158 Anotherday for "wolves"
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うん、……すまないね。
[恐らくは娘が彼女に迷惑を掛けたのだろうと。 そう想像して、クラリッサに向け小さく頭を下げた。
少し前、娘が彼女に零した言葉>>460を父が聞くことはなく。 ただ昼間の話はやはり衝撃が大きかったろうかと案じるばかり]
君も、疲れているだろうに。
[心優しい花屋の娘。 今はどの花が良いだろう、どれが一番綺麗だろうと。 花にはからきしの男の相談に、以前は良く乗ってもらった>>177
月日が過ぎ、大体の目星がつくようになってもそれは変わらず。 真剣な顔で花選びに付き合ってくれる様を嬉しく思っていたものだ]
(472) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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兄さんも、一緒に行くんだろ、花摘み。 飼われてた頃、俺は何度か付き合わされた。飼い主、女の子だったからなぁ。
花冠、頭に載せてもらえたのは嬉しかったし、誇らしかったぜ。
メアリーに作ってもらって、お前さんの手で兄さんにやってみたらどうだ?
[などと、更に勝手な言葉を紡いでいく。ちらり、視線は黒い獣を見て、そうしてジョスランへと戻し]
ま、たまには経験したことないこと、やっていいんじゃないか? 花摘みの時、お前さんがどうしてたか聞いてみたいしな。
[肩身の狭い思いをしたなら、悪かったと慰めよう。 それが存外ジョスランにとっても楽しいと感じられたなら、男にとっても嬉しいとも思える]
まぁ、あとアレな。 女の子二人と、お前さんと兄さんの二匹。 この時勢じゃ、ナイト様として頼り甲斐もありそうだしな。
(-222) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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/* ここまで書いていて、ワケが判らなくなったので放置した(
(-223) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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知ってる。 だから二切れ持ってきた。
[>>456サイラスから掛けられる声のあとの >>468ジョスランの言葉には相槌を打って。 追加の注文、シチューとサラダとそれと水、 黒犬の為の肉とおまけのミートパイは二切れ。 ジョスランの前にことりと置かれた。]
…何か、大事な相談?
[そう声を掛けるけれども声を潜める様子が見えるなら 邪魔はしてはいけないのかと、2人から一歩引く。]
(473) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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[まさかこんな相談されるとは思っていなかっただろう、 俺もこんなことを相談することになるとは思わなかった。
一度話し始めればすらすらと言葉は出る。]
メアリーはね、なんというか。 あの話の後で少し寂しがっているようだったから。 たまには付き合うのがいいのかと思ったんだ。 そもそもめったにこんなことに誘われない。
あいつらが可愛くない筈ないだろう? お前やドナルドじゃないが、妹がいるならあんな感じかと思うし。 二人だけで出歩くと知っていて、 何かあったら怖いし保護者でもいいと思ったし。
困るのは、……人の味を聞かれることぐらいだ。
[俺はまだそれを知らないと、サイラスに話したことはあっただろうか。]
(-224) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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「どうしたんだい?」 [という父の声と]
「メアリー?」 [という父の声が]
?? [重なったように聞こえた。]
……何だか耳がヘン…。
(*37) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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─ 花屋の話 ─
ああこれは…妻の好きだった花でね。
[ある時、アネモネの花を選んだことがある。 花を選ぶうち、折に触れて言葉を交わすようになった。
決して多い、長い話ではなかったけど。 妻はこの色が好きだった、この花が好きだったと。 大体、キャサリンと花の話をしたようにも思う]
… ありがとう、
[そうして花屋の静かな気遣いを優しい束にして、 妻の墓へと向かうのだ。 折に触れ、墓に供えられている小さな花>>345 その隣にそっと並べるために*]
(474) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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/* >>453
後で拾うとこ
(-225) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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[視線は、しっかりと感じていました。>>465 私が向けるのは、駱駝色のカーテンの下の瞳です。 何かご用があるのかとも思いましたが、私ではなくサイラスさんか はたまたそちらに歩みを進めた、不思議なアルカイドさんのほうだったのか。 不思議そうに首を傾ぎます。
足元で大人しそうにしている彼のお兄さんに小さく手を振って見せてから 私は木目に向かったのです。]
(475) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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[酒場に増える影はラディスラヴァのもの>>449。 「やあ」と短い声を掛けるだけにとどめるは、 教会で音なく歌う姿を見かけたが故に。 まだ気まずさのようなものがあるかもしれない、と それは遠慮がちに紡がれた。
グレッグ>>457の視線が此方を向けば軽く手を掲げて]
ごめん、水、もらえるかな。 ちょっと、酔い、さましたい。
[もう片方の手を軽く口許に添え 酒気こもる吐息を熱とともにゆっくりと零す。]
(476) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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ああ。美味そうだ。
