251 洋墨と躍れ、心の随に
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( あらゆる世界を記録すれば───屡々、 “ そういったコト ”に出くわすものだ 矛盾に耐えられないモノは死んでいく 許容出来ない人間などは、特に>>4:163 正気の沙汰ではいられなくなる )
(0) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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[ 何もない≠ニいう意味合いの言葉。 限りのない空虚、或いは虚無。
急拵えで生み出されたに過ぎなかった。 突如空席に据えられて、殻と役目を与えられ その意に沿って書き換えていけばよかった。
Who は隠れるまでもなく>>2:44 How とWhy の必要はなかった。
( この世界は推理小説で成り立つのではなく 記録として参照出来る形で在るべきだ )
─────それさえも書物由来だった。 ]
(1) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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( 何もない状態で済むモノを とくに何も思っていないような顔で わざわざ引き摺り出そうとするような、 ──── … それは■■だった )
(2) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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( 書記官が記録に自己を記せば 僅かであれ、偏りが出てしまうのだから …… そういったものは不要だった )
(-11) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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月世界の裏を覗くことだって、意味がない 表の輝きを見ていれば いいだろう
…… 怖、い なんて… もう、頼むから───何も言わないでくれ
(-12) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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[ 言葉を重ねる度に後付けられていく、 得体の知れないものが定義づけられていく、 徐に首を横に振って静かな拒否を示す。
そういったものすら本来は不必要であるのに 反応を弄られる心地を “ 恐ろしい ”と感じて、 引き出す行為を続けられる苦痛に身が冷えた。 ]
(-13) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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[ 毒を毒とも受け取らない無彩の黒には “ 自らの骨肉 ”に馴染まない色は存在しない。 共有侵食している身体など構いもせずに 平然と黒絲を影に艶めかせる事も出来る。
・・・ だから、その優しく牙覗かせた笑みに>>4:175 蒼白をますます強めた意味には気づけない。 生ぬるさが風の所為であれば良かったのに、 吹き込むものは存在しないと知っている。 ]
(-14) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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[ 退屈されるまま関心が向けられない方が、 書記官としては好都合だった。 僅かな「 人間 」としての生理現象が 濡らして燦かす黒水晶に感情は乗っていない。
一体何が彼の気を爪弾いたのか知らないで、 突然浮かべた笑みの意味がわからない。 ]
(-15) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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…… 重荷と感じることもない だから放棄も背負っているつもりもない 綺麗である必要はない、汚くていい 私はただ、書き記しているだけで
(-16) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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[ 苦痛だけを与えられていた髪に指が流れる。 その感触がひどく柔らかいことに戸惑って 豹変とすら思えるこれまでとの違いに アデュラリアを眺めていたが、…結局。
与える、と言い切った声に ( 壊す、と同義に受け取って )
彼の秀麗な顔立ちに眉が寄るのも他所に 黒水晶はその向こう、虚に佇むものを見た。
ぬるま湯は自分を害すると知って尚、 吐き出した深息に ■■すら乗らなかった。 ]*
(-17) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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[ 改頁 ]
(3) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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[ 『五秒ないし、六秒』の後の世界には 組み敷かれたような形のまま火に炙られて 漸く引き掴まれた手から解放された髪と、 焚書前には彼を戒める為に伸びた腕があった。
熱も冷めやらぬうち、更に押し当てられた ピストルが肌を焼き ぐ…、と小さく呻く。
虚ろに定まらない視界を向ければ、 粒子散らす彼の疵は修復出来ていただろうか。 最早頭部のみとなった肉体部分の修復は、 霊子の身体よりも修復に時間がかかる為に、 未だ顔の右半分は醜く爛れたままだった。 ]
(4) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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───── 棺ではないと言った筈だが
(5) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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[ ところどころ血液と洋墨の混ざり合ったいろを 溶けた疵口より滲ませていれば、彼の洋墨 白蛇のように這い回った鎖は如何だったか。 未だ戒めるなら髪糸を爪弾いた刃で断とうとし、 肉の焼ける痛みと匂いに微かに眉を寄せ、 然程拘束力もない細腕を彼の背から剥がせば 捲れた皮膚がキャソックの布地に擦れて滲みる。 ]
