248 冷たい校舎村6
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[ 薄暗いリビングに暫し立ち尽くし、 未だに、ちいさな命への罪悪感よりも、
”こうはなりたくない。”と、 ”ああはなりたくない。”とが綯交ぜになり、
ただ只管に、空木は思う。 これが最後のチャンスだ。と思う。
空木がさくらを忘れたくらいだ。 狡猾なひとと鳴くだけの鳥の間に差があれど、 きっと空木だってもう忘れられる頃合いだ。
とうに手遅れだ。と考えれば、 どうにかしそうであったので、 今しかない。今が最後である。
──と、身勝手にも信じることに決めた。]
(11) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ もうずっと、空木は腹を立てていたのだ。 どうすれば相手がより苦しむか。とばかり。
深い水の底から這いだすように、 ここではないどこかに居場所を求めたが、
憎しみばかり募らせているうち、 いつの間にか、自分こそが、 一番許せないものになっていた。など、
もしこれが寓話ならば大変よくできている。]
(12) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ 空木には、その空気みたいな鳥が、 いつから死んでいたのか。さえ分からない。
なんせ、すっかり忘れていたのだ。 なぜ自分にそれが視えなかったのか、 今となっては空木には不思議で仕方がない。
が、きっと空木が死んだなら、 空木の家族はおんなじことを言うのだ。
視えないフリ。の強情っぱりだと思っていたが、 いつしか本当に忘れちまったのだとしたら。
腹の底も、頭の中も、 ぐちゃぐちゃに溶けだしそうに沸き、 逃げ出すように、家を出る。]
(13) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ 言えば軽蔑されると分かっているから、 自分のことはなにも書かずに、 ただ、伝えたいことだけの遺書を綴った。
彼らはなにと言うだろう。 空木は、それが唯々恐ろしい。
あまりにも身勝手ではあるが、 空木はできれば、彼らの友人でいたかった。 空木には、あの場所しかなかった。
弁明するように、心の裡で唱えながら、 空木は身勝手ながらも、只管に願った。]
(14) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ 文化祭の日に戻れたら。 あの、最高の一日に戻れたら。
みんながいて、さくらも生きてて、 そうしたら、空木はもう少し利口にやる。 もう少しやさしくなる。もう少しちゃんとする。]
(15) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ じゃあ、やってごらん。 って、きっと神さまが言ったのだ。]
(16) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ この世界では、みんながいたこの世界では、 さくらは死ななかった。 開いた扉の中、逃げ出しもせずそこにいた。 空木はこの二日間、餌をやろうとも思わなかった。
ろくにひとにやさしくもできず、 ただずっと、元の場所に帰る友人に、 制御のきかぬほど腹を立て、苛立ちながらも、 気の置けない友人とのひと時を楽しんでいた。]
(17) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ 一度目と、ほとんどなにも変わらない。 二度目は、さらにたちが悪い。]
(18) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ 身勝手で平穏な日々を重ねた空木は、、 自分を特別下等ないきものだなどと、 考えたこともなかったが、 それはとんでもない間違いだった。
正しくひとであるならば、 本当に大切なことは、忘れることをしないというが、 空木の視界には、視えないものが多すぎる。
きみたちと過ごした時間は、 本当に、どうしようもなく楽しかったが、 今となっては、空木はそれが許せない。]
(*2) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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──……こんなはずじゃなかった。
(19) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ ──と、空木は言う。 きっと、何度でも言う。 何度繰り返したって、同じことだ。]
(20) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ だから、空木理は死ぬしかない。]
(21) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ これは、空木の世界だ。 ]
(*3) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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──現在/三年五組──
[ 全部思い出したので、空木は、 やっぱり死ぬしかない。と思った。
無言のまま身体の向きを変え、 黒板の前に立ち、チョークを手に取った。
記していく。
『 昇降口から帰れます。 』
昇も降も、字が下手な男にはバランスが取りづらい。 右斜めに下がっていく文字はおもしろくないが、 気を付けていたってそうなるのだから仕方がない。]
(22) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ 終わりはいつだってあっけない。
家族がある日前触れなく消えるのも、 飼っていた鳥が死ぬときも、 なんでもない日に車道に飛び出すやつがいるのも、
全部、同じことだ。終わりはいつだってあっけない。]
(*4) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ 行を変え、続けて記す。
『 最後まで付き合ってくれてありがとう。 』
ここが空木の世界だと理解してみれば、 この世界で覚えた苛立ちのすべてが、 ずいぶんと身勝手なものだと理解はできるが、 それでも、腹が立つものは腹が立つ。
次の約束のひとつもできないのに、 借りたものは返さないといけない。 というのも腹立たしい気がしたが、 帰さなければいけないものは仕方がない。]
(23) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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[ ────8時50分だ。
誰かが消えたはずだから、 空木はそれを見つけなければいけない。 と、またふらりと教室を出ていく。
廊下はしんと静まり返っている。*]
(24) 2018/08/30(Thu) 00時頃
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―― 昨日:二階非常口 ――
[悪の組織の参謀。 リーダーは桜ヶ台さんで 副リーダーは庄司さんだろうかとも思った。
「ああ、あかね様! どーか私めの頭脳をお使いください」とか、 わざとへりくだって言ったりも、した。]
……愛すべきバカといってやろうぜ。
[見つけられたら、 こっちが言いたいこと言ってやろう、と まるで悪巧みをするように添えた。>>303]
(25) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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わかりやすいネーミングセンスは 嫌いじゃない。
んー? …………。 ………………わかったよ。
