244 【R18】ミゼリコルディアの宴【魔女村】
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[救いの御手を差し伸べる──聖女さながらのようであった。]
(-5) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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[見たこともない肌と髪の色。 しゃがみ込み覗き込んできた瞳は…わたしには平坦で無機質に思えて
喉奥からヒッと恐ろしげな声が零れる。]
……く、黒い森の…ま、魔女…なの?
[怖くて恐くて わたしは尻餅をついていた場所から身動きが取れなくなった。
怪我をみせるように言われても頑なに首を振った。]
(40) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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……魔女さま、魔女さま、どうかおねがいです。 村の…実りをよくしてください…。
わ、わたし…わたし…。
[わたしの身を捧げますから。 その言葉は声にはならずに痛んだ胸がずきりとして息苦しさが増す。
声が出せなくなって脂汗が滲む。裂擦傷の痛みも、じわりじわりと疼く。]
(41) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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[たすけて。
息すらろくに出来ないのに。 口の形だけで助けを求めたのは──無意識。]*
(42) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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/* ああああ誤字ってる 「そのごにんげんの」じゃない「そのにんげんの」ですね まあいいや「そのごにんげんの」でも伝わる
(-4) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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/* 冬は寝てしまう上ガストンさんかわ
(-6) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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/* 上 どこから湧いた????
(-7) 2018/06/10(Sun) 20時頃
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流浪者 ペラジーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(流浪者 ペラジーは村を出ました)
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──魔女の日常──
………まったく、 この街の物価はどうなっているんだい しかもこれなんか虫食いときてる
[悪態つきながら掌の上にりんごを転がす 荷馬車に積まれた、布、瓶、たくさんの食料 それからよくわからない活字の書かれた書物
ごろごろごろごろりんごを転がす少女を 店主は、怪訝そうに眺めながら ”お嬢ちゃん、買うのかい買わないのかい”と 不満げにつぶやいた。
それもそのはず、 狭い路地を大きな荷馬車で塞いだ少女は はた迷惑極まりない存在だったからである ]
(43) 2018/06/10(Sun) 20時半頃
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[どこかの灰被り姫よろしく、 魔法で生み出した荷馬車は快適だった トカゲの御者も思いのほか上手に化けている
虫食いのりんごを荷台で齧りながら ゴトゴトと音を立てて 樹海へと向かう 人里離れた樹海へとたどり着くのなら 今まで道を探して走っていた荷馬車は もう道を選ぶ必要なんて無い
木々 “が” 荷馬車を避けて道を作る このまままっすぐ行けば 少女 ……もとい、魔女さまの“御殿”だ
── 尤も、小屋としか言いようがない大きさの家 言い得て妙、今死にかけた幼子が、>>30 小屋と心の中で形容しているなんて知らずに ]
(44) 2018/06/10(Sun) 20時半頃
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[誰もたどり着けない場所のはずだった 魔女のお仲間ならばともかく、 人間──ましてや幼子などには、到底。
だから、無事に屋敷に辿り着いた暁に 魔女は目を見開いて、驚いたんだ ]
なんだい、お客さんかい? [小さなお客さんは触れてみるまもなく重症で 迅速な手当が必要だろうと察せられた……が それよりも、魔女が驚いたのは、 ── ]
(45) 2018/06/10(Sun) 20時半頃
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……ふうん。
[訳ありげに呟いてから、]
ようこそ、銀髪のお坊ちゃん。 ここは魔女の館だ、 中に入って煮て食われるのと ここで野垂れ死ぬのとどちらをお望み? [荷馬車を降り、りんご片手に仁王立ち。 ……… アンタがそこにいちゃあ家に入れないんだよ]*
(46) 2018/06/10(Sun) 20時半頃
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/*ロリババア最初から絶好調だな
(-8) 2018/06/10(Sun) 20時半頃
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─ occursus ─
[幼子の躰では最早限界はとうに超えていた──筈だ。 如何してここまで辿り着けたかなどフェルゼにわかりようもなく。
耳に通る声は少女めいているのにお坊ちゃんなどと告げる。
魔女。魔女の館。
お伽噺にある厄をもたらす魔女だろうか。>>35>>36 フェルゼの薄茶の眼が伏せられる。]
(47) 2018/06/10(Sun) 20時半頃
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などと考える余裕もなく握り締めた石を投げつけた。]
いれろよ。クソババア
[怪我と酷使で喘鳴しながらもぼやく。 ──10代ぐらいだって?
