47 咎人の洞、蠱毒の蛇
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"Darf ich Sie essen?"
(37) 2012/04/07(Sat) 07時頃
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― 護送車内 ―
――ふふ。
[蛍光グリーンの囚人服を纏った男は護送車の中で薄笑いを浮かべていた。 その身はとても細く、微笑浮かべる整った顔は黙っていれば中性か、やや女性寄りにも見える。 世間一般の人々が"死刑囚"と言われて思い浮かべるような凶悪な人相も、屈強な肉体もこの男――ベネディクト・エーゲルは持ちあわせていない。
だが、故国の人々の多くは――いや、ひょっとしたら他国の人間でも――この男の顔と犯した罪を知っている。 多くの人間が"それ"を目撃したからだ。]
(38) 2012/04/07(Sat) 07時頃
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[インターネット上に投稿された"動画"という形で。]
(39) 2012/04/07(Sat) 07時頃
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[動画が投稿され、事件が明るみに出たのは三年前のこと。 五時間にも及ぶ動画には加害者ベネディクトと被害者オットー・ハインツマンが出会ってから殺害され食されるまでの全てが記録されていた。
動画は昼の一二時に駅前の広場で二人が待ち合わせるところから始まる。待ち合わせ時の会話からこの二人はインターネット上の匿名コミュニティで出会い、この日が初対面であることが窺えた。 ベネディクトの運転する車で移動すること一時間。ベネディクトの自宅らしき郊外の一軒家にオットーは招き入れられた。ここで、撮影がベネディクトのハンディカメラから三脚に固定されたカメラへと変わる。ごく普通のリビングの光景と"君の家は広いんだね"と陽気に話すオットーからは以降の惨劇などまるで感じ取れない。]
(40) 2012/04/07(Sat) 07時頃
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[そのまま三十分程、他愛のない世間話が続くが、ふと思いだしたようにベネディクトが書類のようなものを取り出しオットーに差し出した。オットーはその文面にひと通り目を通した後、直筆のサインをする。 この動画自体、誰かに見せることを前提に撮影されているものだったのだろう。ベネディクトは三脚へと近寄り今しがたオットーがサインした書類をカメラに映す。
そしてベネディクトは一度カメラの前から消え、大きめのナイフを手に再び戻ってきた。オットーはそれを見ても少しも動じず、カメラに向けて手を振る余裕すら見せる。そんな彼の下衣をベネディクトは徐に寛げると、手にしたナイフでオットーの性器を切り落とした。切り落とすという表現が当てはまるほどスムーズには行かなかったことが動画からは解る。]
(41) 2012/04/07(Sat) 07時頃
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[そして切り落とされた性器は血抜きの後フライパンでソテーにされ、リビングのテーブルにパンやチーズと共に並べられた。失血で衰弱していたオットーも自らそれを食してから、絶命した。 その後オットーは、シャワールームで丁寧に解体され大きめの冷凍庫へと収納された。この解体の一部始終も早送りではあったが収録されている。そしてその後、およそ二ヶ月に渡りそれをどのように調理して食したかを料理番組の総集編のような塩梅で纏め上げ、動画は締めくくられていた。
この動画を最初に発見したのは誰だったのか。投稿から二四時間もしないうちに動画の投稿者――そして加害者のベネディクトは警察に逮捕された。]
(42) 2012/04/07(Sat) 07時頃
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[裁判では、被告の責任能力と被害者が自らの殺害と食人に同意しているという点が焦点となった。 同意の上だから構わないのではないか、と減刑されると予想していた匿名掲示板の住人たちの予想に反し、結果は死刑。殺害した人数より、社会に与えた影響を重く見た結果の判決だった。
多くの野次馬達が注目する中、死刑判決を受けたベネディクトはそれでも笑っていた。
そう、丁度今護送車の中で浮かべているような笑みを。**]
(43) 2012/04/07(Sat) 07時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/04/07(Sat) 07時半頃
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/* わー朝だ(遠い目) 九時間ぶっ続けでオンセした後そのまま何事もなかったかのように入村文書いていたのがこちらのバカになります。
流石に寝よう……。 どうせ居ない騙りしても第一声で透けるんだ。わかってるよ。 ドイツ語喋った時点で俺だよ、知ってるよ。 でも文法ちょっと自信な(ry
