143 【R15】善悪の彼岸
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ほら。
[漸くこぼれたのは安堵の言葉。]
みんな、どうしたんだよ。 いくら驚いたからって、酷いだろ。
[拗ねたような表情で笑ってみせて、それでこの話はオシマイ、そのつもりだったのだけれど、]
……ホリー、って、誰?
[また、眉を顰める。 そんな名前、聞いたこともない。]
昨日出て行ったのはヨリ。ヨーランダだろ。 何言ってんの?
[ポケットから、小さなハサミを取り出して、一度くるりと回してみる。 自分が使うには、やっぱり少し小さすぎるんだよなあ。 手持ち無沙汰に、一度、シャキンと刃を鳴らした。]
(29) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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[引き払った元自室の余所余所しさは、あれは現実だったよと残酷に告げている。 なにが、どうなっているんだろう。 教師に引き連れられて、ドームの外に出た――確かに、出ようとは した。 此処までは記憶にある。
けれど、その先が―――… 覚えていない。 間違って書いた文字を塗り潰した時のように、記憶の上が真っ黒でぐちゃぐちゃだ。
混乱のまま、少女は誰か人影を――この状況を説明してくれる人を求めて、部屋を出ようと慌ててドアノブに手を伸ばし、]
―――― …!?
[手は何も掴むことなく。 勢い余った身体は、そのまま扉をすり抜けた]
(+5) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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[小さく右手が震えていた。 それを抑えこもうとした左手すらも震えている。 なんで、なんで。私が間違っているの? ホリーはいなかったっていうの?
――そんなはずないんだっ!
脳裏に浮かぶのは、クレヨンを受け取った時の光景。それを、チアキの声>>27がかき乱した。]
(30) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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/* 地上がとっても 楽しそうで いいですね(のほほん見物モードの幽霊)
(-12) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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チアキも、そんなこと言うの?
[打って変わった小さなか細い声が漏れた。 そんな、そんなの嘘だ。ホリーがいなかったなんて。そんなの。
真っ暗になっていく視界に、シメオン>>29の声が聞こえた。 ああ、シメオンは覚えているんだ。そうだよね、だってホリーはここにいたんだ。
そんな安心も、彼の言葉に打ち砕かれる。]
シメオンこそ何言ってるの? 昨日出て行ったのはホリー。ヨーランダって、誰。
[私しかいないんだ。彼女のことを覚えているのは。 足の力が抜けて、思わず背もたれに手をついた。**]
(31) 2014/12/23(Tue) 00時頃
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知らない。そんなの。
[モニカの言葉>>31に、首を横に振る。
おかしいのは自分も、同じ、か。 急に、得体のしれないものに思えてきたスケッチブックを、それでも胸に抱えて、席を立つ。 そのままに、食堂を後にする。
自分の見たはずのもの。それなのに、覚えのないものたち。 少し落ち着いて、自分の世界と向き合いたかった。**]
(32) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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[驚愕を露わにして、ばっ。と振り返る。 閉まったままの扉が、当然の素振りで其処にある。
手のひらに視線を落とせば――… 色が 無い。 磨かれた廊下の床が、手の形を模した輪郭の向こうに透けて見えた]
……、――――ぁ…
[なに、これ。 なにこれなにこれなにこれ。
…なんで。こんな]
(+6) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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[膝ががくがく鳴って、少女はその場に崩れ落ちた。 けれど肌が床に触れる感触は無い。 なにもない]
…ど…… (どうしちゃったの)
…わ……… (わたし へんだよ)
[途方に暮れたように呟き…]
(+7) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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[今度はシメオンが口を開く。彼も"ホリー"を知っている?
そう思ったけれど、今度は別の名前>>29が出てきた。 取り出した小さな鋏…彼は、持ち歩いていたっけ?]
