になるが…良い方向で考えることにしよう。 逆でも、あんたは悪くない。気にすることはないよ。
ベネットは元気でやっているかな? 我が孫ながらなかなかしっかりしていると思っておるが、やはり心配でな。 勝手なことを言うようだが、何かあったら支えてやってくれ。
お前たち二人を、愛しているよ。 ×××』
最後に見なれた青年の祖父の署名。 その文字をなぞり終えると日記帳を置き、拳を握り締め、罪悪感を耐える。 『ごめんなさい、きっとベネットさんはもう…』 青年以上にこっそりと店に通っては気にしてくれた、優しかった青年の祖父を思えば後悔ばかりが胸に残る。
ごめんなさい、とひたすら呟けば、ノ−トの端に走り書きがあるのが見えた。
(47) 2013/07/27(Sat) 17時頃
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―回想・5月4日深夜、本屋内(>>20、>>26、>>47続き)―
『「感染者には噛み傷がある」…?』
唐突なその文字に疑問に思い、前のページをめくってみれば、所々赤い色のペンでどうやら病についての噂や予想の走り書きがしてあった。 部屋を見回し、ここにある書籍はその関係なのだろうかと思えば、現状が現状だけに少し恐ろしくなる。 まだこんな病気が流行っていない頃、青年も、その祖父も生きている頃であれば、また違ってきただろう。 もっと早く、素直になっていれば…。
…一旦帰ろう。 フードをかぶり直すと腕にその日記帳とランプを持ち、その部屋にまた鍵をかけてから店内を後にする。
店の扉に鍵をかけながら思う。
『私はまたこの店に来ることは出来るだろうか…。』
(48) 2013/07/27(Sat) 17時頃
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>>46
じゃあ、私は殺さない。 貴方を絶対に。
[そう言って刃物を離し、膝をつく彼女を胸に抱きしめた。彼女の言葉を聞きながら、どうすることも出来ない自分に嫌気がさす。こんなに生きたがってる少女に感染し、何故自分には感染しなかったのか。]
私が感染者だったらよかったのに…ごめんね、ごめんなさい。
[口から出る謝罪の言葉。彼女を追い詰めてしまったことにだろうか。助けることが出来ないことに対してだろうか。分からないけれど、申し訳なさだけが心に積もる。せめて、今の自分が彼女に出来ることはなんだろう。]
パティちゃん…私にどうしてほしい?
(49) 2013/07/27(Sat) 17時半頃
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/* 我ながらロールのNPCも男しか出てこないぞ、おかしいwwwww もちょっと女気もたせたらよかったwwwww
いや、知り合いの警察官とかね、最初はエリート女性にするつもりだったんだよ。ロール書いてみてちょっとしっくりこなかったから男にしちゃったけど。 男男言い過ぎでわかりにくいわぁw
(-11) 2013/07/27(Sat) 18時半頃
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/* そして人狼COまじでどうすれば良いのですかと。 ラルフがしてくれそう…なの…? パティもしたけど、大衆向け(投票行動に繋がる)にCOする流れなわけでもなさそうだし…うーん。 いつでも暴れてCOできる心積もりはしておくんだぜ(`・ω・´)ゞでも正直むずかしいね!どうしようかな!
(-12) 2013/07/27(Sat) 18時半頃
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>>49 …なんで…あんたがあやまるんだよ…
[何も悪くないのに抱きしめながら謝るローズマリー。 普段なら偽善だと反発しそうだが、なぜか落ち着いた。]
…なにも…してほしくない…ほっといて…
[しばらくそのまま身を任せていたが、やがて、何をしてほしいかと問う彼女に、そう答えた。]
…あたしは…あんたを殺したくない… でも…一緒にいれば…いつ殺してしまうかわかんない… だから、もうあたしとは関わんないで…
[そう言うと、立ちあがり、ふらふらと部屋から出て行った。 もともと、自分が生きるためなら他の者が犠牲になっても構わないと思っていた。 他の者なら、知らぬ間に殺してしまっても、まだ耐えられるだろう。 しかし、目の前の少女だけは、殺してしまえば、自分の中の何かが壊れてしまう気がした。 だから、一刻も早く、この少女の前から、姿を消したかった。 今度は引きとめられても、立ち止まることはなかっただろう。]
(50) 2013/07/27(Sat) 19時半頃
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―5月5日 朝7時 裏路地〜繁華街― [なんでここに来たのか。 彼女自身、よく覚えていない。 その目は酷く虚ろで、歩みは力なく。 罪の意識はあれど、己に対する罰がなかった……そのことが、彼女の心を深い澱の中へと落とし込んでいく。
寝床に戻り、少しでも眠れればと思ったが、ほんの僅かな時間眠ると、またすぐ起きてしまう。 それを繰り返して、もはや本能の赴くままと言った感で。形ばかりのシャワーを浴び、いつもの服装で、かつて仕事場として用いていた場所を、歩いている]
(51) 2013/07/27(Sat) 20時頃
