39 幻想第四次―銀河鉄道2―
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…行かなくちゃ、いけないんだ。
[血の気の失せた瞼を開いたのは、何日眠った後だったろう。 何故、見知らぬ街の病院に居たのかを、理解するまでに少し時間を要した。
背負い慣れた鞄も、新しい写真を貼るつもりだったアルバムも、海の中で失くしてしまったらしい。 けれど、ずっと共にいたカメラだけは、塩水に浸かって傷んだけれど、失くさずに傍らに置かれてあった。 しっかり握って離さないものだから、服を脱がせて手当てするのが大変だったのだと、若い看護師に苦笑交じりに聞かされたか。]
なるべくすぐに、退院させて欲しいんだ。 …あいつには、もう時間がないから。
[そう、夜行列車に乗って、遠いあの街の、あいつの居る病院へ。 急いで船に乗ったのは、あいつの家族から知らせが来たから。
悪性の癌だったと。 若いが故に進行が早く、もう長くは持ちそうにないらしい。] 俺なら、もう大丈夫なんで。 行かせてもらえませんか。
(+3) 2011/11/03(Thu) 00時半頃
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[そして…
揺れる車窓を眺めながら、男の姿は夜行列車に在る。 肩には安っぽいが真新しい鞄、手元には錆びかけた古い二眼レフ。]
…あぁ、そういえば。 こんな風に汽車に揺られる夢を…見たんだ。
[地上を走る列車の窓からは、流れて消える街明かり。 それは何処か、あの星明かりに少し似ているようだった。]
(+4) 2011/11/03(Thu) 00時半頃
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[蠍の火から遠ざかれば、窓硝子に映る色は 天の火の紅が徐々に橙から菫、鉱青へと移り変わっていく。 その先に輝く十字を見出すのはもう少し先のことだったか。
車掌の呟きを肯定するように、 男は小さくため息と呼べる息を吐く]
ああ、 あの小さくてうるさいの。 帰ったんじゃなくて、降りたんだな。
……絵は描きあがったのかね。
[彼の前に珈琲を出しながらも、 軽口の調子の良さは常ほどではなくて]
(@5) 2011/11/03(Thu) 00時半頃
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[祈り終わって、ふと目を開ければ、 先ほど強引に引いた手が差し伸べられていて、]
あ、ありがとうございます。
[ふらつきつつも、手を取って立ち上がった。]
いえ、パピヨンさんが私に声をかけてくれなかったら、 私は何もできなかったと思うので…。
あ、私、名前まだ言ってませんでしたか? す、すみません。私の名前はアイリスです。 あなたは、パピヨンさん、ですよね?
[自分だけ一方的に把握してるのを今更気づいて、 慌てて、自己紹介した。]
(2) 2011/11/03(Thu) 00時半頃
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[>>@4車掌の呟きが耳に入れば、]
え、ネルさんが?
[慌てて窓の外を見るけれど、蠍の赤は大分弱まっていただろうか。]
(3) 2011/11/03(Thu) 00時半頃
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[蠍の火を後に景色は移り変わる。 列車が次に向かうは、銀の野原――狼の停車場]
そのようです。 絵は、さて……気になりますか?
[乗務員の様子が、先ほどと違う気がして 男は珈琲を受け取りながら、首を傾いだ]
(@6) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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あら、アイリスさんは私の名前を知っていて?
[相手が自分の名を知っていることに、首を微かに傾げる。 名乗った覚えは……何処かにあっただろうか。
彼女が立ちあがる間に聴く、車掌と乗務員の声。]
ネルちゃんが……―――。
[アイリスを真似るように、窓の外を見る。 少し寂しそうにするのは、小さな約束があったからだろう。]
絵は結局描き上がったのかしら。
[けれど、あの小さな画家が、約束を破るようにも思えなかったから。 もしかすれば……と、女は思い至る。 それは、そうであって欲しいという願いだったかもしれないけれど。]
(4) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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スティーブンは、アイリスに肯定の頷きひとつ向けてみせつつ。
2011/11/03(Thu) 01時頃
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[絵は描き上がったのか……という言葉は、 くしくも乗務員の彼の言葉と重なる。]
――……私、確認してくるわ。
[誰ともなく、そう言葉を残して。 去り際、振りかえり、次に残す言の葉はアイリスに。]
私の願いを叶えてくれてありがとう。 もし、アイリスさんにも願いがあるのならば 仰ってね。お手伝いできるかは、わからないけれど。
[そして、女は後部車両へと*]
(5) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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[夜の焔の色の瞳を包帯で覆った少年は 眠り、夢を見続ける。 少年が夢の中で列車に乗り続けるのは 子供の姿が許されるその場所に、今は戻れぬ 優しい日々を重ね合わせていたからかもしれない。
そろそろネルが、絵を描き上げただろうか。 一番に見る人がいるだろうから、 少年は駆けて行きたい気持ちを抑えて 歩いてネルの絵のところへと向かう。
そして少年は、 一緒に狩った星の絵の具で描かれた絵を見て 感嘆の声と共にネルへと賞賛の言葉を送るのだ。**]
(+5) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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いや、まあ、 気になるってわけじゃないけど。 一応、道具も運んでやったからな。
[車掌の問いに後ろ髪を掻きながら、 答える言葉を捜している気分になって、 それから、カップに口をつけつつ、小さく眉根を寄せた]
……なんつうか、まだ小さいよなあ。
[それがどうしたというのか、自問しつつも、 黒の婦人が自分と同じ言葉を発するに、そちらに目を向けた]
(@7) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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[>>4不審がるパピヨンに対して、少々気まずい様子で、]
え、ええ。先ほどヴェスさんに名乗っているのを聞いてまして。
[それから、二人で窓の外眺めた後、 ネルの絵を確認すると言って出て行くパピヨンを見送った。]
(6) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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いってらっしゃい。
[ひらり、と手を振り婦人を見送る。 その背後、夜の灯火のような小さな焔が、ふわり、と 後を追うように流れていくのが見えた、気がした。]
(@8) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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行ってらっしゃい
[男は女性が後部車両へ向かうのを見送ると 手にしたカップに視線を落とした]
道具を運んだ 手当てをした ちいさな縁でも、やはり繋がりを持つと 其の先は気になるものです。
今から 数え切れないほど、増えますよ ひとつひとつ、気にしていては乗務員など務まりません。
[冷たい言葉を選びながら、男の顔もまた憂い帯びていた]
(@9) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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私の、願い?
