193 ―星崩祭の手紙―
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面白い音…は、分からなかったが、 キャンディ、美味しかった。娘も喜んでいたよ。
生憎俺は、女の子の好みが分からなくてね。 娘から、君へ。 君の星に遊びに行った時には、 あの子のトモダチになってくれると、 嬉しいと思うよ。
[ 相も変わらず、白い便箋に、黒の細い字。 だけど最後、同封されているのは、 黄色い、星形のイヤリング。 ]
(-31) 2016/07/18(Mon) 22時半頃
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[頬杖をついて詩を口遊んだり、 入っていた小さな星(お菓子らしい)をもう一度 空にかざしたりしながら、 やっと書き終わった手紙を宇宙カプセルに仕舞った]
お星さまに、届くかな。
[昨日と同じように、 今日も同じようにみっつのカプセルを見送った]
Will dich im Traum nicht stören, War' schad' um deine Ruh', Sollst meinem Tritt nicht hören, Sacht, sacht die Türe zu.
[おやすみなさい、お星さま。 わたしたちの星も、他の星から見たら きらきら瞬いてるのかな]
(20) 2016/07/18(Mon) 23時頃
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/* パパーー!(違 えへへ、嬉しい。 星型のイヤリング!
ナユタがくれたのはマリモかなあ。 宝物が増えるね。
(-32) 2016/07/18(Mon) 23時頃
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「買ってきておいて良かった」
[ 男を起こす時、 少女が何処かに出かけたような服装だったのは、 どうやらこういう時のためのものを買っていたらしい。 こういうところは、きっと彼女に似ている。 さて、触れる少女の手と声を感じつつ。 返信用のカプセルを閉じて、 今度開くのは、銀の蓋。
ガラスのような半透明の紙に、 群青の文字が走っている。 人柄を感じさせるその文字に、 何時かの彼女と似たものを感じて。
ふ と 笑みを零した。 ]
(21) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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"なあ" "ここの空って、星は見えたか"
「滅多に見られないって母さんは言ってた」 「だから、星崩祭で、星の波を見たいって」
[ 『自分が住んでいるところなのに!』 と、彼女がいたなら、言うのだろうか。 星は異なれど、男と同じく、家族のいる相手。 彼にあって、男に欠けているものは、 自分に問わずとも分かっていた。 ]
(22) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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〜♪
[鼻歌を小さく歌いながら、ワタシは今日送るプレゼントを作っていた。 もうすぐ今日の分のお手紙達が届く時間。 チラチラと時計を見ながらソワソワと落ち着かない様子でワタシは道具を操ってゆく。]
「クリスマスー!文流しはちゃんとやってるの? 今日で送れなくなってしまうから、早めに送りなさいね」
[今日はどんな手紙にしようかな、明日は…なんて丁度考えていた所だったから、お母さんから告げられる事実に思わず持っていた道具を床に落としてしまった。]
えっ!お母さん聞いてないよ!どうして?
「あら、言ってなかったかしら。 他の所より早く星の波が近づくから送れなくなるのよ。 送れなくなって寂しくはなるけどその分長く見られるんだから、楽しみなさい。」
ええっ…うーん……わかったー……
[まさに不服です。と言わんばかりの声色で応える。けれども送れなくなるのは仕方がないので、早速頭を切り替えて床に落ちた道具を拾って続きを始めた]
(23) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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[ ―― 結局。 過去にいるだけの彼女に、幸せだったかどうか、 男は聞けずじまいだった。
聞けずじまいだったし、 終ぞ、言えないまま、だった。 ]
(24) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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[黙々と作業を続けること数時間。 ワタシはお母さんが運んできた昼食のピザとスープにも気付かずにプレゼントを作り続けた。]
…コツン……コツ、コツン…
えっ…?あぁ、わぁ!! 来たのね!今日もお手紙が来たわ!
