25 仮面舞踏会
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― ある日、と或る城の一室 ―
[白い肌焼かぬようにと、厚いカーテンをひかれた部屋。 昼間でも灯されるランプの下、私の手元にあるのは二通の封書。 先にそのうちの一通、第二王子から頂いた封書を開封致します。 上質な紙の触感確かめながら、氷蒼と呼ぶには薄すぎる眸に、書き連ねられた美しい文字列を映しました。]
私、仮面舞踏会にお呼ばれしたの?したのね?
[新人の侍女が、私がきちんと封書を読んだか見張っているようでしたから、声を出すことで内容を理解しているのだと示します。 侍女の反応は特にありません。ですから、その封書を一度机の上に置きました。]
(30) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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[私はもう一通の封書を開封致します。 それは父上からのものでした。 脳裏に入り込む文字列に、私はどうやら唇の端を持ち上げていたようです。背後で身振いする音が聞こえました。]
ドレスを用意しないといけないの。いけないわ。 彼方、何色が私に似合うと思って?
[父上の封書も第二王子の封書の上に重ねて置いて、私は侍女を振り返りました。唇に笑み刻みながら一歩近づけば、侍女は怯えた顔をします。
何故なの、何故かしら? いいえ、私はその理由を知っているのです。]
いいの、本当は判っているもの。 私には『色』は似合わない、似合わないもの。 彼方の様な色彩は私にはないものね。
(31) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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[日の光に焼かれない白い指先を、侍女の焦げ茶の眸に伸ばしました。侍女の表情が歪みます。だから私は口角を意識して上げるのです。]
私、彼方の色が羨ましいの、羨ましいわ。 ねぇ、彼方のその色、私に頂けないかしら?
[小鳥のように小首を傾げてみせました。指先に少し力を込めます。焦げ茶色の眸に露が張りました。侍女の身体が小刻みに震えています。
彼女は知っているのでしょう。 先日私が左右異なる猫の両目抉り抜いたこと。
怒られてしまったから、もうすることはないとは思うのだけれど。 だって本当に美しかったから、欲しいと思うのはおかしなことでしょうか?]
(32) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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冗談なのに、冗談なのよ? そうね、白にほんの少し蒼を落としたものでも構わないのかしら?
[けれど今は侍女の反応に、指先を引きました。 私は、まるで鳥籠に飼われる鳥のよう、世間のことには疎いのです。 舞踏会にどのようなドレス着て行けば良いか判らないと、侍女に尋ねました。
ああ、けれど、もし、白のドレスが駄目だと言われても、色彩持たない私には白以外に纏える色はないのだけれど。 その時は、周りの方に少しだけ我慢して頂きましょう。そう致しましょう*]
(33) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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もう一度。
[再び足先だけで確認するステップは、石畳を迅る車輪の騒音に掻き消された*]
(34) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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/* わぁおっ
このヨーラはいいよ! 素敵! でもゆりんゆりんするなら わたくしが 受け なの?
発言タイミングがかぶってごめんなさい。盛大に中バレたわね。 えっ……今更?
(-14) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 03時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 09時頃
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[あご先なぞる仕草を見ながら 内心毒づくのは聞こえるはずもない]
今日は私、あなたの好む通りに飾りたいのよ。
[全てにおいて姉とは間逆にあろうとする外見も、顔を捥ぐでもせぬ限りは瓜二つで、せめて衣から香りからと反抗しているのが嘘のような台詞。 立ち上がった夫に差し出された手に手を重ね、エスコートされてゆく。 途中の廊下、見送る使用人が頭を下げながら思う なんと仲睦まじい夫婦だろうと それはとんだ茶番劇]
(35) 2011/02/02(Wed) 09時頃
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―衣裳部屋― [一夫人の衣裳部屋にしては広いスペース。 つれてきた二人の召使が戸口傍に控えている。 幼くして籠の鳥となった己が集めてきた、此処は唯一心安らぐ場所。 黒を基調としたものから始まり、グラデーションをかけるように並べてある衣装はこちらの国で流行のドレスから祖国で作らせた衣装から様々に。 飾り紐にヘッドドレス、付け髪から靴にいたるまで全てがその部屋に納められていた]
私のあなた。 どんな色がお好きかしら?