(-11) 2012/04/07(Sat) 07時半頃
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―収監室―
着替えるようにいわれた派手なローズピンク色の服に落ち着かないのかしきりに襟元に手を遣る。 さっきから見つめていた小さな鉄格子の窓から見える青い空から視線をずらして自分の横に目を遣ると、さっきまで誰もいなかったはずの扉の前に骨ばった貧相な男が立っていた。
『カトリーナ・ブラウン』
声をかけられて、用意していたはずの返事が喉に絡んで「はい」というつもりが「はっ」と短い息になって発せらる。
『今からお前を…終の棲家へと送ろう』
こくり青ざめた顔で頷くと先導するように歩き出した男の猫背を追う様に、のろのろとついて行く。 重い手錠と足に繋がれた鎖のせいで何度もこけそうになりなった。]
(44) 2012/04/07(Sat) 08時半頃
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「買い物帰りの主婦がひったくりにでもあって被害届を出しにちょっと警察署に寄った―彼女をみればそんな風に思えるかもしれない地味な女。
だが彼女の顔を知らない者はこの国にはいないだろう。
死者6名重症者2名の大量殺人者 カトリーナ・ブラウン
被害者は犯人の主婦友達とその幼い子供達 そして犯人カトリーナの夫も含まれていた
嫉妬・いじめ・不倫 人々の興味をさそうような憶測が飛び交い。 彼女の顔は連日のようにワイドショーを賑わせていた]
(45) 2012/04/07(Sat) 09時頃
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[が世間の注目と騒ぎに反して裁判は静かな物であった。 カトリーナは検察の証言に一言も反論することもなく罪を認めた。 話題の事件で名をあげようとする弁護士たちが彼女の元を訪れたがみな困ったような顔をした彼女にこういわれて弁護を諦めるしかなかった]
・・・全員私が殺しました。間違えありません
理由ですか…?
そうですね
―殺したかったから殺したんです。
すみません
[付け足されたような謝罪の言葉は、被害者や遺族へというよりもまるで意気揚々とした弁護士や興味津々なマスコミに対してつまらない自分でごめんなさいという風な謝罪だった]
(46) 2012/04/07(Sat) 09時頃
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― 護送車 ―
[手のみを拘束された状態で、彼は静かに俯いて地面を見つめていた。 指が時折僅かに動き、口元は小さく開かれたまま。 そこから、歌のような、祈りのような言葉が漏れている。 しかし、そこに自らの罪を悔いるような反省の色は無い。
――― そもそも彼にとって、悔いるほどの罪などは、自分の何処にも存在しなかったのだから。]
(47) 2012/04/07(Sat) 09時頃
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― 回想 ―
[まだ彼が生まれる前のこと。 幼くして姉が死んだことを契機に、父が変わっていった。 子供が世にいるから、子供が生まれるから、世界は、人々の心は乱れていく。 そんな思考に毒され始めたのだ。 やがて父は宗教を立ち上げ教祖となり、程々の数の信者を集め、自らの闇を解き放ち始めた。
―― 子供と妊婦を虐殺していくという、歪んだ形で。
彼はそのこと自体に嬉々として参加していたわけではない。 止めようとしたわけでもない。 彼はただ待っていたのだ。 父が死に、全ての権力が自分へと移る、その日を。
しかし、蛮行がいつまでも野放しにされることはなく、しばらくして父も、参加していた信者も…そして彼も、逮捕された。 集団殺人であったそれは、参加した信者の人数及びその行為の内容から、殺人罪で片付くものではなく国家そのものを転覆しかねない行いであった、という理由から、内乱罪として処理されることとなった。]
(48) 2012/04/07(Sat) 09時半頃
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[殺人を犯したものの名前の中に彼の名前は無かった。 確かに彼は首謀者の息子ではあるが、それだけで逮捕になどは至らない。
きっかけは、蛮行の始まる直前に教団を抜けた、ある夫婦の証言だった。彼らもまた、獄中にいた。 …我が子を殺し、ばらばらにした罪で。
「私たちは子供を殺しました。 子の死は、この教えの、ひいては国の礎になると言われて…。でも、それは違ったんです………私たちの子供は、食べられたんです…彼と、彼の息子に!」
―― 泣きながら、彼女はそう証言した。 彼女らがばらばらにした赤ん坊は、彼の家のテーブルに乗ったのだ。 蛮行の始まる、その日の夜のメインディッシュとして。]
(49) 2012/04/07(Sat) 09時半頃
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親から出された食事を食べない理由が何処にある?
