76 ─いつか、薔薇の木の下で。
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[眠る後輩の乱れた服を出来得る限り整えて。 自らはシャツのボタンを留めるのもそこそこに、 伸びた枝先に触れた。
傷ついた枝葉の先、蕾を抱く葉を指先で撫で]
俺も、愛してるよ。 『お前』は、良い夢をくれるって分かったから。 もっと見せてほしい。 そして、咲いてくれ。これ以上ないくらいに。
[月光に照らされ咲き誇る薔薇は美しいだろうと思う。 穏やかな愛しさと酩酊を滲ませながら、しばらく薔薇を見ている。 眠る彼から、もう答えが与えられることはないのだろう。
ならば、誰が?**]
(6) 2013/03/29(Fri) 15時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/03/29(Fri) 15時頃
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ヤニクのこと? あぁ、薔薇はそんなことまで晒すんだ。
[触らないでいいといわれても 手は彼を離したりはせず]
お前がここに相応しいなんて思わない。 …ごめんな。痛かったと思う。
[自分が彼を抱いたことは知っている。 薄ぼんやりと戻る薔薇の記憶]
ロシェもエリアス先輩も。 皆、痛かった、かな。
(+10) 2013/03/29(Fri) 15時頃
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そうだよ。 僕は薔薇であって、薔薇でなくなった抜け殻。 ここで起こるだろうことを知って止めなかった。
[痛いには首を振って。]
いいや、とても幸せだった
(+11) 2013/03/29(Fri) 15時半頃
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痛いのは君じゃない?
好きでもない人を抱いて、操られて
(+12) 2013/03/29(Fri) 15時半頃
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可哀想なサイラス。
[掠れた声はあの時と同じ。]
(+13) 2013/03/29(Fri) 15時半頃
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…幸せ?本当に? 泣いていたのに。
[さっきの泣いていた子はまだその涙の後を留めるか
つと、手はその頬にすべり]
でも、痛くなかったならよかった。
(+14) 2013/03/29(Fri) 15時半頃
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俺は…痛かった、けど。 ブレンダや…エリアス先輩に比べれば。 痛くない。
[ヤニクを傷つけたくない、汚したくないとだけ願っていたのだから。
エゴの為に抱いた薔薇やエリアスに顔向けができないのは自分の方で
ヤニクが持っただろう痛みが、今はただ苦しい]
(+15) 2013/03/29(Fri) 15時半頃
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俺は、可哀想じゃないよ。
[傷つけた人たちを思えば]
(+16) 2013/03/29(Fri) 16時頃
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/* ん、今日本当に誰が捕まるの??
昨日の時点。 サイラス―エリアス ヤニク―ノックス ヴェス―オスカー
……。 三人で最初にお手付きになったのはエリアス先輩で。 ヤニクが途中で去ったら、オスカー先輩もあり得る。(交代で落ちているなら) エリアス先輩に二人の接触がなく、ヤニクが去らなければ、ノックスもあり得る?
…そしたらノックス、ヴェス薔薇もありうるじゃないですか…。(茫然)
(-2) 2013/03/29(Fri) 16時頃
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/* ……。
ヤニクさんがノックス捕まえるのは時間足りないんじゃないかな。(震えながら)
(-3) 2013/03/29(Fri) 16時半頃
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そう、優しいんだね。
[目を眩しげに細めて。 細い手首の先、指は、その髪を摘んだ。]
でも、その優しさは、 君の好きな人には残酷なんじゃないかな。
(+17) 2013/03/29(Fri) 20時頃
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……ヤニクには嫌われたかな。 仕方ないよ。どうすればいいのか、わからなさすぎた。
ずっと、甘えてただけだったから。
[髪に触れる手に目を閉じる。 泣きそうな顔はうつむくようにして彼には見せない]
だから、もう、いいんだ。
(+18) 2013/03/29(Fri) 20時頃
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嫌われたの? ああ、それは、
やっぱりサイラス、かわいそうに…。
[嫌われたと聞けば、やっと、髪を愛おしそうに撫でた。 枯葉色の眸は、澱んだままだけど、 俯く人の背も撫でて]
(+19) 2013/03/29(Fri) 20時半頃
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――――あ。
[穴が。 心に空虚な穴が、開いた。 それは薔薇を通じて、彼の眠りを察した故か。 そしてその空白に、待っていたと言わんばかり。 薔薇が一気に根を張った]
っは……
[黒薔薇が、咲くために欲する。 熱い、熱い吐息が、漏れ]
(*0) 2013/03/29(Fri) 20時半頃
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…………フフ。
[耳元で嗤うその声は、恐ろしく妖艶で。 ノックスの白い肌に唇を一つ、落とし]
ねえ、少し……疲れたから…… どこかの部屋で、休もう?