[窓にぶつかっていたのは3つのカプセル達。 1つは小さいカプセルで、透明な色をした銀の蓋には金の装飾。 もう1つは銀色の楕円形のカプセル。なんだか不思議な仕掛けが組み込まれているようだ。 そして最後の1つは――]
あれ?これ…昨日も見たわ! もしかして…2回目なのかしら!素敵! またお歌が聴けるのかな、楽しみだわふふっ。
[ワタシはすぐさまそれらを並べると端から1つずつ開いていった]
(25) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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/* ああ!なんてことを!挟んでしまった…すみません…
(-33) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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[ 同封された一枚の写真を、 傍らの少女とともに見ること、暫し。 ]
"…写真、残すか" [ 一寸の、間。 触れてはいるけれど、迷っているかのような、 そんな、少女の動きがあって。 ]
「良いよ」
[ 男と同じく。 何時かを後悔しているような顔で、笑む。 ]
(26) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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[まず最初に開けたのは、他のカプセル達より一回り小さい銀の蓋に金の装飾が特徴的なカプセル。
中を開ければ初めて見る半透明の紙、それはまるでガラスで出来ているみたいで。 つい光を通してみたり、指でコツコツと鳴らしてみたり。 深い青色のちょっと癖っけのある文字はなんだか優しそうな人柄をまるで表しているみたい。]
機械に溢れた世界…まるでワタシの星とは正反対ね! 奥さんと息子さんがいるのね、きっとワタシのお家に負けないくらい素敵なファミリーなんだわ。 ワタシのプレゼント気に入ってくれたのかな、宝物ですって!ふふっ!
[見ず知らずのワタシからの手紙に丁寧に答えてくれた見ず知らずの何処かのお父さん。 なんだか父親の暖かさ、優しさに触れ合えた気がしてとっても嬉しかった。
ちょっぴり目頭が熱くなるのを指で抑えて、最後に手に取ったのは綺麗なスタードーム。 中身を揺らすとキラキラと星が舞い、まるで星崩祭を掌の上で見ているような。
ワタシはその手に収まる小さな宇宙を暫く堪能してから、机の上に飾った。 ワタシの一生の宝物がまた一つ。増えた。]
(27) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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「父さん、もっと色々伝えれば良いのに」 「母さん、父さんの声が好きだって言ってたから」
[ 発するものじゃあ、ないのに。 "声"が好きだと言うのは、 なんだか不思議な表現だった。
手紙に書かれていた文章が 過ぎる。 発さなくても、思いが乗せられれば、 声 なのだろうか。
少女の電子機器。 写真の撮られる音を聞きながら、 そんなことを 思った。 ]
(28) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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[そして次に開くのは、隣においてある銀色楕円形をしたカプセル。 なんだか仕掛けがあるようだが、機械に慣れないワタシは四苦八苦しながら中を開けて黒い画面を見つめる。 中に便箋が?でもどうやって開けるのだろう。 色々なところを触って、コツコツと叩いたり、撫でたりする内にピカッと光って急に映し出された人の姿に思わずびくっと体を震わせた。]
うわわっ! す、すごいわ…この中に人が入っているのかしら… アナタは出てこれるの?えっ?
[話しかけても返事はなく、話し続ける箱の中の人。 あたふたしている間に話し終わってしまい、どうにか弄ってまた聞き直す]
(29) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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星の開拓…すごいのね、他の星では色んな星を飛び交うこともできるのかしら。 新しい星に自分の名前がつくなんて素敵ね! ワタシも見つけたらつけてくれるのかな?
[褐色の、ワタシと大体同年代に見える画面の彼が持つ花は今ワタシの目の前にあった。 ワタシはそれを慎重に持ち上げると、くるり、と回しながら光に当てて見る]
本当に透明なのね。すごいすごい! こんなの見たことないわ!後でお父さんに自慢しなくちゃ!
[先ほどのスタードームの隣に飾り、にっこりと笑みがこぼれる。この2日間で沢山の思い出と宝物がてきた。 どんなお返事を送ろうかしら、そんな事を考えながら手は最後のカプセルへと伸びる]
(30) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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[最後に開くのは昨日届いたモノと同じ形の色のカプセル。 内心大きな期待を寄せながら、ドキドキと高鳴る胸を抑えてカプセルの蓋を開く。]
…わぁ!やっぱりアナタなのね! すごい!すごいわ!!