[>>5パピヨンの言葉を復唱して、不意に顔を赤らめた。 何故だかすぐに思い出す姿があったので。]
いやっ、でも、それは…。
[一人で、ブツブツと呟きながら、 テーブルの上に置き去りのままのアルバムに気づいて、 ふらふらと近づくと、腰かけてアルバムを手にした。]
…ヴェスさん、見せてくださいね。
[そう一言、断ってから、アルバムのページを捲り始めた**]
(7) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/11/03(Thu) 01時頃
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[乗務員など務まらない、 車掌の言葉に、男はぱちり瞬きする。 それは少しばかり意外な心境だったのだ]
……繋がり?
[誰かを案じた記憶などあっただろうか]
そうか、 だから気になったりすんのか。
[ながれる小さな焔も、時折響く鈴の音も、 ただの現象と片付けるには、目を耳をとどめてしまう。 降りた少女のことも、また]
(@10) 2011/11/03(Thu) 01時半頃
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……今になって、 縁なんてものが出来るってのは、 なんか不思議な気分だな。
[男は憂うというよりも、 その感覚になにかむずがゆいような、 そんな表情でけれど恐らくそれを歓迎してた]
まあひとつひとつ気にするって、 俺より、アンタの方がよっぽど気にしてそうだけど。
[やっぱり車掌の肩を軽く叩いてみせるのだった]
(@11) 2011/11/03(Thu) 01時半頃
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……そう、繋がり。
[男は頷き、黒が揺れるカップに唇をつける。 ごくり、と喉が鳴った]
ただ見守るだけの存在と言われても 乗客と言葉を交わす事は避けられないでしょう
それに 第三次世界にいたときよりも 僅かなつながりが、妙に気に止まるようになった気がしませんか。
[暖かい珈琲にほっと息を吐きながら男は続ける]
(@12) 2011/11/03(Thu) 01時半頃
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もともと、私は医師でしたからね、 彼らのゆく先は、気になりますよ。
出来ることなら、私の手で皆生かしたい そんなことをしたら、蛇使いの二の舞ですが。
[叩かれて、手の中のカップが揺れる]
……気になったとしても、私達に出来る事はありません だから、せめて祈っているんですよ。 気休めにしか過ぎなくても
[苦い、と男は呟いて カップに視線を落とす。 吸い込まれそうな黒が、揺れていた**]
(@13) 2011/11/03(Thu) 01時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/11/03(Thu) 01時半頃
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─ そして、あの街の病院 ─
[顔を見るなりあいつから、アホか!?とドヤされた。
アタシより先に死んでどうすんだ、と…例の海難事故のことはどうやらとっくに伝わっていたらしい。
元々細かったけど、すっかりガリガリに痩せてしまって、自慢の赤毛も強い薬と治療で抜けてしまっていた。 それでも、ヒデェだろ?と笑いながら自分の頭を撫でてみせる姿はあまりにも明るくて、 まるで真冬の耳の痛くなるほどに寒い日の、天高くまで澄み切った青空のようだ。]
(+6) 2011/11/03(Thu) 02時頃
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…そんなんなってまで、まだ吸うのかよ。 アホか、お前は…。
[干されたシーツの林立ち並ぶ屋上で、実に美味そうにタバコを吸う姿には思わず呆れ顔。 もう、医者は何も言わないらしい。 そのことでも、やっぱり長くないんだなと実感する。]
写真、撮ろっか? 今度はあの時みたいなヘマしないからさ。
[幼い日。彼女が遠くの街へ引っ越す前の日。 小遣いと牛乳配達で貯めたお金で買った古いカメラ。
三脚を立てて、タイマーをかけて、 寄り添って撮ろうと、駆け寄るときに躓いて。
そのピンボケの失敗写真が、自分で撮った初めての写真。
あの時のように、三脚を立てて…]
(+7) 2011/11/03(Thu) 02時頃
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[カシャリと切り取られた、短いふたりだけの時間。
それがあのアルバムに綴られたのは、奇跡へのささやかなお礼だったのかもしれない。**]
(+8) 2011/11/03(Thu) 02時頃
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[>>@12 男は案外神妙に頷いた、言葉に納得していたのだ。 どれもこれも、余りにも些細な出来事で、けれど心にひっかかる。 彼らは皆、運命の岐路に立つ者たちなのだ、とふと思う。
その運命を、
あの小さな黄玉色の小瓶の中身で、 己は支配していたつもりになっていた。]
(@14) 2011/11/03(Thu) 02時頃
