42 とある結社の冬休暇
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僕は、あなたが人で無いことを確かめにきた。 その為に、22年。 あなたを探していたんです。
[ベッドの傍らに、屈んだ。 キャサリン・クロフォードの瞳を、覗きこんだ。]
知らないと仰るのなら、すみませんが髪を一本拝借したい。 それで、僕にはわかります。
(+15) 2012/01/15(Sun) 05時頃
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……。 元々、この村ではよそ者のあなたが、 かつて大量に人を殺めた化け物だなんて、 根も葉もない噂を流すことは、僕達だってしたくない。
[田舎の性質は、よく知っている。 噂は瞬く間に広がり、あらぬことでそしりを受ける。 大概は家族ごと。まして、病に臥しているのでは――…]
(+16) 2012/01/15(Sun) 05時頃
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事実、パメラ・ミラーでなければ、それでいいんです。 どうか。
(+17) 2012/01/15(Sun) 05時頃
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[どうか。]
―――――人違いでありますように。
(+18) 2012/01/15(Sun) 05時頃
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[終わったときに、ひとりになったグレッグに、 ケヴィンがその内心を尋ねた事は無い。
『……来るか。』と、たった一言の短い言葉に
グレッグが頷いたときも同じだった。
それ以上の問いも説明も、 重ねられる事はなかった。]
(-1) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[グレッグが頷いたのを見た後に、 結社員用の大きな旅用の鞄をひとつ渡して、 必要な物があれば、もっていけ。と、 やはり短い指示を出す。 出立はいつだ。だの、 食事もあるなら持っていけ。だの
変わらない表情のまま、 何をすべきか。だけを教えて]
[そうして、同行していた他の結社員の居留地に行き、]
(-2) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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生存者を保護します。
[──と。前に出させたグレッグの背に手を置いて 既に決めきった声で他の結社員たちに言った。]
(-3) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[顔を見合わせるものもいくらかいたが、 そのときに同行していたローズマリーが、 あっという間に何を言うのも諦めて 「いいんじゃないのぅ?」と、 いつもの調子で投げだしたから、 あまり揉める事も無くグレッグの保護は決まった。
事後処理のどさくさとも言うが、 反対意見についてはケヴィンが責任を持つ。という一点
張りの主張と態度に大きな声になる事もなかった。]
(-4) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[その後。
ケヴィンとグレッグは、ケヴィンが約束した弔いのために、 もうすこし村に残ることとなる。]
(-5) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[動かない人間の身体は重い。
動かない、人狼の身体も、同様に重い。
グレッグが残る事に、反対はしなかった。 ただ、わかった。と了解を告げて。
ついてくるな、と ケヴィンが言うことは無かった。
手を出さぬことについても、何も。]
(-6) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[視線のうちに咎めるような色を感じたとしても、
──それについて、何かを言うことも無かった。
ただ、墓地へと向かう足を止める事は無く。 向けられる視線どれにたいしても 行動のみで答えるように、
重い死体を、ひとりひとり。
──丁寧に、墓地の穴へと下ろしていく。]
(-7) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[それは。少しだけ"軽い"身体を運ぶときも同じ。]
(-8) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[ただ。最後になったその子どもの形をした死体を運ぶ時に、ケヴィンの視線は、ものを思うように俯いていて、他所を向かない。]
["保護"されていた、最後の、人狼。]
……
[かぶせられた袋の下でぐらつく小さな頭が揺れないように、 幅広の手が、頭の丸みを押さえた。]
(-9) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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──事件回想:集会場──
[集会場に、最後の三人が残った日。
夜半に集会場内から最多投票で選ばれた男を連れ出した後。──朝、"搬送"のために入った集会場内の、血まみれになった犠牲者の部屋の前で、
「出してくれ!」と懇願していたのは、
前日、子供だけは殺せない。と、 ──最後まで震えながら言い張っていた男だった。]
(-10) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[ケヴィンの腕にしがみついていた男は、要求が受け入れられないと知ると、ずるずると壁の隅に男は縮こまった。残った子ども二人を見比べても、混乱した男は頭を抱えて、呻くような声を上げるばかり。歯軋りと歯の間から押し出す喉を絞るような声。]
『 グレッグ 』
[男は、顔を上げぬままに、不意に、名を呟いた。]
(-11) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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『 グレッグ。なあ 頼む …たのむよ 』
『 おまえは 違う、って 』
『 違うって── 言ってくれ 』
[へたりこんだ男は、顔を上げず]
『 だって 』 『 だって さ 』
(-12) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[それは、]
『 だって おまえが 』
『 おまえが ───ジェフを ? 』
『 だって 』
『 そんな 』
[喉が引き攣って笑うような声だった。]
(-13) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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『 たのむよ 』
[そうして、──それでも。結論を出すことを躊躇うような──信じ切れないような、歯軋りの音が続く。]
(-14) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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『 違うって 言ってくれ 』
[それは]
(-15) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[それは。もう、とびきり、考えるのに疲れたような]
[グレッグの一言に、全部を、押し付けるような ]
[全部から──逃げ出すような]
[──そんな声をしていて]
(-16) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[そうして、もう一方の「子ども」は───…]
(-17) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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──グレッグの村の墓地──
[どさり。と、袋の上から土を盛る。]
(-18) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[全部の事が、ひとまず、終わった後の墓地。
どさり。どさり。とスコップが土を下ろし その遺体は、少しづつ黒い土に埋められていく。
背中にグレッグの存在を感じながら。 掘った土を、元通りに穴へと下ろす。]
(-19) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[黙々とスコップから土を穴に投げ入れ、 鉄具を足で踏み、土を掘り起こし、 また、土を穴に下ろす。その繰り返し。]
───。
[表情を変えない横顔は──ずっと。 ずっと。手元だけを見ている。]
(-20) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[引き取り手の無かった──子どもの、遺体。]
(-21) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[そうして。元の平らよりも、ちいさく人ひとり分盛り上がった土の上に、簡単な墓標を立てる。]
……
[それから。少しの間。 じっと、それを見下ろす間があった。]
[スコップを持っていたせいで。 赤く──痕のついた手を、少し、眺める。]
(-22) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[後ろで、ぐぅ、と。押し殺したような声がした。 それはやがて、はっきりとした嗚咽となり、 表に流れ出て、喉を震わせるような泣き声になる。]
(-23) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[冷える空気に、グレッグの泣き声が響く。
赤くなった掌を見下ろしていたケヴィンが 掌から、並ぶ墓地に視線を移した。
並ぶ墓の数は──随分と増えた。
増えて、しまった。]
────。
[ものを言わぬ墓標が、立ち並ぶ。 いづれも。村で暮らしていた者の墓だ。]
(-24) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[後ろの声が泣き止むまで、正面を向いたまま、 寒々とした、墓地を見据える。
遠くの方で、村の方角に見える煙突から煙が昇った。 ヒトが、まだ。そこに暮らしているという証。
その煙を追うように空を見上げて、 泣き声を確かに、確かに耳に入れながら ゆっくりと顔を下ろして俯く。
少しの間。見えぬものを想うようにか、 黙って目を、瞑っていた。]
(-25) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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[黙ったまま、動かず。慰めるような声をかける事はなかったが──グレッグよりも先に墓地から離れようとする事もなかった。]
(-26) 2012/01/15(Sun) 13時頃
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