………、
[ぞわりと、妙な感覚がしていた。 そんな、まさか。 "ヨーランダ"も、"ホリー"も、いるわけがない。 そう一蹴も、笑い飛ばすことも出来ない程の雰囲気で。
でも、自分の記憶にはそのふたりは存在しないんだ。]
(33) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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[―――驚きのあまり、口元を自分の両手で押さえた。 身体が透明だったことの驚きとは別の、
自分の喉から、音が出たことに 動揺して]
(+8) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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[感触のない膝を抱えて、うずくまる]
………ぁ、 、あ。
[どうしていいか、わからない。 ドームにいることも、この透明な身体も、声が生まれそうなことも。
わからなくて。感情だけが、狂ったように波立っていて。 くるしい。つらい。
その嵐が去るまでの間――喉を震わせて、少女は嗚咽を*繰り返した*]
(+9) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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……、 ごめんね。
[空気が悪い。これはどうにも苦手だ。 そして、自分以上に参っているだろう彼と彼女に、 何と言って良いか分からない。
ごめんね。その言葉も、困惑の色が多分に含まれている。 いったい何がごめんなのか。それすらも良く分からない。 そもそも――本当のことは一体何なのか。
先生、こういう時、僕はどうすればいいのだろう。 図書室にある数多の本も、こんな状況、教えてくれない。
苦い表情のままシメオン>>32を見送って。 背もたれに手をつくモニカ>>31の背を、 力の抜けた手で、ぽんぽんと撫でた。
何の足しになるんだか、分からないけれど**]
(34) 2014/12/23(Tue) 00時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/12/23(Tue) 00時半頃
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せっかくの門出なのにな。今日くらい晴れやかな気持ちでチアキやモニカのこと見送ってやりたいよ。
[チアキの問いには後でやろうぜ、と返しみんなを見る。藤乃は俺やチアキと同じ感覚を持っているけれど、シメオンとモニカはどうやら違うらしいのか、”知らない人”の名前を呼びあっている。]
(ホリー?ヨーランダ?誰それ。)
[その言葉が口から出かかって、ストップをかける。今言うべきではないと。皆が混乱している中、自分は何故か落ち着いてるような気分になった。当然だが、ヨーランダもホリーも”初めて聞く名前”だしその者たちのことは「知らない」。少なくとも自身の記憶の中にそのような人は”いなかった”]
(35) 2014/12/23(Tue) 08時頃
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[目の前で進んでいくやり取りを、ただ茫然と眺めていた。 まるで自分を忘れてしまったかのような―――いや、忘れてしまったらしい旧友たち。 自分だけじゃない。同じように出て行ったホリーのことも。 まるで、始めから存在していなかったかのように。
そうして、ふと、気付く。 あぁ、自分も、“昨日は”忘れていたじゃないか。
ホリーへの後ろめたさ、八つ当たりの原因。 それは抑々、模範生となった彼女を送り出そうとしての事。 自分も、忘れていた。模範生となって出て行った彼女を――キャサリンのことを]
(+10) 2014/12/23(Tue) 21時頃
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……。
[考え込む時の癖。左手で口元を隠しながら、昨日までの出来事を反芻する。 忘れられてしまっている、自分、ホリー、それから、キャサリン。 共通点は全て『模範生となったこと』だ。
なら、それは、つまり―――]
……ふざけないでよ。
[行きついた結論。模範生となった者は、皆から忘れられる。 それだけではない。今の自分の存在。 誰にも認識されず、誰かに触れる事すらも出来ない。 まるで、昔読んだおとぎ話の中の、幽霊となってしまったかのよう。
信じたくなんかない。 けれど、今の級友たちの様子に説明をつけるためには、そんな荒唐無稽な仮説がしっくりきてしまうのだから]
(+11) 2014/12/23(Tue) 21時頃
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[覚えていない。みんな、ホリーを覚えていない。 私は今日ここからいなくなるのに。
そこまで思い至って目を見開いた。私がいなくなったら、ホリーを覚えている人がいなくなってしまう。 ここにホリーがいたことをみんなが忘れてしまう。 そんなの、嫌。
ボロリと涙がこぼれ落ちた。 昨日流したものとは全く違う、ただひたすらに悲しい涙がボロボロと椅子を濡らす。 藤乃>>34が背中を撫でてくれたけど、それでも気は晴れなかった。]
ごめん、ありがとう藤乃。
[袖で涙を拭い、顔を上げる。 どうすればいいんだろう。どうすれば。 脳裏で黒いクレヨンが転がった。もしかしたら。 一瞬迷って、藤乃にそっと耳打ちした。]
(36) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
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後で、寮の裏手に来て。
[お願い、と付け加えそっと離れた。 もう一度ぐしぐしと涙を拭き、鼻をすすって口を開く。]
ごめん、私も離れる。
[真っ赤な目を伏せて、彼女は足早に食堂を立ち去った。]
(37) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
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/* 今まで笑ってたのに、今日になってから泣いてばっかなんだけど、私自身が感情移入しちゃってからい
(-13) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
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/*[[coin]]
(-14) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
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―図書室―