[その時はじめて、馬鹿にするでもなく 少しだけ笑ったのは、 「二人で世界から帰れたなら、待ってる」と そういう意思表示のつもり。
指も切っていないし書類も書いていない。 こどものやくそくなんて、そんなものだろう。 だから、ヨスガはそのまま頷いて>>4:305
桜ヶ台も泣くことがあるんだな、とか 当たり前じゃん、人間なんだから、とか そんなことを考えていた。]
(26) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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信じてたのに……って感じ? なんかそういう時って 世界が終わるような気持ちになるのは ……知ってるよ。
[簡単に世界は滅ばないけれど、 そういう気持ちは、ある。
つきつけられた否定に、 どうしようもなく泣いてしまう
それは感じたことがあるものだったから、 そうだなあ、と、否定もせずに聞いていた。
――思うことがあるのか 桜ヶ台はほんのりと表情を変えた。>>4:306 すっとあわない視線は、無理にあわせない。 けれど、つられて小さく笑った。]
(27) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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はは。そうかも。 ……庄司さんが? そっかぁ 庄司さんも、何かそういうこと、あるのかもな。
[皆息苦しいんじゃ、世話ないな、って笑う。
ひっそりと紡がれた呼吸は、 あんまりにもか細くて 夜でなければきっと聞き逃してしまう。
親指を痛そうに噛む彼女に、 やめろ、ということはできなかった。 ただヨスガは、小さく「そうか」とまた相槌を打つ。]
それくらい大切で、壊したくないものなんだろ。 桜ヶ台さんにとっては。
何が、そこまで痛く…… 指噛むくらい、痛い、のか 俺にはわかんねえから簡単なことはいえないけど。
(28) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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……選ばないことを続ける、と、 選ぶ、をはかりにかけて 選ぶほうに傾いてしまったなら 片方だとしても 全部、だとしても。 選んだほうがいいんだろうな とは思うよ。
[――きっと、 選べないうちに、何も選ばない、になってしまうのが 一番後悔するのではないだろうか。 そう思ったから、悩みも知らないのに、 そんなことを呟いた。]
(29) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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[どちらにも振り切れない 茜色の均衡に、 いつかどこかで見た夕空を思い出した。]
俺に話してくれてありがとな、 あかねくん。
……この呼び方、 ちょっと悪の組織の参謀っぽくない?
[ヨスガは、そういって笑った。]
(-2) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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[桜ヶ台の中で何かが落ち着いたなら、 そうだな、と頷いて、ヨスガもぐっと背を伸ばす。
……音楽室の床は固かったので、 ぱきぱきと背骨が鳴った。]
はは。 そういうさっぱりしたとこ 俺はわりと好きだぞ。 そうな。もし戻れたら――
――夜中に自販機のジュース買って 飲む、だけのバカなことにでも付き合ってくれ
[悪の組織の作戦会議らしく、 夜闇にまぎれて密会をするのだ、と ばかな提案をしてから 閉まる扉と、見えなくなる世界から視線を外す。]
(30) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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――おーよ。 誰だかわからないけど ふんじばって連れて帰って、ずらかろう
[そのにんまりした笑い顔は、
遠い昔、女も男もなかった頃に よくやっていた「ヒーローごっこ」の 悪役側、っぽくて、割と好きだ。
だから、ヨスガは小さく笑って、 拳を前につきだした。 体育会系の部活でよくやる、 2人でこぶしをつきあわせるポーズ。 それにつきあってもらえたかどうかはさておいて ヨスガは「じゃ、また」と歩き出す。]
(31) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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―― そういや、
まだ音楽室に来る気はないんだ?
[とか。 別れる間際に、桜ヶ台に声をかけて ヨスガは音楽室に戻っていっただろう *]
(32) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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──現在/一階 美術準備室──
[ 階下へと向かったのは、単純に、 やたらと一階で消えるやつが多かった。
というのと、もうひとつ。 この世界から出て行きたがったなら、 上へ向かうばかなんているわけがない。
選べるかもわからない。 という言葉にうなずいておきながら、 空木は僻んだことを考えるのが得意だ。
──心境の変化といえば、 やはり、腹が立つような気持ちもあるものの、 ほんの少し、ほんの指先、爪の先くらい、 それも仕方ない。という諦念が芽生えたことである。]
(33) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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[ 順繰りに扉を開けていって、 たどり着いたくせ、空木は踏み入ることもできない。
そういえば、空木はこちらの世界に来て、 彼女には大変失礼な態度ばかり取った気がするが、 謝ることもしなかったなあ。と、思う。ごめん。
ぶちまけられた赤色は、どうやら本物の血でないが、 どちらにせよ、首がひん曲がっているんじゃあ、 愉快な終わりだったというわけでもあるまい。
もしかすると、こういうありさまってのは、 八つ当たりだったのかもしれないし、違うのかも。
結局のところ、ここは空木の世界だったんだから、 一色には息苦しいばかりだったろう。悪いことをした。*]
(34) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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―― その日の音楽室 ――
レン君、おま、…… 髪めちゃくちゃ黒いな。 誰に染めてもらったんだ? んん?
[いってみたまえ、とヨスガは笑って 音楽室にいた阿蘇をつついただろう。
それから、すぐに眠ってしまう空木を 少し心配そうに見遣り ――ややあって眠る。 *]
(35) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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―― 昨晩 / 音楽室 ――
うっせー、からかうな。日夏。 今すっげー良い気分に浸ってるんだから。
[眠りに落ちそうなところで、 煽るように日夏につつかれれば、>>35 俺は顔を赤くしてしまうのだ]
一色と、たぶん、仲直りできた。 そんだけだよ。
[にやついた日夏に上手い返しも出来ず、 もごもごと俺は黙り込んでしまう]
(36) 2018/08/30(Thu) 00時半頃
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