[烏色を纏い、袖で口元を覆って首を傾ぐ。 着せ替え人形にでも何でもすればいいと、真紅は彼を見上げて微笑む**]
(36) 2011/02/02(Wed) 09時頃
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―衣装室―
[赤・緑・錆びたブロンド、 色とりどりの服の波。 一つ一つ丁寧にかけられたそれをかきわけながら。]
父上は堅物すぎるんだ。 せっかくの舞踏会、楽しまないと…ね?
[気心の知れた従者にそう投げかけて、引き出したのはトルコブルーのブラウス。 眉を顰めた従者に、つまらなそうに息を吐く。]
バルサザー、君も駄目かい? 父上に叱られる、なんて。 じゃぁロイヤルブルーなら?名前は爵位より上だ。 でも僕はまだただの伯爵の跡取り。服に着られるのは滑稽で面白いかい?
[皮肉めいて告げると、従者が困った顔をした。 それすらも面白く、冗談だよと笑う。]
(37) 2011/02/02(Wed) 10時頃
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さて、じゃぁ…僕は、これを。
[トルコブルーを他の色の波に戻し、その波を更に勢いよく開いて。 奥から取り出したのは、その中でもひっそりと眠る上品な白いエペ。 静かな動作で取り出すと、矛先をまっすぐ正面に向けて。]
いつかこれで、かの大親友殿に決闘を申し込むのも面白い。 まぁ、僕が負けるだろうけどね。
(38) 2011/02/02(Wed) 10時半頃
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[言葉はどこまで冗談か本気か。 掴み所がないのは常のこと。 しっかりと握った柄にキスを1つ落とし、不意に思い出したようにその友人の名前を口にする。]
彼も行くかな、この舞踏会。 後で訪ねてみようか。
[先にきちんと伝書を飛ばすか、それとも形式を踏むのが面倒で、連絡なしに馬に飛び乗ってしまうか。 どうするかは、その時の気分次第。**]
(39) 2011/02/02(Wed) 10時半頃
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/* うわーん、みんなハイクオリティすぎる!!! 僕、貴族とかよくわかんないんだよねwwwwww(根本的)
うぃきぺでぃあ先生にお世話になりっぱなしだからかなり遅筆。
(-15) 2011/02/02(Wed) 10時半頃
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/*どうでもいい小ネタ。 Stratfordはシェイクスピアの出身地。 バルサザーは『ロミオとジュリエット』の、ロミオの従者。 フィリップのイメージは『十二夜』。でも『十二夜』って決闘シーンあったっけ。 BGMはBjorkの「Isobel」
統一感ゼロ\(^o^)/
まぁ多分このフィリップは英国貴族だろう。
(-16) 2011/02/02(Wed) 10時半頃
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/* でもさ、英国貴族だと上院下院とかあるじゃん。父上はそこの議員じゃないのかな、とか。
軍人貴族だとか言うけどその辺普段どうやって働いているのだろう、よくわからないや。
うぃきぺでぃあ先生うぃきぺでぃあ先生
(-17) 2011/02/02(Wed) 10時半頃
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/* イラチですんません(´・ω・`) もう奇数でええやんサクサク決めちゃおうぜー と割り切ってたんだが、フルメン諦めてない方多いんだな。
(-18) 2011/02/02(Wed) 11時頃
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― 離宮へ向かう馬車内 ―
[馬車での移動時間は、退屈なようで忙しい。何せ久方ぶりの社交の場。恥をかかぬようにと気を揉めば、表情は笑顔から程遠く蒼褪めていく。 不恰好なダンスの練習を中断して、事前に入手した招待客のリストに目を滑らせる。王宮から離れれば風聞は殆ど耳に入らず、名から顔を想像できる者など限られている。 屋敷が焼失した後、アイリスは一切の面会も誘いも断ってきた。今回の招待も、差出人がヴェスパタイン王子でなければ、欠席していただろう]
モンタランベール卿……。
[その名を辿る指が止まる。甘い疼き。郷愁。戻れぬ過去の記憶を掘り起こす綴りに、唇は無意識に溜息を零して慄いた*]
(40) 2011/02/02(Wed) 13時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 13時頃
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[アイリスに縁談話が持ち上がる前の、未だ夢見がちで垢抜けぬ小娘だった頃。かの麗人への憧憬と思慕のあまり、生まれて初めて恋文というものを認めた。今であれば一笑に付すような滑稽な話だが、当時は真剣だった。三つ年下の侍女と二人、きゃあきゃあ盛り上がっていたのは――多分恋というより、信奉に近かったのだろう]
あの方はもう、覚えていらっしゃらないでしょうね。 ……ええ、その方がいいわ。
[アイリスに限らず、凛々しくもどこか繊細なセシルは、貴族の子女たちの憧れの的であった。きっと、群為し騒ぐファンの顔や名前など、いちいち覚えてはいないだろう。 その後の半生が波瀾続きだったせいか、淡い初恋の顛末も、今となっては殆ど思い出せなくなっていた]
(-20) 2011/02/02(Wed) 13時半頃
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あの頃は楽しかったわ。 アイリス様と二人、他の誰にも内緒で、 愛の言葉を、文面を、一晩中悩んで悩んで。
思えばあれが、アイリス様が一番幸せでいらっしゃった時期。 ささやかな秘密の恋も、一番傍で見守り、お仕えできた わたくしもきっと――幸せだったのだわ。
(-19) 2011/02/02(Wed) 13時半頃
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けれどもし、モンタランベール卿が、 アイリス様の顔を覚えていらっしゃったら……?