3歳からすれば立派な”クソババア”である。]*
(48) 2018/06/10(Sun) 20時半頃
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[生命の灯火がまさに今消えかけている幼子 目を引くのは、美しい銀色の髪色 ああ、これは、
ほんの少しでも救ってやろうかと思った 嘗て、もう気の遠くなるような昔に 同じように傷つけられた日のこと 目の前の銀髪が、同じように、映った
────────── が。 ]
(49) 2018/06/10(Sun) 21時頃
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却下だ、クソガキ。
[投げつけられた石を華麗に避ければ 代わりに食べかけの虫食いりんごを投げつける
この”リッキィ様”を罵倒するクソガキなんて 誰が助けてやるものか。
少年を一瞥し、魔女は屋敷へと入ろうとする ── さて、どうなったことか。 ]*
(50) 2018/06/10(Sun) 21時頃
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/* すでに物語終わってしまいそうで笑うwwwwwwww
(-9) 2018/06/10(Sun) 21時頃
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[る〜、る〜る〜る〜 音楽が聴こえる。キッチンに床を掃きながら箒が滑り込んで来る]
今日もお掃除お疲れ様。
[右手で箒の柄を掴むと、箒は動きを止めた。これはレオナルドの使い魔で、苦手な掃き掃除を代わりにしてくれている。
パンの焼けるいい匂いがキッチンに充満する。昨夜の余りの野菜くずのスープも良い塩梅に煮えている]
今日は窓を開けて拭き掃除と、昼ご飯はテキトーで、晩ごはんの為に買い物に街に降りて……ワインも少し良いのを買って、そして……
[レオナルドを起こしに行くべきか椅子に座って考えている**]
(51) 2018/06/10(Sun) 21時頃
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/* 急いでお風呂はいって来たら、クマさん来てた!!
(-10) 2018/06/10(Sun) 21時半頃
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[ちょうど山間の沢に差し掛かった時、熊の鼻先を 妙なにおいがくすぐりました。
人間のにおいです。 鉄錆びに似たえぐみのある血のにおいもします。
熊は喉の奥で唸りました。 熊は人間が嫌いです。
本当はただの熊ではなく、動物に変身する 魔法使いの一族の一人なのですが 人間たちは面白がって嬲ったり 気味悪がって罠を掛けたりして殺そうとするので たくさんいた一族は今この熊一頭だけなのでした。
最近では山に唯一残ったこの熊でさえ 『山を切り拓く者達を脅かす存在』だと まことしやかに囁かれているのです。]
(52) 2018/06/10(Sun) 21時半頃
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[沢の真ん中、こどもがおもちゃ箱をひっくり返したような ひどい有様>>22に、熊はまた唸りました。
岩に叩きつけられ散らばった木片の下、 どうと横倒しになった馬の腹が見えました。 人間の都合で犠牲になる動物の冥福を祈り目を閉じると……
熊の耳に、微かな呻き声が届いたのです。
見れば、大きな樽の下、小さな少年が挟まっていました。 声を上げねば寝ぼけた熊の眼には映らなかったことでしょう。]
……ぅお、おまえ、いきてるのか?
[思わず驚いて呼びかけました。この惨状の中、生きているものがいるとは思えなかったのです。 思わず口元から籐の籠を取り落とし、沢に踏み入るとじんわり冷たい水が毛の間に沁みてきて、熊の全身の毛が逆立ちました。]
(53) 2018/06/10(Sun) 21時半頃
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ここ、おでのもり、だぞ。 おまえ、そこでなにしている。
[ここは人間の踏み入ってはいけない場所だ。 一族が守って、人間から隠れ住んだ場所だ。
よもや人間の事情で人が人を売買していることなど知らず 縄張りに踏み入る人間に向ける獣の視線は雪解け水より冷たくぼんやり開いたばかりの瞳を睨んでいる。]*
(54) 2018/06/10(Sun) 21時半頃
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/* 結構山に住む魔女さん魔法使いさんが多い!
(-11) 2018/06/10(Sun) 21時半頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2018/06/10(Sun) 21時半頃
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/* YOUは何しに樽の下に? ってわざわざ聞くまでもないことなんだけど、人間が怖いから仕方がないというかなんというか。
そしてお別れ準備にいらっしゃった方が多いなあと思うのでひっそり灰でシャウトさせてください
>> 二 連 チ ャ ン く ま 🐻 !! <<
(-12) 2018/06/10(Sun) 21時半頃
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[娘のか細い喉から零れ落ちる、怯えのいろが滲んだ声。 怪我を見せることを頑なに拒まれれば>>40 無理強いはせずに、伸ばしかけた手を止めて] ……ええ。 私がこの森の魔女よ。
[向けられた問い>>40に、淡々と答える。
誰かに姿を見せるのは何時以来だったろうか。 あのとき魔女に救いを求めた人々と同じに、 縋るように言葉を紡ぐ娘へと向けるのは]
(55) 2018/06/10(Sun) 21時半頃
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残念だけれど、それはできない。
私には実りをよくするような、 そんな大それた力はないの。
[あのときと同じ、拒絶の言葉。 ――けれど、あのときと違うのは。 無意識のうちに娘が、唇の容で助けを求めてきたこと]
(56) 2018/06/10(Sun) 21時半頃
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[だから魔女は娘の了解を求めることなく、 怪我をしている脚を手に取って。 傷口を検め、怪我の程度を確かめる]
……良かった。 骨は折れていないみたい。
[安堵したように、そう口にして。 脂汗の滲む小さな額を優しく手巾で拭ってやりながら、 息苦しげに喘ぎ、言葉を出せないでいる 娘の様子をしばらく観察する]
(57) 2018/06/10(Sun) 21時半頃
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良く、言えたね。 素直な子は、嫌いじゃないから。
……いいわ。貴女のこと、助けてあげる。
[娘の身体を抱き上げると、そっと耳元に囁きかけた*]
(58) 2018/06/10(Sun) 22時頃
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