[クスクスと悪戯っぽく笑いながらしなだれかかり。 空いている部屋の一つへ、誘うだろう。 今は主のいないその部屋で。 ベッドまで手を引いて]
(7) 2013/03/29(Fri) 20時半頃
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/* 3日目の夜、人狼に変身した。 3日目の夜、サイラスを殺害した。
ぶわっ!!!(´;ω;`)
(-4) 2013/03/29(Fri) 20時半頃
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俺の薔薇、多分、ヤニクにいっちまったからさ。 俺が何をしてたか、気づくよ、きっと。
[好きで、大事で、汚したくなかったのに。 どうしていいかわからなくて。 だから、傷つけないようにと思った結果だ。
頼るだけで無知だった一匹の猫、自嘲は重い。]
…いいよ。他の人と幸せになってくれンならさ。
(+20) 2013/03/29(Fri) 20時半頃
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俺もブレンダを可哀想って思ったんだよ。同じ。
[肩も震わせず、ただぽつり、水滴がひとつだけ]
(+21) 2013/03/29(Fri) 20時半頃
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――……本当に、そう思うの?
[自嘲をこぼす人に、 乾燥した肌、皺を寄せて口元をあげ。]
本当に、そう思う? もし、それを知っても彼がいいって言ったら?
君はきっと、彼の元にいくよね。
(+22) 2013/03/29(Fri) 20時半頃
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僕のことで、泣いちゃ駄目だよ。 そう、僕は、もう、
これでいいんだ。
[心内、 サイラスは許されることを知っている。 そう、その触り心地のいい金糸が、 男らしい、骨格が、 空や、海の青さを連想させる眸が・・・・・・。]
君は愛されるよ。 大丈夫。君は許される。愛される。
保証するよ。
[羨ましさに。目を細めた。]
(+23) 2013/03/29(Fri) 21時頃
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ねえ……寂しいんです。 足りないんです。
[ベッドサイドに腰を下して。 潤んだ瞳がノックスを見つめる]
足りない、の…… だから。 ……埋めて?
