191 The wonderful world -7 days of MORI-
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── 7th day?:スクランブル交差点 ──
[ そうして、おれは目を覚ました。>>+12
勢い良く身体を起こして、きみを探して。
自分の置かれた状況と、 ”脱落者へのミッション”に気がつくのは、
あと、ほんの少し、あとの話。*]
(+60) 2016/06/18(Sat) 00時頃
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うるせえ。 死んでから体面気にしてどうするんだ阿呆。
[馬鹿者、と小津に罵られれば。>>+36 にやりと笑って、横柄な口調でそう返す。 やられっぱなしは性に合わないのだ]
世界で一番美しい、もの……。
[小津の言葉>>+37に、頭上に渦巻く煙を見遣った。
美しいものを美しいと感じる心。 それを失ったと、確かに小津はあの時そう言った。
小津も、このコンポーザーに対して怒っているのだ。 その言葉の意味を、怒鳴は噛みしめた]
(+61) 2016/06/18(Sat) 00時頃
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[店内を煙の金魚が悠然と泳ぐ姿>>+38を、 怒鳴は呆然と見遣る。
それは美しい、白銀の舞い。 まるで、御伽噺の一幕のような。幻想的な光景]
……すげえ。
[素直に、そう声を漏らして。
思わず目の前で泳ぐ金魚に手を伸ばせば。 ばちんと金魚は宙で跳ねて、怒鳴の掌をすり抜けていった。
小津の合図と共に、金魚たちの動きが変わる。 早く、不規則で、先の読めない軌道を描くそれに。 目が回りそうな感覚すら覚えて。
凄まじいまでの、金魚たちの猛攻>>+47]
(+62) 2016/06/18(Sat) 00時頃
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――――やったか!?
(+63) 2016/06/18(Sat) 00時頃
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[思わず膝を叩いて叫ぶが。 次の瞬間には、怒鳴は驚愕に顔を歪ませる。
傷だらけの“クマ”が、“龍”へと姿を変えて。 カフェの天井を突き破って、舞い上がっていく光景>>+50を。
ただ怒鳴は、呆然と見送るほかなかった]
……は、は。嘘だろ。 ドラゴンになりやがった、ぞ。
[掠れた声を出して。 まるで神話に出てくる神様のような理不尽さ]
小津。俺らは、もしかしなくても。 とんでもねえモンを敵に回しちまったみてえだな。
[穴の開いた天井を、見上げた**]
(+64) 2016/06/18(Sat) 00時頃
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ひゃっ!輝にいの声で喋った…っ って、輝にいだから当たり前か。
乗る?背中に?
[恐る恐る背中に跨り、首にぎゅっと捕まってみる。]
あ…意外と乗りやすい。 えぇと、やる事は二つ。 協力してくれそうな俺らみたいなのを探す。 コンポーザーを探す。 見つけたら、皆で倒す。そういう事だな。
[体勢を整え、狼に騎乗した状態で、現状を確認。 耳元で話しながら、了解と頷く代わりに頭をこつんと狼の頭に合わせた。]
(+65) 2016/06/18(Sat) 00時頃
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―7th days?:スクランブル交差点―
[最後に見たのは、今にも泣きそうな顔をした幼馴染で、 大丈夫だよ、なんて、幼い頃のように手を差し伸べることもできず、 僕の意識は急激に沈んで――。
それから――?
がばり、と身を起こして、周囲を見渡せば、 最初の日とは違って、 きっと、そんなに遠くない場所に、彼と―― それから、遠くの空の“何か”>>+50が、見えたかもしれません。**]
(+66) 2016/06/18(Sat) 00時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2016/06/18(Sat) 00時頃
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[ ―― "……貴殿らは、金魚か?" >>3:412
幾何と名乗る死神に問うた事。 >>3:@76 その返事を男が知ることは無かったが、 もし聞こえていたならば、男はこう答えただろう ]
いいや、違う。 何故ならヒトは、金魚のように絢爛ではないからな。
(+67) 2016/06/18(Sat) 00時半頃
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―――― だがそれ故に、金魚よりも美しいのだ。*
(+68) 2016/06/18(Sat) 00時半頃
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[水の中ではなく空を泳ぐ白煙の金魚の群れは クマ目掛けて不規則な軌跡を描き、泳ぐ。
金魚の群れは、狙い通りにクマを切り裂くが、 怒鳴がやったかと声を上げるのと、 コンポーザーが密かに笑ったのは、ほぼ同時だった]
なっ……!?