[公称年齢より幼く見えるのは当然で、実態は三つ年下の侍女、シリィである。人目を惹く髪色が似ていたため、半ば影武者のような役目も仰せつかり教育されていたのは、好都合だった。姉妹同然に育ったせいか、雰囲気も近く、余所余所しい付き合いであれば、アイリスとシリィが入れ替わっても気付かぬ者も多かった。それは、二人の小さな悪戯心もあり。]
十年経てば、人は変わるもの。 でも、面影すらないことを、不審がられるかも知れないわ。 困ったわね。
[今はアイリスの過去に面識のある者は、面倒でしかない。感傷が、シリィの眉を煙らせる。]
(-21) 2011/02/02(Wed) 13時半頃
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−衣裳部屋−
望むとおりとは、また。
[従順なのは嫌いではないが、慎ましくあるだけではつまらない。 仮に今の彼女が猫を噛む鼠くらいの矜持でいるとすれば それはそれで構わないのだが。 仲睦まじい夫婦、と使用人たちが思ったところで 実際に睦まじいのであるなら既にもう一人くらい 子供があってもよいようなものだと内心毒づいた。 結局、表情は好い夫の面を被ったままだが]
(41) 2011/02/02(Wed) 16時半頃
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[セシルが自分の居室に戻ると、扉の前で家来の一人が待ち構えていた。 目立たぬよう地味な装い、帽子を胸に当てて黙礼するのに一瞥をくれ、すたすたと大胆な足取りで入室する。]
あの女は大人しく馬車に乗ったか。
[は、と頷いた家臣は、主に首尾を報告した。 「あの女」とは、もしかしたら義母になったかも知れない女性のことであった。 が、今となっては未来永劫そうなる日は来まい。 先頃不幸な事故で幼い愛息――セシルの弟であったかも知れぬ少年――を喪い、悲歎のベールを纏った彼女は、周囲の熱心な忠告を受けて、俗世を離れた修道院で余生を送る決心をした。 ただしは人里離れた街道は物騒、無事に辿り着く保証はない。道中事故に遭い、或いは賊に襲われて、永久に姿を消してしまう――かも知れぬ。 セシルは臣を労い、褒美に金貨の詰まった小袋を授けた。]
(42) 2011/02/02(Wed) 16時半頃
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俺の好みと、君に似合う色は違うだろう。
[衣裳部屋に並ぶ数々の色、男にはどこか息が詰まる。 重たい息を一つ吐き出してから視線を巡らし 幾つかのドレスを手にとっては眺める。 そして時々、オスカレットと美しい絹の間で視線を往復させ 己の感性に会わないと感じればそれを戻す。 繰り返される時間は短く、決まればあとは早い]
では、これ。 扇と靴は黒。髪には橙の色味の飾を。
[深紺に紫を足したような色の東洋の絹織。 決して派手ではないが良いものである事は間違いない。 銀糸の縫い取りは蔓薔薇を描いていた。 首元までしっかりと詰まった襟のある一着。 選んだ理由は多々あれど、一応は妻の気に入るかを伺うつもり**]
(43) 2011/02/02(Wed) 16時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 16時半頃
百姓 ワットは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 16時半頃
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─ 招待状の受け取り ─
[──蝋燭が積まれたシャンデリアの薄明かりは幻想。 香で噎せ返る部屋、さざめく笑い声。 カードを繰る詐欺師達が主人に送る合図。 面を塗り固めた異国の道化の姿。 積まれたグラスの山も、其処には無い。
澱んだ空気は開け放たれた窓から追い出され。 天井の高いその部屋は──伽藍堂。]
(44) 2011/02/02(Wed) 17時頃
