97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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[耳元に、瞼に落とされる唇(>>390) その言葉に男はただ、静かに涙を流したまま。
『追ってきたのか』と思っていた(>>130)のは、響界機関(>>365)
《聖なる主/イェホシューア》が愛されていた場所。 そして、皆に愛されていた彼を引きずり出した場所。 男が裏切った組織だった。
そして目の前に現れたのは、彼に似た声と音と表情を持つ《ダレカ》。
どうして? なぜ? おまえは誰だ? 強い妄信か、執着か(>>505) 堕ち続ける天使には、掠れた声のテノールには、まだ何も分からない。
《幸福の歌/ハピネス》も歌うことさえ出来ぬ哀れな片翼。]
(507) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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妖精じゃない。そういった。 アルト。わかった。それが君の名前?
[名前がある人間は多いのだろうか。どうだろう。 少なくとも自分は今チェレスタで不便はしていないが、名前はない。]
スータン? スータンは、何? これ? ふく? この服は、着なさいといわれた。着せてもらった。
[彼の考えるその神父に言われたのだということは言わないが、自ずと知れてしまうだろうか。]
(508) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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[見た目はまだ年若いが、 若さ故の素直な言葉ではない感触。 セシルの本体と幼馴染、というが あの猫とこの少年とどういう話をするのか 何処か想像がつかなかった。]
普段は、何をされているか…… アスランと幼馴染、と。 あなたの望む結果になる、きっかけが あるかもしれませんし……
……ああ、そうだ、それと、名前。
[名前がない青年は、名前を聞き忘れかけて そうと付け足しながら。 ……青年を知っている?いや他人の空似だから だから、必要だと、少年の機嫌に 心の中で言い訳を思った。]
(509) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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吹牛方士 芙蓉は、メモを貼った。
2013/09/28(Sat) 01時頃
吹牛方士 芙蓉は、メモを貼った。
2013/09/28(Sat) 01時頃
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そう、そうだ、歌わなくちゃ。
[出口になるかはわからないが、これだけの隙間があれば、チェレスタには出来ぬことも他の誰かであれば出来るかもしれないと、オルガニストを呼ぶべく息を吸う。]
A《ラ》――――
[はじめに彼を呼んだのと、同じ音。 煌めくような音色が、壁に跳ね、廊下に響き、やわらかくも力強く、声を届けようと。]
(510) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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/* つまり響界機関はイーシュに敵視されてるらしい把握。
所で、ソプラノ→機関絡みで死んだ? テノール&アルト→何故か天から落ちて死んだ(別口、だよね…?) バス&5人目→不明
なかなか、音域天使は全員散り散りになった気しかしない。 故にの古の天使たちなのだろうかわからん
(-192) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/09/28(Sat) 01時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2013/09/28(Sat) 01時頃
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―1900年代:倫敦 巡礼者のための客室―
[白い指先(>>505)に重ねるのは、浅黒く落ちた色の皮膚。 嗚呼、これが《聖なる主/イェホシューア》だとすれば―――…。
瞼が開く、その眸の色は明之にしか見えないだろう。
涙をたたえた 色の眸がゆるりと瞬く。 少し長い睫毛の上に朝露が煌き揺れるように、雫がはらはらとその白い指に落ちた。 腕を伸ばしその体を抱きしめる、それは寝惚けているからか半ば強引なものだ。 冷えた体を確かめるように、その止まった《鼓動/メロディ》を確かめるように。
私の、
私の愛した、
《神》なのかと。]
(511) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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そう、俺はアルト。 君は、妖精じゃなくて、チェレスタ。
[どうにも、考えている会話よりも、テンポが遅い。 確認する必要の無い事も逐一確認しそうな辺りから、どうしても、子供に言い聞かせる様な言葉になってしまい、変な気持ちだ]
……着せてもらった……?
[厭な予感は覚えた。嫌な予感までは覚えたのだが。 スータンを、あのえせ神父までに繋げる、連想力に掛かる気力体力が、生憎少年にはなくて、実は思考が中途半端な処で放棄される]
(512) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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……
[男を見る目は冷えている。 物言いたげに少年の唇は震えたが、音は紡がず。]
……。
ロバート。 ロバート・グウェンドリン。
大聖堂に一番近い、セント・フィルゲア寄宿学校に通ってる。 アスランとは昔から、"世話させてもらってるよ。" "やんちゃだから、よくやらかすタイプでね。 一緒に叱られることも多かったけど、"
…… つまらなくは、なかったから。
[口からでまかせを適当に言って、様子を見るよう視線を『セシル』へ向けた。]
(513) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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と、とにかく。
俺、出口ちゃんと見つけたから。 ……もう、頭がくらくらして。
[ふら、と壁に身体を預ける。 建物の中に入れば、雨風凌げるから、気が緩み始めた]
(514) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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[また意識が途切れかけた時。煌く何かが視界を横切る気がした]
A《ラ》……。
[壁を、廊下を、子供の様飛び跳ねる、明るく煌いた音色の声。 チェレスタの紡いだ声が持つ輝きに、くらつく意識もとりあえず、少年は瞳を瞠り]
(515) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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[チェレスタの紡ぐ声を追いかける様に、少年もまた息を吸う]
D《ラ》――――
[チェレスタから三歩上へと歩いた音を、煌く音色に重ね合わせた。 壁や廊下を飛び跳ねる音色に、もうひとつの、穏やかに伸びたアルトの声が、チェレスタの声と共に届けられた]
(516) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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[突然現れた眼鏡の少年と 神父のやり取りを見る
少年はこの身体の持ち主を"幼馴染み"という さらに、神父を"叔父"と呼ぶ
何処か斜に構えた彼が"大事"という それを素直に受け取っていいものか? と、思いながらも
自分はこの身体の持ち主ではないのだから 彼がいうことにも一理はあった]
(517) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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[それは響く声に和音を唯重ね合わせただけの声。
混じり合う、三度を跨いだ音色と音色。 然し、それは独りの詩しか知らない少年にとっての。 始めての、共鳴する旋律、響きあう音色。
――――三度を重ねた、二つの声が、聖堂に届いたその時]
(518) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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[――――倫敦を覆う曇天から、雨が降り止んだ]
(519) 2013/09/28(Sat) 01時頃
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/* >>516 それはD《レ》だ! きっと!