[二足歩行の巨体が、空想上の生き物へと成る。 蛇のような身体に鋭い爪を持つ手と角を持つ龍。
狭いカフェの中を渦巻き、撹拌される煙は、 白煙の金魚の輪郭を消し去った]
(+69) 2016/06/18(Sat) 00時半頃
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[龍はカフェの天井を突き破り、空へと飛ぶ。 降ってくる瓦礫は再度テーブルの陰に隠れてやり過ごした。
騒動が静まった頃。 天井に空いた穴から空を見上げる。 隣から呆然とした怒鳴の声が聞こえた]
何を今更。 どんな者であろうが、諦めるわけにはイカン。
[いつか、類に語った「諦める事と諦めない事」>>6:+28 どちらを選ぶかはその時々で考えろと。
―――― 今は諦めてはならない時だ]
(+70) 2016/06/18(Sat) 00時半頃
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追うぞ、ミスター。 まさか、怖気づいたわけではあるまい。
[冗談めかしながら口端を上げて、 迷いなき足取りでカフェの出口へと向かった]**
(+71) 2016/06/18(Sat) 00時半頃
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>>+65 (まぁ、そう、やすやすと賛同者が集まるとは限らないがな。)
[圭一を乗せると、派手に蹴り飛ばした出入り口、今度は狼の姿で扉をでる。]
(多分、さっきのダッツのアイスは、魔法力2倍ってやつだ。 なんちゃってな。)
[そんなことをいいながら、さてと外に出て、見上げる空。 ちょうど7見えたのは、この世界にはいないはずの動物の姿だったか。]
(+72) 2016/06/18(Sat) 01時頃
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[ 顔をあげたら、すぐ近くにきみ>>+66がいた。
雪崩れ込むように蘇った記憶が、 響く声>>4:+0>>4:+1が、 きみに、きみとおれに起こったことを、 忠実に、思い起こさせる。]
── ネル、
[ きっと、二度目だった。
おれは、今この瞬間に これまでに経験したどんな瞬間よりも、 自分のあまりの愚かしさに、 絶望というきもちをあじわって、 ただ、この世界から、消えてしまいたいとさえ思った。
この七日間のはじまりの、あの日以上に。
── だけど、チャンスもまた、あった。]
(+73) 2016/06/18(Sat) 01時半頃
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[ ── 紀陸類は、まだ、あきらめない。あきらめられない? ]
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(+74) 2016/06/18(Sat) 01時半頃
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── ネル、おれ、
[ ”今度こそ”って、また思う。
繰り返し? 繰り返しなのかな。 何度だって、たぶん、おれは思う。思ってしまう。 どうしても、きみに、生き返ってほしい。 きみだけ、生き返ってくれるなら、それでいい。 そのためだったら、なんだってする。
だって、おれは、きっと、 いや、間違いなく、 一度ならず二度も、死をも覆して、 そのためだけに、ここにいるのだから。]
(+75) 2016/06/18(Sat) 01時半頃
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[ ── 違うの? ]
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(+76) 2016/06/18(Sat) 01時半頃
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[ また、きみを死なせてしまった後悔とか、 二度目の死の間際、きみが言ったこと。
銀色の死神が、小さい死神が、 元・同級生たちや、お菓子をくれた参加者とか、 ── その、ほとんど名前も知らない誰かたちの言葉や、
なにもかも、ごちゃまぜになって、 おれは、]
……おれ、ネルに、生き返ってほしいよ。
それは、あきらめられないよ。 なにがなんでも、ネルには、生きてほしかった。 ……生きてほしい。
[ おれは、やっぱり、それしかないんだ。 と思って、ただ、それが、怖かった。**]
(+77) 2016/06/18(Sat) 01時半頃
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>>+72 …だよな。どんだけ話が通じてるか、知ってるかでも変わるし… なんか、左の方からすごい音がした気がしたんだけど… ……へぁ!?
[動き始めるとさすがに揺れる。 ただ、互いに霊体だからか、謎の安定感はあって姿勢は保てる。 そのまま扉を出て、空を見上げて二度見。>>+47>>+50]
でかい蛇?龍? なんか、すげー長いのが南の方に飛んでったけど… あれは、アレか。 コンポーザー…しかないよな。 レベルアップしてやがる…
[実際にはレベルアップではないのだが。 印象としては、鮫がもっとやばいのに進化したような、そんな感じ。]
(+78) 2016/06/18(Sat) 01時半頃
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魔法力2倍…あったらいいよな。 二倍の力で、ドーン!って。
いや、この状態で移動なら、落ちないギリギリ出力上げてでかいの投げて… ヒット・アンド・アウェイでもっかい力が溜まるまで待つとか。 そんな作戦もとれないことは…ないのかな。
接近戦じゃない時には。
[皆方の主力攻撃は近接。 ただ、あの大きな龍相手に近接戦は 鮫の時の二の舞になりそうで。 遠隔戦に対応できそうな作戦を考えてみた。]
(+79) 2016/06/18(Sat) 01時半頃
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ケイイチは、もう一度、龍の飛び去った方角に目を向けた**
2016/06/18(Sat) 02時頃
