237 それは午前2時の噺。
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/*月刊マーが、読まれている……!
(-11) 2018/03/24(Sat) 23時半頃
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[ 昼下がりのショッピングモールは、田舎町と言えど、それなりに賑う。休日を謳歌してやろうという意欲は皆共通で、都会に負けじと轟かせ、店内は活気で膨れていた。 庶民的な店に混じり、佇むジュエリーショップ。その店内で彼女と肩を並べ、ガラスケースを眺める。結婚という通過儀礼に、神聖さを見出す風潮。充満した高潔な空気。愛想笑いすら上品な店員。指紋一つない硝子箱を、うっとりと見つめる彼女の横顔。……息の詰まる思いがする。他人の瞳に、俺は幸福を絵に描いた男として映るだろう。平凡で、ありふれた、でも生きていくにはなくてはならない種類の幸福 ]
「ねぇ……どう思う?」
[ 店員のセールストークに耳を傾け、宝飾品に釘付けだった瞳が此方を見る。終始上の空だった不誠実が暴かれそうで、心臓が跳ねる。頭の片隅で、分かりやすく浮かれる彼女を、可愛いと思った ]
「……何でも良いって、なにそれ。どういう事?」
[ 失言だった。未来を買いに来た客として、相応しくない会話。店員は苦笑いしか出来ず、その視線が片顔に刺さる。無音の同調にも感じた。口から出た台詞を後悔しても遅いが、気の利いた代替も用意出来ず、その気力もなく眉を顰める ]
(46) 2018/03/25(Sun) 00時頃
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何でも良い≠フはお前も同じだろ。
(-12) 2018/03/25(Sun) 00時頃
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[ 底冷えする、突き放すような台詞が脳裏に浮かんだ。 背筋が冷える。ひとひらの言葉を飲み込んだ喉の奥が、誰かの代わりに切り裂かれて熱くなる気がした。
なるべく自然に視線を下げ、腕時計を確認する。 ── 午後二時の噺だった ]
(47) 2018/03/25(Sun) 00時頃
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[気づいた瞬間、心臓がプレス機で圧縮されたかのように縮こんだ。私は恐怖に支配された。女が視界から消える恐ろしさを抑え込み、前を向く。その場からとっとと逃げ出したい気持ちで足を動かすのだが、走るまでには至らない。別に歳だから走れないというわけではない。そこは馬鹿にしないでもらいたい。私は心の何処かでこう思っていたのだ。「お化けなんているわけない。何を怖がっているんだ恥ずかしくないのか」と。この場において、ありもしない世間に目が足枷となって動きを鈍らせていた。頭の中では、マーの記事やカフェオレ、彼女のことが超高速のメリーゴーランドのようにぐるぐるしているというのに。 急ぎ足でマンションに駆け込むと、少しは心も落ち着きを取り戻し、冷静に物事を考えられるようになった。あの記事は言っていたじゃないか。あんぐりー女は“実在した”と。お化けではないのだ。仮に実在したとしても、生身の人間ならいくらでも対処法がある。こっちは脂の乗った30歳だぞ。馬鹿馬鹿しい。]
(48) 2018/03/25(Sun) 00時頃
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ふふっ……
[喉奥まで上がってくる文句は、元マーの関係者だったとは思えないものばかりで、つい笑ってしまった。 部屋は4階の角だ。いつもならエレベーターを使うのだが、今日は運動の目的も兼ねて階段を選んだ。エレベーターは、まずい。]
(49) 2018/03/25(Sun) 00時頃
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[こんなに一生懸命に階段を上ったのはいつ以来だろう。学生の頃、遅刻寸前で階段を駆け上がったのが最後のような気がする。動悸が激しい。日頃の運動不足を実感させられる。結局、あの女どころか、誰一人ともすれ違わずに部屋まで辿り着いた。隣のドアから、微かに子どもの声が漏れてくる。夕食中なのかもしれない。温かい気持ちになると同時に、切なくなってしまうのは、きっと彼女との未来に不安を抱えているからかもしれない。 鞄から真新しい鍵を取り出すと、鍵穴に差し込んだ。ドアを開き、中へ入り、閉じて施錠をする。ホラー映画のように、閉じる直前に手を挟み込む妨害を受けることもなく。家の匂いに安心したせいか、どっと疲れが溢れてくる。]
