57 吸血鬼の決闘代理人
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他に、手がない…
[人のことを構っている場合じゃない、と言う男へ、 床に膝をついたまま、視線だけを向ける。]
……あれは、私にも どうにも、できない。
だから …、ただ、死にたいというので なければ、 私に、 協力、を …して ほしい。
[なにかに耐えるよう、声を途切れさせながら、 囁くほどの声で言う。]
(*1) 2012/08/24(Fri) 00時半頃
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[矜持をかきたてて拒む明之の声が闇の向うから届けば甘く答えを返す。]
ああ、 いずれおまえにも奉仕させてやろう。
だが、 今はわたしの命じたとおりにするがいい。
それとも、ドナルドの前でいってしまいたいのか? ドナルドの「眼」もそこに入れてやろうか?
(-14) 2012/08/24(Fri) 00時半頃
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/* そうだ、襲撃されててもオスカー狼で上に残ったままなんだ。忘れてた忘れてた。
(-15) 2012/08/24(Fri) 00時半頃
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― 闘技場 ―
[勝負が決まった瞬間座り込んだピッパを無言で見下ろしながら、刃を下げた。 何故だか勝利の喜びは湧いてこない。 短剣を鞘に納めるのも忘れたまま、呆然とピッパの方を見ていた]
(4) 2012/08/24(Fri) 00時半頃
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[気を取り直したのは、ウィステリア卿>>2に声を掛けられた時]
あ………… 本当、です、か……?
[その表情には驚きと戸惑い、そして何より喜びが混じって、ぱっと明るくなる。 手招きに応じて貴賓席へ上り、相手に言われるがまま身を委ねた]
(5) 2012/08/24(Fri) 00時半頃
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/* いろいろしたいんだけれども、頭が回ってないなう。
(-16) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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・・・・終わった。か。
[そうとだけ呟く。最後は呆気ないな、とは思ったけれど。隣のヤニクを目にして、さすがにそれ以上の言葉は出なかった。彼女がヤニクの言葉に気を取られたのは明白だけれど。 所長が何か機微がどうとか言っていた気もするが、あまりよく聞き取れてはいない。
自分もまた、気がついたら終わっていたという感じだった。耳に残る微かな声に、頭に疑問符を浮かべる。試合の終わった会場、消えたオスカー。どこかへ行くのだろうピッパ。]
(6) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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― 闘技場 ―
[『勝負あり』との声が響くのと同じ頃、 どこからか黒猫がするりと闘技場へと入り込む。
闘技場の中央でへたり込んでいるピッパに毛皮をすり寄せ、 暫くはその場に留まっていた。]
(7) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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/* はやくどっかにいきたいです
(-17) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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[少しずつ薄れていく痛みに、まともな思考が戻って来る。 赤いこの部屋も、 この黒い貴族の色で薄くなっている気がして目が離せない]
……そっちも厄介そうなのに絡まれてる…みたいだな…。
助けられた…んだろうから…。 それ位の借りは返す。
[気紛れでも仕方なしでも、 借りは借りだ、とはっきりと告げた]
(+6) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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/* ねこぉぉぉおおおお!!!
すりすりされたよぉ かわいいよぉ
(-18) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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おいで。
[戦いに血の熱くなった少女を腕に抱き取る。
一陣の黒風が舞った後、もはやそこに二人の姿はない。]
(8) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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おまえが踏み込もうとしている場所は、「生者」には許されぬ場所。 わたしの血を受け入れる覚悟はあるか? さすればおまえは「認められし者」となる。
[自らの血を瑪瑙の盃に注いで、オスカーに勧めた。]
(*2) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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/* かっこいいなぁ。 俺も杯受けたかったが、 血とか赤とかに負感情があるから無理だな。 それを乗り越えるロールも美味しいか。
なにはともあれオスカーおめでとう!
(-19) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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猫さん……
[負けたという状況を受け入れて すり寄る猫のなめらかなその身体をひとなでした。
やがて連れて行かれそうになっても 抵抗はしない。]
(+7) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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ことわ る…!
[甘く示唆する声にも、拒絶を突き返す。]
どちらも、だ…っ。
私が、あなたの命令を、聞く いわれなど、ない っ…!