… ッ、
[ 風すら刺激する痛みに息呑んで、数拍。 身を起こせたなら黒い書物に手を伸ばした。 ]**
(6) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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[ その頃には、時空の歪みも順序立てられて 黒塗りの一冊に記録されただろうか。 かの自称 “ 思い込みの達人 ” である四ツ足が 炎に包まれた自分よりも早く灰に帰した事を。
茜に溶かされた言葉と>>4:*29>>4:*30 実際の散り様を含めて─────。
終ぞ、“ 訂正 ”を要求する事はなかったが、 皮肉に思えどそれを笑うこともしなかった。 槐夢の虚穴に詰まっていると騒ぐものも 矢張り、そうすることがないように。>>4:209 ]**
(*0) 2018/10/18(Thu) 13時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/10/18(Thu) 14時頃
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/* ドゥーグの秘話あかんやろ泣ける
(-18) 2018/10/18(Thu) 14時頃
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/* >>1この辺超絶メタ
(-19) 2018/10/18(Thu) 14時頃
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/* なんということでせう あまり進めてない ごめなさい [雪ぶつけただけ]
(-20) 2018/10/18(Thu) 15時半頃
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/* おふたりともお疲れさまです〜 かっこよかった…ゆっくりしてってくださいね!(ゆるゆるしつつ
(+6) 2018/10/18(Thu) 16時頃
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[もし、書き手に意思が生じることがあるならば、 書記官よりも、かの推理小説の語り手や 『わたし』のような語り部になるのだろう。]
(>>0では、 あなたと言う”書”ではない人間はどうなのか。 医者のようにメスを入れるでもなく、 虚無の淵に指を添えて、手を掛けた。)
(7) 2018/10/18(Thu) 17時半頃
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[ ────>>2行動の裏側の解釈と言うのは、 ほんとうに多岐にも渡るものだ。]
(8) 2018/10/18(Thu) 17時半頃
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ええ、そうかもしれません。 行ったこともなければ見えるのは、 月の表側だけですから。
...それでも、あなたは気づいていないんですか? 遠ざけようとする行為が 御自分で<月>を近づけているってことを。
(-21) 2018/10/18(Thu) 17時半頃
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[骨組みを粘土で肉づけるように、 重ねる疑問と言う名前の『定義』を貼り付けていく中で ひとつ忠告にもならない言葉を混ぜ込む。
鏡がなければ映らない蒼白も、 正面からではよく見えていた。]
(-22) 2018/10/18(Thu) 17時半頃
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[────それでも、「登場人物に都合のいい」 御都合主義が生じることが許されるのは ”ハッピーエンド”の物語だけだろう。]
( ...残念ながら、─────── あのエメラルドの『彼』でもなければ、 )
(-23) 2018/10/18(Thu) 17時半頃
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[まるで感情のない人形めいた瞳にも、 「人間」としての証が溢れ落ちるのなら それはやはり無機でもなにもないように、 思考の中だけの『定義づけ』を行いながら その髪を撫でた手の主は─────...]
...まるで堂堂巡りのようだ。 それなら、あなたが『書く意味だってない』 ──────そういうことにもなる。
(-24) 2018/10/18(Thu) 17時半頃
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[<そう>も解釈出来る言葉を吐きつけて ”完璧に御することができるはず”の理性の中で、 切り離したはずのものがそこにあるかのような感覚に 顰められたものも、指先には伝わらずに 相変わらず豹変したような優しさを抱いていた。
─────なにかの乗ることの無かった呼気に、 この時、重ねるような淡さが ひっそりと紛れてもいたのだった。]
(-25) 2018/10/18(Thu) 17時半頃
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[ ...因って、言い切られた言葉に、訂正印は引かれない。 ]*
(-26) 2018/10/18(Thu) 17時半頃
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[ そうして、頁は捲られた。>>3 ]
(9) 2018/10/18(Thu) 17時半頃
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[>>7<蛇>らしく戒め返した白い洋墨も、 熱に干涸らびたかのように砂状にぼろぼろと 解れて溢れていっただろう。 刃に弾かれる必要すらもなく。
>>151破れたキャソックから覗いた <人間らしくはない>黒色が風を取り戻した 空間に流れてゆくのを横目に見遣りながらも 背のか弱い戒めすらも剥がれ落ちるのを感じて、 >>4焼印じみて灼けた鉄を押し込む”真似”をした。
────しかし、トリガーに引っ掛けられた指は ほんの僅かに沈み掛けただけでレバーをまた浮かせ、 とくに発射音を響かせることもなく 腕は降ろされる。]
(10) 2018/10/18(Thu) 18時頃
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───頁から脱け出せ、と言ったのもあなたですよ。
(11) 2018/10/18(Thu) 18時頃
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