[>>473前に置かれた料理はいつものそれ。 シチューにスプーンを突っ込んで食べ始める前に、 ちらりと視線を向けた。]
いや、グレッグにも聞こうとは思っていたんだけど。 ちょっとだけな。
[真面目な顔をしているが内容はあまり、だ。]
(477) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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メアリーが、お前と本当の兄妹じゃないと気づいていて。 でも、気づいていることを黙っていることに、 悩んでいるようなんだ。
その辺はお前らが解決するとして。
メアリーって、何が好きなんだ? さっきの話の後かなりテンションが下がっていたから 元気でるような飯か、なにかあれば知りたい。
[ロリコン的な意味では無くて。]
(-226) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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おいで。
[やがて娘が此方に気付いて手を差し出せば、 男も少しほっとしたように、その手を取った>>471 手の内の銀の薔薇は見えぬまま。 不安げに握られた手を、温もり伝えるように握り返す]
クラリッサ、本当にありがとう。 良かったら…何か食べていっておくれ。 もう暗いから、帰るならば仕方がないが。
[そうして少し、言葉を切って]
───明日、伺うよ。
[毎月毎日の予定を告げた]
(478) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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[>>475無言で見つめたら単なる不審者であると気づいたのは ラディスラヴァの手が俺ではなく獣に向いたからだった。
いやそうじゃないんだ、と言い訳できたらしたい。 ダメな泥沼に足を突っ込んだ気分だ。 仕方ないので、肉をあらかた食べ終えた獣をけしかけた。 兄さんは軽い足音でラディスラヴァの足元へ向かうと 勝手に寄りかかって寛ぐだけ。]
(479) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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[微笑みが女のくちびるを彩る>>*36。 漏れる声は空気震わすそれではなく、 直接響くような、音色。]
――…ああ、もうひとりはキミだったんだね。
ラディスラヴァ。
[教会の天井を仰ぎ紡がれるべきはこの音色だったか、と。 ふ、と目を細めて酒場に現れた彼女を見詰めた。]
(*38) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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こんだけ手を広げておいて眠いやばい。
(-227) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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[手を握れば、傍に寄れば間違いなく匂う血の残り香。 人より鋭い人狼の嗅覚の所為だろうか。 いや。それならばクラリッサもとうに気付いたはずだ。
…… ざわり。 心をざわめかせる血の香り。
感じられるのは”血”のためか。 それともこの身が、とうにまどろみの外にある為か]
(*39) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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[>>470俯いている彼女は何を考えているのか。 案外木目を数えているだけなのかもしれない、とも考えて。 長い髪に覆われたその目元を最後に見たのは何年前か、]
明日もまた来るよ。 ジャム忘れて行ってるから、 早めにくるんじゃないかな。
[普段はそういう忘れ物をしないから、と呟いて。 ラディスラヴァが不安げに見えるのは 先程の招集で仲のいい友達のことが気にかかっているからだろう。
少しのミートパイに頷いて、]
ホットミルクも一緒に飲む? 用意するから、ちょっと待ってて。
[そう言って、 先にサイラス達の席に注文の品を持っていく。]
(480) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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[すらすらと出てくる密やかな声に、男は頷きを見せながら耳を傾ける。 ジョスランの真摯な声は、どこか心地いい。
メアリーが淋しがっていいるようだったと聞けば、花摘みにそぐわなさそうな彼が、それに同意したのも頷けてしまう]
そうだな、兄さんとジョスランがいるなら、二匹の保護者になるだろ。 頼り甲斐があるって、マーゴの保護者もどきの俺からも思えるよ。 ……村の空気が空気だから、ちぃと荷が重いかもしれんがな。
人の味、か。 それは知らなくていいことだし、この村ならば不要な味覚さ。
[以前、何かの拍子でジョスランから同じ言葉を聞かされた。 その時男が返したものと、今告げた囁きは変わらない]
(-228) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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もし訊かれたら、必要のないことだって言ってやればいいさ。 この村──さ。今は、ちょっとそれどころじゃないけど。 人と俺達ひとおおかみが、絶妙な均衡を保って共存している村なんだ。
だから、人の味なんて知る必要ないんだって、さ。
そも、この村に人の味を知るひとおおかみは存在しちゃまずいだろ。 それこそ、いらねぇ火種を生みそうだ。
[既に均衡なんてなくなっていることを、まだ認められないし、この村にはやがて関係なくなるだろうと、男はそう願っていたから。 願いのまま、そんな声を紡いでいく。
己こそがその火種になりそうな、人の味を知る存在だということは、飼い犬だった過去を話した時に、やんわりと伝えていた。 だからこそ、ジョスランから人の味、なんて話題を振られたのだろう。
そんな納得を、内心で抱いた]
