92 帝都の夏、長い夜
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[だが。]
!? う、わ…………!?
[>>2突風。 突然の暴風に、咄嗟に受け身の構えを取るが。飛来する砂や小石が、容赦なく手や腕を襲う。 恐らく、電話越しにはさぞ酷い音が流れているだろう。]
――――っ、……あ……!!!
[そして。 強風に、手にした携帯を取り落とし。
……拾い上げようと伸ばした手の一部。 手袋が裂け、剥き出しになっている事には気付かぬまま。]
(11) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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やばっ、通話……
……あ、……あれっ……?
[画面はブラックアウトしたまま、物も言わず。 微かな焦げたような臭いに、気付く。
――――……通算3代目の携帯、本日ご臨終。]
(12) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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[そうこうしているうちに。 >>8件の金鵬は、遙か宵闇に消えて。]
……あれ? って言うか、今……?
[その姿が消えた先に春原が居る筈だ、と思い当たるが。 壊れた携帯に、路地裏。咄嗟に、どちらへ向かえばいいか迷って。]
(13) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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/* >>8 攫われた!?wwww
(-3) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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―???―
[――手を引いているのは、きっとお母様だ。 でも、いまよりずっと大きい。そうじゃなくて、私が小さいんだ。 これは、だから、生まれ故郷を離れるとき。あのときも、暑い夏だった]
「ねえ……お母様、どうして日本に行くの? 軍隊が来ても、お父様が守ってくれるのでしょう? お父様、昔、ナポレオンという軍隊を追い返したって……」
『あの人の国が攻めて来たんですよ、国と国の約束を破って。 ――いいですか、ジリヤ。雪女は、約束を大切にするものなのです』
[――それから、だいたい半世紀くらい。 "約束を破った"ソヴィエトが崩壊するまで、お母様の怒りは解けなかった。 もっとも、ある程度大きくなってからは、時折、会いに行くのを許してもらえたけれど――]
(14) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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/* >>12 なお、“帯電体質”はどっちかと言うと、
「魔術師なのに文明の利器も使う事へのペナルティ」
としての設定でした。やっと出せた。 狂人引いてればもう若干インフレした状態(スタンガンの効果とか)で戦わざるを得なかっただろうけど。まあ、それはそれ。
で。すぐ明恵に連絡取れる状態だと話が早々に終わりそうなんで、一旦連絡手段ぶちっとな。ちょっと寂しいけd(こら
(-4) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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/* うん、………うん、 何かを期待したあたしが以下略 >>4
しかし疲労はさせれたらしい さすがでs >>5
(-5) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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―冷凍倉庫―
…………?
[暑い風が勢いよく入ってくるのを、ぼんやりと感じた。 温度が上がるのは、少し、困った。 いまの妖力じゃあ、外気を浴びたら身体を維持できない。 少しづつ、吸われた命は戻ってきているようだけど。こんな真夏に、力を遣い過ぎた]
(15) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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/* いやもう地上のバトルすっごく楽しそうで悔しいよねギリギリ 何故おれやらかしたし!!!!!
(-6) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/08/13(Tue) 00時半頃
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[眩暈に襲われていたせいか抵抗する間もなく伊織の手によって空へと持ち上げられる>>8]
…なんやの、えらい格好ようなって。
[軽口もどこか調子が出ず。 困ったように眉を下げ、今更抵抗しても遅いと大人しく抱えられたままでいる事にした。]
俺洋服てあんま好かんねん、だから俺んち連れてって。
[彼に行きたい場所が特にないのならば、自宅へ運べと告げた。]
(16) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/08/13(Tue) 00時半頃
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……それっぽいし、いろいろ隠しやすいんでね。
[面を上げ、苦笑する。]
ん、わかった。
[この格好はこのままでも構わない。 一度頷くと、丁寧に抱えなおしまっすぐ彼の家へと飛んだ。]
(17) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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―道/電話口>>9>>10―
―――、…
[驚く声に、沈黙する。 恐らく、本当に彼は、何も知らないと見る。]
……病院だ。 確か、そっから一番近くの総合病院…… なんつったっけ、雷門病院?
俺はちと離れた……何処だ此処、 あ、トルニトス大通りに出た。
[車が走る音。右手を上げて、タクシーを捕まえんとしながら]
(18) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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/* うんうん、ジリヤさんは、真夏の帝都に舞い降りた、癒し。 >>+2
落としたいものとか考えつつ、離脱っ**
(+3) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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―道/電話口―
急ぐわ、その辺の通りに行けばいいな?
[彼が何をしようとしているかは分からないが なんらか手がかりになるならと止めたタクシーに乗り込む]
ライトニング通りまで飛ばしてくれ。 ……ァ?おいじろじろ顔見てんじゃねーぞ!
[すっかり色んな意味で顔が売れてしまったらしい声が届く。 走り出した車の窓から、何か――]
なんだ……? おい、おい!?どうした!!