(-193) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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そう、着せてもらった。
少しまって。ぼく一人じゃ、むずかしい。
[壁に身体を凭れさせる彼が、寝台を求めているのは知っているが、ここのどこに寝台があるのか、どう連れて行けばよいのか、チェレスタにはわからない。 それも含めて、呼ばなければならない。]
[歌声は、和音となって茨の大聖堂を響き渡る。]
(520) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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あの…ロバート君、そこは私もいたんですけど 君は中等部の生徒ですか?
[しかし、神父の甥と名乗るこの少年 着ている制服は高等部のもの
寄宿学校の生徒数はそれなりとはいえ 最高学年ともなれば 同じ高等部の下級生の顔くらいなら 流石に見覚えくらいはある
ふと、気になって]
(521) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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グウェドリン…………
[他人の空似だ。] [青年は眼鏡の少年……ロバートの 震えた唇に何度も心の中で思った。 グウェドリン、その言葉は非常に馴染み深く。 なぜ馴染み深いのか、わからなかったけど。]
嗚呼……名門校ですね。 言われてみれば、そこの制服だ。
[名前から思考をそらすように 学校名に感想を漏らす。 ……名門校の生徒にしては アスランの服装は奇抜だったが。
……ロバートは今話している印象と 見た目とは違いアスランの印象と 近い性質らしい。 知らぬゆえに素直に驚いて。]
(522) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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[重なりあう音。それは共鳴《ハーモニー》。 天使の声は後援を得て、また時には己が後援になって、旋律を紡ぎだす。 甘やかな恍惚《トランス》。眩くような響きは、聖堂を超え、茨を壁を伝い、空に触れ。]
[雨音というコーラスが徐々に弱まり、和音は晴れやかに。]
(523) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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へぇ……そうは見えないのに、意外です……と
[その時だった。 チェレスタの《A》が響いたのは。
少し遅れて……聞い覚えのある声の……《D》]
と、すいません、連れが呼んでいるようで…… そちらへ行かなければいけません。 ロバート君もいらっしゃいますか?
[と、口にしつつ音の方角を見、 返事がわりにパイプオルガンの《F#》をひく]
(524) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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चि गाउ ......
[首をゆるく振り、うつむいた男の耳に届く音は《A/ラ》《D/ラ》。 唇はまるで導かれるように一音を紡ぐ。]
《F/ラ》
[二音が重なり、倫敦中に雨が降り注ぐ。 ならばその和音が三つになり、マイナートライアドが開かれた時には?]
(525) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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神父様…私が死んで、どれくらいですか?
[見覚えのない下級生が高等部にいる 転入生だったとするならば 尚のこと、印象に残っているはずで
見知らぬ彼への疑惑が沸き起こる]
(526) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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/* しま。三度じゃねえ、四度になってる。 三度でもDじゃなくてCだよ俺のばーかばーか!!ww
とんでもないイージーミスだけど、よくあると思うの。 ドCとレDの間違い……(赤面
(-194) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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/* おるがにすとと似た響きをかなでちゃった(*ノノ)
(-195) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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[響き渡る和音、もうひとつ >>525音が加わって。 どこまでも共鳴する、雨雲を払い、 倫敦に陽光を届ける音が。 そのさなかの質問 >>526に、一つ、二つ年数を数えて。
……青年には学生時代の記憶はないから、 学校のシステムはわからない。 セシルの言葉にそうなの?と首を傾げつつ。]
……あの初夏から3年…… もう、そんなになるんですね
(527) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/09/28(Sat) 01時半頃
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……? 何、言ってるの。 アスランは、
…………ああ。『セシル』は、ってことか。
[アスランは、寄宿学校の生徒ではない。 眉を寄せかけ、そうか、と。]
いいや。 高等部だよ。 ……そりゃ、背はあまり伸びてくれなかったけど。
[アスランだって、ましてや叔父ならなおさら、見上げるしかできない。 首が痛いから縮めばいい。]
(528) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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吹牛方士 芙蓉は、メモを貼った。
2013/09/28(Sat) 01時半頃
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っ……
[音が、重なる。
ひとつ ふたつ みっつ。
唯でさえ感度の良い耳が、脳内へ音を吸い込みすぎて。 片手で頭を押さえれば、目の前の壁がまた、ぴしり。]
……いや。 僕は、行けない。
これがあるから。
[手の甲でトントンと壁を叩いてみせる。 透明の罅割れは、向こうからは見えないのかもしれない。 声は通るようだけれど、明確に在る、空間の境目。]
(529) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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[聞こえる、F《ファ》。けれど音の高さは、半音違う。 返る二音に戸惑う、それが小さなきっかけとなって、浅いトランスは醒める。]
……、
[パイプオルガンの音は聞き違えない。が、もうひとつ知らない声が混じっていて、瞬いた。 しかし返事があったことに違いはない、と。]
ええと。 だれか来る、から、まって。たぶん。
(530) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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/* 降ったり止んだり、忙しい倫敦。
コードなんてわかんないよー、うわああーん!! 音楽なんてフィーリング一直線だよおおお><。
(-196) 2013/09/28(Sat) 01時半頃
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