(-229) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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[未だ元気の戻らない少女の顔色は、夜目に見てもあまりいいものではなかった。 小さな身体で気を配る彼女を想えば胸が痛んだ。>>460>>463 か細く告げられた願いにも>>467、その想いは伝わってきて。 離れる前にもう一度、緩く彼女の身体を抱きしめた。]
明日、もし時間があるのなら、うちにいらっしゃい。 お菓子を用意して待っているから。
[そう、約束を取り付ける。 彼女の肩を、二の腕を、順に手のひらで撫でるように辿って。 最後に手のひらぎゅっと握りしめてゆっくりと離れた。]
今日はありがとう、メアリー。
[咄嗟についた先程の嘘を重ねるように、少女に礼を告げて。 小さく頷く合図は、先程彼女の願いを叶えるためのもの。]
おやすみなさい。
[手を振り揺らして、彼女を見送る。]
(481) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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[>>473大事な相談か、と口にした時。 もやもやと何か痞えるような心地になったのは 一体何だったのだろう、 軽く既視感のようなものを覚える。 つい先程の――…ベネットの方を見遣ると、 丁度目が合って>>476声を掛けられた。]
ん…、 行くよ。
[ベネットに頷いてから>>477ジョスランの声に 緩く、首を傾げる。 小さな呟きにああ、と小さく声を上げて。 軽く宙を仰いでから、ぽつぽつと呟きその場を離れた。]
(482) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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メアリー、少しいいかね? 食材を取りに来たんだよ。
[もしもクラリッサが食事の誘いを受けてくれるなら、 先に入っていておくれと言うつもりで。 娘は恐らく、手を離さない方が良いだろう。 そう考えて、メアリーには食材小屋へ付き合って貰うことにした。 なに、敷地内の小さな小屋だ。 そこで取ってくるのは、チーズと少し足りない肉と]
(483) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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メアリー、聞こえるんだね。 お前、何をしてきたんだい?
…血の、匂いがしている。
[責める風はなく。 案じるように、確かめるように乗せる声なき囁き]
(*40) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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[シチューを食べる手は止まらないが、 話をする口もサイラスの返事を聞く以外は動いていた。]
背伸びしたい年頃なのは俺もわかる。 ただな、今は子供だけでというのを見離せない。
マーゴにしたって、俺はあの子にどう接したらいいんだ。 触ったら壊しそうでかなわんぞ。 変に触るつもりもないんだが。万が一だ。
……まあな。俺はここのパイの味が好きだ。 それで生きて行けるならば、人の味なんて必要ないな。
[サイラスの特異な過去を聞いたから、だろうか。 そんな話になってしまったのは。]
(-230) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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[強く握り返されれば温もりも一層増して。 それが嬉しくて、握る手を離して裾をつまむ。
ルパートにしゃがむようにせがむと耳元で小さく告げる。]
(484) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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お父さんはいつだって、
[そう、いつだって。 人を手に掛けるには老いた、 ぬるま湯に馴らされすぎたこの身だけれども]
お前と──…
[声が聞こえる。ひとつ、ふたつ。 ああ、うたかたの夢から醒めた者らの声が]
…──── お前たちの味方だよ。
[闇に光る獣の目を伏せ、そう囁いた]
(*41) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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お父さんはどこにもいっちゃやだからね。
(-231) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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[それからルパートへと視線を移すと、 謝ることはないのだと。 気に病むことでもないのだと。>>472 言葉にする代わりに緩く首を振リ揺らす。
こんな時、親子だからこそ伝わってしまう不安なのだろう。 彼の計らいを申し訳なく思いながらも>>478]
ありがとうございます。 私は母が、きっと待っていますから。
出来れば、私の代わりに彼女へ。 メアリーに、ホットミルクをお願い出来ますか?
お代は明日、必ずお渡ししますから。
[明日──、それは奇しくも彼の妻との別れの日を意味する。 何も出来ない自分は、ただ彼らの不安を和らげるように、淡く笑むだけだった。**]
それでは、おやすみなさい。
(485) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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[ベネットさんにも、短く声を掛けられました。>>476 どうしてでしょう、少しの気恥ずかしさが過ぎります。 口をはくはくさせるだけの、音なき歌を聞かれたせいでしょうか。 挨拶の変わりにする会釈も、どこかぎこちなくなってしまいました。 恥ずかしいのだから、仕方ないのです。]
……、…っ!
[更に俯きかけた時、足元には暖かく寄りそう獣の姿。>>479 寛いでいるようなので、追い払うわけにもいきません。 何より足元からではありますが、その温かさは 今確かに、不安を解いてくれる一つでもありました。
弟さんの弁明の気持ちも知らず。 私はそっと手を伸ばし、その毛並みを数度撫でました。]
(486) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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