[急に台風が暴れだしたような音が耳を叩いた]
(19) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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/** 私も寝ます。地上がんばれ!**
(+4) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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― とあるビルの一室 ―
[寝床にしているビルの一室へと運んで貰えば、借りていた服を脱ぎ捨てて着流しを羽織る。 綺麗に整えるのも面倒で、適当に帯で締めるのみ。
ベッドに腰掛ければ、やっと息をついて。 眩暈に耐えるように目を閉じた。]
……さっきの、
[力はなんだと聞こうとして口を噤む。 もし、自分が彼の手駒の一つだとしたら。 余計な事など聞く必要はない、ただ己のやるべき事を遂行すればいい。]
(20) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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運んでくれておおきに、迷惑かけるわ。
[だから変わりに違う言葉を口に出した。]
(21) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2013/08/13(Tue) 00時半頃
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[吹き込まれた外気と庫内の気温差で、靄が立ちこめてしまって視界がきわめて悪い。]
いた……いや、二人いる?
[見覚えのある防寒着の娘(着衣状態なのに、ひそかにほっとした)ともう一人。 抱え起こしてみたが]
駄目か……。
[息がないのを確かめた。]
(22) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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/* なんかありそうだと思ったら、 ほんとに出てきたトルニトス大通り >>18
しかしこれあたし耐えられるのかなあ まあいいや、墓下だし、やばくなったらお酒を飲んでCDを聴けばきっとなんとかなる
書きたいものめも ・真冬の話 ・化狸との因縁について
(-7) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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―とあるビルの一室―
…………
[言いかけた言葉は、大体予想できる。 だから、少しだけ困ったように微笑むだけ。]
……なぁ、明
(23) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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……血、欲しい?
[法衣を僅かに着崩し、問いかけた。]
(24) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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/* >>24 そうくる思うてたわwwww しかしせっかくの弱体化が…。
(-8) 2013/08/13(Tue) 01時頃
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……誰、ね? いま……暑い、だめ……、 私、とける、ね……。
[ぐったりとしながら、途切れ途切れに訴える。 正直、吹き込んだ外気だけでも、かなりきつい]
(25) 2013/08/13(Tue) 01時頃
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― 夜・ライトニング通り ―
……っ、あぁ、もうっ……久々にやらかした……!
[手袋を着け替え、念の為にと携帯を開く。 ……が。焦げたプラスチックの臭いに、基盤が焼き切れたと察する。 特に今は、力の調整など考えてもいなかった。 迂闊としか言いようがない。
大地や明恵など、自分の直通番号を知る者には『もし電話が繋がらなければはたたがみに掛けて欲しい』とは言ってあるし、此方が使えなくなればそのままはたたがみの留守電で受電もできるが。 代替機を依頼した所で、中の電話帳データは飛んでいるだろう。]
(26) 2013/08/13(Tue) 01時頃
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…………来る、って言ってたもんな。 今迂闊に動くのは、危険か。
[そもそも、鳳凰を連想したのは自分の事情があっての事。 あれが敵ではないとは、言いきれないのだから。]
……ごめんなさい椎紗さん……でも早く……っ!
[なんともまあ理不尽な祈りではあるが。 >>18>>19トルニトス大通りの方を見ながら、携帯を片手にその姿を探す。]
(27) 2013/08/13(Tue) 01時頃
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[皇の血、そうでなくとも伊織の―――。]
―――――…いらん。
[魅惑的な言葉、即座に喰らい付いて啜ってしまいたいが。]
折角昨日あげたんが無駄になるやろ。 それにそんな柔やないわ、少し寝れば回復するし気にせんでええ。
[実際のところ消耗は激しい。 少なくとも一日寝たからと言って回復するとは思えない。 眩暈くらいは治まるだろうが。]
(28) 2013/08/13(Tue) 01時頃
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――――…血だけで止まる思えへんしな。
[ぽつり、と呟けば無理矢理に魅惑的な存在から目を逸した。]
(*0) 2013/08/13(Tue) 01時頃
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[一旦庫外に出て、電話を二件。 一件目は、しかるべき筋に、女性の死体がある事、現場にいた雪の妖は、自分がとりあえず身柄を預かる事、この件の報道は押さえてほしい事を告げた。程なく遺体を回収しに来る事だろう。 そしてもう一件。]
もしもし、勲ちゃんかい?夜遅くにすまないんだけど、冷凍車を今からいうところまで運転してきてほしいんだ。
────そう。今日の夕方に頼んだ件だよ。彼女がいたんだけど、弱ってるみたいなんで、勲ちゃんちの冷蔵庫で養生させたいんだ。
────ありがとう、よろしくね。
(29) 2013/08/13(Tue) 01時頃
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…………
[拒否されれば、口を噤み、目を伏せて。]
……そ、か。
[その言葉が真実とは思えない。 人の姿に戻り、ベッドの傍に膝を付いて見上げた。]
(30) 2013/08/13(Tue) 01時頃
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…………?
[呟きの意味がうまくつかめずに首を傾げる。]
俺に、何かできる事は?
[これなら、最初からあの女を撃ち殺しておけばよかった。]
(*1) 2013/08/13(Tue) 01時頃
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