[食堂を出た足で、図書室のドアを開ける。迷いなく押し花を挟んだ本がある棚へと向かい、本を引っ張りだした。目的のページを開け、ティッシュに包まれたそれを取り出す。 水分がすっかり抜けたそれは、しっかりと形を保っていた。大丈夫、もう出来てる。 再び押し花を丁寧にくるみ直し、先生に見つからないよう服の中にしまいこんだ。
本を元通りに棚に戻し、足早に図書室を出て自室へと向かう。]
どうか、
[予想が当たっていますように。 苦しそうに顔を歪めて呟いた。]
(38) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
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ー運動場ー
[フリースローの位置からシュートを放つ。 スポッと入ったはいいけれど。なんだか気分が晴れなくて。]
今日でお別れなのになぁ……
[そんな事を言ってみながら。]
(39) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
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[手が、びくりとした。 背を撫でて、せめて。 せめて少しでも、落ち着けばいいと思っていたけれど。 泣いている>>36。これじゃあ、逆効果じゃないか。
どうしたらいいんだろう。 やっぱり自分の経験では分からないままで、 ただおろおろと見ているしか出来なかった。
ありがとうと言われても、曖昧に頷くだけ。]
(40) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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[顔を上げるモニカを、 そのまま、困惑したままの表情で見ていて。
耳打ちしようと彼女が動けば、 やり易いように此方を身を屈める。
しかし―――どうしてだろう。 数日前に秘密を共有したあの時の様な、 わくわくや、悪戯めいた思いなんて無くて。
どうしてこんな、ぽっかり空いた気分だったのだろう。]
(41) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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[寮の裏手に>>37、と聞けば。 言葉では答えず、再び頷く。 ……いや、答えず、というより、 上手く言葉が出なかったのかもしれない。
それでも頷きは、確かに彼女に届いただろう。
そういえば、彼女は良くあそこで昼寝をしていたな、と。 先程のシメオンの様に、足早に食堂を去る彼女を見て。
そんなことがふと、寂しさと同時に過った。*]
(42) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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/* そういえば、 明日最終日かな?四人だもんな。
(-15) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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―自室―
[一旦自室に戻り、支度を済ませる。出発は今夜。もたもたしてる時間はない。手早く荷物をまとめたものの、小さな鞄ひとつに収まってしまった。 ああ、少ないな。
最後にホリーの黒いクレヨンをしまい込み、鞄を閉じた。 無言でそれを見つめ、踵を返す。使わないまましまいこんでいたスケッチブックの紙を一枚破り、二つに折る。傍に置いておいた押し花を手に取り、折れた紙で挟んだ。
紙に皺が寄らないぎりぎりの力加減で縋るように握りしめる。 もしかしたら、藤乃をつらい目に合わせるかもしれない。けれど、どうしても、忘れて欲しくない。]
……ごめんね、藤乃。
[ポツリと呟き、彼女は寮の裏手へと向かった。]
(43) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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―寮・裏手―
[藤乃に告げた場所へと辿り着き、いつものように壁にもたれて座り込む。 今日も相変わらずいい天気だ。 今日で見れなくなるのか。ここで寝れなくなるのか。
模範生に選ばれたのは今でも嬉しい。そのためにずっとやってきたのだから。ホリーの事で怖くはあったけれど、この嬉しさは変わらなかった。 ここの景色を見れなくなることは惜しいけれど。]
(44) 2014/12/23(Tue) 22時頃
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ー外・運動場への道ー
結局、シメオンが言ってた「ヨーランダ」、モニカが言ってた「ホリー」は誰のことだったんだろうな。
[自室から持ってきた愛用のバスケットボールを手で弄びながら朝方の出来事を思い起こす。2人の発した名前はどちらも「覚えのない」名前で、サミュエル自身には誰のことを言ってるのかよく分からなかった。]
食器が余ってることとか、シメオンの覚えの無い人物のイラストとか、そういうのって関係してんのかな。
[まさかな。と首を横に振る。大方シメオンの「創作」か何かだろう。彼はほら、絵が上手いから。発想力も豊かなのだろう。そう考えることにして、一度この話を自己完結させた。]
さて、バスケでもやるか.......お、あれは
[コートの中の様子が見えたが、1人、ゴールに向かってシュートを放つ友人の姿>>39が目に入る。]
(45) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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ヒュー、ナイスショット。
[ニヤリ、そんな効果音が似合う笑みを浮かべながら友人に話しかけたが、果たして聞こえただろうか。]
(46) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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―寮・裏手―
[外は相変わらず、穏やかな天気だった。 変わらない。自分の心境がどうであろうと。 この天気はずっと、変わらない。
食堂の出来事を思い出す。 変わらない五人での日常だと思っている。 それぞれ名前の違う六人目なんて、存在しない。
だけど、それは本当に正しいのだろうか。 何かが抜け落ちてしまった様な感覚が、ずっと離れない。]
―――そんなことを考えていたら、 もう、約束の場所に着いてしまった。]
(47) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
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