[事実を聞かされた時、彼はそう一言述べただけだった。 子供を食べたことへの罪悪感や嫌悪感は見受けられず、それは反省の色がないと判断されるに十分だった。 とはいえ、彼が自ら手を下していないこと、逮捕を経て本格的に気が狂ってしまった彼の父から証言が取れないこと、彼自身に他の犯罪行為がないことが争点を大きく狂わせ、科する罪状をも曖昧なものとしてしまっていた。 しかし、何も罪を科することなく釈放するなどは、到底出来ない。
― 結果、彼はそこへと送られることとなった。]
(50) 2012/04/07(Sat) 09時半頃
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― 護送車内 ―
[運転手が、大人しい彼を見て嘲笑する。 子供を食べたという彼と、その父のことは以前に一度、新聞の一面に乗ったことがある。
その時、彼は新聞社に対し、 「特に美味しかったのは二の腕だったよ。柔らかかった。」 と、それだけを書いた封書を送っている。 それもまた格好のネタにされたが、そんなことは彼にとって瑣末なことだった。
彼は、静かに祈りを捧げている。 文言が尽きる、その時まで。**]
(51) 2012/04/07(Sat) 09時半頃
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―護送車―
[窓のない車内から見える景色はない。 硬いシートからは、車の揺れが直に尻に伝わる。 似合わない白銀の囚人服が顔の下を明るくみせる。]
…、…。
[男の手には、自分以外の囚人の資料があった。]
…、
[男は視界を塞がれるでも、手足を拘束されることもない。 それは、この男が犯してきた『殺人』を知っているが故]
…。
(52) 2012/04/07(Sat) 11時半頃
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[ 凶悪殺人犯のみを殺してきた――― 殺人者 ]
(53) 2012/04/07(Sat) 11時半頃
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/* ブローリンとは知り合いでもおかしくないなあ 主にお互い一方的に知ってる的な あったことはなさそう
というより殺意むけられたいよね。 凶悪殺人犯ここ!ここにいるよ! わーい!!(手ぶんぶん)
(-12) 2012/04/07(Sat) 12時頃
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/* プロローグは表ログであっちゃいけないらしいので 何をしていいのかわからない俺です。
一人称かえよっかな。 俺 おれ オレ 私でもいいな まあ俺かな。
食人も人気だね。 殺人がメインにはなるだろうけど。
せってい ・内蔵見るのだいすき ・警察って遺体見られていいわー みんなもっと死体遺棄すべき ・最近人死なないから殺しました ・外科医を目指し直そうとしたこともありましたがちょっと間に合いそうになくて あと頭そんなによくないので結果そのまま警察に ・そういう経緯もあって、能力は治癒です。治ったらまた壊せるよね。内蔵むき出しのまま固定できるってよくね? みたいな
(-13) 2012/04/07(Sat) 12時半頃
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[運転席から何も聞こえなくても、 ヨランダは春のような笑みを浮かべてうなづく]
うん、わかるよ。本当はこんな仕事したくないって。 キミ、奥さん居るの?そっか、そうだね。
[聞き取った「声」に返事を返す姿は会話するかのよう]
えっ、何でって? コレ、ボクが世界を「すくう」為のチカラだもん。
(54) 2012/04/07(Sat) 13時頃
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ふふ、ボクがキミの上司ならこう言うね。
「耳栓でもしておけ、ヨランダの声は聞くな」
[当人が意図した事ではない、 相手(それは主に信者たち)が勝手に 声を聞かせてくれるのだとヨランダは言う]
ねぇ、兄さん。
[そこで声はぱたりと止んだ]
(55) 2012/04/07(Sat) 13時頃
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[事件発覚当初、ヨランダの、逮捕は難しいとされた。 何せ全てを指示していないのだから。
只座って、ウンとうなづくだけで信者たちは「勝手に」行動を起こしていったのである]
ボク、みんなの声を聞いただけ。 あれ、優秀な人ばっかりだし助かったなぁ。
[それでもこじつけて罪を仕立て、 どうにかここへ送り込むまでしたけーさつの努力は 涙ぐましいものがある。
現在も残された信者たちは教祖奪還を建てて 行動しているらしいが、じきに淘汰されるだろう]
(56) 2012/04/07(Sat) 13時頃
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──ヨランダ。 世界はここからだって、変えられる。
[少しだけ低い声が、護送車の中に響いた**]
(57) 2012/04/07(Sat) 13時頃
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そうだ、ヨランダだからよんばん!
(-14) 2012/04/07(Sat) 13時頃
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あっこれCOした方の番号にして わあああ
(-15) 2012/04/07(Sat) 13時頃
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