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― エコーシティ上空 ―
[ふわりと浮かび上がる巨体は、伝説の中に出てくる龍の姿。 雷雲を呼び、竜巻と共に飛ぶと言われています。
僕にそんな力は、あるのかというと。 残念ですが、UGの中限定でになります。
――久方ぶりに燃え上がりそうな気持ちを、認めざるを得ません。 この僕に臆することなく挑んで来るだけでなく、啖呵まで切った魂の残滓たち。 興味深さは増します。
遊戯というものは、見ているだけではなく、参加しなければ楽しめない、というやつなのでしょうか。 マブスラは観戦だけで熱中できたのですけどね。
ここで再び、誰かの訪れを待つことにします。 今の姿は、間違いなく目立つでしょう。**]
(+80) 2016/06/18(Sat) 02時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2016/06/18(Sat) 02時半頃
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[自分の身に起こったこと。 背に走った衝撃と、泣き出しそうな幼馴染の顔。 行き着いた答えに、僕は、あぁ、と嘆息を吐き出しました。
つまり、僕が、ルイを。 一蓮托生の身。“そういうこと”なのだと気づいて、 僕は、その場に座り込んだまま、うつむいてしまいました。
一体、彼に、どんな顔をすればいいのか。 僕の頭にあったのは、それだけで、 僕の名前を呼ぶ>>+73彼の声にも、顔を上げられません。]
(+81) 2016/06/18(Sat) 09時半頃
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[それでも、彼は、未だ、 僕を、生き返らせたい、と>>+77、そう言うのですから、]
……僕だって、ルイと、 ルイと一緒に、生き返りたい。
[僕は、ようやっと顔を上げて、彼に、そう言ったと思います。 僕ひとりだけ生き返っても、意味がない。 彼と、一緒に。
幸いにも、着信を告げた携帯にあったメッセージは、 未だ、可能性が残っていることを示しておりましたから、]
(+82) 2016/06/18(Sat) 09時半頃
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……まだ、ゲームは終わってない、って。 だから、ね。
[一緒に、生き返ろう、って。 そう笑って、彼と共に、歩き出したでしょうか。
目指すは、南の方角。 雑踏に不釣り合いな、光る彗星のような“何か”>>+80が見えた先。*]
(+83) 2016/06/18(Sat) 10時頃
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[ きみが、”一緒に生き返りたい”と言うとき、 おれは、どんな顔をしていたのだろう。
おれ、別に、生き返りたいとか、思ってないよ。 生き返りたくないと思うほど、嫌いでもなかったけど、
── たぶん、おれがひとりで死んだなら、
はじまりのあの日、きみがいなかったら、 出会ったのが、桐原でも、小津さんでも、 例えば、父さんや母さんでも、
きっと、おれは、 こんなゲームに参加もしないで、 とっとと消滅していたように思うし、 生き返る権利を賭けて争うとか、 そこまでして、取り戻したい人生でもなかった。]
(+84) 2016/06/18(Sat) 11時半頃
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── 記憶:ヒゲ探偵と見つからないねこ ──
……あきらめるのなら、得意なんですけど。
[ なにか、諭すような小津探偵の言葉>>6:+28に、 へらり、と、笑えたらよかったんだけど。 日頃サボりっぱなしの表情筋が、 そう都合よく働いてくれることもなく、 淡々、ぼそぼそと、言葉を吐いただけのひとになる。]
……ねこはがんばって探すことにします。
[ あきらめないほうがいいものなんて、 見当たらないですよ。とも言えないで、
ひょこり、と、頭を下げた。夕暮れ。*]
(+85) 2016/06/18(Sat) 11時半頃
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── ネルが、そう望んでくれるなら。
*
(+86) 2016/06/18(Sat) 11時半頃
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── 中央エリア→南エリア ──
[ きみが望んだ答えじゃなかったとしても、 おれの口から言えるのは、きっとそれだけだった。 ほかに、なんにもないんだもの。
だから、それ以上なにも言わず、 きみと肩を並べて歩いていく。
空になにかが浮かぶ場所>>+80へ。
「あれかな?」って、きみに囁きながら、 あるいは、途中で誰かに出会ったにしろ、]
(+87) 2016/06/18(Sat) 11時半頃
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[ 最終的に辿り着いた先で、 おれは、迷うこともなかっただろう。
長ったらしい前口上なんか、 ヒーローでもなけりゃいらないんだって、
攻撃なんて、全部きみに任せて、 おれは、的を固定する手助けをするだけだって、 駆け寄って、そのまま、勢いよく地面を蹴って、
飛ぶ。**]
(+88) 2016/06/18(Sat) 11時半頃
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[やっぱり、彼は、訳が分からないという顔をしていたので、 僕も、困ったように笑って、行こう、と、促すだけでした。
僕が、何のために絵本作家になったかなんて、 きっと、君は考えたこともないのでしょうし、 そもそも、言ったこともありません。
けれども、また、一緒に、二人で絵本を読もう、なんて。 何だか、余りにも子供っぽ過ぎる気がして、言えやしないので、 それでいいのかなぁ、とも、思わなくもないのです。]
(+89) 2016/06/18(Sat) 15時半頃
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