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―回想、5月4日午後4時、町役場前広場― >>4 ……ごめんなさい。ありがとう。 [無理しちゃ駄目と言われても、今のクシャミにそれは無理な相談だった。 もともと、こんなに「無理な」事をするつもりなど、無かったのだ。
チアキを深く傷つけたのは自分でも解った。 そのことも自らを苛んだ。心の痛覚なんて、麻痺してしまえばいいのに。……4年前にも望んだことを、今もまた望むが。彼女の心はそれに応えない。
出来ることなら。チアキの痛みはナユタさんが癒してくれるならばと。可能ならばそれが一番いい。彼からは嫌われてはいるが、それを願わずに居られなかった。
謝罪を礼を述べてからは一言も話さず、早く何処かへ行って欲しいとチアキに態度で示し、去っていくチアキを見送った] ―>>2:125へ続く―
(52) 2013/07/27(Sat) 20時頃
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―5月5日午前10時過ぎ、町役場前広場―
[それは僥倖だったといえるだろう。パルチザンの男――ラルフがトリガーを引いたその時>>37に、丁度怒鳴り声が聞こえた。明らかに酒に焼けた声と赤ら顔の男へと機動隊員が駆け寄る中、ナユタも振り向いて一歩足を踏み出した。
――刹那、左肩を銃弾が掠めた]
――ッ!?
[焼けるような熱がじわりと広がって、後を追うように耐え難い痛みが広がってゆく。咄嗟に抑えた指の合間に、ぬるりと、まるで肉を直接触ったかのような不快な感触。 視線を落とした先、裂けた服の隙間から覗く朱に、目の前が暗く染まった。
駆け付けた隊員が傷口へと押し当てた布は鮮血を吸い上げてみるみる赤く色づいてゆく。 息が、上手く出来ない。生臭さと痛みとに込み上げる嘔気に耐え切れず石畳の上、身体を横たえた。
死ぬ程の傷ではない事は分かっている――けれど、強く、生きたいと思う、願う。 まだ守れてはいない、チアキ、守らなくちゃ、いけないんだ。 原色のハレーションが舞う脳裏へと、彼の顔が浮かんでは消えた
そして――ブラックアウト]
(53) 2013/07/27(Sat) 20時半頃
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[すぐさま近辺の道路は封鎖され、何事かと騒ぐ野次馬の群れを掻き分けてライフル銃を担いだ隊員が町中へと走り出す。 すでにリストの要注意人物の情報は周知されていた。勿論ラルフの写真も。
弾道から予想される狙撃場所は特に念入りに捜索されるはずだ。使用された銃器は遠距離用の、恐らくライフル。目立たず移動するには向かない武器。 たとえその場に放置されようとも、服に染み付いた硝煙の臭いまでは誤魔化す事は不可能。
彼が逃げ果せる可能性は、限りなく、低い]
(54) 2013/07/27(Sat) 20時半頃
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>>50
[パティの言葉に、悔しくなる。私じゃ何も出来ない。誰も助けることが出来ない。無力感に体の力が抜け始める。せめて、これ以上傷つけないよう唇を噛みしめていると、離れていく熱。]
パティちゃん…!
[去っていく姿に名前を呼ぶが、それ以上は言葉にならない。彼女の姿が消えても暫くは動けず、座り込んだまま俯き続ける。どうしよう、どうすればいい。 そうしていれば傾いてオレンジ色に近づく日の光。]
他の、他の人は大丈夫かしら…。
[他の皆は無事だろうか。夜が迫り始める証の夕暮れに、胸がざわめく。誰かに会いたい、無事を知りたい、そう思えば動き出す体。ふらふらと夕暮れの町に飛び出した。 (そして>>2:127に続く)]
(55) 2013/07/27(Sat) 21時半頃
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―5月5日10時過ぎ 役場から少し離れた建物・3F―
[引き金を引いた、その瞬間。ターゲットが僅かに動いた。少しずつ傾いていく体と駆け寄る機動隊員。石畳に横たわったその姿を双眼鏡で確認する。駆け寄った機動隊員の間から見えたその姿は、まだ息があるようだ。
--しくじった。
よほど、神に見放されているらしい。自嘲気味に笑う。
この場所もすぐに特定されるだろう。 だとしたら、どこへ動く…?思考を巡らせる。
外を見れば、物々しい雰囲気を醸し出しながら機動隊が早くも出動していた。逃げる場所がないのなら、せめて…彼の息の根だけでも。
一般市民が外に出ている時間帯だ。目立たないほうがいいだろう。ライフルを捨て、ハンドガンをジャケットの内側へ突っ込むとその場を後にした]
(56) 2013/07/27(Sat) 22時頃
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―5月5日早朝、チアキ宅前― >>24 [ハルナの部屋を見た…想像通りの言葉に薄く笑う]
……本当に…一生口聞いてやんないから…
[直ぐに泣きそうに崩れてしまっただろうけど。流石にその後投げ掛けられる言葉は想像出来なかった。光の無い瞳で相手の言葉を待つ]
……ッ…
[伸ばされた手に小さく身を引くと視界がぐらついた…そして身体は彼の腕の中。そこは暖かく…温もりが冷えきった心に滲んで、瞳を覆う影に小さな光が走る]
……俺の事怖い?嫌いになった?…何処かに行っちゃう?…こんな、風に…触っていいの?俺、感染してるかも知れないよ?
