191 The wonderful world -7 days of MORI-
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[彼女が此方の手を強く握り締めて>>252 それに返すようにこちらも握り返した。
最初に出会ってパートナーとして“契約”したとき>>0:157>>0:177 咄嗟に彼女の言葉に応えるように手を握り締めてからずっと。 こうして彼女とは“繋がって”いた。]
…。
[エレベータを待つあいだ>>253 壁のほうを向きながら言葉を紡ぐ彼女の、 その横顔を見つめていた。 否定から入った彼女の言葉には少し首を傾げたが、 そのままじっと彼女が語り終えるのを待った。]
(271) 2016/06/19(Sun) 01時頃
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『……うん。』
[頷く。 “トレイル”としても“僕”としても、 ――…彼女の願いに応えたいと願った。]
[握っていた手をそっと揺らすといったん振りほどく。 それから彼女に向かい合う姿勢になると、小指を彼女の目前に掲げてみせた。]
『……約束。 今までも、これからのことも 夢で終わらせたりしないために。』
(273) 2016/06/19(Sun) 01時頃
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[エレベーターが到着すれば、急かされるようにして中に入る。>>256 展望台に到着すれば、高校生くらいのパーカーを着た少年が サーベルを射出しているところだった。>>267 その刃の向かう先には、以前書店の屋上で見かけた女性の姿。
――彼女が、ゲームマスターなんだろうか?
ひとまずエレベーター内に長居はできない。 観光客を大量に展望台へと運ぶためのこの箱は、 一般的なそれより広いとはいえ、格好の的になることは想像に難くない。 開くのと同時に張られたミームの闇に守られながら、エレベータから脱出する。
同時に、女性のほうに向かって構えると、彼女を目標として“星”を一つ二つ撃ち込んだ。]
(275) 2016/06/19(Sun) 01時頃
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[まずは、状況の確認から。 今、この場にいるのはゲームマスターの女性を除けば、 自分とミームを含む合計六人。 そのうち、景山と朝比奈の姿を見つければ、 一瞬、ほっとしたような顔を見せるだろうか。]
(無事だった……)
[しかしここは安堵するには程遠く。 此方の放った“星”を、その足で受け止める。>>276 血が流れてなお、その顔には笑みが浮かんでいた]
…。
[――…何か、くる。 直感のような、本能的なそれは少なからずあたっていた。>>276>>277>>278]
(292) 2016/06/19(Sun) 01時半頃
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[ポケットに手を入れたと思った次の瞬間、 その手に握られていたのは、黒いバッジ。>>276 一瞬、いつかのマブスラの黄金バッジを思い出したが、 あのときのそれとは違って、ひどく禍々しい印象を受ける。
そうして――「人間をやめる」と彼女が宣言したとおり、 その姿が異形の、ノイズにも似た何かに変わっていく>>278
それは、ギリシャ神話に出てくるケンタウロスにも似た四脚の半人半獣の姿]
[四脚の獣が、フロアを駆ける>>279 最速というのにふさわしい、そのスピード。]
…っ。
[反射的にその動きを追いかけようとするが、掴みきれない。 むしろ下手なところを狙えば、景山たちと味方であろう少年少女にあたりかねない]
(293) 2016/06/19(Sun) 01時半頃
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[そうしているあいだにも、朝比奈と黒髪の女の子が二人、 獣が手にした拳銃で狙われる>>279 そうして上がった悲鳴に>>283>>284 焦りを感じるものの、攻撃を受けた二人が気丈に反撃を繰り出したのを見て]
……。
[ああ、そうだ。 僕も、このまま見ているなんてできない。]
(294) 2016/06/19(Sun) 01時半頃
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[駆ける獣の前方に、白い壁が現れる>>290 影山の能力だ、と理解するより先に]
『ミームちゃん、頼む…!』
[傍らの彼女に声をかける。 壁に進路を阻まれた獣が、再び体勢を立て直す前に 左右を挟むようにして獣の左右に、真黒の闇が現出すれば、
獣が三方を壁に囲まれている隙に“星”を打ち込もうとする。 もっともその前に敵が脱出してしまう可能性もあるにはあるのだが。*]
(297) 2016/06/19(Sun) 02時頃
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/* >>306 この村、ラ神が僕にすごい優しいです…(さっきからあたらない
(-121) 2016/06/19(Sun) 02時半頃
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[前方と左右、三方を白壁と闇に阻まれて、 四脚の獣は真上へと逃げる。>>303]
…っ。
[咄嗟に上へ座標を設定し直せば、 運良くそれが彼女が手にしていた拳銃を弾き飛ばした。 そこに頭上から降り注ぐ、剣の雨>>198]
[真上から壁の外側へと逃げる獣を追いかければ、 凄まじい速度で景山の元へ駆ける獣が景山の身体に 一撃を入れようとしているのが、見えた>>306]
(311) 2016/06/19(Sun) 02時半頃
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[咄嗟に、身体が動いていた。 その手を頭上に掲げれば、そこに生まれたのは白と金の輝き。 それを、獣目がけて大きく振りかぶろうとした瞬間。
獣のそばに近づいてくる少女の姿が見えた>>309]
…っ。
[咄嗟に設定を変更する。 光が景山とゲームマスターである彼女と、そしてそこに近づいた少女を包み込むが、彼らを害することなく光は霧散した。
――よくはわからないけど、 あの少女には何か考えがあるのだろうと。 そう信じて一旦引くと、肩で息をしつつ様子を伺う。*]
(314) 2016/06/19(Sun) 02時半頃
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