ただいま
[返事はない。以前なら彼女の声が聞こえたのだが、今日は静かだ。仕方がないとはいえ、やはり寂しい。鞄を適当な場所に置くと、風呂場へと向かった。今日の疲れを全て洗い流すには風呂しかない。]
(50) 2018/03/25(Sun) 01時頃
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[抜け毛一つない綺麗な風呂場を水浸しにしていく。ローズアロマのボタニカルシャンプーをいつもよりマシマシで手にとる。こういう嫌んなっちゃう日には、泡だらけにして洗うのが、いいストレス解消になるのだ。ボディーソープはラベンダーの香り。頭の先からつま先まで花の香りに包まれるが、明日になる頃には全部消えているのだから不思議だ。彼女には残るのに。綺麗にまとめた長い髪を解いたときにふわりと舞う香りは、女の子だけのものらしい。 体を洗う間に溜めておいた湯船に、アメリカ生まれのアイスクリームのような、色鮮やかなバスボムを投入する。しゅわしゅわと気泡に包まれていると、彼女と入ったラブホテルでの出来事を思い出す。彼女が先に風呂へ入ったのだが、妙にはしゃいでいるので、何かと思い覗いてみたら湯船が泡だらけになっていたのだ。『きゃーえっち!』なんてテンプレートな台詞が飛んできたのが、昨日のように感じられる。]
出よ
[心も体も充分温まった。ゆでだこになる前にとっとと退散だ。]
(51) 2018/03/25(Sun) 01時頃
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[ネット配信の準備をしながら猫と遊びながら仕事を進める。同時並行作業だ。 普段なら猫リセットが恐くて保存は頻回にする。だってこの子脈絡なくキーボードに乗って来たり腕に乗ってきたり手の甲に乗ってきたりしてそりゃあもう邪魔で邪魔で可愛くて可愛くて可愛すぎて作業がすすまなくなる事も多い。掌にどいんっと乗って、それで再起動コマンドなんて入力してしまったらたあいへん。だからそんなヘマはしないように、或いはしても問題なく立て直せるように、保存はこまめにするのはやっぱり一番なのだった。
こうかな、と仕事を進める。 ああでもそろそろこんな時間、こっちの準備を優先しなくっちゃ。
ああえ〜〜?ちょっと何そのラディそのポーズ本当なに?可愛いがすぎると怒りを覚えてくるものなんですけど。可愛い。怒るわよ。怒らないけど。こんっなに可愛い子を怒れるはずなんてないわ?しんどい。見てるだけで幸せがあふれてくる。すごい、さすが幸福の塊…。しゃわしゃわと毛並みを撫でる。赤いリボンをラディは嫌がらない。とても可愛くって似合っていて、このリボンはもう聖なるものなのでは…?なんか軌跡とか起こりそう。幸せを運んでくれそう。]
(52) 2018/03/25(Sun) 01時頃
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[もしょもしょと猫を触る。ラディは箱座りをしていた。はああ?かわいい。この座り方見るだけでもう元気があふれてくる。でれっでれになってしまう。このシルエット、その前足の曲がり方、後ろ足の角度、柔らかに立ち上がる毛先、何をとってもどこをとっても最高に可愛いのにそのポーズでラディってばあくびを!あくびをしている!ええ〜〜かわいい〜〜。その大きく開けた口の中に指をつっこみたあい!でも指に穴が開くんでしょ?しってるう。でも猫の爪とか牙で傷付けられるのってご褒美なのではっていつも思うのよね。なんていうんだろう、お猫様が私を気にかけてくれた証拠っていうの?愛の証なんじゃない?そう思ってしまったらなんかもう踏んでくださいって気持ちになるし、ひっかいても嬉しいって気持ちになるし噛みつかれても嬉しいって気持ちになるのよね、全く本当に。はあ。かわいい。でも変なものを食べさせるわけにはいかないからね、そこはちゃんと確りするわ。猫が大事なんですもの。う〜んほんとうにかわいい…。らぶ…。愛は地球を救うっていうけど、猫がいたらどこもかしこも救われるんじゃないかしら。]
(53) 2018/03/25(Sun) 01時頃
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[───とまで思って、でも猫アレルギーの人も猫好きじゃない人もいるからなあ、って思ってそれはそれで仕方ない。という結論をだしたのだった。愛はどこまで受け入けるけれど押し付けないものだ。といいつつ、猫とはたあくさん遊ぶんですけどね!]