(-20) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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[血の盃を前に、しばし沈黙する。 人間をやめる覚悟はあるか、と問われたのだ。 未知の世界に対する恐れはある、けれど]
僕は。 どんなことでも受け入れるって、決めていました。
[髪を切ったとき。養成所へ踏み込んだとき。消えぬ傷をつくったとき。 その度に幾つもの覚悟を重ねてきていた]
だから、今更引き返しは、しない。
[瑪瑙を両手で持ち上げて、中身をゆっくりと喉に流し込む]
(*3) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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…くそっ。
[やがて、短く吐き捨てて男は立ち上がる。 闘技場から足早に立ち去る男の面から、一切の笑みが、消えていた**]
(9) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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― 闘技場 ―
[都の"地下"へと影が敗者を連れて行く。 その時になっても、黒猫は女の足にまとわりついていた。
柔らかな毛皮を通じて、声が届く。]
これからも、私に力を貸す気はあるか?
[黒猫から響くのは、間違いなく明之の声]
(*4) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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/* でもラ神上手いよな。 これで一勝一敗のタイ。ラストも面白そう。
(-21) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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[黒猫から 声が聞こえる]
選択の余地なんてないでしょ それ。
[それが、その問いかけに対する答え。]
(+8) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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/*
これからも、私に力を貸す気はあるか?
ニア はい YES
(-22) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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/* はいかYESで答えろという問いと見た!
(-23) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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[オスカーの答えを、盃を干す様を見守る。]
よい子だ。
最初は少し寒けがするかもしれないが、心配はいらない。 血を飲めばすべておさまる。
おまえの食い初めの餌は先ほどの女がいいか?
痛めつければ、血も声ももっと甘くなろうよ。 [残忍さもまた血に混ぜて伝える。]
(*5) 2012/08/24(Fri) 01時半頃
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[オスカーの消えた先も気にはなるが、うかがい知れぬ事。やがて、いつになく神妙な様子で立ち去ったヤニクを見て、自分も水筒の蓋を締めて立ちあがる]
それでは所長、そろそろ私も失礼します。 ご指導、ありがとうございました。
[気軽そうに手を振ってくる金髪の女にはじっとりとした目を向けて舌打ち一つ。そのまま自分の修練に向かうため、会場を後にする**]
(10) 2012/08/24(Fri) 01時半頃
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それと、おまえはもう「オスカー」である必要はない。
我らは血の眷属となったのだ、 おまえ自身の名を呼ばせておくれ。
[彼女が受け入れるなら、黒い総レースのドレスを見立ててやろうと思う。 その前に花を浮かべた風呂へ案内しよう。
今は「兄」の行方を聞いても答えず、生まれたての吸血鬼である少女を屋敷へと導いた。**]
(*6) 2012/08/24(Fri) 01時半頃
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強情なことだ。 そこがまたそそる。
[闇を震わせる切れ切れの思念を撫でるよう指を動かす。]
わたしに頼るしかないとここへ訪れたというのに、忘れたのかな?
[明之の裡で、珠はトロトロと蜜を吐き出しはじめる。 意思を霞ませ、肉を蕩かす甘美な毒を。]
(-24) 2012/08/24(Fri) 01時半頃
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― 闘技場から地下へ ―
この場で命を絶つという選択肢ならある。
[ピッパの答えに、ぐるぐる、と黒猫は喉を鳴らし、 影たちに向かって、なにごとかを鳴く。]
(*7) 2012/08/24(Fri) 01時半頃
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この先に、先日敗れた男がいる。 少し、彼と話をしておくがいい。
後の指示は、追ってする。
[言うだけを言うと、黒猫はするりと姿を消し、 影たちはそのまま、ピッパを連れて"赤の部屋"へと向かった。]
(*8) 2012/08/24(Fri) 01時半頃
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うっ……
[ウィステリア卿>>*5の言う通り、酷い寒気がした。 体中の血が、異物と入れ替えられていくような感覚]
血を……。 そうか、吸血鬼に、なったのでしたね。
[最初の餌に、と勧められたのは、つい先程まで死合っていた相手。 彼女を痛めつけることを思うと、奇妙な悦びが胸の内に湧き上がった。 しかし、自身の中のまだ人間の部分が、頷くことをよしとしなかった]
……考えて、おきます。
[その場はそう答えるだけに留めた]
(*9) 2012/08/24(Fri) 01時半頃
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