[昨日の夜も何度も聞いていたあの声。 今回はまた違う歌が流れてゆく。 音の流れに耳を澄まして、透き通る声に心揺れ動く。]
あぁ、やっぱり素敵ね。 2回も聞くことができるなんて、ワタシはなんて幸運なのかしら!
[小さく折りたたまれた便箋を開くと知っている名前。まるで詩のようなお手紙を何度も読んで心に染み込ませる。 カプセル達を近くにおいて机へと向かい、ワタシは早速お返事を書くためにペンを取り出した]
(31) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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[空を見上げる。 晴れていた空はいつの間にかゆらり、ゆらりと波立っていて。 他の家から上がるカプセル達も少し不安気に揺れながら登ってゆく。]
んん…この子達…ちゃんと登って行くのかな…
[ぎゅ、と自分も不安気にカプセル達を抱きしめる。 中には先ほど完成したばかりのプレゼントともう送れなくなるからってこれまでの倍以上の時間をかけて綴ったお手紙が入っている。]
…うん!この子達なら行けるわ! だってワタシの所まで来てくれたんだもの! 頑張ってね!いってらっしゃい!またね!
[ワタシは腕の中に収まるカプセル達をゆっくりと放した。 それらはゆっくりと、でも着実に宇宙へと向かってゆく。 見送るワタシは彼等に向かって大きく手を振った。]
(32) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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[ワタシはカプセル達が見えなくなっても暫く、そのまま空を見上げ続けた。 手紙の行方を考え出したら妄想が止まらないけれど、やっぱり色々期待をしてしまうのは仕方がなくて。 今度はどんなところに行くのだろう、お返事送ったあの人は喜んでくれるかな、とかとか…]
「クリスマス!お店開くから早く降りてらっしゃい!」
…っはーい!すぐ行くわ!
[星崩祭ももう目前、お父さんとお母さんも気合が入っている。 少し冷めてしまったお昼ご飯のカボチャのスープと小さなピザをお腹に詰め込んで。 ワタシはパタパタと階段を降りるとお店の扉を開けた。 いつもより早く開店したお店にはもうお客さんが沢山入っていた]
わお!ふふっ イラッシャイマセ!!何かお探しデスカ?
(33) 2016/07/19(Tue) 00時頃
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何処かの星の、誰かへ やあ。 俺の手紙は、届いているかい。 真っ暗で、星の見えない俺の世界から、 君の世界へとこれを送るよ。 君の世界は、君の星は、 どんなところだい。 空は、明るいかい。
(-34) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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俺の世界は明るくないけれど、 隣で娘があれやこれやと話してくるから、 寂しすぎる、なんてことはないと思う。
君の世界は、ともに話す誰かはいるかい。 星崩祭では、どんなことをする? 些細なことでも教えてくれると、嬉しく思う。 娘と それから、もうひとり。 喜ぶかもしれない、人がいるから。
F.
(-35) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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[ 白い便箋に、細い黒の字が几帳面に並ぶ。 同封されているのは、一枚の写真。 写るのは、仏頂面の中年の男と、 彼の隣に並ぶ、瞳の大きな年頃の少女。 男の隣には、me。 少女の隣には、daughter と書かれていた。 ]
(-36) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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瞳に星を宿しているような、そんなこどもだ。 もしかしたら人の中にも、 見えないだけで星があるのかもしれない。 こういう表現を、君は陳腐だと笑うかい?
[ そんな手紙が、写真の裏に貼り付けられている。 ]
(-37) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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[彼女の朝は、けたたましい警報音から始まった。 あの後新たにドーム壁のひび割れが見つかり、補修に駆り出されていたのだ。 どうやら硬化を待つ間に寝入ってしまったようで、それは年に一度あるかないかというレベルの失態であった。]
うえ、ヤッバ。
[見ると残りの水ゲージは1割を切っており、生命の危機を告げる警報は、そのためであるようだ。 水圧が低くなり始めているせいだろうか、慌てて身を起こせば酷い頭痛に襲われる。]
イッダダダ……あ?
[思わず頭を抱え込もうとした、その視界。 映り込んだ見慣れない物体に、一瞬痛みも忘れて首を傾げる。]
(34) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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何、これ。
[それは、透明な……入れ物、だろうか。 何度か転がして、中に透けて見える白いものが、もしや便箋なのではないか、とピンときて。]
うっわ、マジで? 本当にお返事、来ちゃった?