(54) 2018/03/25(Sun) 01時頃
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それはそれとして、っと
[手元では準備を進めていた、配信作業を最優先にして。 そう、最優先だ。 そして猫に夢中だ。
うっかり保存のボタンを押し忘れたまま、準備は進み、時間もまた、* 進んでいく *]
(55) 2018/03/25(Sun) 01時頃
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「はぁ……それで?休日デートを満喫したって話なら間に合ってますんで。腹一杯ですご馳走様。惚気は壁に向かって吐き出して下さい」 「うるせぇ、人と喋ってる時くらいスマホを置け。人の話を最後まで聞け。久し振りに会ってんのに、何だその態度は」
[ 阿呆、とまで言わなかったのは、年上の、教師としてのなけなしの矜持か。住居を作り替えた、テラス席が売りの珈琲店には、穏やかな音と時間が流れている。例え慣れ親しんだ相手に向ける冗句でも、声を荒げるのは躊躇われ、自然と声を潜めた。
テーブルを挟んで向かいに座っている青年は、大学時代に講師を勤めていた塾の生徒だ。高校を卒業し、鴉の羽根のように黒々としていた髪は、すっかり陽の色に染まっている。あか抜けても毒気は抜けていないようだが。異次元の世界平和の為に躍起になっている彼は、手元の端末に夢中だ。果たして俺の小言が聞こえているかも怪しいが、素知らぬふりで、話の続きを促す。
聞きたいと言うから話しているのに、「あぁ」だとか「へぇ」という、気の抜けた返事の反覆に、短い気が苛々と燻り始めた頃 ]
(56) 2018/03/25(Sun) 01時半頃
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[ ──流石に、仲違いしたと言えば、弾かれたように彼が顔を上げる。ようやく顔を合わせたのは良いが、その目が好奇に満ちているのが気に食わない ]
「……おい。人の不幸を喜ぶな」 「喜んでねえって、驚いてんの。あんなに順風満帆そうだったのにって。まあ、誰に聞いても先生が悪いって言うだろうね、そりゃ」 「……知ってる」
[ 耳の痛い台詞に閉口する。そのうち注文していた品がテーブルに届く。珈琲と、クリームソーダ ]
(57) 2018/03/25(Sun) 01時半頃
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「何がダメなんすか? 嫌なら捨てて、欲しいなら選べば良いのに。先生まだ若いでしょ」
[ あっけからんと言ってのけて、彼は黄緑が目に鮮やかなグラスを引き寄せる。無数の気泡が弾ける舌触り、人工甘味料の甘ったるさ。学生時代もドリンクバーやジャンクフードのお供に愛飲した、あの味を今も忘れていない。芳しい珈琲の良い香りが、鼻腔を擽るが。いかにも身体に悪そうな、あの味を、今は恋しく感じていた ]
「一人になったとして、独身貴族を騙るのはなぁ……」 「良いじゃん、自由で楽しそう」 「他人事だな。簡単に言ってくれるなよ」 「だって他人事だもんね。何にせよ、俺達には根気が必要だって事っすね!」
[ ニッと歯列を見せ、雀斑の浮いたあどけない顔で彼が笑う。大人びたと思っていたが、変わってない。憎めない表情に、苦渋を噛んで笑ってみせる。「お互い頑張りましょうね」と言う彼は、自ら桜を散らした浪人生だ。彼は彼で、根気を試されている。本来なら世間話に浪費させるべきでない時間。取り戻せはしないが、すぐに熱い珈琲を飲み干した ]
(58) 2018/03/25(Sun) 01時半頃
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[彼女がいれば、タオルを巻いて出るところだが、今日はフルチンだ。適当に水分をとっただけの、生乾きの髪のまま部屋をうろつく。開放感が半端ない! ──何やってるんだ私は。こんな変態じみたことして楽しんでいる場合じゃない。湯冷めする前に部屋着を探す。フリルのついたシルクのパンティーに、薄手のハーフパンツ。もう春も近いので多少薄着でも問題あるまい。上の方はTシャツにターゲットを絞ってタンスを漁ると、これまた懐かしいものが見つかった。彼女との初の海外旅行で、浮かれて買ったペアTシャツだ。「楽しいハンバーグ」と日本でプリントされたTシャツなのだが、イラストはハンバーガーという微妙なミスマッチがウケた。]
くみた……
[脱ぎ捨てていたズボンから携帯を取り出して、画面を開くが、相変わらず未読のまま。髪を乾かしたら、もう一度だけメッセージを送ってみよう。]
(59) 2018/03/25(Sun) 02時頃
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[ たどり着いたのは山の麓の発電所。 「あぶないからはいってはいけません」の看板をくぐって おくへ、]
(60) 2018/03/25(Sun) 02時頃
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