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[彼が、第二王子からの招待状を受け取ったのは、雲一つない晴天の午後だった。否、実際は前日の夕刻にはその手紙は届いて居り、酩酊により手に取られなかっただけかもしれない。 控えていた使用人が差し出す、起き抜けの一杯のアルコールを喉に流しこんでから、男は髪を掻き揚げ、口髭を引いて口元を歪めた。 何を行うにも飲まずには出来なくなっている、と気付いたのは何時だろう。常に渇いた喉、時折、見える幻覚と幻聴、時間や場所が分からなくなっている事もしばしば。]
……ほう。 今更のように、 第二王子からの招待状だと。
[封蝋だけを切るやり方ではなく、封筒それ自体を引き裂くように開封された。]
(45) 2011/02/02(Wed) 17時頃
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[男自身は、先の戦争での個人功績により王から宝勲を賜り、困窮した男爵家とは一線を画す身。ただし、無様にぶら下がる金属の左手と引き換えではあるが。
功績と言うのも、兵を率い圧勝した等の正攻法の出世ではなく、言わば汚れ仕事を引き受け成功させた事によるもの。成功以前、目上の親族からはことごとく嫌われていた事も有り、唯一溺愛していた弟を第二王子ヴェスパタインとの狩猟中の事故で失ってからは、男爵家とは何の関わりも持っていない。
老侯爵へ嫁ぎ、火災で未亡人となったと言う従兄妹──アイリス・ベレスフォード侯爵夫人のパートナーを、男が引き受けたのは何故だったのか**。]
(46) 2011/02/02(Wed) 17時頃
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―モンタランベール邸前―
[招待状と同時に手に入れた参加者のリストの中に友人の名を見つけ、口端を上げる。 伝書をするのも面倒で、愛馬に飛び乗り、1人友人の家へと。 後ろからは慌てて従者が付いてくるだろう。]
君は心配性だな、バルサザー。 大丈夫だって、ただちょっと友人に会うだけだよ。
[呆れた口調でそう言って、馬を降り玄関に繋ぐと、 モンタランベール家の門の鈴を鳴らし、それより大きな声を張り上げる。]
セシル!いるかい?セシル! ああ…突然の訪問、失礼を致します。 スタッフォード伯爵が第1子、フィリップ=スタッフォード。 よろしければ、お顔を拝見致したい。門を開けていただけないか。
[とってつけたような挨拶と、無作法な振る舞いに周囲はどう思うか。 応答がなければ諦めて一旦引き返し、舞踏会の準備に戻るだろう。]
(47) 2011/02/02(Wed) 17時半頃
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[それなりの重さのものを懐に収めた家来が恭しく退出した後。 もう十二分に部屋から遠ざかったと思しい頃、セシルは小さく鼻を鳴らして、影のように隅に控えていた腹心の侍女に目を向けた。]
気が立つからと言って後回しにしてもしょうがない。 ヴェスパタイン殿下の御下賜品をこれへ。 面倒なことは早く済ませてしまおう。
(48) 2011/02/02(Wed) 17時半頃
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[第二王子より下賜された櫃は、直ちにテーブルの上に置かれた。 その中に納められたは、燃え立つ炎の色した絹のドレスと、炎を模った同色の錦織の仮面。 いずれも大粒の赤玉を惜しげもなく散りばめた見事な品、そしてその上に置かれた一際鮮やかな純白のカード。
紙面に踊るは王子の自筆と思しい小さな文字一行。 ――『これを着用の上参上されたし。』
白手袋の指が取り上げて、くしゃり、と握り潰した。]
(49) 2011/02/02(Wed) 17時半頃
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