………あの、ね…ぁ、……
[喉奥から絞り出す声は乾いていて酷い声だった。言わなきゃいけない、また自分が消えて仕舞う前に。戻って来てくれたナユタへ…]
…ッ…、…ハル、ナ…
(57) 2013/07/27(Sat) 22時半頃
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─回想/5月5日 深夜/精神感応─
>>*6 [己の呼びかける一声に、方々から微かなざわめきが届いたように思った。明瞭な返事はなくとも、確かに誰かが聞いているのだと、それで構わず言葉を紡いでいく。
小さく胸をざわめかすような少女の思い>>*6は、『仲間』同士で否応無く繋がりあった精神の中、それとはっきり認識はできずとも僅かな感触として拾い上げる事はできた。 ──この思いの、『声』の主を自身はよく知っているような気もする。だが、お互いに繋げ合った訳ではない感応状態で、今は相手を知る事まではできなかった]
(*9) 2013/07/27(Sat) 22時半頃
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>>*7 [名指しでの呼びかけには、脳内に響く声での反応があった。微かに口端を歪め、彼の『言葉』を聞いてから再度声を継ぐ]
…やっぱ、居やがったな。ラルフ。 口封じねェ、──この状況での口封じとなると、…ああ、想像はできるがな? 組織、の事。ただの噂じゃなかったか、だいたいそんな所かね。 『仲間』になっちまって、残念かい?そんなに俺をぶち殺してえ程、…惚れてでもいたか?[笑ったに似て、心の囁きが揺らぐ]
切り替え、ね。テメェの都合で、俺を食おうとしたアンタには、言われたくねェなあ。 ……ラルフ。俺を選んだ、アンタを、怨むぜ。俺の『生涯』をかけて。選ばれたからにゃ当然の…権利だろう?…はは、…ふ、っははは、…
[どこまでが本音で、どこまでが冗句か。何もかもを曖昧にする深夜の囁きを、途切れた息を継ぐようにまた閉ざした]
(*10) 2013/07/27(Sat) 23時頃
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―5月5日 10時すぎ 町役場近く 路地裏― (>>56続き)
[機動隊も、あながち馬鹿ではないらしい。役場周辺の道路は封鎖され、厳戒態勢がひかれていた。 壁に背をあて、一つため息をつく。警戒しながら移動を行ってきた体は、心も体も疲れきっていた。
そして、大きな声と、いくつかの足音。どうやら、見つかってしまったらしい。
建物の影に身を隠しながら銃を放つ。 照準を満足に合わせられずに放たれた弾は、宙を舞い、中々命中には至らない。カートリッジを入れ替え、弾を装填する。
--その時、右腕に痛みが走った。
銃弾が貫通し、血が溢れ、やがて力が入らなくなり持っていたハンドガンを落とす。忌々しく弾道の先を見上げれば、民家の上に機動隊員の姿。ライフルをこちらに向けて構えていた。
(58) 2013/07/27(Sat) 23時頃
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激痛が走る腕を抑え、この場から逃げなければ。と後ずさる。そして、銃弾が今度は左足を捕らえた。バランスを崩し、そのまま倒れこむ。痛む腕では気休め程度に傷を抑えることすらできない。脂汗が流れ、うめき声があがる。
バラバラと足音と立てて近寄ってくる、それらから逃げることも叶わないだろう。
結局、何もできずに、こんなところで終わってしまうのか。悔しさのあまり、涙が溢れ唇を噛み締める。
足音が耳元まで来たところで、頭に強い衝撃。 そのまま意識を手放した]
(59) 2013/07/27(Sat) 23時頃
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