[部屋の中には、既に眩暈がするほどの薔薇の臭気に満ちていた。 口元は弧を描き、赤い舌が唇を潤す。 抵抗されなければそのままベッドの中へと、誘い]
(8) 2013/03/29(Fri) 21時頃
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ねえ。頂戴。 私を埋めて。 私の空白を、貴方で。
[薔薇を通して知る彼の眠り。 心の空白に根を張った黒薔薇は、其処に大輪を咲かそうと栄養を欲する。 それは彼を求めるヤニクの心とも同調し、更に強く膨れ上がる]
[響く衣擦れの音。 薄暗い部屋の中、未だ情事の跡が色濃く残る肌が露にされていく]
…………来て。
[いつからか、その瞳に既に理性はなく。 欲望に溺れた色がノックスを見つめて。 心を埋める為。薔薇を咲かすための熱をひたすらに欲した]
(9) 2013/03/29(Fri) 21時頃
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[ブレンダの言葉に、僅か苦笑いを浮かべ。 彼をぎゅ、と抱き寄せた。
薔薇を愛せて幸せ、といったのは、嘘ではなかったから]
やさしいのはブレンダもだよ。 うん、ヤニクが許してくれるなら、許されたい。
…薔薇は。いつ咲くんだろう? 咲いたら、時間はまた元に戻るのか
(+24) 2013/03/29(Fri) 21時頃
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今回の薔薇はカラフルですね。
(-5) 2013/03/29(Fri) 21時頃
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[抱き寄せた腕に、困ったように。 目を伏せて、そっと、胸を押す。]
――・・・・・・君は許されるよ。 それは確かだけど・・・。
でも、本当に、ヤニク先輩…を大事に思っているなら。 僕をこうやって抱き寄せるのは、やめたほうがいい。
[押しても、自分の力では離せないけれど。]
きっと、 彼は、君にそれを望まないから…。
[それはわかるのだと。]
(+25) 2013/03/29(Fri) 21時頃
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[自分が渡した薔薇の残り香、 ぴくりとその感覚が微か伝わる。
ヤニクに根付いた薔薇が、色を求めてることを]
……。そうだ、ね。
[ブレンダを抱き寄せた手がゆるりと落ちる。 体はゆっくり離れて、力が抜けたようにへたれてしまう]
本当に…そう、だ。
[大事な人が誰かに触れる。 感じるのは嫉妬と悲しさ。 自分はなんてものを彼に味あわせてしまったのだろうと。
今は自分の罪深さを思いながら耐えるだけ]
(+26) 2013/03/29(Fri) 21時半頃
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…はい。
[熱に浮かされたまま、従順な人形のように頷き。 相手に手を引かれ、部屋の中へ。 招かれたそこが、誰の部屋かは理解していなかっただろう。
そして寝台の上に座る相手の言葉をじっと聞いていた。 ]
…埋め、る?
そうしたら貴方の心を救えるんですか?
[ゆるりと首を傾げ、ヤニクを見つめた。 誘われるように相手との距離を詰めるのは、薔薇の香りの所為か。]
(10) 2013/03/29(Fri) 21時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/03/29(Fri) 21時半頃
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[はだけられた服から覗く褐色の肌を眩しそうに見ながら、恐る恐る胸の近くに触れる。 手越しに伝わってくる鼓動に何処か安心している自分がいた。
もっと触れたい、という思いに突き動かされて、彼の身体に触れていく。 それは拙くぎこちない動きだっただろうが。]
―俺はこういうの、よく分からないから…どうしたらいいか、教えて?
[熱に浮かされた蒼い眼を相手に向けながら、緩く首を傾げてみせる。 −それは、まだ何も知らない者の素直な求め。]
(11) 2013/03/29(Fri) 21時半頃
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……。 いくら薔薇の傍ったって…寝冷えしないとも限らない、よな。
[しばらく呆然としていたが、 サイラスを横抱きに抱えて中庭を出た。 体裁にこだわる方ではないが、 息をしている様子を見降ろす方が安心できたから。
現実感の無い酩酊感の中に、時折虚しさがよぎる。 妙に日常じみた世話をこの期に及んで焼いてしまう自分がおかしい。
記憶の端にひっかかっている、ガラスの割れた音。 違うと良いと願ったが、それは 都合のよすぎる願いなのだろう。
起きないことは分かっていても、 起こさないようにゆっくりと。 一歩一歩足音を響かせて、彼の部屋を目指し廊下を歩いた]
(12) 2013/03/29(Fri) 21時半頃
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んっ……いいよ。 私が、全部。教えてあげる。
[薄く、微笑む。 その表情に普段の面影は残っていない。 まるで同じ顔をした別人のようで]
ねえ……キス、して。
[軽く引き寄せて、首の後ろに手を回し。 まるで恋人にするように甘く強請る。 一度唇が触れ合えば、魂までも貪るかのように 深く捕らえて離さない]
(13) 2013/03/29(Fri) 22時頃
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