[と、年甲斐もなく1人テンションを上げ。 数秒後、戻ってきた頭痛に、今度こそ頭を抱えて蹲るのだった。]
(35) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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「……なんだ、とうとうくたばったのかと思ったぞ。」
[第Dゲート。 開門を願えば、少しだけ強張った顔をしていた守衛は、そう言って肩を下ろした。]
あー、悪いね。 こうしてピンピンしてるよ。
[「あんた殺しても死ななそうだもんな」などと憎まれ口を叩きつつも、その言葉の端々には安堵のようなものが感じられた。 帰投予定時刻を大幅に遅れたのだから当然か。 居心地の悪さに無意識に頬を掻こうとするが、メットが邪魔してできなかった。]
「んで、お前さんの持ってるそりゃ何だ?」
[脱気処理の後、内ゲートを通過する時、守衛の男は目敏くそれを指差した。]
あーっと? 神様の御言葉?
「……何じゃそりゃ。」
(36) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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ステラ! お待ちかねのお返事がきたよ。
「ほんとに!?」
[その瞬間のステラの顔は、それは嬉しそうに輝いて。 無邪気なその笑顔は、きっともう、彼女は忘れてしまったものなのだろう。 眩しそうに目を細めると、彼女もまた笑顔を見せた。]
「それで?なんて返ってきたの?」
ちょっと待ってね、今開けるから。
[容器を開く、すると少し匂いの違う水と、ほんの少量の気滴がそこから落ちた。 中の真っ白な便箋が、紙であることに少しの驚き。 透明な袋に入れられたままのそれを、静かに開く。 中の文字は黒く、細身なその字は几帳面な印象を彼女に抱かせた。]
[そうしてステラのためにと読み上げた内容は、少なからず彼女にも興味深いものだった。]
(37) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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Paulaさん
こんにちは!こんばんは?それともおはよう!
このお手紙も無事、アナタの元へ届いたかしら。 実は前の日も送っているのだけれど、 アナタは気づいたかな?
実は、アナタのとっても素敵なお歌は ワタシの所へ2回も来てくれたのよ。 こんなに広い広い宇宙の中で、 ワタシの所へ来てくれてありがとう! アナタの素敵な歌が聞けて、ワタシは幸せ。
アナタの事がもっともっと知りたくなったわ! だから、ワタシの事をまずは知って欲しいの。 ワタシは動物達と生きる星に住んでいる人間。 たった唯一の人間なのよ! ちょっぴり素敵でしょ?
(-38) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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今日のお手紙はっとポーラ[[who]]
(-39) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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女の子好きだなwww
(-40) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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ワタシのお父さんはワタシをこの星に置いて、 旅に出てしまったの。 星の両親がいるからワタシは別に寂しくないの けれど、本当のお父さんにも会いたいな。
だから、アナタにお願いが、あります。 目印は、アナタが今手に持っているそのコイン。 似たコインを持った銀の旅人に出会ったなら
『まってるよ』
そう伝えて欲しいの。 そしてアナタの事もたくさん話して欲しいな。 お父さんが帰ってきた時にお話が聞けるわ! この目印は、素敵な歌にまた会える日を願って作ったの。 気に入ってくれると、嬉しいな。
またね
Christmas
(-41) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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「てれぱしーって、何だろう?」
[全て──彼女に宛てられた、もう1通をも読み終えて、ステラはそう疑問の声を上げた。]
うーん…… 相手に触ることで、こうしてお喋りしなくても、話ができるってこと……?
[その単語は、彼女にも聞き憶えはない。 しばし、思考を巡らせて、思い付いた。]
ああ、もしかしたらハッカーが近いのかも知れないね。
「ハッカーさん!じゃあこの、エフさんって人の星では、みんな頭の中で考えてることが分かっちゃうんだね!」
[すごいなぁと感嘆の声を上げるステラは、それはそれは、楽しそうで。 光を映さないその目はきっと、どこか遠くの、この字の主の星を見ているのではないかと。 そんな錯覚さえ、感じられた。]
(38) 2016/07/19(Tue) 00時半頃
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