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医者の先生か……、 考えてみりゃ間逆だな。
人殺しの研究してたんだ。 いかに効率よく証拠を残さず大量に人を殺すか、っていう。
[それは仕事であったけれど、いつしか仕事の領分を越えた。 やがて男は己の素晴らしい“作品”を試す誘惑に抗えず、 罪を犯し、新聞を賑わせ、相応たる刑に処された。]
サイラス=クレメンツってのは、 まあくだらないカスみたいな奴だったよ。
[今はしがない乗務員となった男は軽い調子で言い捨てる]
(@15) 2011/11/03(Thu) 02時頃
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[カップの中に揺れる黒は石炭袋の闇のよう、 それは3次世界では暗黒星雲、といったか。 その闇の中で起こっていることを、3次世界の研究者は何と解説してただろう。]
先生、あんたはいい奴だよ。 なんせみんな生かしたいだなんて、 馬鹿みたいなこと本気で悩んでんだからな。
[男の口から零れる言葉は、常の調子を取り戻して、 褒めているのだか揶揄してるのだか、わからないといった風]
……でも、まあ、
アンタの気休めになんなら、 俺もさいわいってのを一緒に祈ってやるかね。
[小さな呟きを聞き留めれば、 彼のカップに横からミルクを勝手に注いでやって、 悪ふざけのように小さく笑った]
(@16) 2011/11/03(Thu) 02時頃
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[そして婦人と行かずに残り、 顔を赤らめたり、なにかぶつぶつ言ったり、 一人でひどく忙しそうな彼女のテーブルに赴く]
さて、 ……アンタはなんか食うか? 食ってる場合かどうかはさておき。
[問いかけつつも答えは聞かず、 男はカウンターの中へと戻って。 やがて例のオムライスが供される頃、 彼女のめくるアルバムには1枚写真が増えていることだろう。
真冬の澄み渡った空と白いシーツの棚引く背景、 並んで映る二人の姿、片割れの手には煙草があった。 その時間は長くは続かないだろうことを予期させるけれど]
いい写真だな。
[覗き込んで、しみじみと感想を零した*]
(@17) 2011/11/03(Thu) 02時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/11/03(Thu) 02時半頃
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そうか…… ヴェスパタインもちゃんと戻れたのなら良い。
[アイリスに労うように。 ヴェスパタインのこれからを祈るように言葉を紡いだ]
(*1) 2011/11/03(Thu) 06時頃
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― 四号車 ―
[見ていれば絵にはいつのまにか赤い人影も増えていて。 ネルが見た景色の中に混ざっていることに、小さく笑んだ。
星の絵の具で色彩られた絵はスケッチブックの中で輝いている。 けれど、それをかきあげたネルは列車がホームに着いたときに、駅へと降りていった]
――そうか、新しい絵を描きにいくのか。
[最後に交わした言葉はなんだったろう。 すぐ近くにいたのに、絵に見入っていて少女が何時降りたのかもはっきり覚えていない。 ただ、四号車には完成した絵が残されていて。
パピヨンがやってくるまで、その絵を見ている]
(8) 2011/11/03(Thu) 06時頃
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[やがてやってきたパピヨンに気づき。 ネルの絵をとわれれば、テーブルの上に広げられたスケッチブックを示す]
星の絵の具で楽しそうに描いていた。 きっとこれからも、楽しそうに新しい絵を描いていくんだろう。
[列車が蝎の火から遠ざかる。 いまはもう、遠くかすんだその赤い火をみるように列車の外へと視線を向けながら、願うように言葉を口にした**]
(9) 2011/11/03(Thu) 06時頃
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[暫くそうしていたでしょうか。 またゆっくり体を離すと、彼を見上げて微笑みます。]
次の駅、着きましたね。誰か。。降りたのかしら。 私、少し他の方のところにいこうと思いますが、 貴方どうします?
[彼は彼で身支度もあるでしょう。 私もシャワーなり浴びたいものですが。 少しだけごめんなさいね、と一人先に出るのです。 そういえば、この列車の中のことを何も知らなかったのです。]
(10) 2011/11/03(Thu) 07時半頃
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― 食堂車のカウンターの隅 ―
[やはり、カップはリン……と時折、鳴る。 老婆は、紅茶の幽霊を飲み干しながら…。
ただ、佇んで……。
車掌とボーイだけにわかる気配。]
(+9) 2011/11/03(Thu) 08時頃
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